自分の誕生日において思うこと

本日は当方の誕生日。おかげさまで、35歳となりました。

誕生日にblogに何か書くとするなら、普通ならそれまでの生涯を振り返り、自分の思い出のエピソードを披露するにあたって、ちょっぴり誇張を施しつつ、自虐的に面白おかしい出来事に仕立て上げ、それでいて人の一生に関する何かしら普遍的なテーマをさりげなく挙げ、語り口は軽妙なのだけれども、どこかしら深遠で独特な考察を述べ、読み終わった人に深い感銘と一滴の涙を誘うような、そんな文章を書くのが理想ではある。

続きを読む

草彅剛の事件について思うこと

23日未明、酒によって全裸で騒いでいたため逮捕された SMAP の草彅剛メンバー。
今朝、出かける直前にテレビでNHKの国会中継をつけていたら(ドラマ「つばさ」の流れ)、ニュース速報が流れてビックリしたものだ。

第一報の字幕は「公然わいせつで逮捕」であった。
NHKが国会中継を中断してこれ以上情報を流すことはないだろうと思い、フジテレビのとくダネ!にすぐにチャンネルを変えた。
その時は、何か他の話題をやっていて、ゲストが真面目な顔で何かコメントをしていた。彼(名前不詳)はコメントをしつつも、目はキョロキョロと泳いでいた。その横で、小倉智昭や笠井信輔もそわそわしていた。スタジオが騒然としている様子が画面を通して伝わってきた。

すぐにその話題は打ち切られ、警察署の記者クラブからの中継に代わった。そこの記者が、「公園内で一人で泥酔し、全裸で騒いでいた。近隣住民の通報で警察官が駆けつけたが、注意を聞かなかったため、逮捕した」という続報が流れた。
それを聞いたときには、女性や青少年に乱暴をはたらくなどでなくてよかったと思った。騒音のせいで迷惑を受けた人はいただろうが、被害も大きくなさそうで良かったと、本気でそう思った。

しかし、午前のうちに契約CMが次々と打ち切られるという情報が流れてきたり、午後には家宅捜索が行われるなどの情報が流れ、不穏な雰囲気を感じた。

続きを読む

『人でなしの経済理論』で奇妙なデジャブ

ハロルド・ウィンター著・山形浩生訳『人でなしの経済理論: トレードオフの経済学』の2章、pp.27-28 に、著者がパーティーで知り合った女性との会話のエピソードがある。

彼女は保健政策が専門の若く知的な新任教授で、「人の命の価値は無限であり、それに金銭的価値をつけるなど言語道断」と考えている。それに対して “人でなし” の著者が「いやいや。あなた自身だって、無意識のうちに自分の命の値踏みをしてるよ」と丸め込むエピソードの箇所。

訳者の山形浩生は自身のサイトにたくさんのテキストを掲載している人であり、僕もちょくちょく覗くのでそこで読んだのだろうと思った。で、原稿バージョンと出版バージョンではどの程度違いがあるのか調べてみようと思って、彼のサイトで該当原稿を探した。
しかし、探せど探せど、見つからない。不可解だ。
#彼は商業雑誌の原稿とかもバンバン載せてるし。ちなみに、彼が自分の著作権について表明する文章は名文。

で、google などを駆使して探して、やっと見つからない理由がわかった。

続きを読む

せんとくんinカマクラ: 奈良県民ならプレイ必須かも

無料3Dアクションゲーム せんとくんinカマクラというのがリリースされたらしい。

せんとくんが主人公のゲームで、なーむくん(せんとくんの対抗馬として発表されたキャラクター)などをビシビシやっつけるものらしい。
そのコンセプトのコロンブスの卵っぷりったら。
#ひこにゃんまでイジメられるのは、チトかわいそうか。

残念ながら、かなりプレイ環境を選ぶみたいだが。
実行形式版は Windows 用しかないし、web版も IE & Windows XP という環境でしかダメらしい。
幸運にもプレイ環境を持っている人は、即座にプレイ

動作環境のない人は、動画でガマン。

テレビ見仏記総集編 4/23 1:35から 関テレ

みうらじゅん・いとうせいこうのテレビ見仏記の総集編が放送されるらしいよ。
2009年4月23日(木) 1:35 – 2:30 関西テレビ

書籍版『見仏記』にありえないほどハマった当方だが、動画版は見たことがないので楽しみで仕方がない。しかも、総集編だし。美味しいところだけツマミ食いな感じで。

しかし、関テレってところが微妙かもね。
近畿地方でしか視聴できないかもしれない。

ところで、4/25には書籍版の最新作『見仏記 ゴールデンガイド篇』も出るらしいよ。

奈良国立博物館: 愛染明王は田中邦衛のルームメイト

奈良国立博物館の愛染明王(同館サイトより)当方の恋する愛染明王があると聞けば、日本全国どこでも出かけていく気満々の当方だが、まさか奈良随一の観光地・奈良公園にある奈良国立博物館でも1体収蔵されていたとは盲点だった。そんなわけで、見仏してきた(平常展拝観料 500円)。

しかも、奈良国立博物館の愛染明王はかなり状態がいい。
1256年に作られたものだそうだが、保存状態が良かったらしく、肌の赤色はとてもきれいに残っているし、6本の手に持った装飾品(本当は、1本の腕には何も持たないので5つだが)も作成当時のものがそのまま残っているそうだ。細い作りの矢や弓は欠けている場合が多いので、それだけでかなり感動。
近寄って目を凝らすと、胸に着けているチョーカーのような装飾具も丹念に作られていて美しい。金色の細い細工の先に、青いビーズが付けられているのが見事で、しばし見入ってしまった。
奈良国立博物館による説明

続きを読む