NHK『あさが来た』第43回

来週カラオケに行くことが決まったので、今から自主練を始めようかと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第43回めの放送を見ましたよ。

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第8週『京都、最後の贈り物』

あさ(波瑠)が九州の炭鉱に来て1ヶ月が経った。鉱夫たちはあさを受け入れ、まじめに働くようになった。鉱山は加野炭鉱と称され、事業も軌道に乗り始めた。
あさも顔を炭だらけにしながら一緒に働いた。ここで採れる石炭が加野屋の利益になると思えば、どんな小さな欠片でも大切に扱った。また、鉱夫たちに対しては我が子のように接したし、彼らからも慕われるようになっていた。

炭鉱が一段落したので、あさは大阪に戻ることを決めた。
ところが、帰阪しようとした矢先、京都の実家からあさへ手紙が届いた。そこには祖父・忠政(林与一)が危篤に陥ったと記されていた。
あさは、急遽実家へ戻ることにした。

忠政はすでに弱り切っており、医者からももう長くはないと言われていた。床から動くこともできず、眠ってばかりいた。
それでも、あさとはつ(宮﨑あおい)がやって来ると、体を起こして元気そうに話をした。忠政は、数年ぶりの孫との再会を何より喜んだのだ。

炭鉱からまっすぐやって来たあさは旅装束だったし、家が潰れたはつは百姓ぐらしである。ふたりともまともな着物を持っていなかった。そこで、母・梨江(寺島しのぶ)がふたりに自分の着物を貸してやった。

特に梨江ははつのことを心配していた。あさは大阪に戻ればまともな着物を持っているが、はつには全く無いからだ。梨江ははつのために着物を仕立ててやりたいと話した。
しかし、はつはそれを断った。自分は身の丈にあった生活をしたいというのだ。しかも、貧しくはあるが、今の生活が楽しいという。姑・菊(萬田久子)も最近は丸くなり始めたし、夫・惣兵衛(柄本佑)も畑仕事に精を出して明るく健康的なのだという。それだけで自分は幸せだとしみじみ話すのだった。

その頃、新次郎(玉木宏)は寂しい思いをしていた。そろそろ朝が帰ってくると思っていたのに、京都へ立ち寄ってしまったからだ。それでも新次郎は、あさが祖父・忠政と特に仲の良いことは知っていたし、自分の女々しさを家人に知られたくもなかった。そのため、みなの前では強がっていた。

そんな新次郎は、陰で一人で泣いている女中・ふゆ(清原果耶)の姿に気付いた。

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NHK『あさが来た』第42回

漫画家の中崎タツヤが今年8月の還暦を期に断筆し、26年続いた『じみへん』の連載も終了していたということを今頃知り、諸行無常だなぁと感じ入ってしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第42回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

あさ(波瑠)は鉱夫たちに相撲勝負を挑んだ。自分がか弱い女ではなく、男と対等だと証明するというのだ。自分が勝てば、加野屋のために働けと迫った。

いきり立った鉱夫たちは我こそはと取組み相手として名乗りでた。しかし、あさは彼らを尻目に、鉱夫の親分・治郎作(山崎銀之丞)に勝負しろと迫った。
けれども、治郎作は断った。山の男が女と勝負することはプライドが許さないというのだ。他の鉱夫たちにも勝負をさせなかった。

代わりに、治郎作は炭鉱支配人の宮部(梶原善)を自分たちの代表に指名した。彼は自分たちのまとめ役ではあるが、鉱夫ではないので男のプライドとも関係ないからだ。
宮部は渋々ながらも請け負った。

あさと宮部の取り組みは一進一退だった。
あさを敵視していた鉱夫たちも、あさの健闘を見るうちに情が移ってきた。ついには、親分・治郎作までもがあさを応援した。
そしてついに、あさは宮部を投げ飛ばし、勝利した。

鉱夫たちはすっかりあさに魅了された。
これまでの10日あまりのサボタージュを心から謝罪し、今後は加野屋のために一生懸命働くと約束した。あさから拳銃で脅された時は渋々応じただけだったが、今は心の底からあさを信頼しているというのだ。鉱夫たちは早速炭鉱へ向かった。
あさは結果に満足した。

