木公 について

不良青年になりたいのですが、臆病で不良青年になれない当方です。 幸か不幸か、頭と顔と人格は、生まれつき不良品です。 職業は会社員で、やってることは研究関連。 大学での専攻は心理学。 そのせいかどうか知らないけれど、「理屈っぽいうえに、人の弱みを握ってそこをチクチクやるのが上手い。サイアクー」と言われ、あんまりモテない。 北海道出身のくせにスキーは一度もやったことがない。その上、スポーツ全般が苦手。 太陽光線もあまり浴びないインドア派。酔うとすぐにガンダムの話を始める。おかげで「あなたって、面白みのないオタクね。サイテー」と言われ、まったくモテない。 細かいことはあまり気にせず、ちょっとくらいの困ったことなら適当にジョークにして笑い飛ばすように、日々努力して生きています。 そのおかげで「そういう、明るく生きているところだけは、アナタのいいところかもね」と、ちょっぴりだけお褒めいただいております。

もちろん4年目

 ここ何年か、僕は当家の「あるにゃん記念日」を7月22日だと思っていた。毎年、22日にあるにゃんについての記事を書いていた。
 しかし、よく調べると、あるにゃんが当家にやってきたのは 2006年7月23日だった。

 僕はいつから誤解していたのか。翌年の2007年7月22日からだった。たった1年で勘違いし始めるなんて、自分がなんてアホなんだろうかと思う。

 これが人間の女の子だったら、「付き合い始めた記念日」とか「誕生日」とか「結婚記念日」だとか「サラダ記念日」だとか、そういう類のものを勘違いして覚えていたなどといったら、かなりの悲劇になったことだろう。

 幸いにしてあるにゃんは猫なので、そういう細かいことにはこだわらないようだ。ていか、猫の彼女は、そういうロマンチックな感情を持たないんだろうな、と思う。

 僕とロマンチシズムやセンチメンタリズムを共有しないあるにゃんのことを気に入らないわけではない。むしろ、サバサバした彼女の猫特有(ていうか、動物一般)の性格は気に入っている。湿っぽいところがないので、共同生活のパートナーとしては理想的な部分もある。

 4年経って、家の中の空間や、時間の使い分けについてお互いの領分がはっきりしてきた。お互いに必要最低限のこと以外は干渉しあわない、居心地の良い距離感が生まれた。たとえば、夏の暑い日は別々のところで寝るけれど、冬の寒い日はくっついて一緒に寝る。

 しかし、僕が寂しくてあるにゃんを構いたいタイミングと、あるにゃんが運動不足で僕にかまって欲しいタイミングだけはなかなか一致しない。不適切なタイミングで相手に一方的に近寄るので、喧嘩沙汰になる。そして、残念なことに、体が小さいあるにゃんの方が喧嘩に勝つ。僕は腕に生傷が絶えない。

 それでも、あるにゃんとの共同生活は楽しい。

抱っこ 抱っこ、抱っこ 抱っこ、抱っこ、抱っこ 抱抱抱抱 抱*5
4年前 3年前 2年前 1年前 現在

NHK『ゲゲゲの女房』第101回

 松田聖子の「夏の扉」を口ずさんでいる当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第101回めの放送を見ましたよ。

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「プロダクション旗揚げ」

 梅雨でジメジメとした季節。村井家には人間がすし詰め状態で仕事をしている。その上、家事をする布美枝(松下奈緒)や藍子(篠川桃音)が歩きまわり、電話のベルなどの騒音も激しい。

 ついに我慢の限界に達した茂は、自ら図面を引き、家の改築を行うことにした。やんわりと反対する布美枝の意見には耳も貸さず、早速大工を雇って工事を始めた。夏の盛りに、家は見違えるほどきれいになり、部屋も増えた。布美枝には近代的なダイニングキッチンがあてがわれた。
 以前の暮らしに比べれば夢のようだが、改築に金がかかった。またしても節約に励まなくてはならないことが、布美枝の悩みにもなった。

 茂は連日徹夜で仕事をしている。今日の締切りは、全アシスタントが残って徹夜作業だという。彼らの身体を案じる布美枝は、手作りの夜食を用意することにした。人が増えたせいで、大量の品物を買わなくてはならない。妊娠中なのに歩いて大量の荷物を運搬する布美枝に、乾物屋の女将さん(尾上紫)が心配して声をかけた。大事なときだから、手伝いの人を頼んで身体を気遣ったほうが良いと言うのだ。
 しかし布美枝は、他人がこれ以上家に出入りするのをあまり望んでいない様子だった。

 布美枝の実家の父母(大杉漣古手川祐子)も布美枝の身を心配し始めていた。東京に住む長女・暁子(飯沼千恵子)は夫の仕事の都合で地方に行くことになったため手伝いに行けない。母は自分が上京して面倒を見ると言うのだが、父はそれを押しとどめる。彼は何か妙案を思いついたようだ。

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タイトルも作者もわからない漫画

 以下の情報だけで、それがなんという漫画なのかわかる人はいるだろうか?

