『AV神話: アダルトビデオをまねてはいけない』杉田聡

本書の志は尊敬に値する。
男性がエロビデオに描かれる虚構を真実だと信じ込んでしまうことで、女性を虐待してしまう可能性が大きい。ゆえに、エロビデオで描かれている不条理なセックス観を是正するのである、と。

大きな期待を持って読んだのだが、残念ながら途中で飽きた。文章が冗長だし(同じことが何回も繰り返される)、結論ありきの都合がよすぎる引用や分析はちょっと読むに耐えなかった。

ただし、目次はチョー役に立つ。
むしろ、目次だけ読めば、本文はすべてふっ飛ばしてもいいと思う。
エロビデオを見て僕らが誤解しやすいことが、目次にすべて列挙されているので、そこだけ読んで「そうか、これらは誤解なんだ。信じちゃいけないんだ」と覚えておけば、それだけでいい。

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私のしごと館・リニューアル

赤字公共事業の象徴となっている、京都府精華町の仕事ミュージアム “私のしごと館” であるが、当面は民間委託の上存続することが決まっていた。
2008年9月1日より、いよいよ株式会社 コングレに運営が委託され、私のしごと館が地味に再スタートした。
コングレは、北海道洞爺湖サミットの運営を行ったという実績も持っているそうだ。きっとそのカラミだろうけれど、現在私のしごと館では「北海道洞爺湖サミット: 首脳会議をめぐる仕事」展をやってる。

これまでの運営母体は独立行政法人 雇用・能力開発機構であり、私のしごと館の web ページも http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/ という具合に、ehdo.go.jp ドメインにおかれていた。
しかし、9月1日から新ドメイン http://www.shigotokan.jp/ で運営されている。

京都新聞の報道によれば、

総合コンベンション企画運営会社「コングレ」(本社・大阪市中央区)が2年間の運営費約18億9900万円で受託。委託後に存廃が検討される。

だそうだ。

そんな私のしごと館の様子を、某ご近所さんが知らせてくれたので、勝手に紹介。
#事後報告でごめ~ん

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福田首相の最後っ屁

会見する福田首相2008年9月1日21:30、福田康夫首相が辞任表明の記者会見を行った(写真は、毎日の記事から)。

最後に質問した記者から、
「これまでの福田首相の公の場での発言が、どこかヒトゴトのような雰囲気をかもし出すことが多かった。今日の会見もヒトゴトのようだ」
というような指摘を受けた。

それに対する福田首相の返答。
私は自分のことを客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。

失笑するやら、大胆さに感心するやら。

よくさ、人から説教されるときに「自分を見失うな」とか「自分の分をわきまえなさい」とか「お前は自分の置かれている立場がまったくわかっていない」とか、「オレはお前のことを思って言ってるんだ」とかいろいろ言われるじゃん。
そのとき、福田首相を見習って、このセリフをぶちかまそうと思ったり、思わなかったり。

岡山・廣榮堂本店のむかし吉備団子

現在、現在、あるところに木公とりんちゃんのお母さんが住んでいた。
木公は山にドライブへ(マジ)、りんちゃんのお母さんは岡山に帰省(つーか、鉄道見物?)した。
りんちゃんのお母さんが新神戸駅で乗換えをしていると、反対のホームへ0系の新幹線がガタゴトトン、ガタゴトトンと入ってきたそうじゃ。

(中略)

りんママさん、りんママさん
かばんに提げた吉備団子
ひとつ私にくださいな~

というわけで、生まれて初めて岡山の吉備団子を頂いて食べた。
#北海道名物 きびだんごという謎のお菓子になじみが深いことは以前に書いた

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備前名物・大手まんぢゅう

岡山に帰省(つーか、鉄道見物?)していたりんちゃんのお母さんのアッシー君を務めた対価として、大手饅頭伊部屋(通販可能)の「大手まんぢゅう」をいただいた。

岡山の名物といえば吉備団子が有名だが、岡山市民に言わせれば、吉備団子よりも大手まんぢゅうの方がなじみが深いそうだ。
当方が好きな作家の内田百間も、個人的な都合で故郷の岡山に帰ることは少なかったが、この大手まんぢゅうだけは生涯を通じて好物だったらしい。
#ここらへんの話は、りんちゃんのお母さんに教えてもらったし、wikipediaにも書いてある。

