2021年10月以来のバンド発表会でした。
以前は年に一度は必ず出るようにしていたんだけれど、コロナ禍のあれこれや、バンドメンバーが遠くに引っ越してしまったりやらで1年半ぶりの出場。
僕の演奏はいつもながら肝心なところでミスるんだけれど、久しぶりにメンバーが揃って大音量でやると楽しい。ミスしてもいいじゃん!と開き直れますね。
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あるにゃん(17歳)を動物病院に担ぎ込んだ
昨日、あるにゃんの様子がおかしいと里親さんから緊急連絡があった。
飲み食いを一切しなくなったし、片目に瞬膜が出たまま戻ず、じっとしたままで、かなり衰弱しているようにみえるという。
2006年夏に京都の北大路で拾ってきてから17年、都合により別居することになり里親さんに預けてから12年経ちます。
その間、特に病気や怪我をしたことはない。新型コロナ騒ぎで途絶えてしまったけれど毎年の予防接種もきちんと受けさせていたし。老婆猫になっても暴れん坊で手に負えないと里親さんからはちょくちょくクレームをもらっている。
それでも、もう17歳なんだ。イエネコの寿命がだいたい15年くらいだと聞くから、そろそろお迎えが来たとしてもおかしくない頃ではある。
ともあれ、獣医に診てもらおうということで、今日の朝イチでかかりつけの動物病院にあるにゃんを担ぎ込んだわけです。
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あけおめことよろ2023
あけましておめでとうございます。
最近は更新もめっきり滞りがちになりましたが、今年は当ブログ開設20周年の節目にあたりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、当方の昨年のご報告と今年の望みについて述べさせていただきます。
去年の大晦日には大好物の鶏水炊き鍋を食べました。
学生の頃は指導教員から「木公は痩せの大食いだなぁ」なんて会食の度に小馬鹿にして笑われたりもしたものですが、最近は食べる量が減ってしまいました。鶏水炊き鍋といえば締めのおじやが大好きで、おじやのために鶏水炊き鍋をやっていると言っても過言ではない当方なのですが、去年くらいからどうしても締めにおじやを食べることができなくなりました。別に病気してるってわけでもなさそうなんですが。加齢ですかね。
そんなわけで、鶏水炊き鍋の汁は翌日に残しておいて、朝食におじやを食べる生活になっています。
2023年の食い初めはおじやになりそうです。楽しみです。
今年の望みは、他力本願なのですが、どこかの誰かがブロイラーの品種改良を進めてくれればいいな、と思っています。
先述の通り、大晦日のうちに鶏水炊き鍋を食べ、それからすでに5時間以上経過しています。その間、鶏肉の繊維がずっと歯に挟まっていて気持ち悪いです。紅白歌合戦を見ながら、ずっと舌の先で歯の間の鶏肉を探っていました。ほんとうに鬱陶しい。
どこかの誰かが、肉の繊維が歯に挟まらないブロイラーを開発してくれることを2023年の望みにしたいと思っています。
今年もどうぞご贔屓に。
『舞いあがれ』まとめ記事やめます
昨日からTwitterの#舞いあがれ反省会タグがものすごく盛んになりはじめて、わかるわーと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の36回めの放送を見ましたよ。
航空学校は全学生が寮生活となる。
寮には女子専用スペースも設けられており、舞(福原遥)は矢野倫子(山崎紘菜)と同室になった。
倫子はメイク道具や派手な衣類など女性らしい私物をたくさん持ち込んでいた。地味な衣服やバラモン凧を持ってきた舞とは対照的だった。
授業がはじまったが、舞は講師・都築(阿南健治)の質問にうまく答えられないなど、クラスの中でもあまり優秀な方ではなかった。他の学生はスラスラと答えている。舞は毎晩遅くまで予習復習を怠らず、必死に勉強に取り組んだ。
一方、同室の倫子は、毎夜メイクを施し、きれいな服を着てどこかへ出かけていく。それにもかかわらず、昼間の授業では優秀な部類の学生であった。
舞は倫子が夜に何をしているのか気になり、こっそり彼女の跡をつけた。すると倫子は寮内の男子学生の部屋に入っていった。
中の様子を伺うためドアに耳をつけていたところ、通りがかった他学生に声をかけられた。それに驚いた舞は体を強くドアに打ち付けてしまった。その物音で、盗み聞きしていることが凛子にバレた。
