NHK『あさが来た』第53回

今年はJKとバンドをやってキャッキャしていたわけだけれど、来年はJDとバンドをやってルンルンできそうな目処が立って喜ばしく思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第53回めの放送を見ましたよ。
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第9週『炭坑の光』

はつ(宮﨑あおい)が加野屋に大きな漬物樽を持ってやって来た。はつの漬物はみんなの人気で、おすそ分けに来たのだ。
身重のはつを心配した新次郎(玉木宏)は、漬物樽を背負って家まで送っていった。

義理の兄妹ではあるが、一つ違っていれば夫婦になっていたはずのふたりである。互いにそのことを知っている。ふつうの義理兄妹とはどこか様子が違った。

新次郎は、他の誰にも言ったことは無いのだが、あさ(波瑠)が九州に行ったきりで寂しいことをふと打ち明けた。はつも、夫・惣兵衛(柄本佑)が行商に行ったまましばらく帰ってこず心細いことを打ち明けた。
新次郎は、自分たちふたりは配偶者に置いてけぼりを食らった点で共通しており、寂しい思いをしている似た者同士だと話した。

一方、はつは、もし自分たちが夫婦になっていたら、今ごろどうなっていただろうかと尋ねた。
同じことを考えていた新次郎は、それを悟られないように笑ってごまかし、話題を変えた。近所にある地蔵に、あさや惣兵衛が早く帰ってくることをお祈りしようと提案した。ふたり並んで手を合わせていたのだが、新次郎ははつのことが気になって、盗み見するのだった。

その夜は、三味線師匠・美和(野々すみ花)の家で浴衣の会が開かれた。新次郎はそこで演奏することが決まっており、あさもその日までには帰ってくると約束していた。しかし、あさの帰阪は叶わなかった。
新次郎はあさのいない寂しさを思いながら、三味線を弾いた。
はつも、夫・惣兵衛の帰りを待ちわびながら、寂しい夜を過ごしていた。

九州にいるあさも同じで、なかなか寝付けなかった。
それぞれがそれぞれに寂しい夜だった。

翌朝、あさはカズ(富田靖子)に声をかけられた。あさが眠そうで、疲れた顔をしているからだ。あさが鉱夫たちに混じって、人一倍働いているせいで体調を壊したのではないかと心配しているのだ。

カズは、あさに一度大阪に帰ることを提案した。夫にも会いたいだろうし、休息も必要だというのだ。
しかし、あさはそれを断った。自分の言いだした改革は始まったばかりで、自分だけがわがままを言って休むわけにはいかないというのだ。

あさの言葉を聞いた親方・治郎作(山崎銀之丞)は、あさのことを「バカ」と言って怒鳴りつけた。これまであさは鉱夫たちのことを第一に考えて一生懸命やってきた。ここであさが休暇を取ったからといって、誰もあさが自分勝手だとなじるものはいないというのだ。
治郎作の言い分は理にかなっていた。しかし、「バカ」と侮辱されたことにあさや亀助(三宅弘城)は腹を立てた。

それをとりなしたのはカズだった。
治郎作は元来口が悪いので、つい下品な言葉が出てしまうのだという。そして、彼の言う「バカ」というのは最上級の褒め言葉だと説明して弁護した。
続いてカズは、当の治郎作をどやしつけた。疲労困憊したあさのように、弱っている女に優しい言葉をかけられない男は腑抜けだと叱りつけた。

妻に怒鳴られて反省した治郎作は、か細い声でやっと「おおきに」と言うことができた。
その一言を発した後は、いつもの威勢のいい治郎作に戻り、あさへの感謝の言葉をまくし立てた。
あさの元気が自分の元気の源泉だと言うのだ。あさが働いている姿を見て、自分も負けないように働こうと思う。これまで色々な現場で働いてきたが、このような気持ちになったのは初めてなのだという。
さらに治郎作は、自分だけでなく他の大勢の鉱夫たちも同じ気持に違いないと言う。中には全くやる気のない鉱夫もいたが、あさが来てからは、そんな者でさえ一生懸命働くようになったという。しかも、その姿がとても楽しそうなのだ。全てあさのおかげだと深い感謝を述べた。

