『機動戦士ガンダム The Origin 16』安彦良和

本屋に行ったら売られてた。

帯には
オデッサ作戦終結!TV版とは異なる壮絶な決着が描かれる!
と惹句が書かれてる。

オデッサ作戦といえば連邦軍レビルとジオン軍マ・クベの総力戦。
ご存知のとおり、マ・クベが破れ、「ジオンはあと10年は戦える」と言い残して宇宙に逃げていくシーンは、TV版ガンダムの名シーンの一つ。

そんなマ・クベが表紙の16巻。
そして、マ・クベの象徴である愛機ギャンも描かれている。

これが意味するところは・・・?
買って読め。

ところで、16巻では、妙にニュータイプへの覚醒をほのめかす描写が多い。
The Origin もついにターニングポイントか?
今回でオデッサ編は終了で、次はララァ編らしいし。
#ララァといえば、ニュータイプの象徴ね。一応言っておくけど。

『バーバーハーバーNG』小池田マヤ

NGは No Good ではなく、”Next Generation” の NG。

そもそも『バーバーハーバー』とは、大阪府吹田市の理髪店主と東京でOLをやっている女性との遠距離恋愛を題材にしたラブ・コメディ。
関西に引っ越してきた当初、当方は関西弁や関西文化のイロハをこのマンガで学んだ。

オリジナル・ストーリーは単行本7巻で、主人公の男女が結婚したところで終了。
本書 “NG” は、彼らの子どもの世代を中心に据えた物語になってる。

作者の小池田マヤは、4コマストーリー漫画の名手。
紙面は必ず4コマに分かれているのだが、4コマで区切れるわけではなく、リズミカルかつスムーズに話が流れていくので人気高し。
『すぎなレボリューション』とか『聖★高校生』とかが代表作だろうか。
彼女の作品は、たいていエロいけど。

そんなエロ・ラインナップの中にあって、『バーバーハーバー』シリーズだけは、エロさ控え目(ていうか、ほとんどない)で、小さなお子さんでも安心して読めます。
でも、小さなお子さんには難しいネタが多いけど。

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ファンシイ ダンス

1989年作品。
もう20年近く前の作品。

公開当時「元シブがき隊のモックンこと本木雅弘がコメディ作品に」と話題になったような、ならなかったような。
よく覚えてないけど。

古きよき80年代の映画で、今から見るといろいろと笑けた。
「ウッソー!」だの「シティボーイ」だのといった台詞をはじめ、肩パッドがバリバリのジャケットとか、肩からカーディガンを羽織るおっさんとか、妙に太い眉毛とか出てきて、当時を懐かしめる年代の人々にとっては爆笑のオンパレード。

ていうか、そういう時代背景の細部だけじゃなくて、禅寺に入門した若い修行僧たちの目を通した俗世への未練とか、修行のややこしいお作法から来る困惑とかで笑わせてもらえるんだけれど。

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