同志社大学黄竜陣(万城目学『ホルモー六景』)

『ホルモー六景』の第4章「同志社大学黄竜陣」を読んだ。

物語の舞台がついに京都市内を飛び出し、京田辺市に移った。
京都府民以外の人にはよく分からんかもしれないが、京田辺市には同志社大学のサテライト・キャンパスがある。
そして、僕の自宅から5kmくらいのところが描かれるのである。
近鉄興戸駅とか。
とはいえ、あっという間に舞台が今出川付近に戻されてしまうんだけれど。

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『檸檬』梶井基次郎

梶井基次郎の有名作『檸檬』を青空文庫で読んだ。
およそ5,000文字くらいなので、さらっと読める。

森見登美彦が「京都の裏路地は異界に繋がってるんじゃないかと思う」みたいなことを言っていたような気がするが、そうか原点は梶井基次郎か、と分かった。

京都の町をぶらぶら歩き、途中の八百屋で檸檬を購入し、丸善の本を勝手に積み上げて頂上に檸檬を置いてこっそり逃げてくるという話。
檸檬が爆弾だったらいいのに、その爆弾で嫌いな丸善が吹っ飛べばいいのに、なんて妄想するだけの話。

読んでると、黄色い檸檬の紡錘形がありありと思い浮かぶし、すがすがしい香りもしてくるんじゃないかと思えちゃうから不思議だ。

ちなみに、何で急に梶井なんて読み始めたかっていうと、『ホルモー六景』(万城目学)の3章が面白かったから。
手品の名手に面白いように騙された、すがすがしい感じ。
そして、梶井基次郎が読みたくなる。

“She’s out of my Life” by Michael Jackson

10年一昔と言うけれど。

今朝方、嫌な夢を見て目が覚めた。
10年くらい前に付き合っていた女の子が登場人物で、彼女とは最終的にとてもヒドイ別れ方をしちゃって、それからマトモに会ってもいない。
夢の中の僕らは、なんだかとても仲良しで、幸せの絶頂のようにニコニコして、ジョークを言い合って、いちゃいちゃしてた。

いちゃいちゃしながら「何かがおかしい」と頭の中で疑問符が浮かび、それを合図に夢から覚めた。

目覚めてから半日以上、頭の中で Michael Jackson の “She’s out of my life” が永久リピートしちゃったりして。

So I’ve learned that love’s not possession
And I’ve learned that love won’t wait
Now I’ve learned that love needs expression
But I learned too late
(全歌詞はこちら)

切ねぇ。
けっこう落ち込んじゃったりしてみたり。

ところで、この曲 “She’s out of my life” (邦題:「あの娘が消えた」)は、マイケル・ジャクソンの中期の人気曲の1つに位置づけられると思う。
バカ売れした「スリラー」や「バッド」よりも前の曲だから、聞き覚えのある人は少ないかもしれないけれど。
恋人との別れを「ナイフに切られたような痛み」と喩え、感極まって半べそかきながらレコーディングしている(マジ)ことで有名。
コンサートでは、この曲の途中で女性客を1人だけステージに上げて、その人に向かって歌うことでも有名。

1987年の日本公演:

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