あさはとても嬉しく、涙ぐんだ。
そして、彼の勧め通り、まずは宿舎で横になることにした。

昼寝をしながら、あさは夢を見ていた。
自分は大阪で寝ており、新次郎が起こしに来たと思った。
しかし、目を覚まして見ると、そこにいたのは五代友厚(ディーン・フジオカ)だった。

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NHK『あさが来た』第52回

リック・ドムでもリック・ディアスでもリラックマでもなく、昨日の夜から奈良のJKガールズバンドRick Rackをヘビロテ中の当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第52回めの放送を見ましたよ。

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第9週『炭坑の光』

九州の炭鉱で、あさ(波瑠)は鉱夫や女衆と共に炭だらけになり、率先して働いていた。京都の大商家で箱入り娘として育てられたあさは、貧しい庶民たちの気持ちがわかっていないと反省したのだ。共に働くことで、彼らの心境を理解しようと務めた。

それと平行して、あさは組頭ひとりひとりと話し合い、自分の改革案を受け入れてもらえるよう説得して回った。
初めは頑なだった組頭たちも、徐々にあさの熱意を受け入れるようになってきた。ついに、サトシ(長塚圭史)以外の組頭の心を開くことに成功した。

大多数の組頭の同意を得たことで、あさは改革案を実行した。
これまで鉱夫たちは組頭の仲介で物資を購入せねばならず、組頭の手数料の分だけ割高になっていた。そこで、あさは加野屋の売店を開き、鉱夫たちに格安で直接販売を行った。この試みは大成功で、鉱夫たちは喜んで直売所から物資を購入するようになった。価格も安く、鉱夫たちからも大歓迎された。

ただし、サトシと彼の組のものだけは直売所に顔を出さなかった。
あさは少々気がかりだった。

その頃、大阪のはつ(宮﨑あおい)にも気がかりなことがあった。
夫・惣兵衛(柄本佑)が行商にかこつけて、頻繁に家を空けるようになったのだ。過去に失踪した経緯があるため、はつはいつまた彼がいなくなるかと心配なのだ。はつが行かないでくれと懇願しても、惣兵衛は聞かずに出かけていった。

姑・菊(萬田久子)は惣兵衛を止めたり、はつに同情する様子を一切見せなかった。それどころか、惣兵衛はまたいつかいなくなるなどと言って、はつをますます心配させるのだった。

菊が家の外で気分転換をしていると、あさの姑・よの(風吹ジュン)が訪ねてきた。貧乏暮しを恥じる菊は、よのが来る度にこっそり隠れていたのだが、今日ばかりは逃げ隠れする前に見つかってしまった。菊はあきらめ、よのに調子を合わせて話を始めた。

ふたりの会話は、嫁と息子のことだった。よのは、菊に孫ができたことを羨んだ。一方の菊は、孫ができなくても家が栄えているだけでマシだなどと皮肉に答えた。
しかし、息子のことになると二人の意見は一致した。菊にとって息子・惣兵衛は、親の意向に反して和歌山で百姓になると言っていて気に入らない。よのにとって息子・新次郎(玉木宏)は仕事もせずに遊んでばかりいる。どちらも息子も親や家のことを顧みないという共通点を見つけたのだ。あまり仲の良くなかったはずのふたりが、いつしか意気投合していた。

新次郎は、周囲に対しては明るく振舞っていたが、妻・あさの不在をとてもさみしく思っていた。ふと、遠くにいるあさではなく、同じ大阪に住んでいる三味線師匠・美和(野々すみ花)のことを思ったりしてしまうのだった。

そんなある日、はつが家にやって来た。
新次郎とはつは久しぶりの対面だった。

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NHK『あさが来た』第51回

今日のまとめ記事を書き終わったら、某かわいこちゃんから教えてもらったかわいこちゃんバンドのCDを聴こうと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第51回めの放送を見ましたよ。
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第9週『炭坑の光』

鉱山で働くあさ(波瑠)は少々心細くなった。つい、亀助(三宅弘城)に弱音を吐いてしまった。
自分も本当は、夫の世話をしたり、子供を育てたり、人並みの生活をしたいと思うことがあるという。なんでも自由にさせてくれる新次郎(玉木宏)に甘えてばかりで、自分は嫁として失格だと言うのだ。

亀助は、あさも人の子なのだから、そう思うのは当然だと同情した。そして、そこまで鉱山に一生懸命になることはないと慰めた。
しかし、あさは自分の弱音を笑ってごまかし、取り消した。自分の鉱山で働く鉱夫たちは自分の家族も同然で、今は彼らの生活を良くするために頑張りたいと決意を新たにするのだった。

