12月第2週のレンタルCD

pamS(裏スマ)pamS(裏スマ) / SMAP

何を血迷ったか,SMAP ですよ,SMAP.
月曜の21時過ぎに帰宅したのに,SMAP×SMAPは見ずに,SMAPのCDですよ.
俺も,いったい何してんだか.

ちなみにこれ,なんで「裏スマ」かっつーと,シングルのカップリング曲集なんですね.へぇー.

これ書いてる時点でまだ聞いてない.必要だったのは1曲だけだし.用事も済んだから,その他の曲聴く可能性は限りなく0に近い・・・.


Winona Riders~月の裏側~Winona Riders~月の裏側~ / 天野月子

SMAP を手にした後,何気なく棚を見ていたら,ありえない場所(「あ」じゃないところ)にこのCDが半挿し状態で挟まっていて,妙に目立った.
「あー,このCD確かに非常に身近で目にしたことはある.だけど,聞いた覚えはねーなぁ」と思ったり.
「しかも,pamS(裏スマ)とカップリング曲集つながりじゃーん.ネタとして最適じゃーん」という,消極的な理由でレンタル.

これ書いてる時点で,これまたまだ聞いてない.つーか,「人魚」だけ聞いたら満足しそうな予感.


スティング ― オリジナル・サウンドトラックスティング ― オリジナル・サウンドトラック

映画「Sting」は今までの生涯で一番好きな映画です.
某所で非常勤講師をした時,自己紹介用Powerpointファイルでわざわざ1ページを割いて紹介したくらい.
ストーリーもハラハラドキドキで大どんでん返しだし,男たちもカッコいいし(残念ながら美女は出てこない),時代の雰囲気もいいし,僕の生まれた年(1974)にアカデミー賞取ってるし.
でもって,音楽がいいんだよねぇ.
テーマ曲の”The Entertainer”は超有名だし.
あと,このCDには「スズキ ラパン」(?)のCM曲も入ってました.


僕たちの洋楽ヒット Vol.3 1968~70僕たちの洋楽ヒット Vol.3 1968~70

いや,CDレンタル335円のところ,4枚借りると合計1,000円になるから数合わせ.

それ以上でも以下でもありません.
ごめん,ピンとくる曲なし.

和風(和み系ハイカラお祭りバンド)@せいか祭り2004

なんですか?巷では「マイヤヒー」なる歌が流行ってるんですか?面白いんですか?モルドバのグループですか?これですか?
http://afomasa.hp.infoseek.co.jp/maiahi.html

うっ,不覚にもツボにはまってしまった・・・.

しかし,僕は声を大にしていいたい!
モルドバのグループが何だ!
日本人なら,和の心を忘れるな!
俺の合言葉は,「マイヤヒー」でも「My Yahoo!」でも「マイミクシィ」でもないのだ!

「マイ 和風!」以外にありえん!
※和風とは,和み系ハイカラお祭りバンドです.(公式サイト)

というわけで,メンバーと仲良く記念撮影.
和風メンバー without ベース&ドラム

つーか,今年の6月に見たときは,むさくるしい男3人衆だったのに,いつの間にかメンバーが2倍!しかも新規加入メンバーは全員女の子!WAHOOOOooooooo!
浴衣姿に,萌え萌え~.
#つーか,キーボードのねーさん,カレー持ったままだし.オイシイなぁ.

CD1枚300円のところ,「4枚買うから1,000円にしてくれよぉ.ちゃんと宣伝すっからさぁ」と駄々をこね,値切りに成功.近々,プレゼント企画にまわしますが,希望者は連絡すれ.
つーか,気軽にサインに応じてくれたり.Thx!
Wahoo2.jpg
#つーか,ねーさん,まだカレー食ってるし.オイシイなぁ.

でもって,これがメンバーのサイン.
メンバーサイン
#スキャナーほしいなぁ.(ぼそっ)

つーか,いかん.このままじゃ,単に「コメディバンドの人たちと遊んできました!」っつー話にしかならんじゃん!
ちゃんと,彼らのかっこいい(かっこいいのか?かっこいいよな?)演奏シーンも紹介しなくては.

公演ではエンディング曲だけれど,全員集合だから最初に紹介
和風だよ,全員集合!

