『パルプ・フィクション』を観た

連休だし、Chromecast with Google TVも買ったし、ということで何か名作映画でも観ようかと。

『パルプ・フィクション』はタイトルとジャケット写真だけ知ってるみたいな状態で。写っている女性がユマ・サーマンであることもよく知らなかったし、ていうかユマ・サーマン自体よく知らなくて。『キル・ビル』はずっと前に観たはずだけれど、栗山千明様くらいしか覚えてなくて(あと、布袋寅泰のテーマ曲)。本作のジャケット写真と『キル・ビル』の主人公が同じ俳優だとはいまいちわかってなかった。どちらも監督がクエンティン・タランティーノであり、彼が本作で名を挙げたらしいということまではかろうじて知っていたけれど。
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『25th Anniversary Best Album』10周年記念日

本日は4月20日である。この日は私にとって重要な日である。
1998年のこの日、日本酒(真澄)を買ってきて、しこたま飲んだのである。どうやって飲んだかはどうでもいい。誰と飲んだかが問題である。
たいへん良い思い出であり、とても悪い思い出でもある。

そして、2011年のこの日、当方の最愛の山瀬まみ様の25周年ベストアルバム『25th Anniversary Best Album』が発売になった。
当時、Youtube にアップされていた本人の宣伝文句によれば
「隠れた名曲、隠れすぎた名曲などがたくさん入っています」
というものである。
僕にとっては、その全てが隠しても隠しきれない魅力に溢れているわけだけれど、本人がそう言うならそうなのだろう。
付録DVDには、アイドル時代のミュージックビデオや、「山瀬ロック化計画」時代のライブ映像などが収録されていて、ファン必携である。

ファンじゃない人は、中古CDショップに行けば「や」の欄にたいてい1枚くらいはひっそりと売られているのでぜひ。
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恋は早い者勝ち 愛は注いだ者勝ち

さっき、ちょっと思うところがあってgoogle検索に「恋」と打ち込んだところ、予想検索で「恋は早い者勝ち 愛は注いだ者勝ち」と出てきたわけです。
初出がどこなのか結局よくわからなかったけれど、なんとなくこのフレーズが気に入ってしまったわけです。
いい歳したオッサンなのに。
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山瀬35周年

本日は3月21日である。この日は私にとって特別な日である。そう、当方の最愛の山瀬まみのデビュー記念日なのである。おめでとうございます。
そして、今年は2021年である。この年もまた特別な年である。そう、山瀬まみのベストCDアルバム山瀬まみ-25th Anniversary Best Album-が発売されてから10年目の節目なのである。付属のDVDに収録された映像がアツい。

以上、ふたつの事実を統合すれば、今日は当方の最愛の山瀬まみのデビュー35周年記念日なのである。こんなにめでたいことは、向こう5年は巡ってこないだろうと思う。
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山瀬まみ作詞曲について書きたいことを書く記事

今月、各社音楽サブスクリプションサービスで、我が最愛の山瀬まみの伝説のプロジェクト「山瀬ロック化計画」の2枚のアルバム『親指姫』と『親指姫ふたたび・・・』の配信が開始された。
両アルバムには、山瀬作詞の楽曲が3つずつあるので、それについて書きたいことを書いていく所存。
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「日経平均が4万円を越えたら結婚するんだ」(2021)

今日の日経平均株価の終値は30,084.15円で、NHKの報道によれば3万円を超えるのは1990年8月以来、30年6か月ぶりだそうだ(株価 終値でも3万円超え 30年6か月ぶりの高値; NHK)。

これで思い出したのは、2009年6月に書いた当blogの記事『「日経平均が4万円を越えたら結婚するんだ」(死亡フラグ)』。
その記事の中では、1949年から2009年までの12月31日の日経平均株価の終値(2009年のみ記事を書いた日)をプロットし、Excelで計算した回帰曲線を描いた。
当時の回帰式で計算したところ、日経平均株価が4万円を越えるのは2050年ころと予測された。その時、僕は76歳。がっかりしたもんだ。
当時がっかりしたし、今になって、やっぱり結婚してないことに再度がっかりした。