あさは、組頭・サトシ(長塚圭史)の行動を観察した。彼は、他の組頭よりも鉱夫からのピンハネ額が多いと言われているからだ。
すると、彼はとても厳しく鉱夫たちに接していた。たとえば、前日の仕事で疲れきっている鉱夫に対しても、怒鳴りつけて叩き起こし、無理やり坑道に連れて行くのだ。
鉱夫は一度怠け癖がつくと真面目に働かなくなるし、鉱夫たちからなめられないためにも組頭は必要以上に厳しくしているのだという。
親方・治郎作(山崎銀之丞)もサトシは優秀な組頭でもあると認め、彼には一目置いていた。

それでも、あさは納得できなかった。鉱夫たちが虐げられているように思うからだ。
あさは鉱夫たちを集め、改革案を説明した。組頭を通さず、加野屋が直接賃金を払うようにするというのだ。それに加えて、働きの多い者にはそれに応じた褒美も出すと言う。それというのも、この炭鉱で働くことや、将来の生活に夢を持って貰いたいからだという。
組頭が鉱夫の賃金をピンハネすることはできなくなるが、それに見合うだけの手当を組頭に払うことも約束した。そうすれば、皆が平等に幸せになれるからだ。

しかし、サトシはその改革案に反対した。金持ちに騙されるなと言って、鉱夫たちを扇動した。
あさが言うような、全員が幸せになる理屈などないというのがサトシの言い分だった。その証拠に、鉱夫の賃金が多少上がったとしても、鉱山の所有者は加野屋のままである。このことは、金持ちである賀野屋が今後も弱者で貧しい鉱夫を支配する構図が変わらないことを意味する。あさは口では甘いことをほのめかすが、弱い立場の鉱夫をこき使って、さらに私腹を肥やすことが目的に他ならないと煽った。
そして、今まで鉱夫の面倒を見てきた自分と、新参者であるあさのどちらを信用するのかと鉱夫たちに迫り、自分の言うことを聞かなければひどい目に合わせると脅した。その脅迫に、鉱夫は抗うことができなかった。
一度はあさの言い分を取り込もうとした鉱夫たちだったが、一気にあさを見放した。

あさは、机上の学問だけではどうにもならい、現実の壁に突き当たってしまった。

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NHK『あさが来た』第50回

昨日、1997年生まれの女子とカラオケに言ったわけだけれど、彼女が「おっちゃんでも、この歌なら知ってるやろ?」と言って、『MajiでKoiする5秒前』(広末涼子, 1997)をいきなり歌ってくれたりして、思いっきり萌死にしそうになった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第50回めの放送を見ましたよ。

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第9週『炭坑の光』

九州の炭鉱にやって来たあさ(波瑠)は、亀助(三宅弘城)や支配人・宮部(梶原善)から問題の報告を受けた。

サトシ(長塚圭史)が頭を務める組だけ石炭の採掘量が少ないのだという。他の組からも、サトシ組だけ楽をして怠けていると文句が出ているらしい。

その話のついでに、あさは組頭と鉱夫の関係について説明を受けた。
組頭は、鉱夫の雇用や日常生活の世話を一手に引き受けている。鉱夫は採掘に使用する道具を自前で購入しなければならないが、それらの販売も組頭が仲介するのだという。それ以外の酒や日用品の購入も組頭を通して行う。鉱夫たちの給金の支払いも組頭が担当している。
組頭は、鉱夫の生活にとって権力を持っており、中には給金のピンはねをする者もいるという。
昔からのしきたりであり、炭鉱支配人の宮部であっても、鉱夫と組頭の関係に口出しすることはできないいのだという。

あさは、そのような炭坑のしきたりを問題視した。鉱夫の賃金のほとんどが道具や酒に変わるばかりか、組頭への上納金まで召し上げられるようでは、鉱夫の生活水準が向上しないからだ。

あさは、炭鉱の改革をすべく、支配人・宮部や親方・治郎作(山崎銀之丞)と相談した。
鉱夫の使用する道具や生活必需品は、加野屋が一括して仕入れ、鉱夫に安価で直接販売することを計画した。そうすることで、鉱夫が金を貯めることができるからだ。
また、組ごとの採掘量に応じて報奨金を支払うことも考えた。そうすることで、みながもっと頑張って働くようになると思うからだ。しかも、その報奨金は組頭を通さずに、鉱夫に直接支払うこととする。そうすれば、鉱夫がますます豊かになるからだ。

