NHK『まんぷく』第2回

本日は、山瀬まみさんのお誕生日であることをお喜び申し上げる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』の第2回めの放送を見ましたよ。
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第1週『結婚はまだまだ先!』
母・鈴(松坂慶子)が腹痛を訴え、うずくまった。
医師の往診を受けたが、どこにも悪いところは見つからない。それでも鈴は腹痛を訴え続け、自分は盲腸かもしれないと述べた。祖母を盲腸で亡くしており、自分も同じ運命をたどるだろうと弱気なことを言うのだ。
しかし、家族がどんなに勧めても病院での精密検査を受けようとはしなかった。

嫁ぎ先から駆けつけた次女・克子(松下奈緒)は、鈴のいないところで仮病ではないかと疑った。長女・咲(内田有紀)の結婚が間近に迫っているが、咲に家を出て行って欲しくないのではないかと言うのだ。しかし、当の咲と福子(安藤サクラ)はその意見を否定した。咲の結婚を誰よりも喜んでいたのは鈴だったのだから。

翌日、咲の婚約者・小野塚(大谷亮平)が見舞いに現れ、病院で検査を受けるよう説得を試みた。
しかし、相変わらず鈴は病院に行くことを拒んだ。それどころか、自分の体調が良くなるまで結婚式を延期してほしいと頼むのだった。すでに式場の予約や招待状の送付は済ませてある。この時点での延期が難しいことは誰の目にも明らかであった。
小野寺は即答を避けたが、検討する意を示した。咲は母の教えに従い、未来の夫の決定に沿うことを約束した。

鈴は寝てばかりで、全く食欲がなかった。それでも付きっきりで看病するわけにも行かず、福子と咲は心配しつつも通常通り仕事に出かけるなどしていた。

ある日、福子が帰宅すると、病床に鈴の姿がなかった。
家の中を探してみると、鈴は台所に隠れ、福子が勤め先のホテルの厨房係から以前にもらってきたツナ缶を盗み食いしていた。
福子に見つかると、鈴は再び腹を押さえて腹痛を訴えるのだった。
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NHK『まんぷく』第1回

安藤サクラと言えば、『万引き家族』を思い出して素麺を食べたくなってくる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』の第1回めの放送を見ましたよ。
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第1週『結婚はまだまだ先!』
1938年(昭和13年)、大阪。前年から始まった日中戦争の戦争特需で、国の景気は上向きだった。

女学校を卒業した今井福子(安藤サクラ)は、大阪で一番大きなホテルである大阪東洋ホテルで働き始めた。
仕事は電話交換手であり、まだ慣れないせいでドジばかりである。その上、口の悪い厨房係からは「器量の良い者は表に出て客と対応するが、そうでない者は裏方として配属される」などとからかわれた。

そう言われて少し思い悩んだ福子は、女学校時代の同級生・敏子(松井玲奈)とハナ(呉城久美)に愚痴を言った。自分はずっと女学校に通っていたので、異性の目を気にしたり、自分の顔の良し悪しについて考えたことがなかったというのだ。
しかし、同級生に話を聞いてもらったり、このころ出始めたラーメンを一緒に食べたりするうちに、そんなことはすっかり忘れてしまった。美味しいものを食べられれば、それだけで幸福に満ち溢れるのだった。

女学校時代、福子の同級生たちはお嬢様ばかりだった。
そんな中、福子の家庭は貧しかった。いつも決まって、ご飯にちりめんじゃこをのせた弁当だった。しかし、福子はそのことを恥じることはなかった。かえって「骨が丈夫になる」などと笑い飛ばして、楽しそうにしていた。

福子は父を早くに亡くし、女ばかりの家で育った。生前の父がずいぶんと派手な金遣いだっため、今井家の暮らしは楽ではなかった。
母・鈴(松坂慶子)は武士の家に生まれ、厳格でだらしのないことは許さない正確だった。そして、亡き夫との間に3人の娘をもうけた。
長女・咲(内田有紀)は宝石店に努め、彼女の稼ぎで一家を支えていた。もうすぐ三十路だが、近々、小野塚(大谷亮平)との結婚することが決まっていた。母の言いつけを守り、交際時から相手を立てることを第一としていた。
一方、次女・克子(松下奈緒)は母に反発するかのように、売れない画家・香田(要潤)と結婚し、すでに3人の子供を産んでいた。頻繁に実家に出入りする関係ではあったが、顔を合わせるといつも母・鈴からイヤミを言われていた。それでも本人は幸せに暮らしていた。
一家の家計を支えている長女・咲が嫁に行くため、これからは福子が母と自分の食い扶持を稼がなければならない。