あさの様子を見に来ていた新次郎(玉木宏)だが、炭鉱事業が無事に動き出したことを見届けたので、大阪に帰ることにした。あさも一緒に帰るよう促したが、あさはもうしばらく残って炭鉱のことを勉強したいという。

あさは、新次郎の見守りのおかげで商売に精が出ると感謝した。ところが、新次郎は商売に対してあまりいい顔をしなかった。

新次郎は、金があまり好きではないと打ち明けた。それには、幼なじみとの苦い思い出があるからだという。
新次郎が10歳くらいの頃、加野屋には真面目で優秀な番頭がいた。彼は正吉(近藤正臣)からの信頼も篤く、早くに独立して加野屋の近所で両替商を始めた。しかし、なかなか軌道に乗らず、魔が差した彼は博打に手を出して大失敗したという。通常なら加野屋から援助するところであるが、博打で失敗したとなると外聞もあるので見捨ててしまった。そのまま、元番頭は失踪し、新次郎の幼なじみと母親だけが残された。母子は借金取りに追われ、近所からも白い目で見られ、いつしか姿を消した。

それからというもの、新次郎は金が恐ろしくなったという。どんなにいい人でも、金がなくなった途端に人が変わってしまうからだ。金を集めることが何よりも優先されることも気に入らない。自分の家が金の亡者のような両替商をしていることも皮肉だと言うのだ。

ただし、新次郎はあさが金儲けをしようとしていることは批判しなかった。
あさが奮闘してくれているおかげで加野屋は潰れず、自分も生きていられる。だから、あさを励ましに来たのだと告げた。

新次郎は予定通り帰って行った。

そして、あさの炭鉱事業が本格的に始まった。

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初めての失神の話をしようか。

2-3週間前から、左腕全体が痺れるようになった。
ギター奏者は腱鞘炎と無縁ではないという話をよく聞くので、「オレもついに腱鞘炎デビュー!?やっとギタリストの第一歩を踏み出したな」などと悦に入っていた。

しかし、ギタリストの腱鞘炎は指だけだったり、手首あたりに出ることが多いらしい。
それに比べて、僕は腕全体なのでちょっと違う。そもそも、ギターを弾いていて違和感を感じることはない。むしろ、何もしてない寝起きなんかにピリピリ痺れたりする。

「これは、神経のどっかがおかしいのかもしれない」とちょっと不安になった。
そんなわけで、整形外科へ行ってみた。
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NHK『あさが来た』第41回

高見沢俊彦作詞・作曲『真赤なウソ』(歌・明石家さんま)には「どんなに男が偉くても女の乳房にゃかなわない」という歌詞があるのだけれど、女のほっぺたもかなりグッと来るよなと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第41回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

九州の炭鉱に、前触れもなく新次郎(玉木宏)がやって来た。
鉱夫たちは緊張した。拳銃を持ち歩くあさ(波瑠)のような気性の荒い妻を従える夫なので、どれほど強い男なのかと恐ろしくなったのだ。
しかし、あさと話をする新次郎を見ると、どうにも頼りない優男である。鉱夫たちはわけがわからなくなった。

あさは新次郎に炭鉱の様子を説明した。
鉱夫たちは10日以上も仕事をサボっているが、明日から仕事を再開することになったと話した。鉱夫たちが態度を改めた理由は、あさが拳銃で脅したからであると説明した。

それを聞いた新次郎は、あまりいい顔をしなかった。
武器で相手を従わせようとすると、相手はそれに負けない武器を持つようになる。するとこちらは、さらに強い武器を手に入れて対抗しなくてはならない。つまり、力づくで押さえつけようとしても、争いがエスカレートするだけだというのだ。特に男はそうである。

続けて新次郎は、女には女の良さがあると話した。
特に、女としてのあさの武器は「やわらかいほっぺた」だと言う。新次郎は、あさのやわらかいほっぺたに触れ、いつもそれには敵わないと降参した。
鉱夫たちを働かせるにしても、拳銃に頼らず、あさなりのやり方があると諭すのだった。

翌日、約束通り鉱夫たちは仕事を始めた。
彼らの前であさが挨拶することになった。炭鉱支配人・宮部(梶原善)は新次郎にも一言話すように水を向けたが、弱虫の新次郎はコソコソと逃げてしまった。