支配人・宮部と親方・治郎作は、あさの改革案に賛成しなかった。
古くからのしきたりを変えることは鉱山に混乱を招く。特に、組頭の仕事を奪うことがより大きな問題を引き起こすというのだ。
あさは、このふたりすら納得させることができなかった。

親方の妻・カズ(富田靖子)は、茶の準備をするために、たまたまそばで聞いていた。
あさが鉱夫の生活向上を第一に考えてくれることを嬉しく思った。しかし、治郎作の手前、おおっぴらに賛成することはできなかった。また、あさの考えには落ち度もあることがわかった。

カズは、後にあさにこっそりと話をした。
炭鉱の組頭たちは、男気があると同時に切れ者なので、誰も逆らうことができない。それは、炭鉱の所有者でも同じだろうと言う。
また、あさは鉱夫の本当の心境をわかっていないというのだ。炭鉱での作業は危険で、常に死と隣り合わせだ。そのため、彼らは太く短く生きることを信条としている。その日の酒さえ手に入れば、それ以上のものはいらないのだという。生活を向上させたいというあさの気持ちは嬉しいが、鉱夫たちには想像もつかない話だろうと言うのだった。
あさは、ますます改革が難しいと思い知った。

その頃、大阪の惣兵衛(柄本佑)とはつ(宮﨑あおい)は、和歌山への移住を家族に打ち明けていた。
しかし、母・菊(萬田久子)は断固として受け入れなかった。彼女は、いつの日か大阪で山王寺屋を復興させることを夢見ており、和歌山へは行きたくないというのだ。ましてや、和歌山に移住することは、百姓として一生を終えることを意味しており、それに我慢がならないのである。菊には、先祖代々の屋号を守るという矜持と決意があった。
ついには、そもそも惣兵衛が百姓に甘んじるような性根の持ち主だから、山王寺屋が潰れたのだと詰った。

ついに惣兵衛が激昂して怒鳴ると、菊は自分を刺せと挑発した。知らない土地で死ぬくらいなら、大阪で視察されたほうがマシだと言うのだ。

惣兵衛は我慢がならなくなり、外へ飛び出した。
はつが追いついた頃には、惣兵衛は落ち着きを取り戻していた。そして、これまで自分が菊の言いなりになってばかりだったのが良くなかったと反省を述べた。今回は言いなりになるわけにはいかず、なんとかしてみせると決意を新たにするのだった。

九州では、あさが思いつめていた。
九州で唯一気心の知れた亀助に何かを打ち明けようとしていた。

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NHK『あさが来た』第49回

休みの日に限って、きちんと朝早くに目の覚める当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第49回めの放送を見ましたよ。

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第9週『炭坑の光』

大阪の商人たちの間で、あさ(波瑠)の男勝りぶりがますます噂になっていた。彼らはあさのことを「加野屋の四男坊」と呼んだり、「男のようにヒゲが生えている」などと嫌味を言ったりしていた。

子供の頃のあさは男の子のようだと言われても平気でいたのだが、大人になった今ではあまりうれしくないように思われた。福沢諭吉の『学問のすゝめ』を読むと、全ての人に違いはないはずだと書かれているのに、実際の世の中はまだそうなっていないと感じるのだった。
唯一、九州の炭鉱にいる時だけは気が楽だった。鉱夫たちは一度心を開くと、あさのことを女だと言って見下したりせず、平等に扱ってくれ、慕ってもくれるからだ。

あさの悩みを聞いた五代友厚(ディーン・フジオカ)は、大きな目で見たら男と女の違いなど微々たるものだと言って、あさを元気づけた。
そのついでに、自分があさの「ハズバンド」だったら、そんな思いはさせないだろうと愛情深く語った。ただし、あさは「ハズバンド」という言葉を知らなかったので、五代の言葉の真意をつかみ損ねた。

