当方の大好きな小説、森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』の文庫本が発売された。
本屋で眺めてみたところ、解説を羽海野チカが描いていた。「書いていた」じゃなくて「描いていた」。
羽海野チカが、同書の見所をイラストで描きあげていた。可愛かった。
特に、緋鯉のぬいぐるみを背負って、二足歩行ロボットのステップの図。
#・・・があったと思う、確か。
家に単行本は持っているのだが、この解説(正しくは「解説にかえて」だっけな?)のためだけに、文庫買ってもいいかもと思っていたり、いなかったり。
当方の大好きな小説、森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』の文庫本が発売された。
本屋で眺めてみたところ、解説を羽海野チカが描いていた。「書いていた」じゃなくて「描いていた」。
羽海野チカが、同書の見所をイラストで描きあげていた。可愛かった。
特に、緋鯉のぬいぐるみを背負って、二足歩行ロボットのステップの図。
#・・・があったと思う、確か。
家に単行本は持っているのだが、この解説(正しくは「解説にかえて」だっけな?)のためだけに、文庫買ってもいいかもと思っていたり、いなかったり。
吉田戦車がいろんな所に書いたイラスト付きエッセイをまとめたもの。
多くが1990年代初期に書かれたものだ。
1993年に『月刊アスキーコミック』に連載されていたらしい、「ニューボンボン」というタイトルの連載エッセイとかが収録されている。
よく考えれば今から15年前の話だ。今の高校生たちはまだ物心の付いていない時分だ。
ていうか、僕ですら記憶があいまいになりつつある時代のことだ。
吉田戦車が熱中しているゲームが「真・女神転生」だの「ウィザードリィV」だのと書かれている。そして、「ファイナルファンタジーV」がもうすぐ出るとか言われてる。僕にはもう、FFV がどんなストーリーだったのか、果たして自分でプレイしたのかどうかすら記憶に自信ががなくなってくる。
その他、サッカー日本代表の北澤を空港のトイレで見たとか、皇太子がもうすぐ結婚するとか、今となってはかなり懐かしい話のオンパレード。
しかし、意外とビックリなことも。
ほとんど誰からも省みられていないことを知っているが、昨年の12月に「2007年度 alm-ore お薦め本ベスト10」という記事を書いた。
そこで、3位に取り上げている『獄窓記』(山本譲司)が文庫になって販売されているのを本屋の棚を眺めていて知った。
文庫化に当たっての著者のあとがきと、精神医学者のなんとかさんの解説が付いたようだ。
なお、前回の紹介文はこんな感じ。
元衆議院議員の著者は、秘書給与の不正利用によって起訴され実刑判決を受ける。つまり、刑務所に入れられた。
腹黒い政治家なら、自分の罪の弁解するために本を書いたりテレビに出たり、講演会をしたりするかもしれない。しかし、山本氏は自分の罪を潔く認め、しっかり反省の弁を述べている。実際、釈放後も選挙に出るでもなく、政治生命を自ら絶っている。そういう意味で、本書は色眼鏡で見る必要は一切無い。
しかし、本書は単なる懺悔書に終わっているわけではない。彼は刑務所の中で障害者ばかりが収容されている部署の担当を任される。その中で、「シャバではどこにも雇ってもらえない。刑務所でしか生活できない」と訴える人々の存在を知ることになる。この経験を元に、彼は福祉政策のためのボランティアとなっていく。
両方ハードカバーで重たいが、ぜひ続編の「累犯障害者」とセットで読みたい。
ハードカバーなのがネックだったのだが、今回の文庫化で安くなったし、持ち運びもラクチンになったのでますますお勧めです。
威張って言うほどのことではないが、当方は美人に弱い。
“美人に弱い”と言っても、「ねぇ、あれ買ってぇ~」と言われたらホイホイ金銭を貢ぐとか、妖艶な微笑を向けられたら耳の天辺まで真っ赤になってうつむいてしまうとか、そういう類の弱さではなくて。
美人にのぼせ上がるという類の弱さではなくて。
寒さに弱いとか、魚の光物に弱いとか、数字に弱いとか、そういう類の弱さ。
美人を、生理的に受け付けない弱さの方。
そんなわけで、山瀬まみとかが大好きなのだが。
文庫版の上中下巻を合わせて 900ページ強の長編小説。
谷崎潤一郎といえばエロ・マゾ・フェチ(特に足)である意味有名だし、本作の主題は大阪・神戸の上流階級の美人四姉妹とのことなので、以前からドキドキするやら、ヨダレが出るやら、鼻の下が伸びるやらで、ものすごく気になっていた作品。
しかし、その分量の多さに尻込みしていたのである。
先日、とあるキャンペーンで amazon ギフト券 1,000円分を入手し、使い道を思案していたところ、ふと思い出してポチッとクリック x3 で上中下巻セットで購入。
手元に揃えてしまえば、いくら分厚くても、イヤイヤながらでも読むだろうと思って。ほとんど労なく手に入れたギフト券なので、まぁ読まずにほったらかしてもあんまり惜しくないだろうと思って。
#あと、文庫版の表紙がきれいなのもポイント。
昨夜、新横浜に出没していたのは、今日、神奈川県某所で行われる研修に参加するためだったり。
こんなこと言っては失礼だが、「人生設計考えましょう」という趣旨のかったるい内容。