メニューの写真が出てる。往年のメニューが揃ってて、嬉しい。滂沱の涙。
NHK『あまちゃん』第108回
オノマチさん主演のNHK土曜ドラマ『夫婦善哉』のサイト(8月24日スタート)や次の朝ドラ『ごちそうさん』のサイトができていることをご報告申し上げる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第108回めの放送を見ましたよ。
GMTのデビュー直前、アキ(能年玲奈)は春子(小泉今日子)主導で事務所を辞めた。自分がアキをアイドルにさせると豪語した春子だったが、特に何をするわけでもなく家でダラダラしたり主婦業を再開させるだけだった。
同じく何もすることがなくなったアキは、甲斐(松尾スズキ)の経営する純喫茶アイドルでアルバイトを始めた。
そこへ水口(松田龍平)が会いに来た。元々、水口はバースデイ・オブ・エレファントというバンドでベースを弾いていたという。バンドマン時代の水口は、今と違ってアイドルを馬鹿にしていたという。しかし、ある時荒巻(古田新太)を紹介されて会ってみると彼の考え方に感化されたという。それをきっかけに荒巻の会社に入社し、GMTを任されたことで俄然やる気になったのだという。しかし、国民投票のあたりから荒巻のやり方に反感を覚えるようになったとアキに話した。
しかも、事務所を去るアキからGMTのCDデビューだけは成就するよう頼まれていたのに、荒巻に正反対のことを言ってしまったのだという。アキのいないGMTなど考えられないと言ってしまったのだ。ところが、結果的にそのおかげでGMTのCD発売に弾みがついた。水口に反抗されたことで荒巻は怒り出し、意固地になってGMTを売りだすと言い出したのだ。アキのいないGMTを人気グループにすることで、荒巻は自分の手腕を誇示し、水口を叩きのめすことにしたのだ。デビュー曲の録音はすでに終わってしまっているので、アキの歌声が残ったままCDは発売されるという。アキは、まるで若い頃の春子のようだと自嘲的に笑うのだった。
水口は落ち込んでいた。荒巻に謝ることは自分のプライドが許さないし、かといって会社を辞めて無職になるわけにもいかないからだ。妙に感傷的になった水口は、自分なりのアイドル論を語った。アイドルとは自分でなろうと思ってなれるものではなく、周りがアイドルを作るのだという。自然に人を集め笑顔にさせる素質を持った人物こそがアイドルなのだ。アキはその素質を持っていると話した。
しかしアキは、水口の言葉を半ば無視して北三陸の琥珀堀り・勉(塩見三省)に電話をかけた。落ち込んでいる水口の相手をするのを面倒に感じたアキは、勉に水口を励ましてもらおうと思ったからだ。勉は水口にいつでも北三陸に戻ってきて琥珀を掘れば良いなどと元気付けるのだった。
その電話で、アキはユイ(橋本愛)と直接話した。ユイは海女の修行中だという。まだ半人前だが、それなりに上達していると嬉しそうに話した。そして、水口と異口同音に、周りの人々を自然に笑顔にさせることがアイドルの素質であり、アキにはそれがあると言うのだった。水口に言われても何とも思わなかったのに、同じ事をユイに言われるとアキの心には強く響くのだった。アキは涙ぐみながらユイにお礼を言った。
それでもなお、アキや春子はアイドル活動について具体的な行動を起こさなかった。合宿所を出たアキは、世田谷の実家に戻り、正宗(尾美としのり)や春子と一緒に暮らしていた。アキはタブレット端末で音楽を聞き、正宗はノートパソコンをいじってばかりだった。春子は食事の下ごしらえをしており、家族の間に会話はなかった。まるで以前の3人に逆戻りしたかのようだった。
その様子に春子は危機感を覚えた。アキのタブレットや正宗のノートパソコンを取り上げた。すると、実はアキがGMTの歌を聞いて勉強していたことや、正宗がパソコンでアキのプロフィールカードを作っていることがわかった。ふたりはアイドル活動に向けて地味ながらも着実な歩みを進めていたのだ。
それを知った春子は、家族で芸能事務所を作ると宣言した。アキを所属タレントとし、春子が社長を務め、正宗を専属ドライバーとするというのだ。そうして、自宅マンションに「スリーJプロダクション(‘ jjj ’)/」が設立された。
続きを読む
ラピュタと俺の4年間
2009年11月20日
2011年12月9日
2013年8月2日
NHK『あまちゃん』第107回
今夜の金曜ロードSHOW!はみんなが大好きな「バルス!」こと『天空の城ラピュタ』なのだが、それを尻目に『世界の村で発見!こんなところに日本人』を見ようと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第107回めの放送を見ましたよ。
