1. 勝鬘院・愛染堂 (2009.7.1)
高野山・福智院: 西国愛染明王ツアー(16)
西国愛染十七霊場の16番、和歌山県高野町の福智院に行ってきた。
和歌山の高野山といえば、比叡山延暦寺と並ぶ国内の仏教聖地。多くの参拝者を集め、彼らの宿泊施設(宿坊)も多数整備されているそうだ。
今回訪問した福智院もそんな宿坊の一つだそうだ。
僕はいつもの通りに駐車場に車を停めたのだが、周りの人々の様子が、他の寺で見るような参拝客と違って少々とまどった。人々は大きな宿泊荷物を持ち、予約の旨を伝えて建物に入っていく。建物の中も、浴場や客室への案内板があちこちにある。従業員が全員作務衣を着用した温泉旅館といった感じ。
入り口で人々をさばいているお兄さんに「愛染さんを見に来たんですけど・・・」と声をかけるのにも少々勇気が必要だった。僕は予習せずに行ったので場違い感満載でした。これから行く人は心の準備を怠らぬよう。
一方、客人をもてなすためか、建物の内外ともに小奇麗に整備されていて、とても気持ちがいい。
槙尾山・施福寺: 西国愛染明王ツアー(15)
西国愛染十七霊場の15番、大阪府和泉市の施福寺(せふくじ)に行ってきた。
車で山道を登り、広々とした無料駐車場に車を停めた。30-40台分の区画のうち、半分以上埋まっていた。あとで分かったことなのだが、このあたりはハイキングコースになっているようで、山歩きの人々が多かったようだ。
駐車場から意気揚々と歩きだしたときは、この後、当方の見仏史上最大の難関が待っているとは知らなかった。
仁王門に続く参道には、茶屋が1軒。大阪南部~和歌山らしく、美味しそうなみかんが軒先に並べられていた。中サイズが10個ほど入って200円くらい。買わなかったのだけれど、帰宅した現在、とても後悔している。
茶屋の隅には「当店のお客様専用」と書かれた箱に、杖が20本くらいささっていた。
「寺参りするのはジジババが多いし、そういう人たちが利用するんだろうな」
と、この時点では僕もまだ余裕をかましていた。
カレーレストラン 印度亭
精華町の北部にインドカレーを食べさせる店があると知ったので、行ってみた。
インドカレーの何たるかをよく知らない当方だが、美味しかった。
ナンとカレーのセットが1000円くらい。今日はマトンのカレーにした。あまりに美味しくて、ナンをおかわりしてしまった(250円?)。
甘口、中辛、辛口、激辛の4種類を無料で選べる。辛口を食べたのだが、マジスパの涅槃くらいかな。
インド人風の外国人2人が切り盛りしていた。
主人らしき男性は日本語のコミュニケーションに不自由は感じなかった。もう一人の男性は、話しかけると「ニホンゴ、ワカリマセン」と告げて、主人を呼びに行く程度。
インドカレーの何たるかをよく知らない当方だが、子供だましではないインドカレーなのではないかと思った。
オープンして1年も経っていないはずだが、店内は少々薄汚れている。潔癖症の人はキツいかもしれない。
一方、「ああ、なんとなく、発展途上国なイメージ」と南国の風景に思いを馳せることができるなら、シミが付いて少々油っぽいテーブルクロスや、手作り感満載で現代的感覚からかなりずれたメニューを眺めて和むことが可能。肩肘張りながらの食事が苦手な当方なので、こういう気取らない店は大好きだ。
悪くない店。
ドラマ『万葉ラブストーリー 冬』 2010年3月19日20:00
NHK奈良放送局制作のドラマ『万葉ラブストーリー 冬』が、今週金曜日の20時より放送されます。
関西地方限定だけど。
万葉集の歌をモチーフに、奈良を舞台にした男女の恋愛を描くシリーズ。今回が5回目。
当blogでも過去に2回取り上げている(2008年9月の夏編、2009年5月の春編)。
今回の最大の見どころは、映画『20世紀少年』でヒロイン・遠藤カンナ役を演じた平愛梨の主演作があること(写真左)。
『20世紀少年』のヒロイン役に大抜擢されたわりには、その後あまり話題もなく、どうしたのかなぁと少々心配していたのですが、奈良でドサ回りドラマに主演と大活躍のご様子。よかったですねー。(棒読み)
なお、この番組は短編3作のオムニバス。
平愛梨は第2話「棚田のマレビト」に出演だそうです。
個人的にもうひとつの見どころは、第1話「世界でいちばん長い道」。奈良県南部と和歌山県を結ぶ、日本一長い路線バスっつーのがあって、それをテーマにした物語だそうです。
僕はこの路線バスに乗ってことはないけれど、十津川村へ行くのに同じ道を車で走ったことがある。走っても走っても山の中で泣きそうになった思い出があります。
米ソニー・ミュージック、Mジャクソンさんの楽曲販売権取得(日経ネット)
米ソニー・ミュージック、Mジャクソンさんの楽曲販売権取得: NIKKEI NET(日経ネット)