(以下略)
NHK『舞いあがれ』第36回
あとはもうやめるきっかけを探すだけの当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の36回めの放送を見ましたよ。
舞(福原遥)は航空学校の入学試験に向けて猛勉強に取り組んだ。
それと同時に大学の勉強もおろそかにはできなかった。なぜなら、航空学校への入学資格として大学に2年以上在籍して一定の単位を取得しなければならないからだ。加えて、少しでも学費の足しにしようとアルバイトも続けた。舞は毎日へとへとになった。
そんな生活を3ヶ月ほど続け、いよいよ航空学校の入学試験の2005年7月31日になった。
学科試験や体力・心理測定、および面接など半年にわたって選抜が行われる。全国から500人以上が受験し、合格者はたった72名だけである。舞は自信はなかったが、なんとか最後の面接試験まで残ることができた。
面接試験は二人一組で行われる。
面接を待つ間、舞は緊張をほぐすため、同じ組になった柏木(目黒蓮)に話しかけた。しかし柏木は、自分の気持ちと舞の緊張は別なのだから気安く話しかけるななどと冷たく言い放った。
いよいよ面接が始まった。
自身の「得意なこと」を聞かれ、舞は小さい時から工作が「好きだった」と楽しそうに答えた。面接官・都築(阿南健治)からは、質問を取り違えていると注意されてしまった。一方、柏木は乗馬が得意で、難しい専門用語をまくしたてながら障害競技で優秀な成績を収めたと話した。一同は呆気に取られた。
続けて、パイロットになりたい理由を聞かれた。舞は、人力飛行機パイロットの経験から、人の思いを乗せて飛び、みんなに喜んでもらいたいのだと答えた。柏木は、人の命を預かって世界中を飛ぶパイロットの姿に憧れていると答えた。
こうして面接が終わった。
部屋を出ると、柏木は舞のことをバカにした。人力飛行機はお遊びに過ぎず、旅客機のパイロットはプロの世界である。人力飛行機のことを楽しそうに語った舞は不合格に違いないと言うのだ。舞とは二度と会うことがないだろうと告げ、去っていった。
舞は珍しく他人に腹を立てた。
それでも、舞は無事に合格した。
約1年待機し2006年12月、いよいよ舞は航空学校入学のため宮崎に向かった。
航空学校・宮崎本校の入り口で、舞はこれからの生活に胸を弾ませた。
しかし、入り口で面接の時に一緒だった柏木に出会した。彼は舞を睨んだだけで、何も言わずに校舎へ入っていった。
舞はますます感じが悪いと思うのだった。
NHK『舞いあがれ』第35回
きょうは会社休みます。当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の35回めの放送を見ましたよ。
五島で感化された久留美(山下美月)は、毎年送られてくるバースデーカードの連絡先を頼りに、幼い頃に別れたままの母・久子(小牧芽美)を訪ねた。
久子は一人で家を出ていった理由を話した。実業団チームにいた夫・佳晴(松尾諭)は怪我でラグビーができなくなり、そのまま会社も辞めてしまった。再就職することもなく、無気力になっていく一方だった。久子は自分が甘やかしているせいだと思い、しばらく実家に帰ることにした。すると佳晴は、お前と結婚しなければ自分はもっとマシな人間だったはずだ、せいせいするなどと捨て台詞を吐いた。その一言で久子は二度と戻らないことを決めたという。
久子は幼かった久留美を連れて行こうとしたが、久留美本人が行かないと言い張った。そのため仕方なく一人で家を出たのだ。久子は自分の白状さを謝った。
久留美は、自分が残ると言えば母もすぐに戻ってくるだろうと考えたと説明した。帰ってきてくれることをずっと望んでいたと話した。
ただし、久子が佳晴を見捨てる気持ちもわかると言う。彼は相変わらず文句ばかりで職も長続きしない。それでも、自分が父を選んだ手前、耐えているのだと話した。
自分は母と同じく看護師を目指して学校に通っていると話した。ただし、このまま自分が幸せになれるのだろうかと不安になることもあると弱音を吐いた。
久子は久留美を優しく抱きしめて勇気づけた。
その頃、貴司(赤楚衛二)が実家に戻った。貴司は両親(山口智充、くわばたりえ)と向き合い、自分の今後について話した。
貴司は旅をしながら各地で働き、その中で自分の生き方を見つけたいと述べた。貴司には世間一般の幸せな生き方が受け入れ難いのだと言う。これまではそれに沿うよう生きてきたが、もう我慢はしたくないのだと説明した。