GMTはデビュー曲『地元に帰ろう』のレコーディングを終えた。しかし、その出来に満足できなかった荒巻(古田新太)は歌声にエフェクトをかけ、Perfumeのような近未来的音声に変えてしまった。アキ(能年玲奈)は違和感を感じたが、他のメンバーやスタッフたちは気に入っている素振りを見せた。アキは何も言わずに、デビューに向けた踊りのレッスンに参加していた。
荒巻指導の下、厳しいレッスンが続いていた。そこへ、デモ盤を聞いた春子(小泉今日子)が怒鳴りこんできた。声が変えられていることに納得できず、歌手に対する冒涜だと言う。声質を変えてしまっては、歌番組等で生で歌うこともできない。荒巻お得意の口パクで乗り切るのかと皮肉る春子だった。
春子の当てこすりで荒巻の堪忍袋の緒がついに切れた。メンバーたちが聞いている前で、GMTはどうせ売れないと本音を言ってしまった。どうせ売れないものに多額の予算を振り分けることはできない。だから、簡単にできる程度のアレンジを施したり、テレビの密着取材(GMTレコーディングの直前から荒巻に密着取材が行われ、田口トモロヲがナレーションを務める『プロダクトA』で放送される)を利用して話題作りをしていると言うのだ。メンバーの思い出作りとして事実上のデビューだけはさせて、親御さんに満足してもらえればそれでいいのだと春子に反撃した。
その言い草は春子の怒りに油を注いだ。アキには事務所を辞めさせると啖呵を切り、手を引っ張って連れ帰ってしまった。抵抗するアキに向かって、春子は正直な気持ちを伝えた。他の女の子なら荒巻のやり方でも構わないが、自分の娘のことだと思うとどうしても許せないのだと話した。アキは、春子の気持ちを思うと納得せざるを得なかった。自分は春子から夢を託された娘として、今のやり方に従うわけにはいかないと考えた。それで、事務所を辞めることを決意した。
引き止めるため追ってきたGMTメンバーや水口(松田龍平)にもそのことを伝えた。そして、水口には荒巻への伝言を託した。GMTのデビューだけは絶対に中止しないで欲しいと頼んで欲しいというのだ。水口はアキの思いを受け入れた。
水口が社長室に戻ると、荒巻やチーフマネージャー河島(マギー)は早くも机の上に履歴書を広げ、アキの代役を探し始めていた。その姿を見た水口は、アキの代わりとなる人材などいないと豪語するのだった。
劇場を出たアキと春子は、アメ横の目抜き通りのモニタにGMTデビューの宣伝が流れているのを見上げた。ちょうどアキの姿が映っていた。春子は、自分が必ずアキのことをアイドルにするとと話した。そして、アキをクビにしたことを荒巻に後悔させてやると決意表明するのだった。
続きを読む
NHK『あまちゃん』第106回
昨日に引き続き三井住友NISAの黒木華に関するマクラで恐縮だが、SMBC日興証券のCM紹介に黒木華が出演する「NISA 同期の会話篇」の動画を見つけたことをご報告申し上げると共に、エスカレーターの手すりに手をかけ軽く体を傾げている黒木華さんの立ち方に清楚な色気があっていいなぁと思ったことと、気安い感じで話している様子も素敵だなぁと思ったことをここに記録しておきたい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第106回めの放送を見ましたよ。
荒巻(古田新太)はGMTが『地元に帰ろう』でデビューすると世間に告知した。しかも、デビューシングルが1万枚売れない限り、GMTは解散し、メンバーを地元に帰すと公表した。
いよいよレコーディングの日となった。プロデューサーの荒巻は、アメ横女学園のコンサートのため群馬に行っていて不在だった。GMTマネージャーの水口(松田龍平)と事務所のチーフマネージャー・河島(マギー)の立ち会いのみで行われることとなった。
ただし、その場には春子(小泉今日子)も来ていた。春子はスタッフの誰よりも偉そうに振る舞い、春子の主導でレコーディングが行われた。あまりに堂々とした態度だったので、誰も口を挟むことができなかった。
レコーディングは順調に進んだ。ただし、春子はアキ(能年玲奈)の歌い方にダメ出しした。アキは正しいメロディーで歌うことができず、30回もやり直しを命じられた。そうしてレコーディングは一応終了した。
スタジオを去った後、GMTメンバーは無頼鮨に集まって打ち上げを行うことにした。