咲の花嫁衣装が届いた。母・鈴が結婚式で着たものを直しに出していたのである。次姉の克子は反対を押し切って結婚したため、式を挙げていない。鈴は、自分の花嫁衣装を娘が初めて身につけることをとても喜んでいる。

その時、鈴は突然腹痛を訴え、うずくまった。
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“朝ドラ”同窓会 ~カーネーション~

昨日と今日の『半分、青い。』は録画したまま放置している当方が、『“朝ドラ”同窓会 ~カーネーション~』の放送を見ましたよ。
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はじめに
NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』は2018年4月10日(火)より、月~金曜日の16:20より1日2話ずつ再放送される。それに合わせて、同ドラマのキャストが再会した。

出演は以下の6名。
同ドラマは2012年2月24日にクランクアップしたので、出演者が一同に会するのは6年ぶり。

出演依頼を受けた時のエピソード
田丸
朝ドラへの出演は初めてなので浮かれた。
尾上
幼馴染の役なので長期間出演することになる。嬉しい半面、プレッシャーを感じた。
麻生
面白い役者が揃うと聞いて、共演できるのが嬉しかった。
川崎
実はヒロインのオーディションで落選していた。ドラマの放送開始時には三姉妹役が決まっておらず、自分にオファーが来るよう念を送っていた。
尾野
朝ドラのヒロインは若い女優が主なので、自分には縁がないと思っていた。しかし、30歳以上でも応募して良いと聞いたので受けることにした。合格の報せは、事務所からの電話だった。その時、スーパーで買い物をしていて、腕にカゴをぶら下げたまま泣き崩れた。
撮影時の苦労
尾野
岸和田弁に苦労した。自分は奈良出身で関西弁には慣れていたが、岸和田弁は少し違っていて、方言指導者に何度も直された。主人公なのでただでさえスケジュールがきつく、セリフも多いので苦労した。方言指導の先生は厳しかった。
田丸
美容師の役だったので、美容術のレッスンに苦労した。昔の道具を使うので、いずれも鉄製で重かった。今は自分が美容院に行くと美容師に同情する。
尾野
ミシンや縫い物の練習を一生懸命行った。リハーサルで失敗しても、「本番では上手くやります」と眼力でスタッフを脅しつけた。麻生も同様で、優しそうな顔つきで有無を言わせないやり方をしていた。
尾上
撮影初日は京都の河原でのシーンだった。慣れない高下駄を履いていた。撮影は長丁場なので怪我をしないように注意されたのだが、まんまと転んで足をくじいた。少し腫れた程度で済んだので撮影に影響はなかったが、恥をかいた。ただし、初日に失敗して恥をかいたので、その後は楽しくやれた。
大阪でのオフの過ごし方
尾野
休みの前日にカラオケに行ったり、実家に帰ったり、一人で焼き肉を食べたり。他の俳優は休みの日に東京に帰ることが多かったので、一人で大阪で過ごしていた。毎日、宿泊所と撮影所の往復だったので、必要もないの服を1着だけにクリーニング店に出すなど、普段と違うことをしてみたり。
川崎
飲んでた。
今だから言えること
尾野
撮影中に転んで歯を折った。奇跡的に顔は無傷で、歯だけが粉々に砕けた。百貨店支配人・花村役の國村隼にすがりついて自分を売り込むシーン。下駄を履いて走ったら転んだ。
尾上
兄・安岡泰蔵役の須賀貴匡はギターが得意で、撮影現場にもギターを持ち込んでいた。岡山でのロケの帰り、駅前で路上ライブをやろうと誘われて、昼間に一緒に歌った。
川崎
岸和田出身の自分は、オーディション落選後に岸和田城の堀で友人たちと花見をしていた。すると、ヒロインに決まった尾野がイベントでやって来た。岸和田城をバックに尾野の写真撮影が始まったが、自分はちょうど尾野と城の間にいる。写り込んでやろうと思って立ち上がって手を上げたら、小さくて顔は判別できないが、それがそのまま掲載された。
印象的なシーン
尾上