両親は貴司の言っていることがよくわからなかった。それでも、貴司が決めたことだからと言って、許してくれた。
五島では、浩太(高橋克典)が祥子(高畑淳子)に、めぐみ(永作博美)を連れて駆け落ちしたことを謝っていた。それと同時に、めぐみがいかによく頑張ってくれたかを話して聞かせた。彼女のおかげで子どもたちが元気に育ち、工場も拡大できた。自分がめぐみを幸せにするつもりが、逆に幸せにしてもらっていると述べた。その分、めぐみを奪われた祥子には寂しい思いをさせてしまったと頭を下げた。
祥子は、めぐみはすぐに逃げ出して帰ってくると思っていたと言う。けれども一切帰ってくることはなく、寂しい思いをした。
しかし、それはとても嬉しいことだったと言う。めぐみの頑張りと幸福の証拠であったからだ。めぐみを幸せにしてくれた浩太に深く感謝した。
こうして、舞(福原遥)たちも五島を去った。
NHK『舞いあがれ』第34回
朝ドラまとめ記事を書くに当たりマクラが思いつかなくて困ってしまう夢を見て、目覚めの悪い当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の34回めの放送を見ましたよ。
幼馴染たちは島を去ったが、舞(福原遥)は五島に残り、自分の進路について一人でじっくり考えることにした。
そこへ、地元の船大工・木戸(哀川翔)が立派な鯛をもってやってきた。舞が婚約者を連れて島にやって来たという誤った噂を聞き、勘違いした木戸が祝いとして持ってきたのだ。舞は、自分はまだ学生であり、結婚など考えていないと否定した。
すぐに過ちを認めた木戸であったが、学生だから結婚しないという点には異議を唱えた。舞の母・めぐみ(永作博美)だって学生の時に結婚したというのだ。ただし、祥子(高畑淳子)は反対されて駆け落ちしてしまい、めぐみは故郷に帰ってこなくなった。ふたりは喧嘩したままだったが、祥子はいつもめぐみのことを心配していたという。舞は、両親の結婚の経緯を聞くのは初めてだった。
舞は祥子にも詳しく聞くことにした。すると祥子は正直に話してくれた。
1981年、当時20歳のめぐみは浩太(高橋克典)を連れて結婚の報告に来た。教師になるために大学に通っていたが、中退して大阪の町工場を手伝いながら結婚生活を送るというのだ。祥子は猛反対した。世間知らずの小娘に町工場の女将など務まるはずもなく、苦労するのが目に見えるからだ。浩太にもケチをつけた。めぐみが苦労することは分かりきっているのに、大学を辞めさせて自分の妻にするなど、めぐみのことを大事にしているとは言えないとなじった。
どんなに言われてもめぐみの意思は変わらなかった。それきり喧嘩別れした。
祥子は当時の心境を振り返った。一時の気持ちでそれまで頑張ってきたことを諦めることは誤りだと思っていたし、苦労することが明らかだったので認めることができなかったというのだった。
舞を迎えにきためぐみと浩太が五島に到着した。ふたりには、舞としっかりと話し合いをする目的もあった。
舞は、パイロットになりたい決意は変わらないと話した。当初の夢であった飛行機作りを嫌いになったわけではないが、それよりもやりたいことが見つかったのだという。一方めぐみは、自身の懸念を話した。パイロットは人の命を預かる責任ある仕事であり、同時に男社会でもある。舞はそのような環境で道を切り開くタイプの人間だとは思えず、苦労することが明白だ。ゆえにめぐみは賛成できないというのだ。
舞は、そのような仕事だからこそ挑戦したいと述べた。人力飛行機のパイロットを務めた時、みんなの期待を背負い、重い責任を感じながら飛行した。けれども、実際に飛んでみると楽しかったし、嬉しかった。将来、旅客機のパイロットになった時も、誰かに会ったり仕事のためなど、いろんな思いを持った旅行者を乗せることになる。その責任を背負って飛べる人になりたいと力説した。
さらに、小さい時から働く両親の姿を見て、仕事とは大変なものだということは理解していた。しかし、浩太は夢を持って仕事に打ち込み、めぐみはそれをきちんと支えていた。どんなに仕事は大変でも、辛そうには見えなかった。それと同じように、自分も大変な思いをして働くなら、せめて自分の好きなことをやりたい。
そして、深く頭を下げながら航空学校に行かせてほしいと頼んだ。
めぐみは舞が一時の浮ついた気持ちでないことを理解した。航空学校への転学を認めた。