あさは、拳銃で脅したことを謝罪した。二度と拳銃を使わないことを誓った。
加えて、鉱夫たちの噂通り、加野屋の経営状況も苦しいことを打ち明けた。しかし、炭鉱が将来の日本を背負って立つ重要な産業であることに間違いはなく、加野屋の景気が良くなることは間違いないと力説した。蒸気機関の利用により、大量の人や物資を運ぶことができるようになるが、その原動力となるのは石炭であり、炭鉱だからだ。

炭鉱が将来の日本を支えていくことになるが、炭鉱の中で一番偉いのは所有者である自分ではないと話した。実際に山に入って、石炭を採る鉱夫たちこそが一番偉いのだと強調した。鉱夫ひとりひとりが誇りを持って働き、九州から日本を支えて欲しいと応援した。
この話に鉱夫たちも感じ入った。

あさは鉱夫たちに勝負を持ちかけた。
自分と相撲をとれというのだ。あさが勝てば、鉱夫たちは今まで休業した分を取り戻すだけ働けという条件をつけた。

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NHK『あさが来た』第40回

今週、とにかく気分が晴れなくてどんよりしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第40回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

鉱夫たちは仕事を再開しようとしない。
あさ(波瑠)が説得するも鉱夫たちは言うことを聞かないどころか、あさを囲んで揉み合いになった。そのはずみで、あさの拳銃が暴発した。
あさは拳銃を手にし、不退転の決意を宣言した。自分はこの炭鉱を成功させるために来たのであり、鉱夫たちが働くと約束するまで絶対に大阪に帰らないと言うのだ。

話し合いは物別れのまま中断した。
あさが宿舎で休んでいると、炭鉱の女たちが嘆願に来た。早くも、あさが鉱夫たちを拳銃で脅し、働かない鉱夫を殺すという噂が広まったのだ。話が大げさになっていることに、あさは呆れた。

大阪・寺町の賭場へ夫を探しに来たはつ(宮﨑あおい)は、博徒から逃げまわる惣兵衛(柄本佑)を見つけた。
驚いて呆然とする惣兵衛であったが、はつは彼の腕を引っ張り、共に逃げた。

安全な所まで来ると、惣兵衛はポツポツと話を始めた。
まず惣兵衛は、はつの身なりを見て、彼女が未だに百姓として暮らしていることに驚いた。惣兵衛は自分が行方をくらませば、はつも自由になって逃げ出してくれると思っていたのだ。そのあてが外れてしまったのだ。惣兵衛は、はつに苦労をかけたのは自分の責任だと感じていた。両替商・山王寺屋を潰し、百姓となってしまったのは全て自分の甲斐性のなさだと言うのだ。
続けて、はつが新次郎(玉木宏)と結婚していればどんなに良かっただろうかと想像するのだった。はつの器量と気立ての良さから嫁となり、得意な琴を毎日演奏し、姑からいびられることも無かっただろうと言うのだ。

一方で、惣兵衛は百姓仕事が楽しかったと振り返った。土の匂いと照りつける太陽は気持ちよかったこと、自分で作った新鮮な野菜の美味さなどを思い出した。誰かに対して見栄を張ったり、気取ったりする必要もなく気楽な生活だったと言うのだ。

それを聞いたはつは、自分も同じことを考えており、決して不幸になったわけではないと言って笑った。
そうして、惣兵衛を家に連れて帰った。

惣兵衛は、自分の息子・藍之助と初めて会った。両親との再会も果たした。
母・菊(萬田久子)は「いまさら何をしに帰って来たのか」などと厳しく咎め立てたが、言葉とは裏腹に泣きながら惣兵衛に抱きつくのだった。

そのころ、九州の炭鉱では、炭鉱支配人・宮部(梶原善)が鉱夫たちの意向をあさに伝えた。翌日から鉱夫たちは山に入ると言っているという。あさはにわかに喜んだ。

そこへ、前触れもなく炭鉱へ籠がやって来た。
乗っていたのは新次郎だった。

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NHK『あさが来た』第39回

今日の昼、会社の元フクロウの手下ちゃんからとある相談ごとを受けたわけだけれど、数分後に彼女がもう一度僕の所にやって来て「さっきの件ですけど、絶対に内容をtwitterに書いちゃダメですよ」と釘を刺され、自分の信用のなさにガックリきた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第39回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

