昨日は太田記念美術館で「葛飾応為「吉原格子先之図」 夜景の系譜」展を見て、なるほど日本のレンブラントって言われるのもわかるくらい見事な陰陽描写だなと思うと同時に、以前オランダで見たレンブラントの「夜警」は想像していたよりもデカくてビックリしたけど、応為の「吉原格子先之図」は想像していたよりも小さくてびっくりした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブラッサム』の第11回めの放送をNHK+で見ましたよ。
1914年(大正3年)4月、高等女学校を卒業した珠(石橋静河)は尋常小学校の代用教員として働くことになった。
その学校では児童の学力別に学級を分けている。珠は2年生の受け持ちとなったが、学力の低い方の学級を担当することとなった。その学級の児童たちは専ら家の手伝いに従事しており、学校は息抜きの遊び場だと思っているという。学校側も、代用教員の珠には子守以上の働きを期待していなかった。
珠が教室に行ってみると、始業時刻だというのに子どもたちは席にも着かず遊び回っていた。珠はなんとか言いくるめて全員を着席させることができた。
しかし、児童が一人足りない。子どもたちに聞いてみると、いつも遅刻してくる子だという。
しばらくすると、次郎(渋谷そらじ)が遅れて教室に入ってきた。彼は登校中に見つけたカタツムリを捕まえるために遅刻したという。
珠の受け持ち学級の児童たちの学力は確かに低かった。その中でも次郎は特にできが悪かった。簡単な引き算もできないし、漢字は一つも読むことができない。他の児童たちからもバカにされるていた。本人も、親から「畑を耕すのに学業は不要だ」と躾けられており、学校の勉強にも身が入らない。
それでも珠は次郎に真剣に向き合った。引き算では指を使ってゆっくりと数えることを教えたり、教科書の漢字には全てふりがなをふってやった。
珠は「今日できないことでも、明日にはできるようになっているかもしれない」と次郎を励ました。
こうして、初日の仕事が終わった。
学校からの帰り道、珠は幼馴染の梅(松本穂香)に出会った。しかし、梅はどこか塞ぎ込んでいる。
話を聞いてみると、梅は向かいの乾物屋の徳一にもうすぐ会えなくなることがさみしいのだと話した。梅は近いうちに親の決めた縁談で嫁入りする。そうなると、今までのように徳一と気安くケンカすることもできない。何よりさみしいのは、いつもは顔を見れば喧嘩している徳一から、今日に限ってしろらしく祝福の言葉を貰ったことだ言う。
梅は自分の嫁ぎ先になんの文句もないという。むしろ自分にはもったいないくらいの良縁だと思っている。結婚は家同士で行うものだと納得しているし、それを決めてくれた父・幸三(八嶋智人)にも感謝している。
しかし、世の中には自由恋愛というものがある。自分も本当に好きな人と一緒になれたらよかったのにと、ちょっとだけ考えてしまったのだと話した。
そして梅は、珠は自由恋愛ができることを願っていると話して去っていった。