一番大切なデート: 東京の空・上海の夢

2004年8月にTBSで、4夜連続で放送された深夜ドラマ『一番大切なデート: 東京の空・上海の夢』をDVDで見た。

当方が、山瀬まみの次に愛している永作博美が主演。先月初め、永作結婚のニュースに少なからぬショックを受けた当方であるが、ウジウジしているのもアレなので、スカッと5年前の永作のかわゆさを堪能しようと思った次第。

東京で初雪が降る夜、新たに付き合いだした男と始めて手を握る永作。
新雪で作った雪人形のように、触れただけで解け出してしまいそうなかわゆさじゃないか。

初雪の中の永作

風邪でダウンした一人暮らしの男の、むさくるしい部屋に看病にやってくる永作。
この部屋同様に汚い家に住む当方だが、永作がやってくるだけで全てが浄化されてしまうんじゃないかと錯覚していたり、いなかったり。

むさくるしい男の部屋にやってくる永作

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鈴井貴之監督『銀のエンゼル』を佐藤めぐみ目当てで見た

当blogで一度取り上げたこともあるのだが、『水曜どうでしょう』のミスターこと、鈴井貴之が監督した『銀のエンゼル』という映画がある。

当方の見聞きした範囲では評判が芳しくなかったので、今まで未見だった。
ちょっと前に、当方のお気に入りの女優・佐藤めぐみがヒロイン役で出演しているという情報をGETしたので、それを目当てに見た。
確かに、佐藤めぐみは可愛かったのだが、作品のデキに関しては、評判どおりあまり芳しい評価を与えることができなかった。

それぞれに業を背負った人々が、田舎のコンビニを拠り所として、各人の人生を昇華させていくという人間模様ドラマであった。わりとありがちなテーマだし、各人物の背景と成長過程を上手く描ければ傑作になり得るテーマなのだが、失敗すると散漫で意味が分からず退屈な駄作になるわけで。
残念ながら、この作品は後者の轍を踏んでしまったと言わざるを得ない。

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NHK「つばさ」 第55回

斉藤由貴と高畑淳子斉藤由貴ファンのalm-ore 読者のみなさま、NHKの連続テレビ小説「つばさ」に斉藤由貴が大登場ですよ!
もうね、朝からウィスキー飲まなきゃいけないくらいの勢いですよ。
(1990年代中期に札幌のアホな大学院生達の間で、斉藤由貴の『MAY』の中の「好きよ」という歌詞にあわせてウィスキーを飲み込むと、ものすごく萌えるという大ブームが巻き起こったのだ。)

つばさ(多部未華子)の実家の和菓子屋は、一時的な人手不足解消のため、パートタイマーとして末永紀菜子(斉藤由貴)を雇うことにした。彼女は器量もよく、清楚なしっかり者であったため、初日から人気店員(看板熟女; 38歳)となり、店は記録的な繁盛であった。家の者からも気に入られ、夕食をともにし、帰りには店の和菓子を土産にもらい、全員が幸せな気持ちで一日を終えようとしていた。
忘れ物のハンカチに気づいたつばさは紀菜子の後を追うが、路地裏でもらったばかりの和菓子を憎らしげに破棄している紀菜子の姿を垣間見てしまう。

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ドラマ万葉ラブストーリー: 春

NHK奈良放送局制作の「ドラマ万葉ラブストーリー: 春」を見た。
奈良を舞台にしたシナリオを一般から募集し、ドラマ化するシリーズ。これまで、「夏」、「秋」と放送されてきて、今回は3シリーズ目の「春」編。9月締め切りで、「冬」編のシナリオ募集も始まった。

明日、5月23日(土) 10:05 – 10:48 に関西圏のNHK総合で再放送されるそうだ。
あらすじはこちら

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ユメ十夜

こんなDVDを見た。

夏目漱石原作の10編の短編を、10人の映画監督たちが翻案してそれぞれ短編映画を作った。
文字通り十人十色で、幻想的なファンタジーあり、猟奇的なホラーあり、異界的なアニメあり、懐古的なモノクロありと、見事な共演であることだと思った。

しかし、当方の感覚からすれば、少々前衛的きらいのある映像世界やシナリオで、見ていて疲弊してしまった。自分には先進的な芸術を理解するための精神涵養がよりいっそう必要なのだろうと思い知らされた。

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映画『鴨川ホルモー』: 俺のヒロインは佐藤めぐみ

鴨川ホルモー(映画)

映画『鴨川ホルモー』を見てきた。
万城目学・原作の同作品は、京都市内の4つの大学がそれぞれチームを作り、対戦を行うという現代ファンタジー。対戦の方法は、常人の目には見えない”小オニ”を独特の言語と仕草で操って戦闘を行うというもの。

