エッセイ・イントロクイズ

ふと
「あれはいつだっけ?」
と、当ブログの過去ログをあたったら、2009年7月末のことだった。

ちょうど2年前、小説イントロクイズというお遊びをやった。
小説のイントロ部分を抜書きして、みんなに当ててもらおうというお遊びだ。

2年ぶりに第2弾を行ってみよう。
今回は、僕の本棚から、適当にエッセイを15冊選んできた。その冒頭部分を抜き出したものを以下に列挙するので、著者名と書名を当ててもらいたい。答案はコメント欄に書いてください。適宜、当否をお返事します。締切は特に無し。

なお、引用の分量は任意です。
小説版に比べて難易度は高いかもしれません。

続きを読む

『なめこインサマー』吉田戦車

吉田戦車がいろんな所に書いたイラスト付きエッセイをまとめたもの。
多くが1990年代初期に書かれたものだ。

1993年に『月刊アスキーコミック』に連載されていたらしい、「ニューボンボン」というタイトルの連載エッセイとかが収録されている。

よく考えれば今から15年前の話だ。今の高校生たちはまだ物心の付いていない時分だ。
ていうか、僕ですら記憶があいまいになりつつある時代のことだ。
吉田戦車が熱中しているゲームが「真・女神転生」だの「ウィザードリィV」だのと書かれている。そして、「ファイナルファンタジーV」がもうすぐ出るとか言われてる。僕にはもう、FFV がどんなストーリーだったのか、果たして自分でプレイしたのかどうかすら記憶に自信ががなくなってくる。
その他、サッカー日本代表の北澤を空港のトイレで見たとか、皇太子がもうすぐ結婚するとか、今となってはかなり懐かしい話のオンパレード。

しかし、意外とビックリなことも。

続きを読む

『私は好奇心の強いゴッドファーザー』原田宗典

『私は好奇心の強いゴッドファーザー』は、原田宗典の映画にまつわるエッセイ集。
本書の中で紹介されている映画作品は、文末にあざとく amazon アフィリエイトのリンクを貼っておく。そちらを参照しつつ、興味があれば購入していただければと邪念を抱いている。

ていうか、リストにして分かったのだが、本書に紹介されている映画を僕は1本たりとも見ていない。
「私は好奇心の強い女」だの「自由の幻想」だの、(少なくとも僕は)ほとんどその名を見かけないような映画は仕方ないとしても、「エイリアン」だの「007/ロシアより愛をこめて」だの「ゴッドファーザー」だの、超有名映画まで見ていない自分をかなり恥じる。
見ていないどころか、あらすじも知らないことに気づき、自分の文化レベルの低さに辟易してしまう。

少しでも知識を吸収しようと、本書を熟読し、各映画について勉強しようと思った。
しかし、徒労に終わった。

続きを読む

『休みの国』中島らも

今朝、amazonのお勧め商品を見ていたら、中島らもの『休みの国』が出ていた。
日めくり暦を模した真っ赤な表紙が妙にまぶしかった。

夕方、ふらっと本屋に入って、『休みの国』を探して、買った。

この本は、年に500日以上もあるという「○○の日」からいくつかピックアップして、中島らもがおもしろおかしくツッコミを入れるエッセイだ。
今数えてみたところ、53日が取り上げられている。
要するに、週刊誌かなにかの連載で、1年間続いたってことか。

続きを読む

小泉今日子の半径100m

威張って言うほどのことではないが、当方は美人に弱い。

“美人に弱い”と言っても、「ねぇ、あれ買ってぇ~」と言われたらホイホイ金銭を貢ぐとか、妖艶な微笑を向けられたら耳の天辺まで真っ赤になってうつむいてしまうとか、そういう類の弱さではなくて。
美人にのぼせ上がるという類の弱さではなくて。

寒さに弱いとか、魚の光物に弱いとか、数字に弱いとか、そういう類の弱さ。
美人を、生理的に受け付けない弱さの方。

そんなわけで、山瀬まみとかが大好きなのだが。

続きを読む

鴨志田穣の2冊: 「日本はじっこ自滅旅」「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」

自分でもまったく行動が短絡的だとは思うのだが、鴨志田穣氏の訃報を知り、即座に彼の著書を買ってみた。
Amazon で2冊注文してゲット。
ちょっと名古屋まで行く用事があったので、両方携えて電車の中で読んでたら、ものすごくちょうどよく読了。
どれくらいちょうどよいかというと、帰りのバスで、当方の降りるバス停の1つ前で読み終わるくらいのちょうどよさ。

読んだのは「日本はじっこ自滅旅」と「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の2冊。

続きを読む

鴨志田穣が死去

「また新たに癌が見つかりました。正確に言うと悪性肉腫です。もっと詳しく病名を申しますと、平滑筋肉腫と申しまして、こいつは転移と大きくなるのが非常に速いのが特徴で、やっかいなんです。手の施しようがありません、持って寿命は、ひと月から年内というところでしょうか。残念ですが」
「はあ、持って五ヶ月の寿命か。ちょっと短すぎるなあ」

カモのがんばらないぞ』より

このように宣告を受けたのが、昨年の5月らしい。
それから1年弱、本日午前5時ころ亡くなったそうだ (共同通信の報道)。

元(?)妻の漫画家西原理恵子のサイトトップでも死亡が伝えられているほか、今月のりえぞうコーナーでは喪中のためしばらく仕事を休むと宣言されている。

続きを読む

Yodobashi アキバで、みうらじゅんで、敗戦処理の気分

いろいろあって、東京・神田に泊ってる。
サンホテル神田は、建物は古っぽいけれど、客室は清潔に手入れされてる。
しかし、メチャメチャ狭い。そしてビジネスホテルに対して忍耐力のある当方であっても、ちょっと狭くて悲しい。
テーブルとベッドの間が50cmくらいしかない。まっすぐに座ってパソコンが開けない。ちょっと斜めに座ってる。腰が痛い。
負けた。

続きを読む

山瀬まみのおウチが好き。毎日が好き。

2006年3月7日に山瀬まみ著「山瀬まみのおウチが好き。毎日が好き。」が発売になります。

山瀬本としては、2003年の「まみ&マロンたれとソースの本」以来3年ぶりとなります。

本書の情報は今のところ少ないのですが、雑誌ESSEに連載していたエッセイをまとめたもののようです。
山瀬エッセイとしては、1990年の「安売り王女さま」以来16年ぶりの単行本でしょうか。

その他、3月26日に横浜で、4月9日には京都でトークイベントもあるそうです。

※「山瀬まみのハッピートーク」イベント

3月26日(日)14:00~
横浜ランドマークプラザ1Fガーデンスクエア
問い合わせ コンジェペイエ横浜ランドマーク店
045-222-5236

4月9日(日)13:00~と15:00~
京都四条河原町阪急4Fカフェスペース
問い合わせ コンジェペイエ四条河原町阪急店
075-223-8722

(「徹子の部屋」出演者情報2006年3月3日より)

京都行くしかないよね!
2回とも見るしかないよね!
この日は、たとえ女の子からデート(デート?デートなのか!?)に誘われたとしても、
黙れ、ブスがぁ。今日は、山瀬様の神聖なる日なんだよ、ボケがぁ!
と、口汚く悪態をつく予定です。

引用の出典にも書きましたが、2006年3月3日の桃の節句には「徹子の部屋」への出演も決まっています。
#しかし、トークイベントの案内がTV番組のホームページに載ってるっていったい・・・。

何はともあれ、山瀬ファンの当方にとっては、世間より早めに山瀬色の春が来ちゃった様子です。
ありがとう。