フロントの新メンバー×2の浴衣に萌え~.後ろに控えるのは,ドラムの山口さん.
山口さんにかんしては,ひそかに当alm-oreを以前に発見してくださったそうで,恥ずかしいやら,光栄やらです.
ヴォーカル(新人)&ドラム

キーボードのねーさん,カレーの件でいじってごめんなさい.しかし,あなたは新・和風の音に欠かせません!
ベース,ヴォーカル(左)&キーボード

僕が女の子だったら,堺雅人の次に惚れていたと言っても過言ではない,松本さん.なんですか,それは?エレキ三味線?ハンドメイドだそうで.すげー.
ヴォーカル(右)&三味線

まじ,和風サイコー!

【公演情報 -“新生”和風お披露目公演-】
11月23日(祝):「ならまち25周年イベント」@奈良ならまちセンター市民ホール
12月19日(日):「プリズムミュージックウェーブ ’04」@八尾プリズム大ホール(トリだそうです)
12月22日(水):「天理北中学校終業式公演」@奈良天理北中学校体育館(マジかよ!?ありえねー!)

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ビートマスがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

ICタグで連れの客の所在確認・阪急百貨店で実験
http://it.nikkei.co.jp/it/news/soft.cfm?i=2004110810133j1

いつものごとく,会社のベランダでタバコを吸っていたある昼休み.
dadaaクンが上記のニュースを教えてくれた.
デパートでICタグで,お互いの位置がわかっちゃうんですよ.これはもう,アレですよね!

一同,目を合わせてうなずく.そして,異口同音に
デパートで,ICタグ鬼ごっこやるっきゃナイト!
( 参考:みやすのんき著「やるっきゃ騎士」)

一気に色めき立つ,ベランダ蛍族.

しかし,その盛り上がりに水を差す男がいた.
いや,かっこつける理由は全然ないし,要するに僕なんだケド.

だってさぁ,そろそろクリスマス商戦よ.
クリスマスってんで浮かれたカップルやら,家族連れやらで,百貨店なんてごった返してるよ.そんな幸せそうなやつ等見てたら,腹立っつーねん!

♀「ねーねー,見て.このサンタの格好したクマさん,かわいいと思わない?」
♂「うん,かわいいねぇ.買ってあげようか?」
♀「えっ!?ホント?やったー」
なんて,ティファニーの紙袋とかぶら下げながらイチャイチャしているカップルを横目で見ながら,なんで俺らが鬼ごっこせにゃイカンのだ!?
却下だ,却下!

・・・でも,きっと数週間後には,ICタグをぶら下げて,きゃーきゃー言いながらデパートの中で鬼ごっこしている僕がいるに違いない.
結局,そういうバカ企画が大好きで,参加しちゃうんだろうなぁ・・・.

ただ,なんだかんだ言っても,季節的にみんなのもとには平等にクリスマスが来ちゃうわけで.
がっかりな夏や秋だった人は思いっきり,ハッピーな夏や秋だった人もそれなりに,クリスマスシーズンになると人恋しくなっちゃうんだろうなぁと,当方は勝手に想像してみたり.(元ネタ)

その想像と以下の展開がどうつながるのか,当方も良くわからない・・・,というか,マクラをズンズン書き進めたはいいが,収拾が付かなくなったと言うのがホンネなわけで.

とにかくだ,今年の1月,僕はこんなことをほざいていた
と言うわけで,有言実行してみました.

クリスマス!本日,Amazon からThe Beatmasの「XMAS!」が届きました.

いい!いいよ!思いっきり,ビートルズソングがクリスマスソングに変身するよ!

恋人としっとりしたクリスマスを過ごす人も,一人ぼっちでじっとりとしたクリスマスを過ごす人も,「はぁ~,家で女を捨てたも同然の女房と,ぎゃーぎゃー騒ぐだけのガキどもに囲まれて,クソ甘ったるいケーキなんて食ってる場合じゃねーよなぁ.会社の若いOLでも捕まえて,オサレなシティホテルで石田純一のように『不倫は文化だ!』とか言いながら,イヴの夜を過ごしたいもんだ」とかなり不道徳な願望を抱いていて,石田純一とか言っている時点でアンタについてくるOLなんていねーよって怒鳴りつけられてしまいそうなお父さんも,今年はThe Beatmas で楽しいクリスマスを過ごしましょう.