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岡山・八十八家の豚まん

岡山に帰省(つーか、鉄道見物?)していたりんちゃんのお母さんのアッシー君を務めた対価として、八十八家(通販可能)というお店の豚まんをいただいた。

本当は山珍というお店の豚まんをお土産にする予定だったのだけれど、山珍は日曜定休だったので、急遽八十八家の豚まんになったとのこと。

以前にいただいたことのある山珍の豚まんは確かにおいしかった。ウズラの卵が中に入っていたりして、具沢山でうれしい豚まん。
しかし、実は「豚まん」と「肉まん」の違いすらよくわかっていない当方。ゆえに、豚まんの繊細な味の違いに気づくはずもなく、山珍もおいしかったが、今日いただいた八十八家も十分おいしかった。

具のタマネギがトロトロになっていて、その甘みに感激した次第なり。

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『どこまでやったらクビになるか: サラリーマンのための労働法入門』 大内伸哉

>普段、おバカなblog記事ばっかり書いていて、各方面から
この人、本当に仕事をしている社会人なんだろうか?会社とかクビにならないのかしら?
と心配されているような、されていないような当方ですが。

対外的にはツッパリを演じている当方ですが、内面は弱虫チキンな当方なので、『どこまでやったらクビになるか: サラリーマンのための労働法入門』なんていう本を読んで勉強してみた次第。

本書では全部で18の話題が取り上げられ、実例(フィクションもあれば、ノン・フィクションもある)をあげ、法律および判例に照らしてどのような判断(解雇の是非)がされうるかということを解説してくれる。

扱われている18のトピックから気になることを取り上げれば、
・1章: ブログに社内事情を書くとどうなるか(blog 書きとしてビクビクしている)
・3章: 社内不倫への懲罰(当方には縁遠いが、いつかそういうこともあればいいなぁと希望を持ったり、持たなかったり)
・6章: 給料泥棒がクビになる可能性(自分ではがんばってるつもりでも、周りがどうみなすかはわからないしね)
・11章: セクハラ問題(結構失言の多い当方なので、普段からビクビクしていたり)
などなど。
皆さんも、もしかしたら気になるトピックがあるかもしれない。

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『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎

谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読んだ。

タイトルの読み仮名は「いんえいらいさん」。ちと難しい。意味としては「薄暗いことを褒め称える」ってところか。
以前からこの本の存在は知っていたのだが、タイトルが小難しいのでずーっと避けていた。谷崎の文章はどれも軽妙で読みやすい上に、基本的に彼の書くものが大好きな当方であるが、タイトルの文字面から『陰翳礼讃』にはどうしても食指が動かなかった。

しかし、ふとブックオフで同書を見つけ、ついデキゴコロで買って読んでみた。
そしたら、事前の恐怖心はなんのその、軽く愉快に読めるエッセイ集だった。
昭和ヒトケタ代に書かれたにもかかわらず、まったく古臭い気がしなくて、現代にも通じると思えるところがたくさんあって驚いた。
谷崎の先を見通す目が鋭かったのか、70年たっても日本はほとんど進歩していないのか。

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70 Japanese gestures (日本のしぐさ 70)

ahoaho-expoというバカバカしい本をたくさん紹介しているサイトで、”70 Japanese gestures” という本を知った。
同サイトに掲載されているのは、今じゃ手に入らないような変な本がほとんどなのだが、この本は現在でも入手可能な様子。

日本人独特のジェスチャーを、写真図解、英語での説明文、日本語表記と3本柱で説明してくれている。
外国人はこれでマジメに日本文化を理解知るのかもしれないし、日本人もよく使う慣用句を英語で表現するにはどうすればいいのか勉強になるのかもしれない。

どこまでまじめで、どこからフザけてるのか判断は難しいが、こういうノリは大好きだ(写真は、ahoaho-expoより)。
ahoaho-expoでの紹介記事とか、amazon のなか見!検索でもっといろいろ見ることができる。

一家に一冊必携かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
が、とにかく欲しいなぁ。