気を取り直して、今日の3万円越えのデータを使って、再び僕の婚期を予想してみよう。
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成人式の時期になると思い出すこと2021

当ブログで『毎年成人式の時期になると思い出すこと』という記事を書いたのは2014年1月である。
そこでは、2001年1月に山岸俊男氏が産経新聞に寄稿したエッセイを紹介した。彼のエッセイからちょうど20年になるわけだ。その頃に生まれた人々が今年の成人式の対象になるのだなあ。

山岸氏のエッセイのタイトルは『独立心を育まない社会 米国から見た「成人式」』であり、骨子は「オトナたちが準備した式典に新成人たちをおとなしく参加させるのが当然とされている。表向きは成人だと持て囃しながら、実際には彼らを半人前扱いしていることにほかならない。このままでは熾烈な国際競争の中で日本が凋落していくのではないか」ということだ。

今日エッセイを読み返してみて、確かに今の日本は、国際社会の中での地位が低下の一途だなぁと思ったわけで。その原因を成人式のあり方(若年層を半人前扱いすること)だけに求めるのは誤りに違いないとは思うけれど、あながち的外れでもないような気もする。
このエッセイからの20年で、日本の選挙権年齢が18歳に引き下がられたという変化はあったけれど、それで若年層の意識はどう変化したんでしょうね、社会はいい方向に向かうようになったんでしょうかね。

さっき、NHKで「全国の成人式の模様」というニュースを見たのだけれど。
折からのCOVID-19の感染拡大に伴って、今年は大きくやり方を変えた自治体が多いそうで。特に僕の目についたのは、ドライブスルー方式で記念品だけ受け取る方式や、広大な敷地に車で乗り付けて社内から式典に参加するというもの(それぞれどこの自治体だったかは忘れた)。そうすることで人々の密集を避けることができるのだという。悪くない。
悪くないんだけれど、先の山岸氏のエッセイに照らすと、そのアイディアがオトナから出てきたのか、新成人から出てきたものなのかは解説されなかった。まぁ、たぶん「オトナから」だと思うんだけれど。

そしてそのニュースを見ていて一番驚いたのは、映像に写っている多くの新成人が親と一緒に参加しているらしかったこと。20歳では免許や自分用の車を所持しているとは限らないので、家族に連れてきてもらうことは仕方ないことだとは思う。わかる。わかるし、家族の仲が良いことは羨ましんだけれど、親同伴の成人ってのもいかがなもんかねぇと思わないでもない。まだ半人前かよ、と。親が子離れできないのか、その逆なのかはわからないけれど。

僕は小学生の頃から親に授業参観にすら来てほしくなかったタイプだし、実家にはほとんど寄り付かないし、電話かかってきてもすげぇ塩対応だし、幼馴染からは「永遠の反抗期」と呼ばれるほどであるし、自分に子もないので、今日の親子関係のことはよくわかりませんが。
よくわからないけれど、情けねぇなぁと。

「情けねぇなぁ」まで言ってしまったけれど、そこでなんとか踏みとどまった。
そこから先の「なら、俺が鍛え直してやる」に行ったらダメだ。それは新成人を半人前扱いしているオトナと一緒じゃん、成人式を自分の好きなようにお膳立てするオトナと一緒じゃん。

新成人をどうこう言う前に、オトナとしての自分の身の振り方をきちんとしようと思った次第でございます。

映画『私をくいとめて』を見た

去年の1月5日、僕は橋本愛さんの夢を見た。それからというもの、橋本愛さんのことが気になって仕方がない。
一方、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』に激ハマりし、当ブログでまとめ記事を完走して以来、のん(a.k.a 能年玲奈)ちゃんさんのことも大好物である。

