杉本恭子『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』

著者の杉本恭子は1990年代に同志社大学で学生時代を過ごしたそうだ。事前知識がほとんど無いまま『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』を手にとり、前書き冒頭でその事実を知らされて肩透かしを食らった気分だった。
入学したことのない部外者が京大の文化について語るのかよ、と。

しかし、そこで投げ出さずに読み進めると、その絶妙な距離感の妙味がすぐに分かった。
外野の立場だからこそ、懐古趣味に陥ることなく、冷静で客観的に京大の文化を記述することに成功していると思われる。関係者(ただし、学生/卒業生側に偏っていて、教員/執行部側は少ない)や資料への丹念な取材が行われていて、独りよがりな思い出話に終始しないところが素晴らしい。

また、京大に閉じた文化論ではないところもよい。より大きな社会・文化全体に翻弄されたり、逆に牽引していく京大の姿が俯瞰的に描かれていて、僕たちが生きている世界について深く考える契機を与えてくれる。
たとえば、今日の京大文化の語り手の一人といえば森見登美彦(本書には彼へのインタビュー記事も掲載されている)と言えるわけだが、振り返ってみれば、彼の小説で描かれる”アホな京大”は社会とは隔絶された一つの別世界にしか見えない(まぁ、それが彼のファンタジー小説の持ち味だけれど)。一方、本書の”アホな京大”は、社会との接点がどのように維持され、また変化してきたのかということが丹念に説明されている。森見的京大しか知らなかった僕には目からウロコだった。
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マスカットパンチラ

本日、10月2日は当方の最愛の山瀬まみさんのお誕生日です。おめでとうございます。

先週、レギュラーの生放送ラジオ番組『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』が終わってしまいました。毎週金曜日の放送で、2016年4月放送開始でした。その間、10月2日が金曜日にあたることはありませんでした。今年は誕生日が金曜なので何かあるかと数ヶ月前から楽しみにしていたのですが、その1週間前に終わってしまうとは。無念です。

それはさておき。
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愛の渦→恋の渦→身体を売ったらサヨウナラ

■『愛の渦』

偶然、『Amazon Prime Videoで無料で観られるおすすめ映画リスト~独断と偏見による32選』(盛り場放浪記)というブログ記事を見つけた。僕の大好きな映画がいくつも出ていて(『天国と地獄』とか『探偵はBARにいる』の1作目とか)、この人は信用できるな、と思った。

そんな中、

123分中100分くらい全員裸。映画的に優れているわけではないけれど、門脇麦の脱ぎっぷりが素敵なので、観といて損はない。

と紹介されていたのが、三浦大輔原作・脚本・監督の『愛の渦』(2014)。
NHK『麒麟がくる』でヒロインをやってる門脇麦がどういう事になってんの!?」って思って、そりゃ見たくなるよね。

見て思ったことは、

  • 乱交パーティに集まった男女の1夜だけの交流。
  • 門脇麦の脱ぎっぷりが素敵だった。もう平常心で『麒麟がくる』を見れない。
  • 「100分くらい全員裸」というのは語弊があって、実際にはタオルを巻いてるシーンがほとんど。いや、問題ないけど。
  • 乱交パーティの終わる午前5時からがクライマックス。オチがどうなるのかずっとドキドキした。
  • 季節は冬なのに、日の出早すぎじゃん。まぁいいけど。

って感じでしょうか。いや、面白かった。

セックスがテーマだし、ましてやほぼ行きずりの乱交だし、口汚く罵ったりするので、まっとうな貞操観をお持ちの方は眉をひそめる映画ではありますが、観といて損はないかもしれません。

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映画『食べる女』を見た

ポビドンヨードを含んだうがい薬がなんだかんだで、ドラッグストアに走った人々や、どこぞの首長に失笑を送る人々で世間が騒がしい中、現実を見たくない当方がアマゾンプライムビデオで映画『食べる女』(2018)を見ましたよ。