姑・よの(風吹ジュン)は、子供のできない新次郎(玉木宏)を心配し、彼に妾を取らせることを諦めきれずにいた。しかし、新次郎には全くその気がないので愚痴ってばかりいた。
舅・正吉(近藤正臣)はよのに反対した。あさと新次郎の仲の良さを見ていれば、妾を迎えることが不憫だというのだ。加えて、あさが家のために働いてくれているところ、子作りのために仕事を休ませるわけにはいかないというのだ。正吉自身は、あさに炭鉱を任せると決めた時に、孫は諦めたという。本来の跡取りである、三男・榮三郎(吉田八起)が嫁をとった時に子を作らせればいいと言うのだった。

新次郎は両親の話を立ち聞きし、複雑な思いを抱いた。しかし、あさには何も言わずに普段通りに接した。むしろ、あさの仕事を応援し、男勝りだと言われているという悩みを優しく聞いてやるのだった。

その頃、はつ(宮﨑あおい)は惣兵衛(柄本佑)に、母・梨江(寺島しのぶ)から預かった土地の権利書のことを打ち明けた。和歌山の土地を借り受け、生活を立て直し、利子を付けて返したいと言うのだ。

それを聞いた惣兵衛は、はつの両親に感謝するとともに、感激の気持ちでいっぱいになった。
はつの気高い性格を考えれば、人から情けをかけられることが屈辱だったろうと思うからだ。はつにとっては屈辱だが、惣兵衛や家族のことを第一に考え、施しを受け取ってくれたのだと思うと、はつに頭が上がらなかった。

再度、九州の炭鉱にやって来たあさは、現地に詰めていた亀助(三宅弘城)から報告を受けた。一人、気に入らない組頭がいるのだという。

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NHK『あさが来た』第48回

絶好の洗濯日和になって嬉しい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第47回めの放送を見ましたよ。

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第8週『京都、最後の贈り物』

あさ(波瑠)は、正吉(近藤正臣)に銀行を経営したいと相談を持ちかけた。
しかし、正吉は承諾しなかった。正吉は、これからの時代は銀行が必要になることは理解していたし、あさの先見の明にも一目置いている。けれども、今の加野屋にとっては時期尚早だと直感しているのだという。あさの実家・今井家のように、東京の様子を知っているならまだしも、加野屋は大阪のことしかわからないのも不安だというのだ。
あさは、正吉の言うとおりだと納得した。今は九州の炭鉱事業も手がけたばかりで、新たに銀行にまで手を出す時期ではないと思いとどまった。

その頃、九州の加野炭鉱では、小さな問題が起きていた。
組頭・サトシ(長塚圭史)の率いる組の採掘量が目に見えて減っているのだ。親方の治郎作(山崎銀之丞)が問いただすと、サトシは大阪の人間は嫌いだと悪びれることもなく言い放った。鉱山所有者が加野屋に変わってから真面目に働く気が起きないと言うのだった。

はつ(宮﨑あおい)は、母・梨江(寺島しのぶ)から和歌山の土地の権利を借りた。そこで生活を立て直したいという希望を抱いていたが、惣兵衛(柄本佑)にはなかなか言い出せずにいた。

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NHK『あさが来た』第47回

関西地区で先行放送された『大阪発 朝ドラコンサート』(BSプレミアムで23日11:30より放送)を見たのだけれど、「365日の紙飛行機」の演奏がなくてちょっぴりがっかりしたので、山本彩の弾き語り映像を見ることにした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第47回めの放送を見ましたよ。

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第8週『京都、最後の贈り物』

京都から東京へ転居するにあたり、実家の母・梨江(寺島しのぶ)があさ(波瑠)に会いに来た。

嫁入り前、梨江はあさに対して、女は商売に口出しをせずに家を守ることが何より大事だと躾けていた。しかし、今はそれが誤りだったのではないかと思っていると話した。
自分の言いつけを守って閉じこもっていたはつ(宮﨑あおい)の家は潰れた。それに対して、男勝りで外出ばかりしているあさの方は商売で頭角を現し、加野屋も安泰である。
あさは、母に褒められつつも、自分の生き方に自信の無いときもあると打ち明けた。たいていの男は家にいる女のことを好きだからだ。
梨江は、そんなあさを改めて励ました。これからは、女もあさのように男と堂々と渡り合う時代になるだろうと予言し、自信を持つように諭した。