(1) 時代劇漫画(幕末物である可能性が高い)
(2) 作者は女性である
(3) 最近(少なくとも 2010年)、この作家初となる単行本が出た
(4) この作品は1巻で完結ではないらしい
(5) 講談社か集英社(もしくは小学館かも)あたりの大手からの出版らしい

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NHK『ゲゲゲの女房』第100回

 放送回数をインクリメントし、「ほふぅ」と小さく息を吐いた当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第100回めの放送を見ましたよ。

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「プロダクション旗揚げ」

 布美枝(松下奈緒)は、町の井戸端会議仲間に帳簿の付け方を相談した。茂(向井理)がプロダクションを作ったら、自分が経理を担当しようと思っているからだ。簿記の勉強をすると良いとアドバイスされ、早速問題集を入手して家へ帰った。

 家には、茂の兄夫婦(大倉孝二愛華みれ)が会社設立の発起人になるための打ち合わせに来ていた。ついで経理担当者を相談しはじめ、兄嫁に任せることになった。彼女は簿記の資格を持ち、職務経験もあるため最適なのだ。
 布美枝は自分が手伝おうと思っていたことを言い出せなくなってしまった。人々が集まってワイワイと仕事をしている声を聞きながら、布美枝は2階の部屋でひとりで洗濯物を片付けはじめた。自分が手伝えなくなったことが残念であり、疎外感も感じるのであった。しかし、今は元気な子供を生むことが何より大事なことだと自分に言い聞かせ、奮い立たせた。

 昭和41年6月。ついに、株式会社水木プロダクションの設立の日がやって来た。関係者を招待し、村井家で宴が催された。とても賑やかで明るい宴席であった。

 そこへ、少し遅れて戌井(梶原善)がやって来た。戌井は茂のことを一心同体のように思っており、茂の成功が何よりも嬉しい。茂の方も、不遇の時代を一緒に乗り越えてきた同志として、彼を大歓迎する。しかし、今や人脈の広がってしまった茂は、挨拶も終わらないうちに引っ張られていってしまった。その様子を見ていて、戌井は疎外感を感じてしまった。

 戌井の姿が見えないことを心配した布美枝が探しに行くと、彼は庭でひっそりと盃を傾けていた。戌井は昔を思い出し、世間から認められなくても布美枝だけは茂の成功を信じおり、それが実現したとしみじみ話す。布美枝はそのことを喜ぶ一方で、この成功がいつまで続くのかと不安も感じ始めているのだった。

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消灯萌え: 仲間由紀恵のビールCM

 仲間由紀恵が出演するサッポロ 麦とホップのCMを見ていて、女性が照明を消す瞬間に興奮する「消灯萌え」というジャンルがあり得るのではないかと、不覚にも思ってしまった。

 より細分化すると、「消灯萌え・暗闇派」と「消灯萌え・暗順応派」があるかもしれない。「暗闇派」は、真っ暗で何も見えず、聴覚や触覚、嗅覚などを駆使して相手を知覚することを追求する派閥。「暗順応派」は、徐々に目が慣れてきて、女性の姿を視覚的に、ただし曖昧な形で捉えることに喜びを得る党派。
 なお、当方は後者。

 何を真剣にそんなことを主張しているのか自分自身でもよーわからんが、普段、全く性的嗜好の対象ではない仲間由紀恵に対して、このCMではものすごく「イイ!!」と思ってしまったので、その理由を内観し、照明を消すシチュエーションに萌えたのだと悟った次第。

 浴衣という要素も大きいかもしれないが、CM後半で単に浴衣で佇んでいるシーンには何の反応もしない。あくまで、照明を消す瞬間にのみ反応する当方。

 思えば、ドラマなんかで、遅くまでひとりで残業していた女性社員が、最後にオフィスの照明を消して帰っていくシーンとか好きだったかもしれない。

 その他「消灯といえば、同然〇〇でしょーー!」なんて情報があればお寄せいただきたい。

アサガオのためだけにネットワークを新設

アサガオ用ネット

 コンピュータ・ネットワークじゃなくて、園芸用の網なんだけどね。

 庭のフェンスの最上段まで達したのに、アサガオはまだまだ上に伸びたがっていた。だから、ホームセンターでネットを買ってきて(幅1.8m、長さ3.0m; 長さ1mあたり380円だった)、敷設した。2階のベランダからたらして、フェンスに接続した。