Aerosmith “Honkin’ On Bobo Japan Tour 2004” @Osaka

爆風スランプは日本武道館を「大きなたまねぎ」と形容した.確かに,屋根の形がそう見える.
なお,彼らの「大きなたまねぎの下で」という歌は,僕の記憶が確かなら「いつか,ビッグになって,大きなたまねぎの下,つまり日本武道館でコンサートをやりたい」という内容の歌だった思う.
ところで,僕は斉藤由貴の「土曜日のタマネギ」という歌が好きだ.「土曜日の夜,彼を待ちながらタマネギスープを作る.だけど,彼は来てくれない.自分はスープの中で漂うタマネギのようだ」っつー内容の歌だったと思う.プロットは切ない歌なんだけど,歌詞とメロディが楽しげで明るい歌.

さてさて,行ってきました,大阪ドーム日本武道館が大きなたまねぎなら,大阪ドームは,北海道育ちの僕にいわせれば「大きなジンギスカン鍋」だ.大阪ドームの上に,ラム肉とモヤシを大量にのせて焼いて食ったらめちゃめちゃうまそうだ.もちろん,飲み物はSAPPORO CLASSICで.

いやいや,今日はたまねぎ(そいや,ジンギスカンに玉ねぎははずせないな,僕的に)やジンギスカンの思い出に浸りに行ったんじゃない.
Aerosmithの日本公演に行ったわけで.
座席は,スタンド席の一番上.ステージ上の人影がキン消し(キン肉マンのゴム人形)よりも小さく見える.とほほー.

しかし,それはそれ.周りの座席の女の子でも観察してみることに.
すると,前列右斜め前に,とても清楚っぽい女の子発見.
胸に花か何かのプリントがある白いTシャツに,膝丈のグレーのミニスカート.色白で面長の細面で,セミロングの黒髪.開演前に見る限り,じっとしていて,とてもおとなしそう.同行者は,AerosmithのTシャツを着た男の子で,パッと見「彼氏がエアロ狂で,強引に連れてこられた」って感じがプンプン.

ところがですよ,1曲目(確か,”Toys in the Attic”)が始まるや否や,件のエアロTシャツ君を凌ぐくらいノリノリじゃあないですか.
そして,1曲目が終わるなり,Steven Tyler を見て
あぁ~ん.なんて sexy なのぉ~
とつぶやいて,腰砕けになってるし.
すげぇよ,スティーブン.50歳を超えてハタチそこそこの女の子をメロメロにしちゃうなんて.
自分の娘より若い女の子ちゃうん?
やるなぁ.

つーか,男の僕が見ていても,色気感じちゃったけど.
つーか,ロード・オブ・ザ・リングのエルフの皇女アルウェン役も,娘よか父親のSteven Tylerがやった方がよっぽど色気あったんじゃないの? と思ってみたり.

僕もアレくらいの色気を出したいなぁと思った次第.

そんな,セクシーでかっこいい Steven だけど,今日は爆笑ネタを披露してくれた.
「お説教」(いや,原題は “Walk This Way” なんだけど,邦題はなぜか「お説教」なんだよね)のラスト,観客を煽って,腕振りウェーブをさせた.そりゃ,会場全員がウェーブしますさ.
ステージから張り出した花道のミニステージで煽り続ける Steven.右に左にと,狭いステージを動き回るんだけど・・・.
しまいに,ステージから転落するし.(マジ)
お客さんはみんなびっくりしたと思うなぁ.Steven の音頭に合わせて腕を振っていたら,急にSteven が視界から消えるんだもん.
なかなかステージに復帰しないから,最悪の事態になったんじゃないかと心配になったり.
例の「あぁ~ん,せくしぃ~」の女の子も目が点になってるし.(いや,僕の前にいたから,正確には表情はわかんなかったけどね)
幸い,大事には至らなかったようで,30秒後くらいには復帰したけど.
#トボトボと歩く姿が,すげぇ痛そうだった.^^;

えーと,あと,初めてAerosmithのライブを見て思ったのは,Joe Perry が意外とお茶目さんだと知ったこと.
今まで,音楽雑誌なんかでしかライブの姿を見たことがなかったんだけど,そこでのイメージは「クールでニヒルな二枚目ギタリスト」って感じだったんですけど,今日はダック・ウォークを披露してくれたりして,意外に楽しい奴だとわかった.
あと,大阪ドームの「スペイン村へは 近鉄特急」という広告をバックにギターを弾く姿に笑ってしまったけど.

