NHK『あまちゃん』第59回

テレビにネットワークケーブルを繋げばデータ放送のスタンプラリーが開くという助言をもらい、出張先のホテルで無事にスタンプを集めることのできた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第59回めの放送を見ましたよ。
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第10週「おら、スカウトされる!?」

夜、ユイ(橋本愛)はアキ(能年玲奈)を誰もいない海女カフェに呼び出した。ユイは母・よしえ(八木亜希子)と大喧嘩したという。ユイは、次の週末に東京で行われるアイドルグループ「アメ横女学院」のオーディションを受けに行きたいと相談した。しかし、よしえは全く理解を示さず、高校卒業までは東京行きを許さなかった。それで、荷物をまとめ、家出同然で家を飛び出してきた。ユイは自分と同年代の女の子が東京で活躍するのに焦り、いつまでも岩手にいるわけにはいかないのだ。

そこに水口(松田龍平)が現れた。水口は、ユイが両親を説得しない限り手助けはできない、焦っても良いことはないと諭した。それで、その日はなんとか収まった。

後日、ヒロシ(小池徹平)はユイの家出騒ぎのことをアキに謝りに来た。家に帰った後もユイの動揺は収まらず、家で揉めたという。ユイは、よしえが女子アナを2年で辞め、功(平泉成)と結婚して専業主婦になったことを引き合いに出した。自分はよしえのようなダサい女にはなりたくないと言うのだ。よしえを侮辱したことで、ヒロシと功は激昂し、たいへんな事になったのだという。

アキはユイのことが気がかりだった。地方テレビ局のリポーターを務める時、ユイは岩手が大好きだと笑顔で話している。視聴者は全員、ユイの言葉を信じている。ところが、ユイの本心は正反対であり、それを知っているのはアキだけなのだ。水口がスカウトマンであるということも、誰にも知られていない。

ユイのことが心配であるのと同時に、アキ自身もアイドルになることに興味があった。水口とユイの前では興味が全くないと話したのだが、本心は複雑だった。アキはユイと一緒に歌うことが楽しいと思っている。だから、ユイと一緒にアイドルになることも悪くはないと考えている。しかし、ユイと一緒にアイドルになるためには上京しなくてはならない。アキは東京が大嫌いなので、上京だけは絶対にしたくないのだ。

ある日、春子(小泉今日子)が洗濯物を整理していると、アキの服のポケットからくしゃくしゃになった紙切れが出てきた。調べてみると、それは水口の名刺であり、芸能事務所のスカウトマンであるということが判明した。喫茶リアスでみんなにそのことを知らせると、一同は驚き、これまで水口に騙されたことに腹を立てた。

特にショックを受けたのは、琥珀掘りの勉(塩見三省)だった。水口のことを琥珀好きの好青年で、初めての弟子としてかわいがってきたのに、それが裏切られたのだ。水口は、町の人々に近づくために勉を利用しただけだとわかったのだ。勉は坑道に向かい、水口を殴りつけて追い出した。

その頃、アキとユイは海女カフェにいた。ユイは大きな旅支度を整えている。ユイは水口の運転する車で東京へ向かうのだという。

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NHK『あまちゃん』第58回

データ放送のスタンプラリーで6月分をコンプリートすべく、自宅からB-CASカードを持参してホテルに宿泊中なのだけれど、ホテルのテレビは家庭用とは何かが違うらしく、データ放送の画面は開くもののスタンプラリーへのボタンが表示されず、押すことができなくてがっかりした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第58回めの放送を見ましたよ。
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第10週「おら、スカウトされる!?」

ユイ(橋本愛)と水口(松田龍平)が密会しているらしいと知ったアキ(能年玲奈)は様子を探るために坑道へ忍び込んだ。こっそりと覗き見るつもりだったが、躓いた拍子に物音を立ててしまい、ふたりに存在がバレてしまった。