続いて梨江は、あさに土地の証文を預けた。それは、今井家が和歌山に持っている土地だという。今はほとんど使われておらず、今井家が東京に移転すれば完全に放置されることになるというのだ。
この土地をはつに譲ろうと思うのだが、はつはどうしても梨江から受け取ろうとしなかったという。そこで、あさからうまく渡して欲しいというのだった。山王寺屋に破産の危機が訪れた時、京都の実家は資金援助を断った。そのことを悔いており、その土地は梨江と忠興(升毅)からの娘・はつへの最後の贈り物だというのだ。
あさは請け負った。

梨江が帰り支度をしている頃、裏口にはつがやって来た。あさと約束していた漬物ができたので持ってきたのだ。
早速、あさは梨江から預かった証文を渡した。しかし、はつは受け取る気になれず、帰る直前の梨江に直接返した。はつの言い分は、山王寺屋が潰れたのは自業自得であり、京都の実家には関係が無い。一度嫁に出た身なので、実家から施しを受けるわけにもいかないというのだ。
梨江は困ってしまった。

一連のやり取りを見ていたあさは、銀行のことを思い出した。銀行は、志のある人を応援して助けるために金を貸す所である。はつと惣兵衛(柄本佑)は生活を立て直すという大志を抱いている。銀行から金を借りる資格があるというのだ。京都の実家はこれから銀行を始めるのだから、調度よいという。
はつは、梨江から土地の証文を貰うのではなく、「借り」ればよいと説得した。一時的に土地を借りて、金をため、将来利息をつけて返せば理屈に合う。

その考えに梨江も乗った。はつはまだ若く、これから新しい人生を歩むことができる。土地を借りることで、はつたちが今後どう生きていくのか見届けたいと心から願った。
そこまで言われると、はつに断る理由はなかった。証文を受け取り、必ず返済することを誓った。

それから数カ月後。
あさは改まって、正吉(近藤正臣)に相談を持ちかけた。

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NHK『あさが来た』第46回

『365日の紙飛行機』のメインボーカルは山本彩という人だということを知り、彼女のあだ名が「さや姉」であるということを学び、さらに僕と同じ色のPRSのギターを使っている映像を見つけて俄然応援する気になった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第46回めの放送を見ましたよ。

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第8週『京都、最後の贈り物』

九州での炭鉱の立ち上げ、その直後の祖父・忠政(林与一)の死去などを終え、あさ(波瑠)は1ヶ月半ぶりに大阪に帰ってきた。

あさは炭鉱事業に集中することになった。明治5年に新橋・横浜間に日本初の鉄道が開通したことをはじめ、国内での石炭の需要が高まるにつれ、九州の加野炭鉱の景気もどんどん良くなっていった。
しかし、九州の炭鉱を放っておくわけにもいかず、あさは九州と大阪を行ったり来たりする生活となった。あさは鉱夫たちに「姉御」と呼ばれて慕われるようになっていた。そして、どういうわけか、あさのいる時は採掘量が増え、いない時は減るという傾向のあることがわかった。あさは鉱夫たちを奮起させるためにも、より頻繁に炭鉱へ行かなくてはならなくなった。

あさの出張でわりを食っているのは夫の新次郎(玉木宏)であった。あさが忙しく働くので、夫婦でゆっくりと時間を過ごす間もない。
新次郎は寂しさを紛らわせるように、足繁くはつ(宮﨑あおい)の所へ通った。はつの息子・藍之助にいつもお土産を持って行き、彼と遊ぶのが何よりの楽しみなっていた。

そんなはつにも、生活に変化が訪れていた。
まず、新たな子を身ごもった。はつは大騒ぎにならないよう、眉山惣兵衛(柄本佑)以外には話していなかったが、遊びに来たあさにだけは打ち明けた。はつは、子供のできないあさについて、仕事に打ち込むのもいいが、新次郎との時間も大切にしろと諭すのだった。

さらに、はつは惣兵衛から今後の生活の夢について話を聞かされた。
大きな両替商の跡取りとして生まれた惣兵衛であったが、彼はすでに商人に未練はないという。その代わり、自分の農地を手に入れ、家族と慎ましく幸せに暮らしたいと言うのだ。ただ、惣兵衛は、京都の大きな商家の娘であるはつに農業をやらせることに躊躇していた。
その話を聞いたはつは、笑顔を見せ、心の底から賛成した。それで惣兵衛もその気になった。今は土地を買うだけの資金もないが、コツコツと貯めていつか夢を実現させると誓うのだった。