期待はしていなかったけど,やっぱり “Eat the Rich” は聞けなかったわけで.

最後になるけど,まともなライブレポートは,他をあたった方が良いことを忠告しておくわけで.

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D君: ロックの伝道師 for me

さっきの記事を書いたついでなので,予備校時代の友達のD君によって洗脳されたアルバム3枚.
この3枚は今でもお気に入りで,暇さえあれば聞いてる.

Machine Headまずは,ブリティッシュ・ロックの定番 Deep Purple のMachine Head
初めてジャケットを見たときは「なんじゃこりゃ,ムンクの『叫び』っスか」と思ったものですが.

超有名曲 “Smoke on the water” 収録.僕もD君のギターを借りて,Smoke on the water の超有名リフを練習したものです.
♪ ジャッ ジャッ ジャッ~,ジャッ ジャッ ジャッ ジャッ~,ジャッ ジャッ ジャッ, ジャッ ジャッ~

あと,アルバムの1曲目 Highway Starは,最近SUZUKI WagonRのCMに使われていますね(ワゴンR スペシャルサイトでCM見れます).

そいや,D君は深紫伝説王様にちょっと似てたな.

Tribute続いて,Ozzy Osbourne のTribute
いや,これは Ozzy のアルバムではなく,「Randy Rhoadsのアルバム」と言っても過言ではないかも.
無名だった Randy を Ozzy が発掘し,無二のパートナーに.彼のメロディアスなギターは,なんとなく暗い感じのする Heavy Metal というジャンルに華を添えた.しかし,ツアーの移動中,Randy は飛行機事故で帰らぬ人に.そんなわけで,伝説のギタリストと呼ばれ,一部にRandy Rhoads の根強いファンが存在するわけで.
D君も Randy Rhoads の熱狂的ファンだったなぁ.いつも札幌の島村楽器で,Randy と同じ白いフライングVを眺めてたなぁ.

もちろん,僕もRandy の美しいギターに魅了されちゃった.

また,車のCMだけど,ちょっと前までNISSAN X-TRAILに Paranoido のカバーが使われてましたね(エクストレイル CM情報に曲の紹介があります.へぇー Megadethなんだ.).
いや,もともとは Black Sabbath (Randy と出会う前に,Ozzy が在籍していたヘビメタの元祖バンド)の曲だけど.
この曲は,Black Sabbathのバージョン(Paranoid収録),Randy による演奏(ここで取り上げているTribute),Zakk Wild による演奏(Live at Budokan),あとNISSAN X-TRAILと4通り聞いたけど,やっぱ Randy Rhoads のが一番ですな.

ちなみに,Randy Rhoads って結構かわいい顔してるんだけど,知り合いの笑顔に似ているのがちょっとイヤー.

Appetite for Destructionとりあえず,3枚紹介しようと最初に決めたんだけど,最後の1枚を何にするか迷った.
Queen も Eric Clapton も Aerosmith も AC/DC も Led Zeppelin,MR.BIGあたりも彼に洗脳されたんだけど,とりあえず一番強烈だったのは,やっぱり Guns n’ Roses だよねぇ.
つーわけで,Guns n’ Roses のAppetite for Destruction

Guns n’ Roses の連中って,なんだかすげートンガってて,不良で危ない感じがして,そういうのにあこがれたなぁ.
このアルバムも,初めから終わりまで「疾走しまくり!」って感じで,すごくいいし.

うまく表現できないけれど,1曲目の Welcome to the jungle でギターが響いてきたとき「え?なに?何が始まるの?」って思ってると,Axl がガツンと “Welcome to the jungle!” とはじめるわけで.
あとは休むまもなく,ラストまで引きずられて行っちゃいますな.

さてさて,僕を悪の道に引きずりこんだD君ですが,5年位前には地元の本屋さんで働いていたけれど,最近はその店で見かけないなぁ.
久しぶりに会って,ロック談義したいんだけど.

Aerosmith予習中

いよいよ来週,Aerosmith の大阪公演なわけで.

Ultimate Aerosmith Hits/アルティメイト・エアロスミス・ヒッツとりあえず,Ultimate Aerosmith Hitsを何度も何度も聞きながら,予習中.
このベスト版,Aerosmith のオイシイところが満載.特に,1曲から Mama Kin で始まっちゃって,ノリノリ間違いなしで.2枚目のラストは Thema from Spiderman (日本語版のボーナストラック?)でオツに終了.
何度聞いても飽きません.