脚本上はシーンの終わりなのにカットがかからずアドリブをすることがある。尾野とのアドリブの掛け合いは面白かった。特に勘助と糸子が初めてカレーを食べるシーン。奇妙なものをおそるおそる食べたら美味しかったというくだり。
田丸
勘助が戦争に行く時、糸子に会いに行くが声をかけられないシーン。少年から青年への変化が表現されていて良いシーンだった。
尾野
勘助の戦死に一番泣いた。幼馴染の死は、父の死とはまた違う。特に、勘助役の尾上とは芝居以外でも幼馴染のようだったので特にそう思った。
麻生
11歳くらいの設定の糸子が、職場でイジメられているのに頑張って仕事に出かけるシーン。母・千代が金平糖を持たせて送り出す。その時の尾野は、11歳の少女の表情を見事に演じていた。こんなに小さい子になりきれるなんて凄いと思った。一生忘れないだろう。
川崎
三姉妹の喧嘩は壮絶だった。自分は元プロレスラーであり、取っ組み合いでは足も出た。また、長女・優子役の新山千春には、自分の体が頑丈なせいで、喧嘩のシーンで突き指させてしまった。
視聴者の選ぶ印象的なシーン
  • 3位: 糸子からの告白に対して、周防(綾野剛)が抱きしめる
  • 視聴者コメント
    「朝からこんな!」と頭が沸騰した。
    出演者たち
    現場の雰囲気が違った。
    尾野
    勘助のことは忘れた。
  • 2位: 糸子が岸和田で行きていくことを決意(尾野のラストシーン)
  • 視聴者コメント
    糸子の決意を熱く感じた。
    尾上
    ドラマのイメージポスターはミシンの向こうから覗き込む糸子であるが、それと同じ構図だった。
    尾野
    自分からシーンを増やして欲しいと言ったことは無かったが、唯一ここだけは提案した。最後だからミシンに触れたいと提案したらカットを追加してくれた。それでポスターと似ることになった。
  • 1位: 糸子がミシンを自分の「だんじり」だと思う
  • 視聴者コメント
    エネルギーに満ちた場面で印象的だった。この先どんな展開になるのかワクワクした。
    尾野
    撮影の時から恥ずかしかった。一番恥ずかしいと思っているシーンが1位になるなんて。
    当ブログのコメント(第7回あとがき)
    本作最大のお笑いシーンとして、後世に語り継がれること間違い無し。今から10年後、もし尾野真千子が日本を代表する大女優になっていたとしたら「あの尾野真千子の爆笑シーン」としてバラエティ番組に取り上げられること間違い無し。そんな雰囲気をプンプンさせていました。
視聴者からの質問・感想
  • 父との喧嘩シーンは本気で殴られたのか?
  • 尾野
    本気だった。父・善作役の小林薫から提案され、承諾した。小林の狙いのひとつは、妹たちを演じている子役たちを驚かせるため。リハーサルでは殴るフリをするだけにして、本番でのみ力いっぱい殴られた。案の定、子役たちはびっくりしていた。本気で殴ってくれたおかげでいいシーンになってありがたかったけれど、本当に痛かった。承知した自分に腹が立った。
    麻生
    ずいぶん長い間、頬に手形が残っていた。本当に殴る芝居は皆無ではないが、あんなに長時間痕が残るのは初めて見た。
  • 麻生の少しトボけた母に癒やされた。自分も同じ母として、ああありたいと思った。
  • 麻生
    ゆっくりした喋りなので、視聴者からイライラされないかと心配だった。また、15分しか尺がないのに自分だけゆっくり喋って大丈夫だろうかと思っていた。
    川崎
    独特の空気感、スピード感が良かった。
  • 『カーネーション』以来、朝ドラが日課となった。毎朝元気とパワーをもらった。私の朝を変えたドラマ。
  • 尾野
    やった甲斐があって嬉しい。俳優という職業にも夢があると思える瞬間。第二弾を作りたいけれど、登場人物はみんな死んでしまっている・・・。
甲本雅裕登場
ドラマの撮影で遅刻。尾野は「呼んでないから帰って」とからかう。甲本は、尾野から是非来てくれと頼まれたのだと反論。尾野からは、いつも最低のヤツだと意地悪を言われている。「甲本雅裕は最高のヤツ」と言っておいてくれと頼んだのに言ってくれなかったのは不満だと述べる。