面白くない映画だったわけではないのだが、ものすごく面白いという気もしない、ちょっと中途半端な印象。

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スマイル -聖夜の奇跡- : ロケ地・苫小牧

陣内孝則監督、森山未來主演の映画「スマイル -聖夜の奇跡-」(2007)を見た。
当方の好物であるマジックスパイスのシーンがあって、同店のオーナー夫妻らが映っていると聞いたからだ。

確かに、映画開始7分目くらいにマジスパが登場。画面真ん中で帽子を被った黒づくめの男がマスター・下村泰山で、同じテーブルにいるのが奥さんだ。この直前には札幌店の外観が映され、駐車場に黄色いフェラーリが停まっているのも確認できた。

映画「スマイル」に登場するマジックスパイス店内

ていうか、事前にほとんど予習せずにDVDを見始めた当方。
アイスホッケー・ネタであることに軽く驚いたのだが、それよりもなによりも、当方の故郷であるところの北海道苫小牧市がロケ地になっていることが画面から目瞭然であって、そこに度肝を抜かれた。

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NHK連ドラ「つばさ」 第6回

ドラマのエンディングは「絆」をテーマとした写真紹介。それにプライミングされたのかどうかしらんけど、PSP用のゲームソフト「戦場の絆」を買ってしまった当方が、「つばさ」の6回目の放送を見ましたよ。

つばさ(多部未華子)が急いで家に帰ると、借金取りたちは去った後だった。偶然通りがかった斎藤(西条秀樹)が彼らを追い払ったからだ。
つばさの帰宅後、家族会議が始まる。母・加乃子(高畑淳子)と祖母・千代(吉行和子)が全面対決をした(そして、つばさは『寺内貫太郎一家』の西条秀樹ように投げ飛ばされた)。再び家を出て行こうとした加乃子だったが、竹雄(中村梅雀)が泣きすがって引き止めた。
落ち着いたところでケータイをチェックしたつばさは、翔太(小柳友)からの留守電に気づいた。その声を聞いたつばさは、恋と将来に対する不安とが本人にも判然としない、物悲しい気持ちになった。

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NHK連ドラ「つばさ」 第5回

昨日は、多部未華子の貧乳具合を指摘したが、和服で祭りに出かけるシーンを見ていると、貧乳なので和服が似合っていたという怪我の功名。小料理屋の女将で和服姿の多い井上和香の巨乳は、帯がボコッと飛び出してしまい、和服の美しさは無い感じ。彼配役って難しいよなぁ・・・などと感慨にふけりながら「つばさ」の5回目の放送を見ましたよ。

加乃子(高畑淳子)の狙いは、やはり店の売り上げを増やし、ドサクサに紛れて自分の借金返済資金も捻出しようというものだった。夫の竹雄(中村梅雀)は困惑しながらも、妻を溺愛しているので言いくるめられてしまう。
そんな竹雄は、町内会の仲間と麻子(井上和香)の小料理屋にやって来た。彼女との見合い話は立ち消えになっていたが、麻子は竹雄に対する意味深な発言をする。
夜になって、つばさ(多部未華子)は翔太(小柳友)、万里(吉田桂子)と祭りの見物に出かける。ふたりが自分の将来の夢を語るのをそばで聞きながら、自分には胸を張って人に語れるような夢がないことを気に病む。
そんな時、加乃子を追いかけている借金取りが自宅の和菓子屋に現われたという連絡がつばさに入った。

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NHK連ドラ「つばさ」 第4回

多部未華子の目つきがやっぱり怖くて顔がまともに見れないので、胸でも見ようかと思ったら予想外の貧乳で、画面のどのあたりを見ればいいのか判断に迷う当方が、「つばさ」の4回目の放送を見ましたよ。

川越まつりが始まった。
つばさ(多部未華子)は親友の万里(吉田桂子)から、翔太(小柳友)を祭りに誘い出すよう頼まれる。翔太はつばさと2人で出かけるものだと誤解したが、なんとか3人で行く約束を取りつける。誘い出すことに成功し、万里は舞い上がるが、夜になったら集合することとなった。
一方、母・加乃子(高畑敦子)にはカタログ通販の事業に失敗して300万円の借金があった。町を歩いていると借金取りのような男たちに見つかり逃げ出す。迷い込んだ地元ヤクザ風の事務所で、頭であり幼馴染の斉藤(西条秀樹)に再会する。彼が儲けていることに目をつけたが、一度家に帰って行った。
家には、菓子製造機械のセールスマン(斉藤清六)が来ていた。祖母・千代(吉行和子)の受け売りだが、手作り和菓子にこだわる父・竹雄(中村梅雀)は導入を断る。しかし、大量生産で売り上げが伸びれば、自分の借金も返済できると考えた加乃子は、機械導入に向けて画策を始める。

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