 大工仕事のダメさ加減には定評のある当方なので、台風が来たらどうなるか不安だ。一発で吹っ飛ばされて、近隣家屋に迷惑をかけそうな懸念もあるが、その時はその時に考えることにする。
 ていうか、台風の季節までにはツルがベランダまで伸び、しっかりと絡みついて固定することで、台風ごときではビクともしなくなっているのではないかと、根拠の薄い、淡い期待を抱いている。

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NHK『ゲゲゲの女房』第99回

 冷凍保冷剤をタオルで巻いて首に当てて寝ているので、連日の熱帯夜の中でも意外と快適に眠れている当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第99回めの放送を見ましたよ。

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「プロダクション旗揚げ」

 漫画経験のある小峰(斎藤工)と倉田(窪田正孝)が臨時で手伝ってくれるおかげで、原稿ははかどっている。もう一人、未経験のくせに押しかけてきた菅井(柄本佑)はまったくの戦力外だった。しつこく仕事の割り振りを願い出るので、一番簡単な消しゴムかけをやらせてみたが、それすらも失敗する有り様だった。
 少々のトラブルもあったが、締め切りギリギリに原稿は完成した。『少年ランド』編集者の北村(加治将樹)はそれを受け取ると急いで帰社した。

 漫画で足手まといだった菅井は、罪滅しのつもりで布美枝(松下奈緒)の台所仕事を手伝うが、少々迷惑がられる。彼は栃木の農家の出だという。自分より若い倉田から漫画の指図をうけたことに腹を立てていたが、倉田の苦労話を聞いて涙を流す一面もあった。
 倉田の父は身体を壊していて、母が自分たち兄弟4人を育ててくれた。中学を卒業するとすぐに看板屋に就職したが、寮では6人相部屋だった。夜中に布団の中に電気スタンドを持ち込み、同室の者たちを起こさないように漫画を描き続けた。やっと報われて『ゼタ』に掲載され、茂(向井理)のアシスタントに採用されたことが嬉しいという。
 もう一人の小峰は村井家で風呂を借りていた。茂が深大寺で出会ったときは汚らしい風貌であったが、風呂で身なりを整えると見違えるようないい男だった。

 茂は、経験者の2人だけを雇い、菅井は今日限りで追い払うつもりだった。しかし、強引に頼み込む菅井に根負けして、とりあえず様子見で雇うことにした。3人のアシスタントたちは、仕事部屋を溢れ出て、居間も使って日常的に仕事をするようになった。

 深沢(村上弘明)の秘書の加納(桜田聖子)が、プロダクション会社設立のための説明に来てくれた。難しいことばかりで混乱する茂であったが、加納は自分に任せておけば大丈夫だと安心させる。また、布美枝が経理担当として手伝うことを提案する。

 そこへ、「少年ランド」編集長の豊川(眞島秀和)と、映画会社の船山(風間トオル)が連れ立ってやって来た。船山によれば、『墓場の鬼太郎』のテレビ番組化は難航しているという。恐ろしい内容なので子どもに人気が出ないという予測が大勢をしめているのだ。「墓場」という言葉のイメージも悪い上、ロクなスポンサーも獲得できないという。テレビドラマで長期的な企画にするよりも、夏の怪奇映画として単発企画にした方が良いという声も社内では出始めた。
 しかし、茂はあくまでテレビ番組化にこだわっている。自分のこれまでの作品は、いずれも人気が出るまでに時間がかかった。テレビ化の話も、時間がかかってでも成功させたいと訴えるのだった。その決意を聞いて、船山と豊川も腹をくくった。

 横で話を聞いていた加納は、雑誌とテレビが手を組んで全国的なブームを作り上げようとする、スケールの大きな話に憧れを抱く。こっそりと布美枝に対して、自分もあのような仕事を手掛けたい、しかし深沢の『ゼタ』の下にいては無理かもしれないと話すのだった。布美枝は、いつもと様子の違う加納の姿に少し胸騒ぎを覚えた。

 数日後、テレビ番組化の噂を聞きつけた浦木(杉浦太陽)が怒鳴りこんできた。映画であれば、自分も一口乗って儲ける方法があるのに、テレビ企画からは締め出されているのだ。ハイリスク・ハイリターンなテレビ番組よりも、少額でも確実に金の入る映画へと乗り換えるべきだと説得するが、茂は耳を貸さなかった。布美枝にまで八つ当たりをする浦木。

