西国愛染十七霊場の15番、大阪府和泉市の施福寺(せふくじ)に行ってきた。
車で山道を登り、広々とした無料駐車場に車を停めた。30-40台分の区画のうち、半分以上埋まっていた。あとで分かったことなのだが、このあたりはハイキングコースになっているようで、山歩きの人々が多かったようだ。
駐車場から意気揚々と歩きだしたときは、この後、当方の見仏史上最大の難関が待っているとは知らなかった。
仁王門に続く参道には、茶屋が1軒。大阪南部~和歌山らしく、美味しそうなみかんが軒先に並べられていた。中サイズが10個ほど入って200円くらい。買わなかったのだけれど、帰宅した現在、とても後悔している。
茶屋の隅には「当店のお客様専用」と書かれた箱に、杖が20本くらいささっていた。
「寺参りするのはジジババが多いし、そういう人たちが利用するんだろうな」
と、この時点では僕もまだ余裕をかましていた。