他に見るべきところがないので今週のマクラは全て「黒木華」にしようと決意したのが月曜日で、1週間分のマクラの構想は火曜日の夜までにほぼできあがり、昨日の朝には「一連のマクラは、朝の連続テレビ小説『華と俺』と呼ぶことに決めた。・・・ちなみに、黒木華は”くろきはる”と読むんだよ。Google日本語ではまだ一発で変換できないけど。」などとひとりごちている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』の第12回めの放送を見ましたよ。
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第2週「ほんとうのかお」
レストランでの食事の後、水野(城田優)は純(夏菜)を家の近くまで送ってくれた。家出中の弟・剛(渡部秀)が転がり込んだため、純の留守中も照明が付いたままになっていた。純はそのことを水野に話した。
話し終えると、水野は純と付き合いたいと言い出した。そして、顔を近づけてキスを迫ってきた。
悪い気のしない純は流れに身を任せた。しかし、水野の肩越しに愛(風間俊介)の姿が見えた。その途端、純は思わず叫び声を上げた。
白けてしまった水野はそのまま帰って行った。
愛は水野と付き合うのはやめた方がいいと純に忠告した。けれども、純は聞く耳を持たなかった。水野が恋人にふさわしいかどうか判断するのは自分自身だと主張するのであった。そして、愛を追い払った。
一方で純は不思議な感じがしていた。愛を攻撃すると、まるで弱い捨て猫を見捨てたような気分にもなるのだった。
翌朝、居候していたはずの剛が姿を消していた。しかも、純の財布から現金を根こそぎ持って行ってしまった。純は腹立たしさと情けなさいっぱいで一日をスタートさせた。
職場でも、相変わらずいびられてばかりだった。カッとなった純は客の前で他の従業員に食ってかかった。桐野(吉田羊)にはホテル従業員は向いていないから辞めた方がいいといって叱られた。
さらに悪いことに、粕谷(近藤芳正)がホテルに姿を表した。業者からバックマージンを受け取っていたことが明るみになり懲戒解雇されたため、とてもみすぼらしい格好をしていた。クビになったのは、純がトラブルに巻き込んだせいだといって逆恨みしているのだ。白昼で多くの耳目を集める中、純はロビーで殴り倒されてしまった。
騒ぎはすぐに収まったが、純は米田(矢島健一)に呼び出されてまたもや叱られた。純と粕谷の騒ぎに恐れをなして、宿泊をキャンセルした客もいたという。何もしておらず、殴られただけなのに全て純のせいにされてしまったのだ。
塞ぎこむ純であったが、水野が慰めてくれた。そして、仕事終わりに一緒に飲みに行く約束をした。
夜、純はウキウキと更衣室を出た。すると、愛が待ち伏せていた。愛が言うには、水野が優しいのは純の体が目当てだからだという。だから、水野との付き合いはやめておけというのだ。
純は腹を立てた。人の本性を見抜くという愛の能力については半信半疑であると言って、愛の助言を受け入れるつもりはないと拒絶した。そして、もうつきまとうのもやめろと言いつけた。
結局、純は飲み過ぎてしまった。
帰り道、水野は純を自分の家に誘った。そして、純にキスをしようと迫ってきた。純は流れに身を任せ、水野のしたいようにさせた。
しかし、その時、純の頭に愛の言葉が鳴り響いた。水野は体だけが目的だという愛の指摘が浮かび上がった。純は我知らずに水野を突き飛ばしてしまった。
水野は怒りだした。昨夜、純の家に灯りがついていた件について、弟だというのは嘘で、本当は恋人がいるのだろうと言い出した。恋人がいるならいると、はっきり言えばいいとなじった。その上、純のピンチを助けてやったことを恩着せがましく言い出したり、女らしくしないと一生結婚は無理だなどと捨て台詞を吐いて水野は去って行った。
純はひどくつまらない気持ちになった。
その時、宮古島の母(森下愛子)から電話がかかってきた。兄の正(速水もこみち)が那覇にいる恋人を妊娠させてしまって大変なことになっているという。正は結婚する気はないが、相手はその気だという。父(武田鉄矢)には知らせずに解決したいと言うのだ。
具体的な話はせずに電話は切れたが、純は頭が痛くなった。自分が不幸なのは、ろくな家族に恵まれないせいなのだろうと思い、深く落ち込んでしまった。
けれども、屋台で大好きな豚まんを食べたら機嫌が直った。
その直後、愛が付けてきているのに気付いた。
愛は怯えながらも、純が心配だったと弁解した。ついていないことが次々に起こるので、純が自殺でもするのではないかと気がかりでならなかったのだという。しかし、豚まんを食べて気が晴れたようなので安心したという。今夜はもう大丈夫なので家に帰るという。
純は、立ち去ろうとした愛の背中にすがりついた。そして「置いて行かないで」と言って泣き声を上げた。純はどうして自分がそうしているのかわからなかった。しかし、愛の背中はとても落ち着くことに気づいていた。
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