季節が変わり空気が乾燥しているせいか喉鼻唇の調子の悪い当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブラッサム』の第8回めの放送を見ましたよ。
珠(石橋静河)の嫁入りが決まった。
相手は、珠のいとこにあたる木村享一(小堀正博)だという。珠の亡き母の妹・照子(山田真歩)の長男であり、役所勤めである。家柄についても申し分なかった。
珠は突然のことに驚いた。照子は母の妹だと言うが、珠にはまったく記憶がなかった。そもそも、自分がとても小さい頃に亡くなった生みの母の記憶すらまともになく、おばとは没交渉であった。
珠は全くの力ではなかった。しかし、父・清治(渡部篤郎)の決めたことに抗うことは無理であった。
嫁入りの日、継母・リョウ(国仲涼子)が着付けをしてくれた。その日の珠はとてもきれいだった。
結婚のことについて何も言わない珠であったが、リョウは父の命令で仕方なく嫁ぐ珠の気持ちを理解していた。夫を信じて、良いところを少しずつ見つけていけばうまくやれると助言した。大変だけれど辛抱するのだと話した。
嫁ぎ先の木村家の座敷で宴席が始まった。
初対面の夫・享一は、珠と口を利かないどころか、顔すらまともに見ようとしせず、ずっと仏頂面だった。
宴席が終わり、葉野家ら客人が帰ると、享一はひとりで出かけると言い出した。珠が支度を手伝うと申し出ても、「いらん」の一言だけで出ていってしまった。
その夜、ついに享一は帰ってこなかった。
翌日以降も享一は珠と口を利かなかった。そして初夜と同じく、毎晩家に帰ってこなかった。
ある夜、珠は義父母の寝室からの話し声を聞いてしまった。嫁を取れば享一の態度も改まると思ったが、かえってへそを曲げる結果になってしまった。もう少し時間をかければ享一も変わるだろうから、珠にはもう少し我慢してもらおうなどと話し合っている。
珠が訝しんでいると、享一の弟・保(金子大地)が事情を教えてくれた。享一は以前から色街通いをしていて、長く贔屓にしている女がいるのだという。母・照子は、結婚すれば色街が良いもやめるだろうと期待して縁談を進めたのだという。しかし、保の見立てでは、享一は一生変わることはないだろうという。
珠は自分は必要のない人間だと痛感した。
その足で実家に帰った。