水口とユイは、アキの登場に慌てる様子もなく、真実を打ち明けた。予想通り、水口は芸能事務所のスカウトマンなのだという。有名プロデユーサーの荒巻(古田新太)は、47都道府県からアイドルの卵を東京に集め、「GMT47」という国民的アイドルグループを作る構想を抱いているという。東日本から集めた者は上野、西日本から集めた者は品川の劇場にそれぞれ所属させ、競い合わせて盛り上げる計画だという。岩手の地元アイドルとしてアキとユイに目をつけ、水口はそのスカウトのために派遣されたのだという。

水口がスカウトマンだと勘づいたユイは、自ら彼に相談した。それを受けて、水口はユイが地方ローカル番組にレギュラー出演して顔と名前を得るようアドバイスしたという。それでユイはグルメコーナーのリポーターとして積極的に売り出すようにしたのだという。

水口はユイだけではなく、アキもアイドルとしてスカウトするつもりだったという。しかし、春子(小泉今日子)が猛反対していることを知って、慎重に事を進めることにしていたという。様子を探っているうちに、アキ本人もアイドルに興味が無いらしいことがわかり、アキのことは諦めることにしたという。それで、ユイだけを東京に連れて行くことに決めたと打ち明けた。

アキは一瞬迷った。夏(宮本信子)から、何かを始める前にあれこれ迷っても仕方がない、実際にやってみてから考えればいいと言われたことを思い出した。その言葉がアイドルになることにも当てはまるかもしれないと思ったのだ。その言葉にしたがって、思い切って海女をやってみて成功した。アイドルになることも同じかもしれないと思ったのだ。しかし、アキは自分がアイドルになることよりも、北三陸市で今の暮らしを続けることの方が大事だと思い直した。北三陸市の景色や人々が大好きなアキは、ここを離れることは無理だと強く思った。

その頃、春子と大吉(杉本哲太)はスナック梨明日で話し込んでいた。海女カフェのオープンで観光客が増加したため、夏の間は列車を大幅に増発することが決めたという。しばらく前までは廃線の危機だったのに、大きく助けられたと大吉は言うのだ。しかも、それは春子が帰郷してくれたおかげだという。春子が帰ってきたことをきっかけに、町が大きく変化したと言うのだ。

春子は、全てはアキとユイの働きだと謙遜した。一方で、自分も帰郷したおかげで大きく変化したことを認めた。ちょうど1年前に帰ってきた時は、故郷が嫌いで仕方がなかった。ここで育ったダサい自分を嫌悪し、そんな自分の生まれ育った町を嫌悪していた。地元の景色や人々の良さも理解することができず、自分の居場所がないように感じていた。しかし、最近は毎日いろいろな出来事がある。おかげで、自分の居場所が見つけられたし、地元の景色や人々の良さがわかってきたのだという。それというのもアキのおかげであり、アキを導いてくれた夏(宮本信子)のおかげだと、感謝を述べるのだった。

春子が帰宅すると、アキと夏は居間で眠り込んでいた。夏は目を開けたまま眠る癖があるが、アキもそれと同じようにして眠っていた。春子はふたりの奇妙な一致をおかしく思いながら眺めた。

春子が帰宅した物音で目を覚ましたアキは、春子の荷物の中に映画『潮騒のメモリー』のビデオテープがあることに気づいた。春子が入浴している間、アキはそれをこっそり見ようとした。

ところが、いざ再生しようとした途端、ユイから電話がかかってきた。アキに大事な話があるから、海女カフェまで会いに来て欲しいというのだった。

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NHK『あまちゃん』第57回

ヘイメーン、今日は自宅最寄りの停留所から7:48のバスに乗るため、放送が終わり次第大急ぎで家を出た当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第57回めの放送を見ましたよ。

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第10週「おら、スカウトされる!?」

20097月1日、今日は袖ヶ浜の海開きだ。それに合わせて、漁協を改装した海女カフェもオープンした。

海女カフェは見事な出来栄えだった。エンタランスを入ると若い新人海女たちが客を迎えてくれる。広々とした客席には海女の写真パネルや、様々な魚の飼育された水槽が配され、明るく華やかな雰囲気である。オープンテラスでは、獲りたてのウニの殻を割って食べさせてくれる。

そして、最大の目玉は、客席ホールに設置されたステージだ。それほど大きなものではないが、ちょっとしたコンサートや握手会をするには十分なスペースが確保されていた。ステージの壁には100インチの巨大なモニタも設置されている。海中にカメラを置き、海女たちが漁をする姿が生中継されるという趣向だった。