 浦木に詰め寄られた布美枝は、突然吐き気をもよおした。
 心配する茂であるが、どうやら2人目を妊娠したようだ。

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NHK『ゲゲゲの女房』第98回

 オープニングテロップの出演者情報があまりに大量すぎてどうなることかと思った当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第98回めの放送を見ましたよ。

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「プロダクション旗揚げ」

 鬼太郎を連続テレビ番組にする企画を始めることになった。映画会社の船山(風間トオル)はテレビ局への企画売り込み、出版社の豊川(眞島秀和)は雑誌「少年ランド」でのタイアップへと、早速動き始めた。

 茂(向井理)は、今のチャンスをものにし、できるだけ長く好調を維持したいと思っている。紙芝居や貸本漫画など、これまでに業界の浮き沈みに辛酸をなめてきた。漫画もいつダメになるかわからないので、テレビにも進出の足がかりを付けたいと思っているのだ。

 「少年ランド」の締め切り日、担当編集者の北村(加治将樹)が家に張り付いて原稿を待っている。茂は深沢(村上弘明)の会社へ渡す原稿を先に仕上げ、布美枝に届けるよう命じる。そして、北村の目を盗んで、気分転換を兼ねて神社へ逃げ出してしまった。布美枝は、慌てる北村を押しとどめ、さらには藍子の子守と留守番を頼んで、深沢のところへ原稿を届けに行ってしまった。

 神社の茂がスケッチブックを広げて構想を練っていると、頭髪もヒゲも伸ばし放題の男(小峰; 斎藤工)が近づいてきた。彼もそばに座り、スケッチブックに精密な写実画を描き始めた。聞けば、元貸本漫画家で現在は無職だという。茂は彼を見込んで家に連れて帰った。

 深沢の事務所では、最近の茂の忙しさが話題の中心となった。これからは新入社員・斉藤(渡辺敬介)を原稿受け取りに向かわせるので、布美枝が足を運ぶ必要はないと言ってくれた。また、茂のところもプロダクション制にして、分業と権利保護に務めた方が良いとアドバイスされた。他の作家のプロダクション立ち上げを手伝った経験のある秘書・加納(桜田聖子)が近いうちに説明しに来てくれることになった。

 そこへ、大阪弁を話す男が事務所に飛び込んできた。茂が目をつけ、深沢経由でアシスタントに就任してくれるよう連絡をとった漫画家・倉田(窪田正孝)が、大阪で務めていた看板屋を即座に辞めて、身一つで上京してきたのだった。早速、布美枝に連れられて家に案内された。

 布美枝と倉田が家に着くと、玄関で茂と菅井(柄本佑)が押し問答をしていた。菅井は以前にアシスタントに応募してきたのだが、絵が下手すぎるので断ったのだ。しかし諦めきれない菅井は、家の近所に引っ越してきて、しつこく頼み込みに来たのだ。

 布美枝から倉田を紹介されると、茂は倉田を居間に連れ行き、ちゃぶ台で早速仕事をさせた。そこでは、神社で出会った小峰が既に黙々と作業をしていた。白熱する仕事場の雰囲気を感じ取った菅井は、許可無く家に上がりこんで、勝手に仕事の輪に加わってしまった。締切り直前で切羽詰った茂は、それ以上菅井に構う暇もなく、放っておいた。

 気がつけば、原稿を取りに来た北村の他に、よく知らない男たちが3人も家の中にいて、訳が分からなくなる布美枝であった。

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アサガオの花に嫉妬するオンナ

アサガオ1号

 4月に種を植えたアサガオが、ついに花を咲かせた!

 今日は1つだけ。しかし、数日以内に花をつけそうな蕾はたくさんある。毎朝が楽しみだ。

 なかなか芽が出なかったり、周りの雑草を汗だくで抜いたり、植えた種の1/3くらいしか発芽せずに落ち込んでみたり、葉を虫に食われまくってイラついたり、なかなか柵に絡みつかずに地を這ってばっかりだったり、伸びたら伸びたで伸びすぎて難儀したりと、いろいろと苦労させられた。
 苦労させられたが、手塩にかけて育て、本日の開花1号を迎えることができて嬉しい。

 あまりにアサガオばかりを世話しているため、ないがしろにされている当家猫・あるにゃん(♀)が恨めしそうにこっちを見ている。すまん。

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