その途中、アキはみなから離れてスナック梨明日の夏(宮本信子)に報告の電話をかけた。春子の指導は厳しかったが、なんとか無事に終えたと明るく話した。夏はユイ(橋本愛)を代わってくれた。ユイは海女になることを決めたと報告した。すでに観光用のポスターが配布されており、ユイも素潜りの練習を始めているという。ユイは一緒に潜ることを望んだが、アキは仕事が忙しく北三陸に帰れそうにないと話した。そのことは残念であったが、ユイの新しい出発を祝福した。ただし、アキは少し不思議な気がしていた。アキとユイの夢がすっかり入れ替わってしまったからだ。そもそも、上京してアイドルになることはユイの目標であり、北三陸で海女となることはアキの目標だったからだ。
無頼鮨でGMTのレコーディング打ち上げが始まった。そこには、異性問題でGMTを脱退した宮下アユミ(山下リオ)も駆けつけた。アユミは恋人と結婚し、すでに妊娠もしていた。しかも、妊娠した時期を計算すると、昨年の12月でまだGMTメンバーだった時期だった。メンバーは驚きつつも、彼女が幸せなことを喜んだ。自分たちのデビューと合わせて、明るい宴席となった。
その頃、レコーディング・スタジオにやっと荒巻が到着した。水口らからGMTの曲を聞かされたが、憮然としてしまった。あまりにも普通であり、引っかかるところが全くないというのだ。荒巻は今夜の最終便で上海へ出張するスケジュールとなっており、今からメンバーを集めて録音をやり直す時間もない。荒巻は自ら音響調整を施してリリースすることとした。
その翌朝。春子が起きると、すでにバイク便でGMTの新曲のデモCDが届けられていた。早速それを聞いた春子はあまりのことに唖然とした。
続きを読む
NHK『あまちゃん』第105回
知人から黒木華が三井住友銀行のNISA(少額投資非課税制度)の宣伝に出ていると教えてもらったわけだが、三井住友銀行をメインバンクにしており、先日から何度もNISAの募集DMが届いているのに、彼女の写真の載ったチラシ等は1枚も届いていないことに困惑しております当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第105回めの放送を見ましたよ。
GMTに復帰したアキ(能年玲奈)と共に、春子(小泉今日子)もレッスンルームに毎日顔を出すようになった。春子はアキだけではなく他のメンバーにも指導を行ったり、ステージ衣装の選定や宣伝用写真の撮影手配などを独断で進めていった。
アキは、春子が応援してくれることを嬉しく思った。春子は何も言わないが、アキをデビューさせるまでは北三陸に帰らない決意であることにも勘づいていた。そう思うと嬉しい半面、プレッシャーも感じるのだった。
春子の指導は意外に的確で、水口(松田龍平)は舌を巻いた。一方、荒巻(古田新太)はそんな春子を「ステージ・ママ」と揶揄し、苦々しく思った。GMTがデビューさえすれば春子は納得して田舎に帰るだろうと考え、荒巻はそうすることに決めた。ただし、デビュー曲が1万枚以上売れなければグループを解散させると水口に話した。ひどい条件だと思ったが、水口はそれに従うほかなかった。
翌朝、水口は早速GMTメンバーにデビューが決まったことを告げた。曲は『地元に帰ろう』であり、次の木曜日には早速レコーディングを行うという。それを聞いてメンバーたちは飛び上がって喜んだ。水口は荒巻から課せられた1万枚の条件を話すつもりだったが、彼女たちの騒ぎに押されて何も言えなくなってしまった。
続きを読む
NHK『あまちゃん』第104回
先日、僕のクルマに人を乗せていた時、ディスクプレイヤーをガチャガチャしたら篠崎愛のグラビアDVD(しばらく前のヤングアニマルの付録)が吐き出されてきて、運転席で軽く赤面した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第104回めの放送を見ましたよ。
無頼鮨でアキ(能年玲奈)は鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に事務所を解雇されたことを話していた。そこへ春子(小泉今日子)が現れ、今また、荒巻(古田新太)までやって来た。
荒巻を呼び出したのは鈴鹿だった。彼女は、荒巻から直接アキをクビにした理由を問いただすつもりなのだ。
荒巻の説明は、アキが自分のやり方に反抗したからだという。GMTのデビューが直前で中止になったことについて、アキは荒巻に食ってかかった。それが理由だと説明した。将来性のある者ならば耳を貸すが、アキには見込みが無い。国民投票でも一度解雇されそうになったが、他のメンバーの辞退によりギリギリ解雇を免れたという経緯もある。アキには才能がないので解雇が妥当だというのが荒巻の考えだった。