アキ(能年玲奈)は、開店前に春子(小泉今日子)を店内に案内した。春子はその素敵な様子に感激した。そして、春子には珍しく、アキのことを手放しで褒めた。そもそも春子は故郷のことが嫌いだった。ちょうど1年前に帰郷してもその思いは変わらず、アキを連れて帰ってきたことを後悔することもあった。しかし、今、そのアキが故郷を素敵な場所に変えてくれた。そのことが春子は嬉しいのだ。あまりのべた褒めぶりに、アキは照れて逃げてしまうほどだった。

海女カフェが正式にオープンすると、大勢が来店した。ステージのモニタでは、アキがウニを獲る様子が中継された。潜水土木科での努力が実を結び、アキの潜水技能は飛躍的に上達していたのだ。昨年とは違い、アキは一人で大量のウニを獲ることができた。その映像を見て、客たちは大いに盛り上がった。

ユイ(橋本愛)のグルメコーナーで取り上げられ、テレビで紹介されたりもした。ただし、アキとユイは一緒にいる時間が減ってしまった。朝の登校時はいつも一緒なのだが、放課後はそれぞれの仕事に追われるようになったのだ。

そんなある日、琥珀掘りの勉(塩見三省)がアキに声をかけた。どうも勉のいない間にユイが坑道に出入りしているらしいというのだ。勉が坑道で拾ったというストラップは確かにユイのものだった。

アキは、水口(松田龍平)のことを怪しんだ。ユイの推理によれば、水口は芸能事務所のスカウトマンだという。ユイと水口が密会をしていることな十分考えられる。気になったアキは、夜にこっそりと坑道を覗きに行った。すると、確かにユイが水口に会いに来ているところを目撃した。

ところが、アキは物音を立ててしまい、忍び込んだことが2人にバレてしまった。

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NHK『あまちゃん』第56回

春子(小泉今日子)の誕生日については、離婚届の生年月日に4月生まれと書いてあり、早生まれではないとコメントをいただいた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第56回めの放送を見ましたよ。

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第10週「おら、スカウトされる!?」

ユイ(橋本愛)は、水口(松田龍平)が一人でいるところを訪ね、スカウトマンではないかと尋ねた。雑誌で読んだ知識によれば、スカウトマンは目当ての女の子を円満にデビューさせるため、地域に溶け込んで仲良くなってから誘うのだという。まさに水口の行動に合致するし、何よりユイは水口が誰かに自分たちのことを電話で報告しているのを聞いたと告げた。しかし、水口はそれを完全に否定した。

それでも、ユイは構わずにアイドルになりたいと食い下がった。田舎で終わらず、東京でデビューしたいと訴えた。すると水口は、自分はスカウトマンではないともう一度断った上で、きっとスカウトマンならユイの覚悟を知りたいだろうと話した。ユイが本気であることがわかれば、うまくいくのではないかとアドバイスした。

それからというもの、ユイは一人でタレント活動を行うようになった。岩手のローカル番組でグルメリポートのコーナーを担当させてもらい、毎日出演するようになった。おかげでユイは人気はうなぎのぼりだった。彼女は必ず北三陸鉄道の制服を着て出演するので、大吉(杉本哲太)も鉄道の宣伝になると大喜びするなど、地元でも歓迎された。唯一、春子(小泉今日子)だけは、ユイが学校も休みがちになり、顔にも疲れが見え始めていることを心配していた。

一方、アキ(能年玲奈)と海女たちの海女カフェ建設計画も進展した。銀行は、アキの人気によって繁盛することを期待し、2000万円をスムーズに融資してくれた。7月1日の海開きに合わせて海女カフェをオープンさせることが決まった。漁協の建物を全面改装し、おしゃれなカフェにリフォームする工事が始まった。

ただし、年かさの海女たちはトントン拍子に話が進むことに慢心しきってしまった。カフェで面白おかしく楽をして働くことばかり考え、まじめに協力しようとはしなくなった。その上、もう海に潜って漁もしたくないと言い出した。慌てたヒロシ(小池徹平)は、戦力となる観光海女が必要だと考えた。アキが新人海女を募集するビデオを撮影しネットで公開したところ、彼女の人気のおかげで多数の応募者が殺到した。