鉱夫たちがサボタージュしていることに業を煮やしたあさ(波瑠)は、少しでも自分で石炭を掘るべく、提灯を持って一人で炭鉱に入っていった。

その姿を見つけた炭鉱の親分・治郎作(山崎銀之丞)は即座にあさを外に連れ出し、いきなり頬を張り手した。
治郎作は、素人が一人で炭鉱に入るなど自殺行為だと叱った。石炭は可燃性であり火の気があると危険である。そればかりか、不用意な身のこなしによって坑道が崩れて生き埋めになったり、鉄砲水が出て溺れたりする可能性もある。そんな知識もなく勝手に入ったことを激しく叱責したのだ。

あさは自分が世間知らずであることを反省した。それからしばらく、じっと鉱夫たちの生活を観察した。
まずわかったことは、鉱夫たちは必ず2人一組で行動するということだった。他人同士だけではなく、親子や兄弟といった肉親同士も少なくはなかった。

中でもあさが一番驚いたことは、夫婦が一緒に暮らし、働くこともまれではないことだった。あさが思っていたよりも多くの女たちが働いていた。
炭鉱の女たちは、掘り出した石炭を外に運びだしたり、選り分けたり、ある程度重要な作業を担っていた。それだけではなく、炊事や洗濯といった鉱夫たちの身の回りの世話を行い、子供の面倒も見ていた。

男たちと同じかそれ以上の働きぶりだったが、どの女たちもいつも笑顔を絶やさずにいた。
あさはそんな彼女らの様子を見て、自身の世間知らずぶりを反省するとともに、勇気づけられるのだった。

その頃、大阪では、はつ(宮﨑あおい)の所へ五代友厚(ディーン・フジオカ)が訪ねてきた。ふたりは初対面だったが、五代はあさからはつのことを聞いていたという。
五代の来訪の理由は、惣兵衛(柄本佑)の噂を伝えるためだった。五代が調べたところ、惣兵衛らしき男が寺町の賭場で頻繁に目撃されているという。そこで、はつの許可さえ得られれば、本格的に捜索するつもりだと申し出た。

しかし、はつは五代の申し出を断った。あくまで身内の問題であるし、面識の無い相手に親切にしてもらうわけにもいかないと言うのだ。五代ははつの意向を汲み、それ以上は何も言わなかった。

はつは早速、一人で賭場街へ向かった。粗暴な男たちが徘徊しており、はつは恐ろしくなった。
それでも、その日は惣兵衛の姿を見つけることはできなかった。

あさが炭鉱に来てから10日が過ぎた。その間、鉱夫たちは一貫して仕事をしなかった。
あさは心細くなって、新次郎(玉木宏)に会いたくなった。粗野な鉱夫たちも男らしいといえば男らしいが、あさから見れば新次郎も立派な男だと思えた。ただし、男らしさの種類が違うと考えた。新次郎は女のことを見下したりせず、口出しをせずになんでも任せてくれる。
あさは新次郎のことを思い、自分を奮い立たせた。

その夜、あさは再度鉱夫たちに話をした。彼らの雇用と待遇改善することを約束し、休業することは加野屋も鉱夫も共倒れになることだと説明し、採掘を再開するよう説得した。
しかし、鉱夫たちの態度は頑ななままだった。加野屋が潰れかかっているという噂を聞いたと言い、女のあさでは話にならないから主人を連れて来いと言うばかりだった。自分たちは女なんかと話をする気はないと言い張った。

あさは女が馬鹿にされたことに激怒した。鉱夫たちだって女から生まれてきたのだと指摘し、女も社会の一員であり、これからの時代は男と女が協力しあって作らなければならないと主張した。

あさの言葉を挑発だと受け取った鉱夫たちは、あさに襲いかかり組み伏せた。
その拍子に、あさの懐から拳銃がこぼれ落ちた。そして、地面に落下した衝撃で暴発した。

鉱夫たちは驚いて腰を抜かした。
あさは拳銃を拾い上げて握った。

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NHK『あさが来た』第38回

日照時間が短くなってるのに加え、雨や曇りが続くと気分も晴れなくて困るね、とつぶやいている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第38回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