祥子は話し合いんは参加しなかったものの、そばで一部始終を聞いていた。
祥子とめぐみは台所で夕飯の支度をはじめた。
祥子は、舞が自分の気持ちをしっかり言えるように成長したと話した。小学生の時に初めて五島に来た時は、自分のことは何も言えず、全て母の言いなりとなる子だったのだ。
続いて祥子は、めぐみに謝った。めぐみが結婚すると言い出した時、きちんと話を聞けばよかったと後悔の念を述べた。実際、反対を押し切って結婚しためぐみは現在幸せになっていると誉めた。
めぐみは涙ぐんだ。
NHK『舞いあがれ』第33回
昨日僕の身に起きた恐ろしい話を聞いてほしいのだけれど、どんな話かというと、スマホに着信があったんだけれど手の離しにくい作業をしていたこともあって、必要なら相手からかけ直してくるだろうし、なんなら着信履歴を見てこちらからかけ直してもいいと思って無視したんだけれど、1分くらい鳴り続けたまま止まらなかったわけで、尋常じゃない雰囲気を感じ取って画面を確認したら、そこには20年くらい前に交際していた女の子のお母さんの名前と番号が表示されていたわけで、さすがにそれには寒気がしたわけで、ていうか、そんな昔の交際相手の親御さんの電話番号がスマホ電話帳に残っている僕も僕だけれど、そこはまぁ何かの拍子にヨリが戻ったりするかもしれないし、復縁しないまでも何か特別な要件が発生するかもしれないとも思うし、つーか実際にこうして電話がかかってきたわけで、電話帳に残しておいたからその人だとすぐにわかったわけで、けれども、あんまり良い別れ方もしてないし今さら話をするのもイヤだなぁとは思うわけで、そればかりか、なぜかテレビ電話モードでかかってきていて「え?マジ?20年ぶりくらいに顔見せ合うの?ますますイヤだよ」ってなるわけじゃん、だから電話には出ずに切断ボタンを押したんだけれど、後になって考えればテレビ電話モードで1分以上も呼び出し続けるなんて常識的にはあまりないことだと思うわけで、きっと意図しない誤操作かケータイの故障でかかってしまったんだろうなと思われるし、今回の件は無かったことにしようと決めたんだけれど、誤操作にしろ故障にしろ、まったく無作為な番号にかけてそれがたまたま僕の番号になる確率ってきっと数億分の一くらいの確率のはずでまずあり得ない、けれども電話帳に登録されている番号から無作為に選ばれたならたかだか数千分の一くらいだろうから数億に比べればずいぶんあり得る、だから相手の電話帳に今でも僕の番号が残っているんだろうなと推測できて、自分が登録したままなのは棚に上げたまま、相手の電話帳ではずいぶんと恐ろしい状態が維持されているんだなと身震いした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の33回めの放送を見ましたよ。
行方不明になった貴司(赤楚衛二)は五島にいるというところまでわかった。舞(福原遥)は、過去に自分が送った絵葉書に写った灯台にいるものと推測し、久留美(山下美月)とともに現地へ向かった。想像通り、そこに貴司がいた。
貴司は、ここに来れば自分は変われると思ったのだと話した。
入社して1年近く経っても営業成績は最下位で叱責されるばかりであった。他の人なら聞き流せるのかもしれないが、貴司にとっては辛い悩みとなった。古本屋の八木(又吉直樹)にだけは苦しい胸の内を明かすことができ、それによってなんとか仕事を続けることはできていた。しかし、八木は店を畳んでいなくなってしまった。その途端、苦しくなって出社することができなくなった。そんな時、舞からもらった絵葉書のことを思い出し、会社を辞めて五島に来たのだという。
貴司は、人との衝突を避けるため、自分の本当の気持ちを抑えて人に合わせていたと打ち明けた。そうしているうちに、自分が何を好きだったのかもわからなくなってしまったという。五島に来て海や空を眺めていたら、世界の広さを思い知ったと語った。同じ青色でも海や空の青さには無限の違いがあること、夜になると無数の星が浮かび上がることなどを実感した。今までの自分はいかに狭い世界しか見ていなかったのかと思い知ったという。ここに来てよかったと心の底から喜びをかった。
その後、舞は貴司と久留美を祖母・祥子(高畑淳子)の家に案内し、泊めてもらうことになった。舞は本人が気に病まないよう、貴司が入浴中に彼の両親に電話で報告した。ひどく取り乱していた雪乃(くわばたりえ)はひとまず安心した。
夕食が始まった。舞も久留美も、腫れ物に触れるように貴司に接した。