6人の若い女の子を観光海女として採用し、アキが教育係となった。ほんの1年前までは駆け出し海女にすぎなかったアキが、今や袖ヶ浜の観光海女の要となったのだ。今やアキは地元にとってなくてはならない存在となっていた。

海女カフェの改装工事が大詰めを迎えた頃、ユイとテレビ局ディレクター池田(野間口徹)が下見に来た。海女カフェがオープンしたら、ユイのグルメコーナーで特集を組む予定なのだという。

アキは、カフェ内に設置されたステージに案内した。テーブルを片付ければ100人を収容できるホールになるという。アキによれば、そこはユイのためのステージなのだという。ユイがデビューした暁には、そこで歌って欲しいと嬉しそうに話すのだった。

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NHK『あまちゃん』第55回

昨日、パルコミュージアムの『安齋肇 還暦博覧会』安齋肇さんと宮藤官九郎さんのサイン会に参加し、おふたりと握手させていただくと共に、クドカンに「『あまちゃん』見てますよ。正宗のマネして車で久慈まで行って来ました」とお話させてもらった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第55回めの放送を見ましたよ。

宮藤官九郎(左)と安齋肇(右)のサイン

宮藤官九郎(左)と安齋肇(右)のサイン


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第10週「おら、スカウトされる!?」

水口(松田龍平)が芸能事務所のスカウトマンだと疑っているユイ(橋本愛)は、自分のメールとブログのアドレスを水口に渡した。彼がおおっぴらにスカウトしているところを街の人に見られたら面倒なことになると思い、個人的に連絡を取ろうとしたのだ。しかし水口は、親戚にユイの大ファンがおり、ユイの写真や動画を送ってやっているだけだと誤魔化した。そして、アドレスを貰ったにも関わらず、ユイに連絡してくることはなかった。

ユイは、アキ(能年玲奈)と一緒でなければ芸能デビューできないのだろうと確信した。以前にユイが水口の電話を盗み聞きした際、彼が主にアキのことを話していたからだ(第51回)。ユイはアキに一緒にアイドル・デビューする気はないかと尋ねた。しかし、アキにはその気がなかった。アキには、いつもボンヤリしている水口がスカウトマンだとは信じられなかったし、春子(小泉今日子)がそれを許すはずがないからである。

そして何より、アキは北三陸市で海女を続ける決意を固めていた。夏までに漁協を改装して海女カフェを建設し、観光客を誘致することで頭がいっぱいになっている。それ以外のことに興味は持てなかった。

アキと海女クラブのメンバーは観光協会と北三陸鉄道に直談判し、海女カフェ設立の提案を行った。しかし、大吉(杉本哲太)や菅原(吹越満)は乗り気になれなかった。海女たちは強引で口うるさく面倒なので、あまり付き合いたくないのだ。そこで、ヒロシ(小池徹平)を海女カフェ担当に任命し、彼に全ての面倒を押し付けることにした。

その上、海女カフェの建築には莫大な費用が必要である。海女たちにそれを準備できるはずもなく、観光協会や北三陸鉄道も簡単に融資できる額ではない。いずれにせよ計画は頓挫すると思われた。しかし、漁協と銀行が相談した結果、トントン拍子に銀行から2000万円の融資を受けることが決まった。

その頃、ユイは琥珀坑道に水口を尋ねた。

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NHK『あまちゃん』第54回

今日は映画の日であり1000円で映画が見れるので、大好きな貫地谷しほりが知的障がい者を演じ、橋本愛も出演するという『くちづけ』を見に行こうかと思ったのだが、近所の映画館では上映されていないので「うがーっ!横浜まで見に行くとなると交通費で割引分が吹っ飛ぶじゃねーか、移動もめんどくさいし」と諦めてしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第54回めの放送を見ましたよ。