ただ,残念なのは,僕の Aerosmith との出会いの1曲である “Eat the Rich” が収録されてない点.

Get a Grip [Holland Bonus Track]“Eat the Rich” は,牛のおっぱい(ピアス付)ジャケットでおなじみのGet a Gripに収録.

予備校時代,同じ寮に住んでいたロック小僧のD君に借りて聞いたのが出会い.
(つーか,彼のせいで僕までロック小僧になってしまったわけで)

このアルバム,最初は,なんだかジャングルの中っぽい,ケモノや鳥の泣き声っぽいサウンドエフェクト&ラップっぽいイントロで始まる.
初めて聞いたときは「どこがロックやねん.ラップやんけー」と思ったんだが,約15秒後に激しいギターリフで “Eat the Rich” のイントロが始まる.
いつものせりふだが,ここで完全に「ノックアウト」.
Eat the Rich のラストのゲップまで一気に聞けます.

それどころか,アルバムのラストまでノンストップでぶっ飛びます.

大阪公演で Eat the Rich 聞けたらいいなぁ.

Five Live / George Michael

Five Live2-3日前,アダルトな曲が聞きたくて George MichaelFive Liveを聞いてた.

このCDを買ったのは,10年位前だったかな?
当時,Queenの曲は全然知らなくて,知らないどころかQueenに関する知識と言えば,Freddy Mercuryがエイズであることをカミングアウトした挙句,死んじゃったってことくらいで.
純粋にGeorge Michaelファンの僕が,George Michaelの歌を聴きたくて買ったCD.

「ふーん,Queenのカバーなのね」くらいの気持ちで聞いたんだけど,”Somebody To Love“がすごくいい曲だと思ったわけで.

Freddy Mercury は死んじゃってるし,George Michaelもおおっぴらな音楽活動はやめちゃったみたいだし,2004年の今,いろいろと残念だなぁ.

蓮華の花の咲く道 / SAKURANBO

以前の記事で紹介した姉妹デュオSAKURANBOのCDが届いた.
NHKのオンエアバトルに出演したことの反響がすごかったようで(僕もその口だけど),CDの注文が殺到し,生産が間に合わなくなったそうだ.
どーもCD-Rに焼き付けて,手作りしてるらしい.
しかし,ちゃんと12ページ(表紙含まず)にも及ぶブックレット付.なかなかの大作です.
歌詞が載っているのはもちろん,SAKURANBOのサイトでおなじみのイラストが満載.ああいうやさしいイラストが好きな人は,ブックレットを眺めながら澄んだ歌声を聴いて癒されるでしょう.
なお,このブックレット,かなり分厚い紙が使われている.まず,2つに折るのに苦労したあとが見て取れる.紙が厚くて,ホッチキスの針がキチキチで苦しそうにもがいている.その上,2箇所留めてあるホッチキスが,ちゃんと直線上に並んでいない.手作り間満載で,いい味を出している.

曲に関しては多くは語るまい.癒し系だ.歌も楽器も,曲作りもうまいぞ.
気になる人は試聴するがいい.

何はともあれ,僕はTVで聞いてあっという間に魅了された.
すんごいです.

Contraband / Velvet Revolver

ContrabandVelvet Revolverの1st アルバムContrabandが届いた(ちなみに,ウチにあるのは黒いジャケットでおねぇさんが銃を完全に抜いて,片手で構えてるシルエットになっています.).
そこで,とりあえずファーストインプレッション.

音楽系のプレスはみんな言ってることだし,このCDを聞こうと思っている人もそうだろうし,実際に聞いた人も同じことを考えているだろうし,あまつさえ日本盤の解説(伊藤政則,増田勇一)にすら書かれちゃってるし,僕ももちろん,次のことを考えながら聞いた.

Guns n’ roses のAppetite for Destructionと比べてどないやねん!?

僕は10年以上もガンズのファーストを聞きまくっている.
まさに mere exposure effect (単純接触効果; Zajonc, 1968; 日本語による概説参考1参考2)の助けもあってとても大好きだ.
この事実だけで,Velvet Revolverにとっては不利なのは認める.
だけど,やっぱり,なんとなく物足りなかったわけで.