その話を聞いて鈴鹿は笑い飛ばした。アキのようなユニークなキャラクターを手放すなど、昔の荒巻ならしなかったと言うのだ。年をとって保守的になっていることをバカにした。そして、アキを解雇するなら、鈴鹿も女優業を辞めると脅した。本来、鈴鹿と荒巻の間にはマネージメント契約がないので、鈴鹿の去就はもはや荒巻には一切関係がない。しかし、鈴鹿の剣幕に押され、荒巻はアキの解雇を撤回した。
それに満足した鈴鹿は、荒巻に送られて帰ることになった。荒巻は、春子に対して、自分と話がしたいなら事務所に来いと告げて去っていった。
その夜、アキと春子は正宗(尾美としのり)のマンションに向かった。春子は合鍵を使って、勝手に家に入るのだった。新たな交際相手を見つけようと、インターネットのお見合いチャットをしていた正宗は大いに慌てた。それを尻目に、春子はしばらく滞在すると宣言した。正宗は嬉しさ半分、迷惑半分という複雑な気分になった。
アキは、荒巻に楯突いたことを反省し、これからはおとなしくしようと決意した。しかし、春子はその考えに反対した。アキに落ち度はなく、全ては荒巻の理不尽な扱いに問題があると言うのだ。春子が上京したのも、荒巻のいじめに対抗し、アキを守るためだと言う。だからアキは心配することなく、自分の信じる道を進めというのだった。
翌日、アキは劇場に戻った。ステージ下のレッスンルーム「奈落」に直行し、GMTの仲間たちと再会した。彼女らはアキの帰還を心から喜んだ。
その時、春子もアキと一緒に劇場に来ていた。
続きを読む
NHK『あまちゃん』第103回
能年玲奈のブログによれば今日の放送は15分間の長回しとのことで、それはそれで話題を席巻なのだろうけれど、山瀬まみをこよなく愛する者としてはデイリーポータルZに22年前の山瀬まみが登場したことの方が大きな話題である当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第103回めの放送を見ましたよ。
事務所をクビになったアキ(能年玲奈)は北三陸に帰ることを決めた。鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の付き人も辞任することとなり、水口(松田龍平)と共に無頼鮨で挨拶をしていた。
するとそこへ、突然春子(小泉今日子)が現れた。前夜、電話でアキから泣き事を聞いた春子は、帰郷を思い留まらせるために自ら上京してきたのだ。
春子は鈴鹿ひろ美の姿を認めると、テーブルを挟んで彼女の前に座った。春子がアキの母親だと知った鈴鹿は「はじめまして」と挨拶をした。24年前に鈴鹿のゴーストシンガーを務めていた春子だが、そのことは鈴鹿本人にも秘密だったし、一度も顔を合わせたことはなかった。春子も白々しく、初対面の挨拶をした。
春子はぐいぐいとビールを飲み、鈴鹿もすでに焼酎を1本開けていた。ふたりは当たり障りの無い話をしていたが、ギスギスとした雰囲気を周囲にまき散らしていた。
鈴鹿が無邪気にも春子の声が自分に似ていると言い出した。すると春子は、ムッとした声色でそれを否定した。
鈴鹿は、アキが付き人を辞めると迷惑メールの拒否の仕方がわからなくて困るなどと話した。春子は、アイドルとしての素質以外のところを褒められても少しも嬉しくないと食って掛かった。
春子は、鈴鹿がアキの親代わりを努めてくれたことを感謝した。しかし、鈴鹿は親代わりになったつもりは少しもないと反論した。自分に過剰な期待をされても困ると言うのだ。
鈴鹿は、春子のことをステージ・ママのようだと評した。そんなつもりのない春子は、鼻で笑った。
春子は、自分も過去に歌手を目指していたことを話した。自分と同じようにアキもアイドルを諦めることが悔しくてならないのだと説明した。その話を聞いた鈴鹿は、春子に昔のことを後悔しているのかと尋ねた。すると春子は即座にそれを否定した。歌手になることに見切りを付けたからこそ結婚をして、アキも生まれたのだ。それはそれで良かったことである。
春子はつい勢いで、鈴鹿に向かって「あなたには感謝している」と言ってしまった。鈴鹿の影武者をやっていたせいで歌手になれなかったのだが、そのおかげで見果てぬ夢を諦めることができたからだ。
鈴鹿はきょとんとした。初対面の春子から感謝していると言われてもなんのことやらわからないからだ。アキはその場を誤魔化すために、大声で騒ぎ出した。その騒ぎのおかげで、その場をうまく取り繕うことができ、鈴鹿は話を忘れた。
しかし、場の雰囲気は険悪になる一方だった。
そんな時、店に荒巻(古田新太)が現れた。鈴鹿が呼んでいたのだという。春子は初対面の風を装って、荒巻に挨拶をした。
続きを読む