※そして、予告を見る限り、そこまでして見るべき代物でもないように思う。

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第9週「おらの大失恋」

2009年4月。
お座敷列車イベントは報道でも取り上げられ、アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)のアイドルユニット・潮騒のメモリーズの人気はますます高まった。岩手県内においては2人のことを知らぬ者はいないほどだ。イベント後も観光客は途切れず、ユイは週末の1日駅長を続けたこともちろん、通学途中にサインを求められると気さくに応じた。アキの通う北三陸高校潜水土木科には、アキに憧れた女子が8人も入学するという異例の事態が起きた。

水口(松田龍平)がスカウトマンではないかと勘づいたユイは、敏腕芸能プロデューサー荒巻(古田新太)のことをアキに説明した。彼はアイドルユニット・アメ横女学園を世に送り出し、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している。彼の目に留まれば、芸能界での成功のチャンスは高まると思えた。

しかし、アキは春子(小泉今日子)との約束通り、3月いっぱいでアイドル活動を辞めた。ユイとは異なり、アイドルになる夢を持たないアキはそれで平気だった。夏に海女として海に潜ることだけが今の希望だった。ただし、ユイと一緒に大勢の拍手や歓声に包まれたことはとても素敵な思い出として心に刻まれていた。事あるごとにそれを思い出し、ユイとふたりっきりで歌って踊った。

アキが漁協に顔を出すと、海女たちが宴会を開いて酔っ払っていた。アキとユイのおかげで観光客は増えたが、それを一過性のブームに終わらせない策を講じる必要があるなどと相談していた。実際、まだ4月なのに、7月からの海女漁の見学予約が殺到している。旅行代理店からもツアーを組みたいという問い合わせが複数来ているのだ。

海女たちは、自分たちの稼ぎが漁協と観光協会に搾取されていると騒ぎ立てた。1個500円で販売されるウニのうち、海女が受け取るのは100円だけなのだ。残りの80%は漁協と観光協会が200円ずつ取る。彼女らが作る土産物のミサンガも、潮騒のメモリーズのイベントやグッズの売上も、そのほとんどが北鉄と観光協会の収入となっている。自分たちが虐げられているという思いが強くなったのだ。

その話を聞いていたアキは、「海女カフェ」の設立を提案した。そもそも海女が海に潜っている間、見学客は手持ち無沙汰である。そんな客たちがくつろげる場所を提供し、そこで飲食物を提供すれば繁盛すると言うのだ。海の見える眺めの良い場所に設立すれば、海女見学と関係のないカップルの集客も見込める。しかも、屋内営業なので冬期間にも安定して収入が得られるというのだ。

海女たちは大賛成し、早速観光協会に乗り込んで大吉(杉本哲太)や菅原(吹越満)に談判した。北鉄と観光協会が出資するよう強く主張した。色よい回答が得られなければ、夏の海女漁についてストライキを起こすと脅した。

その頃、1日駅長を務めるユイは、休憩のため喫茶リアスに入った。珍しく客が少なく、店内には春子と水口がいるだけだった。ユイはいつになく弱気だった。今の自分の人気は、辺鄙な田舎の現役女子高生であるという希少価値だけだと理解しているのだ。東京に進出すれば、自分程度のアイドル候補生はいくらでもいる。春子に対してそんな弱音を吐くのだった。

そして、突然ユイは怒りだした。横で聞いていた水口に突っかかって行った。水口がこっそりとユイの姿を撮影したり、急にアイドル活動のことで話しかけたりするなど、態度がおかしいと指摘した。何が目的なのか白状しろと詰め寄った。

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NHK『あまちゃん』第53回

昨日、ほぼ初めてお話した人から「『あまちゃん』とか『北の国から』とかのまとめ記事をいつも読ませてもらっています」と言われ、なんで俺のブログやらツイッターがバレてんねん?と思って激しく動揺するとともに、毎日読んでもらっていることをたいへん光栄に思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第53回めの放送を見ましたよ。

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第9週「おらの大失恋」

お座敷列車が出発した。事前の予想では成人男性ばかりかと思われていたが、親子連れや女性客もたくさん乗り込んでいた。アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)が幅広い層に人気であることが証明された。

