松泰山・東光寺(門戸厄神): 西国愛染明王ツアー(2)

東光寺の愛染朱印

午前9時半に家を出発、のんびりと車で2時間弱かけて兵庫県西宮市まで来た。
理由は、西国愛染十七霊場の御朱印集め(通称:愛染さんのスタンプラリー)。西は岡山県から東は三重県まで、近畿地方で愛染明王が奉られている寺を巡るという趣旨。
必ず番号順に巡らなければならないと定められているわけではないが、なんとなく気持ち悪いから番号順に周ることにした当方。

そんなわけで、2番霊場の松泰山・東光寺へ。
この寺は通称「門戸厄神」と呼ばれている。阪急今津線にその名を称した駅があることは知っていたのだが、訪れるのは初めて。

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俺の死活問題

「就活」、「婚活」の次は何か?
少子化だなんだと言われている時代なので、出産育児に関する活動として「産活」、「育活」なんて言葉が世の中で多用されるんだろうなぁ・・・なんて考えていたら、本当に「産活」はあった。

産活now(読売新聞)

「育活」はまだみたいなので、その道の第一人者になりたい人は、今がチャンスですよ。

さて、「育活」のさらに次は何かと考えたら、高齢者を対象にしたものだろうな。就活、婚活、産活のどれをとってもせいぜい30代までしかカバーしない活動だから。
今日の高齢社会において、人口比の多さはもちろん、たくさんの資産を持っているのも彼らだ。彼らを焚きつけて、お金を使ってもらおうという動きは当然出てくるだろう。

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Java applet でエスカレーターのシミュレーション

エスカレーターで片側を空ける、つまり、停止したまま乗る人は一方の端に並び、他方の端は歩行しながら乗る人が使うという利用法は、日本中でわりと広く見られる集合現象だ。

ただし、このような利用方法には反対意見もあるようだ。
一つには、エスカレーターにかかる重量が不均衡になることで、機械の損傷が早まるからやめるべきだという意見。機械のことはよー知らんけど、関東では左空け、関西では右空け(あれ、逆だっけ?)と傾向が分かっているのだから、メーカーがそれにあわせて重量のかかる方を補強しておけばいいんじゃないかと思ったりもする。
二つ目には、歩行者による振動や、事故による急停止による将棋倒しの危険性。立ち止まって手すりに掴まっていれば踏みとどまることができる場合でも、手放しで歩く人々は滑落して危険であるという主張。確かに、エスカレーターの使用法掲示や放送案内では立ち止まって手すりに掴まることを命じているし、これは頷ける。

エスカレーターで歩行すべきでない三つ目の理由として挙げられているのは、輸送効率の問題。
つまり、左右2列になって全員が立ち止まって輸送される方が、片方だけ立ち止って他方を歩く場合よりも、一定の時間内に運べる人数が多くなるという主張。一人ひとりが急ぎたくなる気持ちをグッとこらえて、おとなしく立ち止った方が、結局は全員がすばやく移動できるのだと言っている(急がばまわれ?)。

ただし、その前提として、エスカレータ上に並ぶ人々の「間隔は停止者は狭く、歩行者は広い」というものと、「歩行者の速度はそれほど速くない」ということを仮定しないといけないようだが。
ちゃんと計測したことは無いけれど、確かに、実際の人々の流れを見ていても、歩行者側の速度はそれほど速いものでもなさそうなので、この前提はそれほどおかしくないかもしれない。

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「殺人を依頼されました。引き受けると答えました。」

殺人を依頼されました。引き受けると答えました。: 精神科Q&A

あなたの対応は基本的に正しいと思います。というより、最善の対応をされていると思います。お書きになっているように、彼女に話を合わせつつ時間を稼ぎ、その一方で医学的な治療をすすめ回復を待つ。また、治療にあたっている病院には、あなたの立場からの情報を提供する。これは、妄想などの思考障害を持っている患者さんに対しての最善の対応です。

右翼の政治結社に所属する男性のもとに、見ず知らずの女性から電話がかかってきた。女性の依頼は、自分たちの家族をなぶり殺しにして欲しいという内容。電話を受けた男性は依頼を受けたフリをしながら、巧妙に女性を精神病院に誘導したそうだ。

この男性のように、博愛的でありながら、機転の利く人間になりたいものだ。

トニー・ホーアの「科学と工学の違い」がクールな件

Zopeジャンキー日記で知ったのだけれど、計算機科学者のTony Hoare(クイックソートの発明者だそうだ)の “The Science of Computing and the Engineering of Software” という講演がクールだ。

講演のPowerpoint ファイルがダウンロードできるのだが、その大胆なほどにシンプルでありながら、論旨がクリアなプレゼン・スタイルに感激した。
そして、講演のメインテーマである「科学と工学の違い」に関するメッセージも、明瞭かつ的確に述べられていて分かりやすい(要点の日本語訳は、Zopeジャンキー日記にある)。

ちょうど1週間前、広島に旅立つ前にこれを見ていたら、もっとマシなトークができただろうに。(仮定法過去)
表現スタイルに関しても、話題の内容に関しても。

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NTTとセレゴ・ジャパンが業務・資本提携

NTTとセレゴ・ジャパンの業務・資本提携について

  日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦惺、以下NTT)と、セレゴ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:アンドリュー・スミス・ルイス(共同創立者)、以下セレゴ・ジャパン)は、日本におけるネット教育サービスの展開について、業務提携することで、本日合意しました。
 あわせて、NTTの100%子会社であるNTTインベストメント・パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡邊大樹、以下NTT-IP)は、本業務提携の関係強化を目的として、セレゴ・ジャパンの親会社であるCerego LLC (本社:カリフォルニア、代表取締役CEO:エリック・ヤング(セレゴ・ジャパン共同創立者))と合意の上、セレゴ・ジャパンに対する出資を行うことを決定しました。