甲本は、自分は遅れてきたのに、今日ははじめから参加していたかのようにすぐに場に馴染めたと話した。この作品は自分にとって一生忘れられず、何かあったら思い出すとまとめた。

尾野真千子の一言まとめ
「みーんなで家族!!」
共演者やスタッフなど、関わった全員が家族だと思う。みんなが支えてくれて、いつも一緒にいて深い絆になった。
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NHK『半分、青い。』第1回

「あおい」と言われたら、宮﨑あおい葵わかな、蒼井そら、碧しの の4人がすっと口に出る当方が、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』の第1回めの放送を見ましたよ。
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第1週『生まれたい!』
1970年当時、楡野仙吉(中村雅俊)と宇太郎(滝藤賢一)の親子は、岐阜県東美濃市で定食屋を営んでいた。店は大繁盛していたが、人を雇わず、支店を出すこともしていなかった。息子・宇太郎は、客の顔が見える範囲で料理を振る舞うこと誇りに思っているからだ。そのため、人も雇わず、それぞれの妻である廉子(風吹ジュン)、晴(松雪泰子)らと家族4人だけで切り盛りしていた。

若夫婦である宇太郎と晴に子はなかった。晴には腎臓の持病があり、出産は難しいと医師から宣告されていた。夫婦はその運命を受け入れ、子どもを作らないことに決めていた。それでも夫婦が壊れることはなく、むしろ仲睦まじい夫婦関係だった。当時開催されていた大阪万博にふたりきりで出かけるなど、しがらみのない生活を謳歌していた。

しかし、ふたりは失敗をした。
1970年当時、いざなぎ景気や大阪万博、長嶋茂雄に代表されるプロ野球人気などで日本中が浮かれていた。その雰囲気に飲まれてしまい、避妊に失敗したのだ。

かかりつけ医のキミカ先生(余貴美子)に相談したところ、今は晴の体調も安定しているので出産に耐えられる可能性が高いというのだ。晴は迷った末、子どもを産むことに決めた。宇太郎もそれに大賛成し、親身になって晴を助けた。

そして、翌1971年の夏、晴が産気づいた。宇太郎が付き添って病院へ向かったのだが、なかなか赤ん坊は生まれなかった。宇太郎は、陣痛で苦しみ続ける晴の手を握り励ますことしかできなかった。

様子を見ていたキミカ先生によれば、へその緒が胎児に巻き付いている可能性があると言う。このままでは難産になる気配があり、母子の健康にも不安がよぎった。
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『わろてんか』『トットちゃん!』まとめ記事終了

知力、体力、時の運の尽きた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』とテレビ朝日の帯ドラマ劇場『トットちゃん!』のまとめ記事を終了させていただきます。

ふたつとも、ドラマ自体はすごく面白いです。お勧めです。僕も見続けるでしょう。
ただ、時運が悪かった。1日に2本のまとめ記事を書くなんて僕の知力を超えている。折からの気温低下で体調も悪化中です。
そのようなわけで、断腸の思いで終わります。

ご愛読ありがとうございました。
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テレビ朝日『トットちゃん!』第12話

寒くて、気力体力が損なわれている時に1日2本のまとめ記事はまじツライ当方が、テレビ朝日の帯ドラマ劇場『トットちゃん!』の第12話の放送を見ましたよ。
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徹子(豊嶋花)は、登校途中の駅前で男((なだぎ武)が不思議な木の皮を売っているのを見かけた。その木の皮をかじってみて苦ければ病気にかかっているのだという。

学校に着くやいなや、徹子は校長室に飛び込み、小林校長(竹中直人)に相談した。家に帰ったら母(松下奈緒)小遣いをもらって返すので、木の皮を買う金を貸して欲しいと頼んだ。
小林はふたつ返事で金を貸してやった。

徹子の担任・三輪(宮崎香蓮)は小林校長をたしなめた。詐欺だとわかっている品物を買う手助けをすべきではないというのだ。
小林の意見は違った。本人が興味を持ったことは実際に試してみるのが一番だと考えるのだ。その後、ゆっくりと時間をかけて騙されていたことに気付き、学んでいけばいいと答えた。