しかし、祥子だけは歯に衣着せぬ物言いをした。貴司は社会から逃げてきたのかと尋ねたり、彼の考え方や語り口は変わり者だと評したりした。そして、変わり者なのだから周囲に合わせたりせず、堂々と自分らしく生きていけばいいと助言した。
一夜明けて、貴司はすっかり気が晴れた。
貴司は舞と久留美に今後の抱負を語った。世界は広いのだから、自分が自分のまま生きていける場所がどこかにあるかもしれない。その場所を探しに行きたいと話した。いろいろな場所に行きながら、そこで歌を詠みたいと希望を述べた。
ただし、そんな生き方をするためには、まず両親を説得する必要があると話した。
貴司の決意を聞いた久留美は、自分も新しい挑戦をすると二人に話した。幼い頃に別れたままの母に会ってみるのだという。
舞も同じく決意を新たにした。母・めぐみ(永作博美)に猛反対されたが、パイロットになることを諦めないと決めた。
舞は浩太(高橋克典)にメールを送って、いろいろ考えるためにもう少し五島に滞在すると連絡した。
めぐみもめぐみで、舞をどう扱えばよいかわからず悩んでいた。その様子を見た浩太は、めぐみが舞とじっくり話し合うことが必要だと言い、話し合いのために五島まで舞を迎えに行こうと提案した。
NHK『舞いあがれ』第32回
年が明けてからマメに自炊するようになり、ほぼ毎朝ベーコンエッグを作っているのだけれど、スーパーでいつも同じベーコンを買っているはずなのに、半月前くらいからベーコンを掴んだ時の感触が変わって薄くなったように思うし、気のせいかもしれないし、けれども以前と同じ火加減と加熱時間で調理しているにもかかわらず焦げが増えるようになっていて、これはもしかして価格据え置きのままベーコンの容量が減ったのではないかと疑っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の32回めの放送を見ましたよ。
貴司(赤楚衛二)が3日間も家に帰らず、ケータイも繋がらなくなった。彼の母・雪乃(くわばたりえ)が勤め先に問い合わせたところ、3日前に突然退職届を提出して会社を去ったのだという。それまではごく普通に働いており、会社側でも事情は全くわからないという。
舞(福原遥)は、幼馴染仲間の久留美(山下美月)にも知らせ、一緒に心当たりを探し回った。最初に思いついたのは古本屋デラシネであったが、入り口に閉店の知らせが貼ってあり無人だった。町中を探しながらも、何度も貴司に電話をかけたが繋がらない。
舞は、今にして思えば、貴司の様子が少し変なことに気づいていた。紙ナプキンに「干からびた犬」と書き留めたり、会社から昼夜を問わず呼び出されるのを目撃していた。貴司が会社のノルマも達成できず、叱られてばかりだと話しているのも直接聞いていた。けれども舞は、人力飛行機で飛ぶことや航空学校への進学のことで頭がいっぱいで、貴司には何もしてやれなかったと悔いた。
そこへ、やっと貴司から電話がかかってきた。
貴司は五島にいるのだという。過去に舞からもらった絵葉書の風景を見てみたくなったのだと話した。そして、今は限界で両親と話をする気にもなれないが、生きているとだけ伝言してほしいと頼んだ。すると一方的に電話が切れた。
舞は早速、貴司の両親に報告した。そして、貴司は一人で考える時間が欲しくて、顔見知りが一人もいない五島に向かったのだろうとの推測を述べた。自分が五島に行って、貴司の様子を見てくることを提案した。
ずっと取り乱したままの母・雪乃は、自分が行くと言い張った。しかし、夫・勝(山口智充)は舞が行くべきだと妻を説得した。貴司は小さい時から本が好きだった。両親は大学で文学を学ばせるつもりであったが、本人が大学以外でも勉強はできると言って高卒で働くことを決めた。そんな経緯があるので、仕事を投げ出して辞めてしまったことを親には言い出しにくかったのだろうと推量した。実際、貴司本人も舞にだけ電話をかけてきたのだ。勝は、だからこそ舞に頼むのが良いと考えた。
こうして翌日、舞は久留美とともに五島に向かった。現地に到着したものの、五島はそれほど狭い土地ではないし、そもそも貴司がまだここにいるのかもわからなかった。
それでも舞には貴司の居場所の心当たりがあった。貴司が電話で言っていた絵葉書は大瀬崎灯台の写真であり、舞は彼がそこにいるに違いないと考えていた。空と海が夕焼けに染まった綺麗な写真で、いかにも貴司の好きそうな景色だったのだ。
ふたりは夕方の灯台に到着した。やはりそこに貴司がいた。