「鉄道員」: 広末涼子が劇的にかわゆい

高倉健主演、「鉄道員(ぽっぽや)」を見た。
お涙頂戴物語であることはわかっていながら、やはり泣かされてしまう、俺。

すきま風の吹き込む古い駅舎で、残り物を使った鍋をつつくシーン。
わびしい佇まいの中のぽっと暖かい団欒。
そういう「狙い通り」のところで、ポロポロと泣いている、俺。

なんだろう、この涙腺のゆるさは。

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北海道雑学百科: ぷっちがいど

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

室生犀星「小景異情」

冒頭のフレーズが超有名なこの詩。
新・坊主日記のところに全文(なのかな?)掲載されているのを発見して、初めて全部読んだ。

郷愁を詠った詩だとばっかり思っていたのだけれど、よく読んだら
故郷に帰ってはきたけど、なんかしっくりこねぇなぁ。早く都会に帰ろう
ってな内容じゃん。
いや、「都会にいるときにこそ、郷愁は高まるものだ」と詠った点が、まさしく人々の心を打つんだろうけれど。

ぷっちがいどさて、今日、会社でちょっと調べ物で web の海を泳いでいたら、北海道雑学百科- ぷっちがいどなるサイトを発見した。
生活/文化のコーナーを眺めつつ、懐かしくなるやら、爆笑するやら。
やれ、「赤飯には甘納豆が入っている」だの、「絆創膏を”サビオ”と呼ぶ」だの、「北海道限定で”キリンメッツ・ガラナ”や”カツゲン”なる飲料がある」とか。

なお、大学生の頃、隣の講座の女の子(かわいい)がカツゲンについて
甘くて、白くて、クリーミィ
と評しているのを盗み聞きして、ちょっとエロい妄想をしたことも遠い思い出。
#あっちのほうは、苦くて、白くて、ドロドロなんだろうけどね。

そんなわけで、北海道雑学百科- ぷっちがいどを読んで故郷を思い出した当方でした。
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爆笑問題のニッポンの教養: 書籍版

NHK爆笑問題のニッポンの教養の書籍が9/26に発売になるとのこと。

ラインナップは

  • 「生命のかたちお見せします」浅島誠
  • 「現代の秘境は人間の”こころ”だ」中沢新一
  • 「宇宙人はどこにいるのか?」井田茂
  • 「人間は動物である。ただし……」山岸俊男

の4冊。

お約束で、放送も見たし、山岸俊男編だけ予約した。
本当は4冊とも欲しかったんだけれど、そこはお小遣い問題。

放送のやつはあんまり評判がよくなかったけれど、書籍版はどうだろうか。

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新幹線N700系はいいオンナ

N700系のロゴの前でニコニコする俺きゃっふー!
ついにN700系に乗ったよ!

本日12時半頃、東京駅八重洲地下中央口付近で、舟和の芋ようかんを購入し、帰りの列車をエクスプレスE予約で予約しようと検索したところ、ちょうどN700で運行される列車が 12:50 にあることが判明。

迷わず予約!
博多行きの、のぞみ29号でっす。

行き先表示

かくして、N700系に発情者であり、初乗車。
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茅場町の夜

トレストイン日本橋に宿泊中。
1泊7,500円、茅場町駅徒歩1分。
東京でこの値段なので、かなりショボいホテルと思っていたのだが、予想を上回る快適さ。部屋もきれい。東京の定宿にしたい。

その他、今日はいろいろといいことがあったので、気分良く独り言を語る。

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恋は、遠い日の花火ではない。

いやぁ、SUNTORY OLDの田中裕子の古いCMが大好きで、血眼になってYouTubeで探してしまいましたよ。

長塚京三とセットだけど。

ウェイトレスのおねーさんに向かって
「・・・夕飯だけじゃないから。」
と心の中でつぶやいていた Cafe Junk は閉店しちゃったしなぁ。
閉店前に、声に出してつぶやいておけばよかったと、後悔しているとか、いないとか。

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今夜の宮沢りえ (「北の国から ’95 -秘密-」)

今日は、「北の国から ’95 -秘密-」を見ました。
ヒロイン役の宮沢りえがとてもきれいでした。

宮沢りえ

純の恋人という役柄で、いつも明るく朗らかで、純の父・五郎ともとても親しく付き合います。
グチグチした登場人物の多いこのドラマの中で、キラリと輝いちゃってます。
#でも、この後の作品で、純とわかれちゃうんだよね。純、見る目ねぇ。
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『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン

9月も中旬に入ったけれど、まだまだ暑い日が続いて、もうやるせなくなってきている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

これだけクソ暑いと
「早く、冬にならねぇかなぁ。寝汗をかきながら夜中に目が覚めて、忌々しく恨み言をいう必要もなく、暖かい毛布にくるまって、猫ちゃんを湯たんぽ代わりに抱いて寝たら気持ちいいだろうなぁ。」
なんて、思わずにいられないわけで。

でも、冬になったら冬になったで、
「クソ寒ぃ。風邪はひくは、ハナは出るわ。早く夏にならねぇかなぁ。こんな重苦しい掛け布団なんてうっちゃって、タオルケット一枚で大の字になって眠りたいぜ。照りつける太陽が懐かしい。」
と、たった半年前にあれだけ怨んだ夏を賛美し、あれだけ待ち望んだ冬をこの世の地獄のように感じるようになってしまうわけだが。

ついには、北風に吹かれながら、季節外れで、時代遅れな松田聖子のヒット曲まで口ずさんでしまうわけである。

フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
夏の扉を開けて
私をどっか連れて行って
「夏の扉」作詞:三浦徳子

1970年12月、それほど厳しくない気候のロサンジェルスではあるが、主人公は重苦しい冬に嫌気がさし、夏を求める。
彼の飼い猫ピートが、家に11ある扉の一つ一つを調べ、夏へと続く扉を求めるように。
ハインラインの『夏への扉』はそんなシーンから始まる。

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安倍氏の首相辞任によせて

今さら、当方が改めて言うまでもなく、本日午後に安倍首相が突然の辞任表明をしたわけで。
今さら、当方が大騒ぎをするまでもなく、国民は大騒ぎなわけで。

たとえて言うなら、UNIXサーバーの管理人が何の予告もなく、突然マシンをシャットダウンするような騒ぎだろうか?

一部の人の間では、ものすごく話題になっていたわけだが、安倍晋三ホームページには安倍氏の背景になぜかUNIXのスーパーユーザが作業してるっぽいコマンドが掲示されている。

安倍首相のサイトの画像
#安倍晋三ホームページより

せっかくなので、今日の騒ぎに関連して、僭越ながら当方が新しいトップ画像を作ってみた。

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