この2人が『あまちゃん』以来となる共演で親友役を演じたという話を聞いて、映画『私をくいとめて』を見てきた。映画自体には特に期待していなかったのだけれど、とにかくこの2人が同じ画面に収まるところを見たかった。近所では上映されていなくて、大阪市内まで出かけなければ見ることができなかった。しかも、一番行きやすい難波の映画館では1日1回しか上映されていなかった。
新型コロナウィルスの感染拡大が留まるところを知らず、こんな時に大阪まで行くのもどうかなぁとは思ったものの、とにかくのん&橋本愛を見るために大阪まで行く私を食い止めることはできなかった。緊急事態宣言が発出され、外出が原則すべて禁止になったとしても、きっと僕は大阪まで見に行ったことだろう。とはいえ、緊急事態宣言下では映画館も休業すると思うケド。
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あけおめことよろ2021

あけましておめでとうございます。

碧しのさんを引用しつつ、健康を誓った2020年でしたが、おかげさまでCOVID-19に感染することもなく、無事に新年を迎えることができました。

昨年の3月頃に “マジで新型コロナウィルスはやばいらしい” なんて話になって緊急事態宣言だなんだって言われた時にも「まぁ、4月末くらいには日常に戻るでしょ」なんてノンキに考えていた当方ですが、まさかそのまま年が明けてしまうとは。そればかりか、まだまだ先が見通せなくて、どうなることやらといくぶん仄暗い気分になってきますが。

加えて、当方の最愛の山瀬まみ様のレギュラー番組が次々となくなってしまい(2021年3月に『火曜サプライズ』が終了することが発表されており、このままでは『新婚さんいらっしゃい!』だけになってしまう)、何を楽しみに生きていけばいいのかよくわからなくなったり、ならなかったり。

しかし、新年を迎えたことですし、いつまでもいろんなことに未練がましくメソメソせずに前向きに健康第一で生きていきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

NHK『おちょやん』第15回

昨日はマクラを書き忘れた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第15回めの放送を見ましたよ。

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第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』

待ち合わせ場所に佇むシズ(篠原涼子)の所へやっと延四郎(片岡松十郎)が現れた。延四郎はシズが来ないものと思っており、彼にとっては嬉しい驚きだった。

シズは、20年前に自分が待ち合わせ場所に行かなかったことを恨んでいるか尋ねた。延四郎は全く恨んでおらず、むしろホッとしたと答えた。当時、延四郎は別れ話をするつもりでいたので、むしろ助かったと言うのだ。シズにはそれが延四郎の優しい嘘だとすぐに指摘した。昔から、延四郎は舞台以外では芝居が下手だと言ってからかった。
シズは、延四郎と別れて女将となったことを少しも後悔していないし、今の自分があるのも修行時代に延四郎の支えがあったからだと述べて感謝した。

こうしてシズと延四郎は禍根を残すことなく別れた。

その日、岡安は大きな団体客の応対をせねばならなかったが、シズ不在のままでうまくやり遂げた。
その最中、女優・高城百合子(井川遥)が岡安を尋ねた。彼女は映画女優に転向するため、奇しくも同じ日に道頓堀を去る。転向が嫌で逃げた時、岡安と千代(杉咲花)に匿ってもらった礼を言いに現れたのだ。皆は忙しくたち振る舞っており、千代に会うことは叶わなかった。百合子は、先代女将・ハナ(宮田圭子)にだけ挨拶をして街を去った。

シズが帰宅すると、千代に礼を述べた。千代がシズの背中を押してくれたから悔いを残さずに延四郎と別れることができると感謝した。

それから1ヶ月後の12月28日、延四郎が亡くなったとの報せがあった。彼は重い病であることを隠して舞台に立ち続け、それが引退の理由であったのだ。
舞台以外では芝居が下手な延四郎にすっかり騙されたと言って、シズは一人密かに泣くのだった。

そして年が明けて大正14年(1925年)になった。
千代の奉公の年季が明けた。千代は、自ら願い出て岡安で働き続けることになった。

朝、まだ岡安が動き出す前、激しく戸を叩く者がいた。
千代が出てみると、それは父・テルヲ(トータス松本)だった。

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