8人の女が出てきて、どの女も孤独で痛々しくて人生に悩んでいる。女同士で傷をなめあって、最終的にちょっとだけ前に進むって感じの内容でしょうか。時々、添え物のように、これまた痛い男も出てきます。
象徴的なのは、小泉今日子姐さんの
「人ってねぇ、美味しいご飯食べてる時と愛しいセックスしてる時が一番こう、暴力とか差別とか争いごとから遠くなるんだって。・・・でもほら、セックスの方はさ、相手がいないとできないけれど、ご飯ならいつでもできるでしょ。」
というセリフでしょうか。
僕は嫌いじゃない映画です。
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シアターコクーンライブ配信『プレイタイム』を見た

当方の大好きな女優さんであるところの黒木華さんが出演する劇がネット配信されるとのことなので見た。
有料2,500円で専用URLでストリーミングされるという形式。70分程度のコンテンツだった。

内容は、岸田國士の『恋愛恐怖病』が原作とのことである(青空文庫に収録されている)。本人たちは、「恋愛感情抜きの友人」と自分たちの関係を定義しているのだけれど、恋愛感情が芽生えつつあることを互いに自覚し、けれども一線を超えるわけにはいかないと思ってグダグダとやり取りするというお話。わかる。
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俺のストラト


梅田行きの電車乗って
紀伊国屋はスルーしって
梅田行きの電車乗って
三番街から茶屋町
(ちょっときれいになりましたよね)
(そやねー)

梅田行きの電車乗って
(アベック少ない)
イシバシでレッド or グレー
(アベック少ない)
梅田行きの電車乗って
(アベック少ない)
やっぱギターはそんなこんなで
(ええなー)

マスク、マスク、マスク、マスク

今日は会社に出勤する日だったわけで。業務命令で、出社時にはマスク(自前)着用が義務付けられている。
通勤途中で、いつものコンビニ立ち寄った。なんだか今日は妙に清々しい気がする。
マスクを付けるのを忘れて家を出てきてしまったようだ。息がしやすいはずだ。
家にマスクのストックは40枚以上ある。取りに帰るとすると、車で3分。でもめんどくさい。
コンビニの棚を見ると、50枚入り2,500円(税別)のマスクが2箱だけ売られていた。家に戻るのもめんどくさいし、買ってしまった。
とりあえず会社にストックしておいて、誰かが欲しがったら分けてあげることにしよう。
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半径5kmのテレワークバンド・HANAO’S

ちょうど半年前、僕の通っている音楽教室の発表会でチャットモンチーの『シャングリラ』を演奏させてもらったわけだけれど(その時のレポートはこちら)。

先日からテレワークバンドのマイブームに巻き込まれている当方なわけだが(お誘い記事)、先の発表会のメンバーをテレワーク的に招集して、再度『シャングリラ』にチャレンジしてみました。

バンド名は HANAO’S。かわいくね?

ということで、みなさんテレワークバンドやりましょう。楽しい。

テレワークバンドやろうぜ

新型コロナの影響で仕事もレジャーも日常生活もままならない今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
当方は、相変わらず趣味のギターに没頭しています。家の中でできるアクティビティなので外出制限の影響は比較的少ないかもしれません。
しかし、一人で黙々と練習していると、やっぱり少し鬱々してくる。
そこで、仲間たちと「テレワークバンド」を結成しました。全員在宅のまま、各パートの録音録画を行ってミュージックビデオを作るという遊びです。
これがなかなか楽しい。趣味の幅が広がりました。同好の士も増えればもっと楽しいに違いない。
本ブログエントリーは、テレワークバンドへの勧誘を目的としています。


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『エール』まとめ記事断念

今日の放送も見たのですが、どうも面白く感じられませんでした。
3日坊主で残念ではありますが、『エール』のまとめ記事は断念して終了します。

ヒロインが二階堂ふみさんに代わったら、僕も楽しめるのだろうけれど、そこまで堪えきれませんでした。情けないことです。

次は、秋に杉咲花さん主演の『おちょやん』で会いましょう。
ご清聴ありがとうございました。