Slashのギターは相変わらず良かった.この点は,聞いていて興奮するくらいだった.
だけど,ガンズと比べると,ボーカルにsexyさがない感じ.
ボーカルの Scott Weiland は,卑猥な歌詞を作って一生懸命歌っているんだけど,やっぱりAxel Rose の迫力には負けてるなぁって感じ.
なんつーか,聞かせどころもないみたいだし.
#c.f. “Welcome to the Jungle” におけるAxelの「しゃななななな にーず にーず」

元ガンズチームの演奏はツボなんだけどなー.
何回か聞いてたら,mere exposure effect (Zajonc, 1968) で好きになるかな.

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KISS Rock the Nation Tour@Osaka

KISS ROCK THE NATION TOURKISS の日本公演に行ってきました.
とりあえず,感想を一言で言うと「KISSの世界にどっぷりはまれた」っつーとこでしょうか.
昨日までの好天とうって変わって,あいにくの雨模様でしたが,会場となった大阪城ホールは異様な盛り上がりです.
会場はほぼ満員のようでした.

やっぱり,きちんとフルメイクで仮装な方々が会場の外をうろついてるし.
彼らは,記念撮影を求められたら気さくに応じています.
#そして,僕に隠し撮りされてるし.
偽Paul と 偽Gene

写真ではまったくわかりませんが,座席案内係のおねぇさんも,バッチリ Paul のメイクで決めていました(下の写真のピンクの服の女性).
ただし,全員というわけではなく,僕が目撃したのは1名のみでした.
座席案内のおねぇさん

ステージスクリーン
ライブの演出は,前日までに予習していたアライヴIV~地獄の交響曲DVDにそっくりでした.
(もちろん,今回の公演ではオーケストラとの共演やアコースティックセッションはありませんが)

決して悪い意味ではなく,ワンパターン.
僕は生KISSは初めてだったので,同じ場を共有した喜びで一杯だった.
あと,勝手に分析的に考えると,何年もワンパターンで,アホみたいに何も考えずに楽しませてくれるのがKISSの魅力だと思うので,往年のファンもOKなんでしょう.

“You wanted the best, you got the best, the hottest band in the world, KISS!!”のシャウト(ライブの冒頭で必ず言うそうで.ライブ盤なんかでも聞けますね)でスクリーンが落ち,爆音&花火で文字通り幕があけます.
(ちなみに,開演までの間「あの幕がきれいに落ちなかったらどうすんだろう?」と余計な心配をしていましたが,ちゃんとスタッフがいて下から引っ張っていました.実際,Gene 側-左-がちょっと引っかかって手間取っていた)
1曲目は Deuce だったかな?
おそらく僕らの前の席のカップルを除いて(彼ら,ずっと座ってた),会場全員が立ち上がって手拍子&合唱を始めたっぽい.
その後はノンストップで,Geneは火を吹くし,ドライアイスはバンバン噴出すし,遠慮もなく火柱が上がるし,やっぱりGeneは口から血糊を吐き出して吊り上げられるし,Paul は会場の上をターザンよろしく滑空するし.
あと,日本公演ではおなじみらしい”Sukiyaki Song(上を向いて歩こう)」もあった.Paul が「♪んふふ ふ~ふふ んふふ ふ~ふふ」と始めると,会場がこたえて大合唱です.

ほんと,いい意味でワンパターン.
Gene が舞台の袖に隠れると「お,血糊を仕込みに行ったな」とか,Paul のターザンポール(しゃれではない.ぶら下がる棒のこと)がズリズリとステージに動くのを視線の端で見つけて,「そろそろ飛ぶのね」っつーのがわかったり.
DVDでの予習の成果が遺憾なく発揮されました.

ただ,一つ不覚を取ったのは,ラスト Rock and Roll All Nite での紙吹雪.
アライヴIV~地獄の交響曲DVDのラスト Rock and Roll All Nite と同様,今日もラストのこの曲で紙吹雪が舞っていた.
もちろん紙吹雪はステージから飛ばされているんだけど,なぜかアリーナ席のありえないところからも紙吹雪が舞っていた.どうやら,ファンの人が独自に持ち込んで舞い上げていたようだ.
アリーナの真ん中から上がる紙吹雪がとてもきれいで,楽しそうで,僕もやりたかった.
紙吹雪を用意していなかったのが,不覚.

とにかく,すごく楽しめたライブだった.
ぱっと見,白塗りでコメディバンドだけど,最高のエンターティナーだと思った夜.
サイコー.