列車は約1時間かけて畑野駅へ向かう。そこから折り返して北三陸駅に引き返す。行きは食事で、帰りはゲームや北鉄グッズのオークション、カラオケ大会などが行われる。そして、最後にはアイドルの衣装を身につけたアキとユイがかわいらしい振付で「潮騒のメモリー」を歌うというプログラムだった。

3便運行されたお座敷列車はいずれも満員で、大盛況だった。弁当や土産も飛ぶように売れ、夏(宮本信子)ら海女クラブのメンバーは朝4時半から仕込みに追われた。ウニ丼はいつもの10倍の300個、土産のミサンガも50個の追加発注を受けるなど、大忙しだった。夕方には疲労困憊してしまった。

夕方になり、夏らは駅で大吉(杉本哲太)に詰め寄った。1日中働き詰めで、アキとユイの歌を聞くことができなかった。慰労と地域住民へのサービスのため、追加列車を走らせろと要求した。大吉はそれに応じ、関係者と地元の人だけを乗せた臨時便を走らせた。列車には、春子(小泉今日子)はもちろん、東京へ旅立つ種市(福士蒼汰)や極秘スカウトの水口(松田龍平)も乗り込んだ。

往路、アキとユイは「潮騒のメモリー」を歌った。3月でアイドル活動を辞めることを春子と約束しているため、アキにとってはユイと歌う最後の機会だった。歌い終えると、列車は折り返し地点の畑野駅に到着した。春子は秋の歌について、今までで一番良かったと褒めてくれた。

水口は、密かにユイに声をかけ、いい歌だったと一言だけ告げた。

種市は折り返し列車には乗り込まないと言う。そこから列車を乗り継ぎ、このまま東京へ向かうのだ。種市はアキにお盆の時期には帰省することを約束した。その頃、海に潜っているアキと再会するのが楽しみだと告げた。アキと種市は、潜水土木科の唱歌「南部ダイバー」を一緒に歌い、別れた。

折り返す列車の窓から顔を出し、アキはいつまでも種市に手を振り続けた。

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NHK『あまちゃん』第52回

沖縄に出張中なのだが、泊まっているホテルはBSが入らなくて泣きそうになっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第52回めの放送を見ましたよ。

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第9週「おらの大失恋」

お座敷列車運行当日になった。アキ(能年玲奈)が乗り込むことが再度発表され、大勢の人々が集まった。当日券を求める人が長蛇の列を作った。テレビの取材も行われ、大賑わいだ。

しかし、ユイ(橋本愛)が姿を表さず、連絡も取れなくなった。第1便の出発は9時なのだが、7時になってもユイが来ない。功(平泉成)が6時に車で駅まで送って来たのを最後に消息がつかめない。アキによれば、ユイに変わった様子はなかったという。前日は19:30の最終列車までスナック梨明日で歌の練習をし、いつも通りに帰ったという。関係者はわけが分からず、焦りだした。

8:49に改札が開き、アキとユイのファンたちは興奮して列車に乗り込んだ。けれども、未だにユイの行方はわからない。大吉(杉本哲太)はイベントの中止も考え始めた。しかし、アキはどうしてもイベントをやりたいと思っていた。春子(小泉今日子)との約束で、アキは今月いっぱいでアイドル活動を辞めなければならない。最後の思い出として、どうしてもユイと一緒にみんなの前で歌いたかった。

発車10分前になって、ユイからアキに電話がかかってきた。ユイは周りの人に話の内容を悟られないようにと注意を促し、アキに自分が知った秘密を話した。それは、水口(松田龍平)が芸能スカウトだという話だった。ユイは水口が有名プロデューサーの荒巻(古田新太)に電話でアキとユイのことを話しているのを盗み聞きしたと話した。今日の出来栄えは荒巻に即座に伝えられ、ユイの評価が決まってしまう。そう考えると、自信がないし、失敗するのが怖い。だからイベントに出たくないというのだ。

それに対してアキは、自分にとっては楽しい思い出づくりだと話した。ユイにとってはアイドルになるスタート地点だとわかっているが、自分は高校生活の思い出としてユイと一緒に歌いたいのだと話した。自分も完璧に上手くやれるとは思わないが、ユイの夢の足を引っ張らないように努力する。だから、ふたりの思い出のためにも一緒に出演したいと説得した。

