昨日は、朝ドラ『ちりとてちん』の撮影地視察のため福井県小浜市へ行ってきた(巡った場所はこちら)当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第117回めの放送を見ましたよ。
アキ(能年玲奈)と夏(宮本信子)が橋幸夫と面会していた頃、正宗(尾美としのり)と大吉(杉本哲太)はふたりだけで東京見物に出かけた。
途中、評判のラーメン店に立ち寄ったところ行列ができていた。正宗は機転を利かし、先に上野の森美術館で開催されているツタンカーメン展(会期: 2012年8月4日-2013年1月20日)に立ち寄り、行列が解消した頃を見計らってラーメン店に戻った。大吉は、正宗のそつのなさに舌を巻き、自分の負けを認めざるを得なかった。大吉は職務は鉄道の定時運行であり、自分の都合で行き先を変えたり時刻を変更させることができない。これまでは鉄道に誇りを持っていた大吉であったが、臨機応変に移動できるタクシーの良さを認めざるを得なかった。さらには、それを自在に操り、客の満足感を最大限まで引き出す正宗の手腕に舌を巻いた。大吉は、男としても正宗に敵わないと認めた。それで、春子(有村架純)へのプロポーズを撤回し、彼女のことを正宗に託すと言うのだった。正宗も安堵し、ふたりに友情が芽生えた。
そして、夏と大吉が北三陸へ帰る日となった。春子はふたりに持たせる「土産」があるという。それは、1年前に失踪したよしえ(八木亜希子)であった。春子は密かに何度もよしえと会い、話し合いを続けていたという。春子は、たとえ許してもらえないとしても家族に会い、謝りたいというよしえを弁護した。夏はそれを受け入れ、よしえには何も言わずに一緒に連れて帰ることにした。
夏やよしえが北三陸駅に着くと、スナック梨明日には街中の人々が集まっていた。夏が無事に帰ってきたことをみんなは大いに喜んだ。しかし、夏の後からよしえが入ってくると、店の空気が凍りついてしまった。
ユイ(橋本愛)の驚きと動揺は人一倍強かった。ユイは気がおかしくなって笑い出してしまった。笑いながらも、よしえを攻撃する言葉を次々に発した。よしえのせいで自分が高校やアイドルを諦めたこと、家族を捨てたしたたかな女だと陰口を叩かれていること、今さら帰ってくる資格などないなどとまくし立てるのだった。ユイはたまらなくなって店を飛び出してしまった。
ヒロシ(小池徹平)もよしえに食って掛かった。一方、功(平泉成)は落ち着くようにとりなした。けれども、夏は気が済むまで思う存分言い合うのがよいと助言するのだった。よしえにもそれだけの覚悟はできているはずだと告げた。
駅の待合室に佇んでいるユイの元へ、アキと種市(福士蒼汰)から写メールが届いた。ふたりはカメラに向かって変な顔を作り、それをユイに送ったのだ。ユイはそれらの写真を見て素直に笑った。
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