木の皮を買い求め、学校に戻った徹子は、校長や級友たちに木の皮をちぎって分け与えた。苦味を感じた者は皆無だった。徹子はみんなが健康であるとわかり安心した。

ただし、2人の男子生徒、福元(横山歩)と菊池(ささきゆうた)だけはいささか冷たい反応をした。
福元は、木の皮で病気の有無がわかるなど迷信に違いないと断言した。しかし、徹子がみんなのためにやってくれていることだからと言ってかじった。小児麻痺の障害を持つ福元だったが、彼にも苦味は感じられなかった。徹子は福元の病気が治ったのだと思って嬉しくなった。
菊池は、頑なに木の皮をかじることを拒んだ。そのような非科学的なものは信じないというのだ。徹子はそれ以上無理強いしなかった。

母・朝は、徹子からの報告を受け、小林校長の教育方針にますます感心した。好奇心旺盛な徹子の性質をよく理解し、そこを伸ばしてくれていることをありがたく思った。
父・守綱(山本耕史)は、徹子が人を一切疑わないのはいい点だと認めた。しかし、将来悪い男に騙されるのではないかと早くも心配するのだった。

ある日、菊池は学校で英語の勉強をしていた。中国との戦争が激しくなり、国際社会でも孤立を深める日本では、西洋の言葉が禁じられつつあった。あたかもトモエ学園は別世界のようであった。
菊池に興味のある徹子は、彼に何度も話しかけた。しかし、菊池の態度はいつも冷たい。

一方、菊池自身は、担任の三輪先生とは親しげに話をしている。ふたりで英語の絵本でクイズをやっている様子を恨めしく眺めた。
ところが、さっきまで仲良くしていたはずなのに、急に菊池が三輪先生のスカートをめくって意地悪をする。仲良しの先生に意地悪をする菊池の気持ちがわからず、徹子は考え込むのだった。

ある日、守綱の稽古場で内輪だけでバレエ公演を行うという。時局が悪化し、会場でおおっぴらに公演を行うことができないのだ。その上、内輪向けの会とは言え、このようなことができるのも最後かもしれない。
守綱は、家族をバレエに誘った。自分の演奏やバレエといった芸術を子どもたちに見せておきたいと願ったからだ。

公演後、徹子はバレリーナに憧れた。今まではチンドン屋かスパイ、もしくは駅員になりたいと思っていたが、それらは全部あきらめてバレリーナを目指すと言いだした。
帰宅するなり、見よう見まねで新聞紙でチュチュを作り、勝手気ままに踊るのだった。
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NHK『わろてんか』第14回

寒さのせいでまとめ記事を行う気力と体力を失いかけた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』の第14回めの放送を見ましたよ。
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第3週『一生笑わしたる』
てん(葵わかな)はリリコ(広瀬アリス)から、籐吉(松坂桃李)の手紙に書いてあったことは全て嘘だと聞かされた。

信じがたいてんは、藤吉を直接問い詰めた。
藤吉は真実を話すほかなかった。

日本中の人々を笑わせたいと手紙に書いた気持ちだけは、間違いのない本心だと誓った。
しかし、旅芸人として日本中を旅しているという話はすべてウソだった。藤吉は寝る間も惜しんで芸の稽古を行ったが、才能がなく、全く身につかなかったという。一度も客を笑わせることができなかった。芸人の道を諦め、実家に帰ったのだと打ち明けた。しかし、そのことをてんには言い出せなかったのだ。

しかも、藤吉の実家は船場の米問屋だという。藤吉は長男であり、家督を継ぐことを運命づけられていた。それに反発して、一度は家を飛び出したのだという。芸に挫折し家に帰ったものの、やはり夢は捨てきれなかった。そこで、リリコを頼って再び家を飛び出し、今に至るという。

てんは、ウソをつかれていたことや、藤吉がリリコに依存していることに落胆し、その場を去った。
加えて、藤吉が米問屋の跡取り息子だということも問題だった。てん自身も跡取り娘であるため、藤吉と一緒になることはできないのだ。
てんは籐吉を忘れようと努力することにした。