加野屋では、字のかけない女中・ふゆ(清原果耶)のために、新次郎や番頭の亀助(三宅弘城)が代筆をしていた。ふゆは、新次郎の美しい字に見とれていた。そればかりか、ふゆは新次郎に対して特別な感情を抱き始めているようだった。そこへあさが顔を出すと、ふゆはぷいと立ち去ってしまった。

その時、あさの母・梨江(寺島しのぶ)が訪ねてきた。東京へ移る前の別れの挨拶に来たのだ。

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NHK『あさが来た』第45回

AKB48の主題歌『365日の紙飛行機』を最初はなんとも思っていなかったのだけれど、さすがに50回近くも毎朝聞いていたら耳に残るようになり、気付いたら鼻歌まで口ずさむようになっていたし、昨夜はついにギターで弾いてみようと思ってスコアを買ったし、夜遅くまで弾き語りの練習をしていたら秋元康の歌詞がすごくいいことに気付いて、「よし、明日の朝は空を見上げて笑顔でいられるように祈ろう」と決意したのだけれど、見事に今朝は寝坊し、その上雨だし、「思い通りにならない日は明日がんばろう」と自分を慰めて二度寝した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第45回めの放送を見ましたよ。

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第8週『京都、最後の贈り物』

京都のあさ(波瑠)の実家に五代友厚(ディーン・フジオカ)がやって来た。
実家・今井家が日本初の銀行を作るにあたり、政府の役人である五代が協力しているからだ。

あさの弟・久太郎(興津正太郎)は五代を慕い、彼を目標としていた。五代の作った英語の辞書を入手し、英語の勉強に励んでいる。久太郎は、近いうちにアメリカへ留学することが決まっており、銀行について学んでくる予定なのだという。

しかし、あさは今井家が銀行を興す理由がわからなかった。
あさの本音では、銀行は悪しき商売としか思えないのだ。石炭は蒸気機関を動かし、人々の幸福に直結する。一方、あさはカネのせいで苦しむ人をたくさん見てきた。たとえば、貨幣改革の折に自分の銀貨の価値がなくなり、泣いたり怒ったりした人たちを何人も見た。はつ(宮﨑あおい)の嫁ぎ先の山王寺屋も借金が返せなくて夜逃げする羽目になった。
銀行の存在は、カネにまつわる揉め事を増やすことにしかならないのではないかと言うのだ。

その疑問をぶつけられた五代は、カネの一面だけ見ればそれも正しいと同意した。しかし、別の側面を見れば、カネこそが困った人を助ける力になるのだと説明した。
これから時代が代わり、新しい事業があちこちで立ち上がる。何かを始める時には必ずカネが必要であるが、個人ではそれを工面することができない。そこで、銀行が多くのカネを集めておいて貸し出すことが重要だと説いた。
ただし、むやみにカネを貸せば良いというものではない。銀行は、事業を始めようとする人の話をよく聞き、もし問題点があれば指摘して改善を促す。そうすることで事業が成功しやすくなる。事業が成功すれば、借り手は幸せになる。その手助けをするのが銀行だと力説した。志のある人を救うのが銀行であり、志のある人が増えれば、人々も町も元気になる。最終的に人々を元気づけるのが銀行の使命であり、五代の志だと説明した。
あさはその話に感服した。

その時、ちょうど新次郎(玉木宏)と舅・正吉(近藤正臣)もあさの実家に到着した。失くなった祖父・忠政(林与一)の弔問のために訪れたのだ。
あさと五代の話は部屋の外まで聞こえていた。新次郎は五代の話に嫌悪感を抱いた。新次郎は、幼なじみの家が借金のせいで潰れてしまったのを目の当たりにしてから、カネが心底嫌いになっていたからだ。

五代の帰り際、新次郎は密かに彼を呼び止めた。
そして、五代があさに預けていた拳銃を返した。その時、拳銃のおかげで助かったとおざなりの礼を述べた。さらに皮肉を交えて、外国帰りの人は女に親切だと付け加えた。
新次郎の喧嘩腰に、五代も皮肉で答えた。彼は、自分は誰にでも優しいわけではないと言い、あさに対して特別な好意を寄せていることをほのめかした。
五代は、新次郎に睨みつけられながら帰って行った。