農家の納屋で暮らすはつ(宮﨑あおい)の所へ、あさ(波瑠)の義母・よの(風吹ジュン)が訪ねてきた。

よのは、本来ならはつが自分の嫁になるはずだったと打ち明け、現在のはつの暮らしが不憫でならないと話した。はつと息子の藍之助を家に引き取っても良いというのだ。
特に、よのは子供が大好きだった。あさに子供ができないこともあり、藍之助を手に入れたいと思っていたのだ。
しかし、はつにはその気が全く無かった。よのの申し出を丁重に断るのだった。よのは諦めて帰るしかなかった。

九州のあさは、親方・治郎作(山崎銀之丞)に促されて、鉱夫たちを前で改めて挨拶をした。これからの日本で石炭の需要が爆発的に増えるという予測を説明し、みんなが豊かになる将来展望を語った。

けれども鉱夫たちは一切聞く耳を持たなかった。
あさの大阪弁と共に、あさが女であることをバカにして笑い者にした。さらに、加野屋のことを単なる金貸しだと断じ、加野屋の主人は女に仕事を任せるほどの腰抜けの能無しだと愚弄した。鉱夫たちは全く働こうとしなかった。

それでも諦めないあさは、翌朝、一人で坑道に入って行った。
その姿を見つけた親分・治郎作が慌てて後を追い、あさの腕を引っ張って外へ釣れ出した。そして、あさの顔に張り手した。

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NHK『あさが来た』第37回

とある原稿の著者校正が依頼されたのだけれど、ちょうど1行だけ余裕があったので、10日前に入ってきたばかりニュースを追記することにした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第37回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

あさ(波瑠)は加野屋が購入した九州の炭鉱へ向かった。

あさのいなくなった加野屋はどこか賑やかさが失われていた。大阪商人たちのたまり場となっている五代(ディーン・フジオカ)の寄り合い所も同様だった。

その頃、大阪では寺町に怪しい男がいると噂になっていた。それは、どうやら2年前に失踪した惣兵衛(柄本佑)らしかった。
ただし、農村に暮らすはつ(宮﨑あおい)はまだその噂を知らなかった。

あさは炭鉱に到着した。
しかし、鉱夫たちは飯場で酒を飲んで仕事をサボっていた。道案内をして来た炭鉱支配人・宮部(梶原善)もどこかやる気が無い。

あさは困惑し、挫けそうになった。
けれども、正吉(近藤正臣)から手渡された、加野屋の名入りの手ぬぐいや袱紗(この袱紗で五代の拳銃を包んでいる)を眺めると勇気が湧いてきた。自分は加野屋の正当な代表なのだと自らを奮い立たせ、鉱夫たちと対峙した。

鉱夫たちはいずれも九州男児を自認しており、山で命がけで働いている。そのため、とても気性が荒かった。自分たちに相談もなく鉱山の所有者が代わったことでへそを曲げていたのだ。
その上、新しい所有者の代表があさだと知るやいなや、ますます意固地になった。女に指図されることなど許しがたいことなのだ。

あさは、鉱夫たちの待遇が変わらないどころか、今まで以上に優遇することを約束した。その上で、鉱夫たちが一生懸命働くほど、鉱夫自身の賃金に反映されるのだと説得した。そして、鉱夫たちが産出する石炭でこれからの世の中は大きく変わっていくのだと力説した。

それでも鉱夫たちは全く納得しなかった。
加野屋は自分たちが儲けることしか考えていない、その上、女に牛耳られている商家など腰抜けで将来もわかったものではないなどと揶揄した。

それでも逃げ帰らないあさに向かって、鉱夫の親分・治郎作(山崎銀之丞)が話しはじめた。
坑道に入って命がけで仕事をするのは自分たち鉱夫である。その鉱夫を従えたいのならば、あさの実力を見せてみろというのだ。

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NHK『あさが来た』第36回

やんごとなき事情により、まとめ記事の投稿が夕方になってしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第36回めの放送を見ましたよ。