それを聞いてユイも腹をくくった。ユイは駅のトイレに隠れていた。すでに海女の衣装に着替えており、いつでもお座敷列車に乗り込む準備だけは整えていたのだ。ユイはアキと一緒にやる気に満ちあふれて列車に乗り込んだ。

結局、お座敷列車は30分遅れで出発した。アキとユイは大勢のファンたちの熱烈な拍手と歓声で迎え入れられた。

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NHK『あまちゃん』第51回

最近ちょっとムッツリしているかもしれませんが、それはあなたに腹を立ているんじゃなくて、自分自身にムカついているんですよ、だから不機嫌な顔をしていたとしてもどうか気にしないでくださいと断ってから旅立つ当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第51回めの放送を見ましたよ。

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第9週「おらの大失恋」

お座敷列車の運行まで残り2日。一度は登校するまで回復したアキ(能年玲奈)だったが、種市(福士蒼汰)と話をしたショックでまたしても部屋に引きこもってしまった。

アキのお座敷列車出演中止が発表されると、客の3分の1がキャンセルしてしまった。ユイ(橋本愛)はどうしてもアキを出演させたいと思い、春子(小泉今日子)に相談した。しかし春子は、ふたりが仲違いしたまま一緒に歌う姿など見たくはないと突き放し、自分は手をかさないという態度を貫いた。ただし、それはふたりを仲直りさせようという春子の画策だった。

直後、ユイはアキに会いに来た。アキはユイから逃げようとするが、ユイはこの機会に本音をぶつけ合おうと言って強引に話し始めた。

ユイはアキに嫉妬していたことを白状した。アキと出会う前、ユイは他の女の子に負けることはなかった。しかし、最近はアキばかりがちやほやされている。それが悔しかったと正直に話した。あまり好きではない種市と付き合うことにしたのも、アキにだけ彼氏ができると思うと腹が立ったからだ。東京にいる彼氏と遠距離恋愛することにも憧れた。とにかく、自分がアキと同等かそれ以上の立場にいないと我慢ならないことを認めた。

それを聞いていたアキは、夢から覚めた思いがした。東京では地味で暗くて、誰にも相手にされないアキだった。けれども、北三陸市に来てからはみんなに可愛がられて有頂天になっていた。みんなが自分を可愛がる中、種市だけはユイのことを好きだった。そのことでユイが地獄に落ちればいいと思うほど恨んだ。しかし、冷静になって考えれば、自分はユイに比べれば魅力的ではない。自分がどんなに自惚れていたのか、今さらながら思い知ったと話した。

ふたりのやり取りは、帰宅した春子が家の外から盗み聞いていた。アキの自虐的な語りを聞いた途端、春子はふたりの前に飛び出した。アキは過去の暗い自分を思い出さなくて良いと話した。そして、女の子なら男を取られて悔しいのは当然だ。ふたりともまだ子どもだし、悔しいことがあれば喧嘩をして、相手を打ち負かすくらいやりやった方が良いと発破をかけた。

本心をぶつけあったことで、アキとユイは仲直りすることができた。アキがお座敷列車に乗るかどうかは保留されたが、翌日からふたりは一緒に登校するようになった。何より、その日は種市の卒業式だ。

その頃、種市はヒロシ(小池徹平)に誘われ、観光協会の職員(吹越満安藤玉恵)とともに徹夜で看板作りを手伝っていた。それは、駅前の観光協会ビルに飾る、潮騒のメモリーズの看板だった。アキとユイのかわいらしイラストが配されていた。

登校途中の駅前で、アキはその看板を見つけた。それを見た途端、アキは潮騒のメモリーズとしてお座敷列車イベントに出演することを決めた。

種市の卒業式で、アキは種市を避けていた。しかし、種市はアキを追いかけ声をかけた。アキからは卒業祝い、種市からは残りの高校生活への激励だけというほんの短いやり取りだった。最後にふたりは笑顔で固い握手を交わした。その時、アキは種市の手がペンキで汚れていることに気づいた。