翌日、下校途中に神社に立ち寄った てんは、藤吉と偶然出くわした。

ふたりが言葉をかわす前に、芸人仲間のキース(大野拓朗)が地回りの男たちに追われ、藤吉の方へ逃げてきた。キースは地回りに無断で見世物小屋を開いていたせいで追われていたのだ。

地回りの男たちは、藤吉はもちろん、その場にいたてんも仲間だと思い込んだ。捕まえて暴行を加えようとした。藤吉はひとりで複数の男たちを相手に大立ち回りをはじめた。

てんは木箱の陰に隠れていたが、騒動でそれが崩れてきた。
とっさに藤吉は てんをかばったが、木箱は藤吉の頭にひどく打ち付けた。藤吉は頭から血を流し、倒れてしまった。

てんは、籐吉を自宅の蔵に匿い、手当を行った。
そこへ、言葉もなく風太(濱田岳)がやって来た。
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テレビ朝日『トットちゃん!』第11話

水面下で新たなバンド計画が持ち上がっているという噂のある当方が、テレビ朝日の帯ドラマ劇場『トットちゃん!』の第11話の放送を見ましたよ。
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徹子(豊嶋花)は、校長の小林(竹中直人)からトモエ学園への転入面接試験を受けた。
面接試験といっても、小林は徹子に飽きるまで自由にしゃべらせるだけだった。徹子は4時間も休まずに話し続けた。
小林は、徹子のことを感受性の豊かな子だと判断した。それで転入を認めた。
徹子も小林のことがとても気に入った。生まれて初めて、本当に好きな人に出会ったという心持ちだった。

朝からの面接が終わったのは、ちょうど昼時だった。
トモエ学園では、生徒と教師が全員行動に集まって弁当を食べる。徹子と朝(松下奈緒)は弁当を持ってきていなかったが、小林におにぎりを分けてもらった。

食事の前、みなで昼ごはんの歌を歌った。また、生徒も教師も分け隔てなく、互いにおかずを交換して食べている。
その様子は、乃木坂上倶楽部のカフェマスター・シイナ(小澤征悦)が幼いころに小林と出会ったという思い出話と全く変わるところがなかった。朝はひどく感激した。

その日、帰宅すると北海道の朝の母・三好(古村比呂)から荷物が届いていた。
三好は朝と徹子のことを気にかけているが、父・周通(佐藤B作)は今でも朝のことを許していないという。徹子の入学祝いを送りたかったのだが周通に禁じられたので、せめて北海道の昆布とジャガイモだけは送るという手紙が同封されていた。
実家の両親と折り合いの悪いことを思い出し、朝は沈み込んだ。

その様子を見た守綱(山本耕史)は、朝に帰省するよう勧めた。
結婚するときこそは、「自分たち二人で暮らしていくので実家は関係ない」と周通に啖呵を切った守綱であったが、近頃は心境の変化があるという。自分でも理由は定かではないが、人の親になったことで丸くなったのかもしれないという。
今はまだ夏だが、来年の春くらいを目安に帰省することを守綱は勧めた。朝は守綱の配慮に感謝しつつ、春まで考えると言って肯定も否定もしなかった。

翌日、学校を気に入った徹子は誰よりも早く登校した。トモエ学園の校舎は電車を再利用したもので、早くそれに乗ってみたかったのだ。
トモエ学園では、生徒の席は決められていない。授業の開始や終了時の礼もない。それどころか時間割もない。生徒が自分で学びたいことを自由に学べば良いのだ。

徹子はふたりの男の子のことが気になった。

菊池(ささきゆうた)は利口そうで色男でニヒルな子である。彼の登校時の身のこなしを見ただけで、徹子は一目惚れしてしまった。
しかし、当の菊池は徹子に対して冷淡なところがあった。徹子がさかんに話しかけても邪険にするのだった。
また、彼は他の女子にも人気があった。昼食時には、女子が彼を囲み、盛んにおかずを分けていた。徹子も負けじと梅干しをあげようとするのだが、酸っぱいものは嫌いだと無下に断られた。
それでも徹子は気にするふうではなかった。