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第6週『妻の決心、夫の決意』

筑前の炭鉱の所有者・櫛田そえ(木村佳乃)が加野屋を訪ねてきた。

彼女は、亡き夫から炭鉱を相続したが、跡取りの子供はおらず、自分で経営することも無理だと考えていた。そのため、炭鉱を買い手を探していたのだ。ただし、その炭鉱は生前の夫が手塩にかけて開発したものだ。その遺志を継いでくれる相手でなければ売りたくないと思っていた。

あさ(波瑠)は櫛田そえに鉱山購入の意思を伝える手紙を書いていた。しかし、その文面だけでは、あさの決意がわからなかった。それで櫛田そえは直接彼女に会ってみたいと思ったのだ。

あさは、加野屋の苦しい財務状況から、即金で購入することができないことを説明し、分割で購入したい旨を改めて伝えた。さらに義父・正吉(近藤正臣)は、加野屋が所有する米蔵の土地家屋を売却し、少しでも頭金を増やすつもりだと付け加えた。

米蔵を売るという話は、あさにとっても寝耳に水だった。土地を手放すことは加野屋の財産と経営においてかなり危険な行為である。あさは、櫛田そえの目の前であるにもかかわらず、正吉を思い留まらせようとした。しかし、正吉はあさの挑戦に全てを賭けると言って聞かなかった。

その一連のやり取りを聞いていた櫛田そえは、満面の笑顔を浮かべ、加野屋に鉱山を売ることを決めたと伝えた。夫の鉱山にそこまでしてくれる買い手は他にいないからだ。
こうして、あさの希望通り鉱山が手に入った。

櫛田そえは、あさに自分の恵まれた境遇に感謝するよう伝えた。
女を信頼して大きな商売を任せてくれる例など、これまでほとんど聞いたことがない。あさがどれだけ信頼され、恵まれているか決して忘れるべきではないというのだ。
そして同時に、これからは時代が変わっていくだろうと将来の展望を話した。近頃、やっと女子の海外留学が認められるようになった。これが追い風となって、家の外で活躍する女も増えていくだろうと言って、あさを応援するのだった。

炭鉱の所有権は加野屋に移ったが、実際の経営となるといくつもの問題があった。
さしあたって、鉱山の視察、および炭鉱夫たちへの経営主体の変更告知をしなければならない。そのためには、現地へ1ヶ月ほどの出張が必要である。
それは当然あさの仕事であったが、嫁の役目を放棄することになり、まだ夫・新次郎(玉木宏)の許可が得られていなかった。

あさが新次郎と話をすると、意外にも新次郎はあさの九州行きを認めてくれた。
新次郎は、子供の生まれたはつ(宮﨑あおい)の所に足繁く通って面倒を見ている。その折に、はつからあさを泣かさないようにと念を押されたのだという。さらに、櫛田そえから、あさは立派な妻で将来的な見込みがあると聞かされたことも後押しになった。

新次郎は長い間あさと離れることを寂しがったが、無理をせず無事に帰ってくるという約束のもと、彼女を気持よく送り出した。

あさが九州へ旅立つ日、五代友厚(ディーン・フジオカ)もやって来た。彼は餞別として、あさに拳銃を差し出した。それは、幼いあさ(鈴木梨央)が五代と初めて会った日に、あさが過って持ち去ってしまった思い出の拳銃なのだという。
あさは恐ろしくて辞退したが、五代は無理に持たせた。炭鉱夫たちはそれだけ危険な男たちなのだから護身用として持って行けと言われ、あさは渋々それを受け取った。こうして、五代からも応援されて、あさは九州へ旅だった。

あさは、番頭の亀助(三宅弘城)ただ一人を伴って筑前に入った。そこでは、炭鉱の支配人である宮部(梶原善)が案内役として待っていた。
鉱山への道は、男の足でも険しいものだった。あさは、少しの金でも節約して返済に回したいと言って、籠も使わず徒歩で向かった。今日中に着かないようであれば、野宿するのも厭わないと言うのだ。
あさの豪胆さに、亀助も宮部も震え上がるのだった。

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NHK『あさが来た』第35回

安彦良和の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』Kindle版の1-3巻がそれぞれ30円で売られているのを見つけ、「300円の間違いではないか?」と目を30回くらいこすって確認した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第35回めの放送を見ましたよ。