学校からの帰り道、ユイは水口が物陰で誰かに電話をかけているのを盗み見た。彼は誰かにアキとユイのことを話していた。ふたりともキャラは良いが歌唱力がない、うまくいくかどうかは五分五分で、アキの母親のガードが高いなどと、不審な内容を喋っていた。

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NHK『あまちゃん』第50回

昨日の放送で、落ち込んだアキ(能年玲奈)の背中に夏(宮本信子)が上着をかけてやるのだが、アキはそれを振り払って何度も立ち上がるというシーンがあり、それに対して花巻(伊勢志摩)が「ジェームス・ブラウンかよ!」と突っ込むシーンがあったのだが、かなり難易度の高いネタであり、放送では写真で説明されていたわけだが、それでも僕にはよく理解できなかったので調べてみると、James Brown が “Please, Plsease, Please”(デビュー曲)をステージで歌う時の有名なお約束ネタであり、疲れきって倒れたJBはガウンを着せられるのだが、それを脱ぎ捨てて再び歌うという定番ネタなのだと知ってやっと納得のいった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第50回めの放送を見ましたよ。

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第9週「おらの大失恋」

失恋のショックで引きこもりになってしまったアキ(能年玲奈)の所へ、ユイ(橋本愛)が訪ねてきた。しかし、アキはユイと話そうとはせず、ウニ丼製造小屋に立て篭もってしまった。ユイがいくら謝ってもアキは無視し続けた。

春子(小泉今日子)は、ユイは何も悪くないから謝る必要はないと声をかけた。種市(福士蒼汰)がたまたまアキよりもユイの方が魅力的だったというだけの事であると諭した。

ユイは自分の本心を春子に話した。そもそも自分は彼氏などいらないと思っていたのだが、種市はかっこいいので心が揺れた。それに、恋愛に現を抜かすアキに腹を立て、嫉妬していたことも白状した。そして、憧れの地である東京に彼氏が欲しかったことを認めた。そして、アキに早く良くなって欲しいとだけ告げて帰っていった。

2日後、アキは登校できるほどに回復した。しかし、いくらユイに話しかけられても無視して避け続けるのだった。

観光協会には種市が呼び出された。大人たちに囲まれ、せめてお座敷列車イベントが終わるまでアキと交際するよう迫った。アキは失恋のショックでイベントに出ないと言い張っており、このままではイベントが成立しないのだ。そうなると、お座敷列車の準備費用で1,500万円の損害が出るばかりか、北三陸鉄道が廃止に追い込まれる。

そこまで脅されても、種市は翻意しなかった。たとえ自分が打算でアキと付き合ったとしても、アキには本心が見抜かれてしまう。それはますます彼女を傷つけることになる。それに、既にアキを深く傷つけた自分には彼女と付き合う資格が無いと言うのだった。

そこへ、ユイと功(平泉成)がやって来た。ユイは、自分一人でも歌うのでお座敷列車を運行して欲しいと頼んだ。功も大事な時期に娘が恋愛スキャンダルを引き起こしたことを謝るとともに、自分の議員生命を賭けて運行を頼み込んだ。それで、お座敷列車は予定通り運行されることとなった。

アキが帰宅途中に駅を通りがかると、喫茶リアスの中からユイの歌唱練習が聞こえてきた。弥生(渡辺えり)の指導は厳しく、周囲が心配して止めに入るほどだった。しかし、ユイ本人はそれにも負けず懸命に努力していた。

アキがリアスの外から様子を伺っていると、偶然、水口(松田龍平)が店から出てきた。水口は何気ない風にアキに話しかけた。失恋のことを聞かれると機嫌を損ねたアキであったが、インターネットで公開されている海女の映像の話になると元気いっぱいになった。初めてウニを獲った時の様子を楽しそうに語るのだった。けれども、水口が東京の話を聞こうとすると、アキはまたしても不機嫌になった。

水口と入れ替わりに、種市が駅を通りがかった。気まずいふたりであったが、アキの体調に関する社交辞令は交わすことができた。ところが、種市が東京の住所を知らせようとすると、アキは走って逃げてしまった。帰宅しても春子と口も聞かず、部屋に閉じこもった。

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