米ソニー・ミュージックエンタテインメントが、昨年6月に死去した人気歌手、マイケル・ジャクソン氏の未公開曲などを販売する権利を同氏の遺産管理団体から取得したことが明らかになった。契約金は最大2億5000万ドル(約230億円)とみられ、音楽業界で過去最高という。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などが15日に伝えた。
ジャクソン氏は世界で最も売れたアルバム「スリラー」などをソニーから発売し、ビートルズ楽曲の著作権を保有する音楽出版会社もソニーと共同所有する。新たな契約は既に発売した楽曲の販売権を含み、ソニーは今後7年間で10枚のアルバムを発売する見通しという。
(ニューヨーク=米州総局)
新しい曲が聞けるチャンスを嬉しく思うやら、カオスっぷりにガッカリするやら。
7年間で10枚のアルバムって、あーた。
『運命じゃない人』内田けんじ脚本・監督作品
2年ほど前に、『アフタースクール』という映画を見た(その時の記事)。見る者の予想の裏をかく、なかなか良い脚本でとても小気味いい映画だった。
脚本・監督をつとめた内田けんじが、『アフタースクール』よりも前に脚本・監督をした映画があると聞いたので見てみた。
それが『運命じゃない人』。
『アフタースクール』(大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介ら)に比べると出演者が地味で、名前も聞いたことの無いような俳優ばかりで、少々ショボイ感じもするが、脚本は『アフタースクール』に匹敵するか、それ以上の面白さだった。
ストーリーは、婚約者のもとから一人立ち去る女性と、恋人に捨てられたうだつの上がらない会社員男性の運命が交わるところから始まる。ここだけ見ると、ひじょうに地味で、へたをすると眠ってしまいそうな展開。
ところが、途中から狂言回しが代わり、同じストーリーを別の視点から描くという展開になる。ここからはスピーディーで、まったく目が離せない展開。良くできたシナリオに舌を巻く。
予告編映像は見ないで、先入観なしに見ることをおすすめします。その方が絶対に楽しめます!
一応、公式サイトへのリンクは貼っておく。
「運命じゃない人」公式サイト
THIS IS SHIT の衣装について
先日のビデオで使用した衣装の紹介。
頭に被ったマスクは、(株)オガワスタジオの「ナイスガイ」という商品。
良くできたマスクでしたが、被った後は顔や髪の毛がゴム臭くなって難儀しました。目、鼻、耳にそれぞれ穴があいています。視界、呼吸、聴覚に一応の配慮がされていますが、あまり期待してはいけません。スリラーのダンスは2分強あったのですが、1回おどると頭部が汗だくになって、マスクの内部がビッショリになりました。
少し大きめに作られているので、踊るとすぐにズレてしまいます。頭にタオルを巻いて、後頭部に結び目を作ると、その結び目が引っかかってうまく固定されました。汗取りにもなるので、タオルは必須です。さらに、ゴムに引っかかって髪の毛が抜けるので、薄毛の気になる人は本当にタオル必須です。
ライセンスを取っていないらしく、Michael Jackson と表記できず、「ナイスガイ」と書かれているところがチャーミングです。なんでナイスガイなのかわかりません。
パッケージには、なぜか赤いオープンカーに乗っている姿が描かれています。僕は購入3日目くらいに気づいたのですが、どうやら Thriller のPVのオープニングでMJが載っている車(ガス欠するやつ)らしいです。
ちなみに、鼻が少し歪んだ成形になっていました。単なる工程ミスなのか、MJの鼻整形失敗を再現したものなのか、僕にはよーわかりません。
また、MJはスリラーの時代は浅黒い肌だったのですが、BAD以降は真っ白な肌になります。それに対応するように「美白のナイスガイ」という姉妹商品があるところがすごいです。
THIS IS IT ストリーミング配信: 今日まで105円(通常420円)
本日 3月15日まで、Michael Jackson’s THIS IS IT が105円でストリーミング配信されています。
配信自体は2010年6月12日まで行われる予定で、明日からは420円になるとのこと。いずれも、購入後72時間の再生権利となります。
当方のクソムービー THIS IS SHITの元ネタである THIS IS IT をこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。特に、冒頭10分のバックダンサーのドキュメントはこの映画の白眉だと僕は思っていますし、みなさんにぜひ見ていただきたい。