翌日、あさとはつは大阪に帰ることになった。新次郎らと同行すると都合がいいからだ。

はつが帰る直前、母・梨江(寺島しのぶ)は小さな包を手渡した。それは梨江のへそくりで、家を買うくらいのカネにはなるという。百姓から借りている家を出て、生活を立て直せというのだ。特に梨江は、山王寺屋が潰れる前、はつと惣兵衛(柄本佑)が金の無心に来た時のことを気にしていた。その時に援助を断ったのだ。

しかし、はつは遠慮した。家を守りきれなかったのは自分のせいであり、梨江が気にすることではないというのだ。
それに、はつは嫁入り前に梨江から手作りのお守り袋を貰っている。それがあれば十分なのだという。お守り袋と一緒に、梨江からは「あんたは幸せになれる」と言われたことをいつも思い出しているという。
確かに、はつは不安で押し潰れそうになることもあると打ち明けた。いつ借金取りに見つかるかと怯えているし、働いても働いても金はたまらない。息子・藍之助の将来も不安である。しかし、不安になる度に母から貰ったお守り袋と言葉を思い出している。それがあればどんな苦労も乗りきれるというのだ。
はつの健気な言葉に梨江は涙した。健気なはつに対して、それ以上金を押し付けようとはしなかった。

こうして、あさとはつは大阪の家へそれぞれ帰って行った。

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NHK『あさが来た』第44回

本ドラマを一度も見たことがないという女子となぜか五代友厚の話になり、彼の像が大阪証券取引所にあるという話を教えてもらった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第44回めの放送を見ましたよ。

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第8週『京都、最後の贈り物』

新次郎(玉木宏)は、女中・ふゆ(清原果耶)が泣いているのを見つけた。
ふゆは実家から送られてきた手紙を読んでおり、それには家族の誰かが死んだと書いてあるらしい。ただし、雨で濡れてしまったため、誰が死んだのか肝心なところがわからない。ふゆは不安で悲しくなり、泣いていたのだ。

新次郎は手紙をよく読んでみた。すると、ふゆの勘違いであることがすぐに分かった。どうやら「妹がにしにゆく」(妹が西の方へ奉公へ行くことになった)と書いてあるはずのところを、ふゆは「しに」(死に)だけ読んでしまったようなのだ。

新次郎はふゆの肩を抱きしめ、慰めつつ安心させた。ふゆは新次郎の優しさにうっとりとしてしまった。
そのやり取りを うめ(友近)が見つけた。うめはふゆが新次郎に対して恋心を抱いているのではないかと疑った。新次郎が立ち去った後、うめはふゆに対して良からぬ気持ちを抱かぬよう厳しく注意するのだった。
その様子は、新次郎の母・よの(風吹ジュン)にも見られていた。新次郎に妾を持たせたいと思っているよのはほくそ笑むのだった。

祖父・忠政(林与一)危篤のため、あさ(波瑠)は京都の実家に戻っていた。
忠政に残された時間は少なかった。あさはもっとたくさん祖父と話がしたいと思ったが、それも叶わない。

忠政はあさにふたつの言葉を贈った。
ひとつは、今まではあさが「なんでどす?」と人に尋ねる立場だったが、これからは人から物を尋ねられたら説明してやれるようにせよということだった。
もう一つは、笑顔でいろということだった。忠政はあさの笑顔が大好きだったと言い、あさの頬をつまんで引っ張るのだった。
しかし、あさは悲しくて泣くのを止めることができない。
そうしているうちに、忠政は静かに息を引き取った。

忠政の葬儀が終わり、家が落ち着いた頃、父・忠興(升毅)はあさとはつ(宮﨑あおい)を呼び、家の今後のことを話した。
今井家は年内に京都を完全に引き払い、東京へ移るという。これまでは忠興も、失くなった忠政も京都に愛着があって離れがたかったが、そろそろ潮時だという。

東京へ移ったら、25歳になった跡取り息子・久太郎(興津正太郎)と共に銀行を経営するのだという。政府からの要請で、他の商家とともに国立銀行を設置することになったというのだ。
従来の両替商は主に金や銀を両替するものであったが、これからの銀行というものは大量の金を集めて、それを貸し付けて儲けることを主要な業務とする。そもそも大量の金を集める必要があり、それには多くの商人の協力や政府の支援が必要なのだと言う。

そこへ、五代友厚(ディーン・フジオカ)が姿を現した。今後のことの相談のために呼んであったのだ。

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