セレゴ・ジャパンのオンライン無料言語学習サービス smart.fm(旧 iKnow)は、当方も利用させてもらっている。
#最近は、サボり気味だが。

セレゴ・ジャパンは、もともと有償で企業へ英語学習キットを販売しており(参考記事)、そこで培ったノウハウと財力で無料オンラインサービスを始めたといういきさつがある。

ただ、素人目に見ても、「このサービス、今後の運営はどうなるんだろう。どっかに身売りすることを考えているのかなぁ」なんて思わせぶりなところがあったわけだが。

そうですか、NTTですか。
NTTとしても、物理的な通信回線は強いとしても、その回線で流すデータやコンテンツの脆弱さ(市井の人々が電話やメールでやり取りするくらいでは、回線の設備投資が回収できない)がよく指摘されたり、反省していたりするところだから、ネット・サービスの寵児の一つであるセレゴ・ジャパンと仲良くやりたくなったという気持ちはわからないでもない。

そんなわけで、当方の大人の事情ももちろんあるが、smart.fm は良いサービスだと思うし、両社の提携が成功することを祈念してやみません。

嬉しさのあまり、文章を取り乱してしまう日

ごく私的な記録なので、多くの人にとってはあまり興味の湧かない話題であることを先にお断りしておきます。

先週末、先々週末と2週連続で結婚式にご招待いただいた当方。
親しい人々の結婚式に列席することほど嬉しいことは無いのだが、さすがに賛美歌493番が頭にこびりついて離れなくなってしまいましたよ。

ただし、僕の場合は、「♪や~わらか頭よ~ や~わらか頭~」という歌詞に変換されていますが(下ビデオの5:45あたり参照)。

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『宵山万華鏡』読了

本日読了。
京都の祇園祭の期間中、毎年7月16日に行われる宵山(山鉾巡行の前夜祭)の一日をめぐるオムニバス。6編のストーリーには、それぞれ異なる狂言回しが存在するが、舞台も登場人物もオーバーラップしている。1話ずつ読んでも短編としてまとまっているし、全篇を貫く「幻想世界のふしぎ」も森見登美彦らしい世界観でぐっとひきこまれる。

3本目「宵山劇場」では、僕の大好きな小説『夜は短し歩けよ乙女』の名もなき登場人物の後日談が語られていて、旧作ファンへのサービスも抜かりない。京都市内が舞台というのは森見の定番だが、達磨だの鯉だのといった小道具も『・・・乙女』とオーバーラップし、なかなか微笑ましい。

あとびっくりしたのが、登場人物が京ことばをしゃべっていた。
京都が舞台なんだから、あたりまえじゃないか
とおっしゃる方もいるかもしれないが、僕の記憶する限り森見作品の登場人物は、京都人であっても標準語を話していたと思う。たったそれだけのことで、新鮮な作風に見えてしまった。

表紙もキラキラ☆していてきれいなことは報告済み
当方は祇園祭に一度も行ったことがないのだが、今年は出かけてみたいと思わされたりと、いろんな方面から楽しめる1冊だった。

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松浦亜弥の薬物防止パンフレット帝塚山大学で入手

松浦亜弥毎週月曜日の午前、帝塚山大学に出入りしている当方。今朝、キャンパスの入り口で右のようなパンフレットを手渡された。
何の説明もなく、無言で渡された。キャバクラのビラの方が、よっぽどフレンドリーで広告効果も抜群だぞ、と思いながら受け取った。

その時は、ふーん、と思いながら眺めただけなのだが、帰ってきてからいくつかのニュースを見て事情が判明した。

学生の不祥事について(お詫び)

 7月4日(土)に、本学学生が大麻所持で逮捕されました。本学では学生に、大学生としての自覚と良識のある行動を促すとともに、「薬物乱用防止」について大学を挙げて啓発活動を行ってきましたが、力が足りなく、このような不祥事が発生してしまいましたことは誠に残念なことであります。本学学生、保護者、卒業生ならびに社会の多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 本不祥事に対して本学では、直ちに学部懲戒委員会を設置し、事実関係を確認の上、厳正に対処いたす所存です。
 本学といたしましては、今回の不祥事を真摯に受け止め、即日学長名での告示を行い、学生への注意を喚起するとともに、大学の危機管理対策会議で再発防止委員会の即時立ち上げをいたします。また、学生指導を徹底し、教職員一丸となって薬物の所持、使用等の犯罪行為が再発しないよう、決意をあらたにいたします。

平成21年7月5日
帝塚山大学 学長 山本 良一

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写メ売買

おはよう日本 2009年7月4日(土)さっき、NHKのニュース「おはよう日本」で取り上げられていたのだが、携帯電話で撮影した写真を売買するサイトがあるそうだ。
多くの場合、供給側は若い女性で、1枚数百円程度で売買されているそうだ。アルバイト感覚で自分の写真を提供する女性が少なくないという話だった。

報道のテーマは、写メ売買でトラブルが急増しているという内容だった。
購入した人が、被写体を脅迫するケースがあるという。写っている制服や場所などから、被写体を特定し、「学校にばらす」、「ネットで個人情報とともに公開する」などと脅し、過激で性的な写真の送付を強要するという。

番組での結論としては、「ネットは怖い、悪用されて当然だ」と被写体を暗に非難する一方で、脅迫する側にも「勝手に流布すると、少なくとも肖像権の侵害に当たる」と警告を発していた。
でも、全体の雰囲気としては、前者(自業自得、ざまぁ)に意見が偏っているように聞こえた、僕だけかもしれないが。

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