福元(横山歩)は奇妙な歩き方をする男の子だった。いちいち動作が緩慢である。徹子が奇妙な動作の理由を尋ねると、彼は小児麻痺なのだという。だから体の自由が効かないのだ。それでも熱心に勉強に打ち込んでおり、徹子には全く理解のできない難しい数学をノートに書き込んでいた。
その日、徹子は福元と一緒に下校したのだが、彼の歩みの遅さに業を煮やし、徹子は彼を置いて駅まで走っていった。しかし、悪いような気がして道を戻ると、彼はまだ学校のそばを歩いていた。

家に帰って学校の様子を報告する徹子なのだが、きっと自分は菊池か福元のどちらかと結婚すると宣言するのだった。
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NHK『わろてんか』第13回

昨日は、あるにゃんの健康診断&予防接種の手伝いに行ってきた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』の第13回めの放送を見ましたよ。
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第3週『一生笑わしたる』
てん(葵わかな)と籐吉(松坂桃李)は、神社で偶然再開した。8年前、初めて自分の芸に笑ってくれた客の証として、藤吉がてんに渡した根付が手がかりとなって互いを認めた。
藤吉は、たいそう美人に成長したてんに見とれた。昔と変わらない笑顔も素敵だと褒めた。

てんは嬉しくもあり、恥ずかしくもあった。
一方で、藤吉の手紙に大阪の寄席のトリを務めるほど出世したと書かれていたの訪ねて行ったことを話した。しかし、どこの寄席に聞いても見つからなかったことを尋ねた。
それはホラだったのだが、藤吉はさらに嘘を重ねてごまかした。占いで大阪の寄席は方角が悪いと言われたので出演を取りやめたと取り繕った。そして、今は京都・新京極の寄席に出ているという。

てんを探しに来た風太(濱田岳)が割り込んできた。藤吉への敵意をむき出しにし、抱えるようにして急いでてんを連れ戻した。
その時、てんは根付を落としたことに気づかなかった。当吉がそれを拾い上げた。

帰宅後、てんはぼんやりしてばかりいた。藤吉との再会が嬉しくて仕方がないのだ。

一方で、父・儀兵衛(遠藤憲一)はなんとしても てんに婿をとって家を継がせようと躍起になっていた。
伊能栞(高橋一生)との結婚は破談になったが、彼の投資を受けて藤岡屋はドイツの医薬品の専門店として再出発をした。儀兵衛自身の年齢のこともあり、早く代替わりをしたいのだ。その上、そうすることがてんにとって一番の幸せだと信じて疑わなかった。

儀兵衛は、婿に求める条件を緩和することにした。5つも6つも見合い写真をかき集め、てんに選ぶよう命じた。
なかなか決められないてんは、妹・りん(堀田真由)と女中・トキ(徳永えり)にそそのかされて、易者に選んでもらうことにした。

その頃、藤吉もてんのことばかり考え、ぼんやりしていた。
彼に心を寄せる娘義太夫・リリコ(広瀬アリス)は腹を立てた。リリコは易者を金で買収した上で、藤吉にはその易者に占ってもらうよう勧めた。

藤吉のことを占った易者(海原かなた)は、リリコに言われた通り、藤吉が再会した女は大凶の相を持つと告げた。ふたりでいると次々に災難が起き、命に関わると言うのだ。
藤吉は、てんのことを忘れようとしかけた。

その時、仕切りで区切られた隣の易者(海原はるか)へ、女の3人連れのやって来る声が聞こえた。当吉がそっと覗くと、そこには てん がいた。

てん たちは、見合い写真を並べて、一番良い相手を見つけてもらおうとした。しかし、易者はどの写真もふさわしくないと告げた。
易者は、てんには他に好きな人がいるはずだと看破した。今想っている、その相手こそ運命の人だと指摘した。

一緒に聞いていた りん とトキは大騒ぎした。手紙をくれる旅芸人こそ運命の相手なのだと囃し立てた。
隣で聞いていた藤吉は、そこで初めて てんが自分に寄せる気持ちを知った。

帰り道、一人でいた てん のことをリリコが呼び止めた。
リリコは、藤吉が手紙に嘘ばかり書いていたことをバラした。その上、さらに嘘を重ねた。手紙を書いていた8年の間に、藤吉は芸人になることを諦め、大阪に帰ったのだという。ある日、大阪でリリコと再開した際、「運命の人だ」と言ってリリコにまとわりつくようになったなどと話すのだった。
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NHK『わろてんか』第12回