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第6週『妻の決心、夫の決意』

あさ(波瑠)は新次郎(玉木宏)に対して、妾を囲うよう願い出た。
自分たちの結婚は、家を繁栄させるためのものである。それにもかかわらず、あさには子供ができなかった。それならば、妾との間に子供を作ってくれというのだ。あさは自らそう言うことは屈辱であったが、家のことを考えれば仕方なかった。

新次郎はあさが本気かどうか確認した。それでもあさは取り消そうとしない。そのことに腹を立てた新次郎は、その提案を受け入れることにし、寝室を出て行ってしまった。

その騒ぎを聞きつけた義母・よの(風吹ジュン)は、さっそく三味線師匠の美和(野々すみ花)を妾に迎える準備を始めた。はじめは渋っていた義父・正吉(近藤正臣)も、彼女の美しさを一目見ると、すっかりその気になってしまった。
近所に美和を住まわせる家の手配も整えられた。

あさは勢いで妾を取るよう提案したことをすぐに後悔した。しかし、すでに引っ込みがつかなくなっていた。
家を盛りたてることが自分の使命であり、今は炭鉱事業で加野屋を立て直すこと、および新次郎に子作りをしてもらうことが何より重要だと自分に言い聞かせた。それでも、悲しくて、あさは陰で泣いてばかりいた。

あさは姉・はつ(宮﨑あおい)に相談した。
はつは、あさの決意を後押しした。自分で決めたことなのだから、後悔せずに邁進するのが良いというのだ。

さらにはつは、炭鉱に行けば男前でたくましい鉱夫がたくさんいるだろうと話した。その中からいい男を見つければ、寂しさも紛れると冗談を言った。あさも負けず、惣兵衛(柄本佑)が行方不明のままなのだから、はつも新しい夫を探すべきだと言い返した。
姉妹は、今度は全く違うタイプの夫を見つけようと冗談を言い合って笑った。その場では気が楽になったが、あさには未だわだかまりがあった。

続いてあさは、うめ(友近)を伴って、五代(ディーン・フジオカ)を訪ねた。彼は東京から大阪に戻り、再び大阪の商業発展のために働いている。そこで、炭鉱経営について助言をしてもらおうと思ったのだ。

五代を待つ間、あさはうめと新次郎の妾問題について話をしていた。悪いことに、それを五代に聞かれてしまった。

五代は、炭鉱の話はそっちのけで、新次郎の悪口を言い始めた。
新次郎は、家の商売が大変なときも芸事にうつつを抜かし、頼りない男である。加野屋を支えているのは新次郎ではなく、あさ本人である。ゆえに、新次郎はあさが惚れる価値の無い男だと切り捨てた。

五代の言葉を聞き、あさは勇気づけられるどころか、夫をバカにされたことに腹を立てた。
芸事に精を出すのは大阪商人の粋だということを五代はわかっていないと言い返した。自分は、フラフラとしていてか弱い新次郎のことが大好きなのだと言い捨て、怒って帰ってしまった。

家に帰ると、義母・よのが留守だった。うっかり者の使用人・弥七(竹下健人)は、妾の美和が近所に引っ越してくるので手伝いに言っていると漏らしてしまった。
それを聞いたあさは、悲しくなって家を飛び出した。

あてもなく町を歩いていると、雨が降ってきた。
あさは新次郎が雨男であることを思い出した。彼にとって嬉しいことのある日は必ず雨が降る。新次郎は、美和を妾とすることを喜んでいるのだと解釈できた。あさは雨に濡れながら涙を流した。

あさが家を飛び出したと知った新次郎は、すぐにあさを探しに出た。
はたして、神社で雨宿りしているあさを見つけた。

あさは、本当は妾を囲ってほしくないと本心を打ち明けた。
新次郎も、妾をとることは取りやめると話した。あさの代わりになる女などいないと言って、あさを安心させた。あさほど心が女らしい女は他にはいないと告げ、新次郎はあさの肩を優しく抱き寄せるのだった。
新次郎の言葉を証明するかのように、雨はなかなかやまなかった。

ふたりが家に帰ると、予期せぬ客が来ていた。
それは、炭鉱所有者の櫛田そえ(木村佳乃)だった。

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