8月19日(金)・BS2・午後7時30分~8月20日(土)・午前5時00分
NHK BS2
http://www.nhk.or.jp/summer/97.htm
夢十夜 / 夏目漱石
こんな夢を見た.
しとしとと雨が降る中,道端に車を停めて往来を見ている.
色を失った町並みと雨雲の下を,真っ白な傘がこちらに向かってくる.小さな傘の中から,どこか懐かしいような顔が車中の僕に向かって会釈をしてくる.
初めて会う人に違いはないはずだけれど,ドアを開けてエスコートするのが礼儀だと思って,ドアを開けて彼女を車の中に招き入れた.
「赤い車だから,すぐわかりましたよ」
と言われたけれど,なんだか気恥ずかしくて,携帯電話を取り出してケーキのおいしいお店を予約してそこに連れて行こうと思った.
30分もたたずに,僕は彼女のことが好きになってしまったようで,嫌われないように退屈させないように,べらべらと喋りまくった.
まだ名前も知らなかったので,尋ねてみると
「私には,3つの名前があるのです」
と,返事があった.
あまり問い詰めるのも失礼だと思ったので
「僕には,3つの人生があるから,おあいこだね」
と答えた.
今欲しいものは何かと尋ねると,
「正直いって,ミーは,あなたをペットにしたいです.次に,ミーの秘密を教えようと思います.実はミーは,不死身なのです.内緒ですよ.」
と,返事があった.
ペットになってもいいと思ったけれど,
「正直いって,俺は,君はかなりの変態だと強く感じています.次に,俺の秘密を教えようと思います.実は俺は,あなたが好きです! キャ!」
と答えた.
そう言うと,彼女はゴーバンズの “あいにきて I・NEED・YOU! ” をニコニコと歌いながら近鉄の改札口に消えて行った.
都道府県ジグソー
投稿者: 「木綿のハンカチーフ」の舞台を推測する議論を行い,”長野”で意見の一致を見たおねぇさん
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ということで、都道府県ジグソー、やってみ。
http://www.edu-game.org/game/todouhukenzigsaw.htm
私は努力の甲斐あって、残り時間904秒というハイスコアをたたき出しました。
—
僕の初回の記録は「残り時間354秒」でした.
投稿してくれた方に,10分もの差をつけられているわけで.
精進します.
てなわけで,「ジグソーパズルにはまって,夏休み中,夜中まで祖父と一緒に組み立てた」経験をお持ちの方や,「東京都って実はめちゃめちゃ面積が小さい」ということを普段意識せずに生活している人や,「鳥取県は他の県に領地を侵略されて,今にも”乗っ取り県”になりそうだよね」なんて地元の人に非常に失礼なオヤジギャグを思いついた人は,ぜひお試しあれ.
ファースト・プライオリティ / 山本文緒
おひさしぶりです,山本さん.
以前のように,Junk Cafe で読みまくらせていただきました.
31編収録された短編集です.
主人公はいずれも31歳.
でもって,ボクの個人的な事情なんてどうでもいいけれど,僕も31歳.
できすぎ.
とうせなら,サーティーワン・アイスクリームでも食べながら読めばよかった.
他の読み方をする理由は特になかったので,初めの話から順番に読んだ.
最初の10編をあたりは,
「あ,今回ハズレだ.面白くねー」
と思いながら,半ば義務感で読んでた.
なんか,どの話も妙に頑固で偏屈で愚痴っぽい登場人物ばかりで,かなり萎えた.
しかし,11編目の「旅」あたりから,読んでいる僕の心境に変化が現れているのがわかってきた.
相変わらず,どの登場人物も頑固で偏屈なんだけれど,愚痴が減ってくる感じ.
そして何よりも,お話の中の雰囲気が俄然やわらかく,ホンワカしてくる.
以下,いくつか気に入ったお話.
叔母校の応援に行くつもり -2005年夏-
自分の出身校を「母校」と言い,自分の出身校の近くにある学校を「叔母校」と言う.昨年,決めた.
明日,叔母校の野球部が甲子園で試合を行うので,堂々と会社を休んで応援に行く所存.
一昨年は,大量リードして勝っていたのにも関わらず大雨でノーゲームとなり,翌日の再試合で負けるという,かわいそうな目にあっている.
一昨年観戦したとき,球場を出ると,下級生の野球部員が目を真っ赤に腫らしてウロウロしていた.
昨年は,そんな彼らが活躍してくれるんじゃないかと思い,その成長ぶりを確かめに行ってきた.
そしたらなんと,昨年は叔母校が優勝しちゃった.
北海道勢が高校野球で全国優勝するなんて,初の快挙でだったりで,地元はもちろん北海道中が大盛り上がりだったらしい.
僕も僕とて,京都の地で一人でたいへんな盛り上がりだった.
しかし,折りしもオリンピックをやっており,周りの話題はオリンピック一色であり,高校野球の話をしても
「あー,そういえば高校野球で北海道のチームが優勝したねぇ.へぇ,木公の出身地なんだ.ふーん」
くらいの扱いだった.
いや,いいんですが.
春の選抜で早々と敗退した叔母校なので,この夏はがんばってくれたまえ.
浜辺で水着のおねーちゃん
クソ暑いので,浜辺にいる水着のおねーちゃんが見たくなった.
しかし,出かけずに,家で何とか解決しようとするのが,出不精の僕.
そして,天気のいい日曜日なのに,扇風機に当たりながらスターウォーズ・ギャラクシーやってる僕.
んなわけで,ゲームの映像で夏らしいミュージックビデオなんぞ,ガリガリと作っていたり.
ああ,人間失格.
※2次元の女の子を見て萌える自信のある方以外は,ご覧にならないほうが懸命です.