週刊朝日の『NHK朝ドラ「わろてんか」好発進 でも大阪では総ツッコミで…』という記事には、ヒロインが京都出身とされたことに批判が巻き起こっていると書かれているのだが、モデルとなった吉本せいの経歴をwikipediaで調べてみると兵庫県明石市の生まれだと書いてあり、結局大阪じゃねぇじゃんと突っ込まざるを得なかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』の第12回めの放送を見ましたよ。
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第2週『父の笑い』
喘息発作から肺炎を患った兄・新一(千葉雄大)が亡くなった。
跡取りの唯一の男子を失ったのだが、藤岡家は間もなく明るさを取り戻した。家族の笑顔こそが新一の生前の願いであり、笑うことが何よりの供養になるからだ。笑いつつ、一家は店の再建を誓い合うのだった。

近頃、籐吉(松坂桃李)からの手紙が届かない。
それでも、てん(葵わかな)は平気だった。新一の死を境に、長女の自分が家を継いでいくことに決めたからだ。心の迷いを振り切るためにも、手紙の来ないことが好都合なのだ。

藤岡屋の経営が大きく傾いたことで、てんと伊能栞(高橋一生)の結婚も破談になった。
それでも、てんは栞を婿にとって一緒に家を継ぐのが一番良い方法だと考えていた。諦めきれない てんは独断で栞に手紙を書いた。しかし、返事は一向に来なかった。

てんが気を揉んでいたある日、前触れ無く栞が訪ねてきた。
てんの父・儀兵衛(遠藤憲一)を交えて、栞は訪問の理由を述べはじめた。

てんからの手紙には、新一の遺稿論文が同封されていたという。
新一の論文では、これからの時代は海外からの医薬品の輸入に頼るのではなく、日本で独自に新薬開発をすべきだと主張されていた。実際、近頃、ドイツに渡航した日本人が画期的な新薬の開発に成功したというニュースもあった。日本人が新薬開発に取り組むのもあながち夢ではないという点に栞も同意するという。

そこで、栞は藤岡屋の新薬開発に投資するという。本来なら伊能製薬が自前で行いたいのだが、自社は古くからの取引相手とのしがらみがあって思うようにならない。だから、藤岡屋に任せたいというのだ。
それは、新薬開発の点でも、藤岡屋の経営立て直しの点でも亡き新一の願いに合致する。藤岡家の一同は泣いて喜んだ。

ただし、栞はてんとの結婚だけはきっぱりと断った。
藤岡屋への投資はあくまでビジネスであり、自身の結婚とは別だというのだ。加えて、栞は西洋風の自由恋愛に憧れているという。誰かに決められたり、打算に基づく結婚をするつもりはないという。
てんとも知り合ったばかりであり、人となりがよくわからない。将来、互いに惹かれ合うことがあれば結婚することにやぶさかではないが、今はまだ段階ではないと言い切った。

隣室で盗み聞きしていた祖母・ハツ(竹下景子)が飛び込んできた。ハツは、栞の男前ぶりを心の底から気に入っていた。
てんが気に入らなければ、妹のりん(堀田真由)もいると勧めた。もし、りんもお眼鏡にかなわないならば、ハツ自身も候補に入れてほしいいう。未亡人だが独身なので、資格はあるというのだ。

ハツの剣幕に、栞は大笑いした。それまで終始硬い表情だった栞が初めて見せた笑顔だった。

てんは、帰っていく栞を追いかけた。直接お礼を言いたいというのが口実だった。

栞は、てんとふたりきりになったことで本音を話しはじめた。
みなの前では冷淡な口ぶりだったが、実は栞もてんに興味を持っているという。新一の論文を見つけて送ってきた機転に感心させられた。その上、添えられた手紙には家族を大切にするという思いが詰まっていた。
てんのような妻を娶れば、自分も幸せな家庭を築けるかもしれないと言うのだ。

しかし、栞の見立てによれば、今のてんには他に思いを寄せる男性がいるように思えると言う。
そこまで話して栞は去っていった。

家への帰り道、町では恒例のくすり祭りの準備が始まっていた。
その様子を眺めつつ、てんは藤吉と出会った時のことを思い出していた。

ぼんやり歩いていると、誰かとぶつかった。
その相手こそ藤吉その人だった。
* * *

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