ファンシイ ダンス

1989年作品。
もう20年近く前の作品。

公開当時「元シブがき隊のモックンこと本木雅弘がコメディ作品に」と話題になったような、ならなかったような。
よく覚えてないけど。

古きよき80年代の映画で、今から見るといろいろと笑けた。
「ウッソー!」だの「シティボーイ」だのといった台詞をはじめ、肩パッドがバリバリのジャケットとか、肩からカーディガンを羽織るおっさんとか、妙に太い眉毛とか出てきて、当時を懐かしめる年代の人々にとっては爆笑のオンパレード。

ていうか、そういう時代背景の細部だけじゃなくて、禅寺に入門した若い修行僧たちの目を通した俗世への未練とか、修行のややこしいお作法から来る困惑とかで笑わせてもらえるんだけれど。

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ラヂオの時間

先日借りてきた『ラヂオの時間』を見た。

いろいろポイントはあるんだろうけれど、今の僕にとっての最大のヒットは、ラジオ放送を聴いているトラック運転手。
ラストでトラックの外観が写るのだが、タンクローリーだった。
運転席の上には、バッファローの角がついてる。
エンディングロールを見るまで気づかなかったんだけれど、運転手役は渡辺謙だ。

これって、これって、映画『タンポポ』と同じだ!

『タンポポ』に出てくるトラックもタンクローリーだし、角が付いてるし、渡辺謙が運転席にいるし(助手役)。
こういうネタ大好き。
オマージュ?
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ウィノナ・ライダーのエログパーツ: 映画『ダーウィン・アワード』のプロモーション

2007年12月1日より、映画『ダーウィン・アワード』が公開になる。
この映画のプロモーションとして、ウィノナ・ライダーのエログパーツが配布されていたので、当blogにも貼り付けてみた。

なんだかよく分からない映画だが、予告編によれば、ダーウィン・アワードとは、最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞とのこと。
生命保険会社に男女2人の調査員(ジョセフ・ファインズとウィノナ・ライダー)が、バカで早死にしそうな人々を見つけ出して保険から外すことで、会社の利益を増やそうとがんばる映画らしい。
予告編を見る限り、調査員の2人は最初はバカな人々を軽蔑しつつも、付き合ううちに彼らの行き方の素晴らしさに共感するとかなんとか、そういう話らしい。
<もにょもにょ>陳腐だ・・・</もにょもにょ>

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借りてきたDVD: タンポポ、ラヂオの時間、ファンシイダンス

先日ビデオ屋から「ゴッドファーザー」ほかを借りてきたので、今日返してきた。
ついでに棚を見回して、3つのDVDを借りてきた。

いずれも借りてきたばかりでまだ見てないのだが、以下にリストアップしておきます。
映画ファンを自称するみなさんは、このリストを眺めつつ、勝手気ままにウンチクをたれてください。
よろしくお願いいたします。

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まあだだよ

名匠・黒澤明の遺作となった作品「まあだだよ」を見た。
wikipedia で黒澤明の作品リストを眺めてみたが、僕は1本も見たことがないことがあらためてわかった。
別にクロサワを見たからといって偉くなるわけではないが、なんとなく教養が足りないような気がしないでもない。

1993年作品の「まあだだよ」は存在だけは知っており、所ジョージが好演しているという噂も聞いてはいた。
なんとなく興味はあって頭の片隅に留めていたのだが、結局そのままになっていた。

それが先日、この作品が内田百閒をモデルにした作品だと知り、俄然興味が増したのである。
そんなわけで、レンタルDVDで見た。

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ゴッドファーザー

見た。

3時間弱もある映画にもかかわらず、途中どうしても用を足したくなって一時停止してトイレに行ったこと以外、一時も目を離さずにきゅーっと全神経を集中させて見た。

近年の映画に比べれば、とってもシンプルで短いエンディングロールが、例の有名なテーマ曲とともに終わったとき、ふーっと大きなため息が出た。
全身の緊張が一気に弛緩した。
どうやら強くこぶしを握りすぎたらしく、手のひらを開けて見ると点々と爪の痕がついていた。

この映画を見るきっかけは、当blogのこの記事に因る。
原田宗典の映画エッセイ『私は好奇心の強いゴッドファーザー』を読んで、映画「ゴッドファーザー」に興味が惹かれたからである。

そのときの記事では、「ゴッドファーザーは、シミジミとした感情が沸き起こるらしい」てなことを書いていたが、実際に見てみたところでは、そんな気持ちのいいもんじゃなかった。
僕が見ていて感じたことは、メンツや権力欲に駆られて生きることのバカバカしさだ。

長い映画だし、たくさんの登場人物(とその思惑)が錯綜するので、見る人やその時の気分で大きく印象が変わる映画なんだろうと思った。
原田宗典が「シミジミした」というのも正しい側面なんだろうし、僕のように「バカバカしい」というのも別の視点からは正しいのだろう、きっと。

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007 ゴールドフィンガー

映画「007 ゴールドフィンガー」(主演: ショーン・コネリー、1964年作品)を見た。

本当は「ロシアより愛をこめて」を見たかったんだけれど、近所のレンタル屋で数ある007シリーズの中で「ロシア~」だけ貸し出し中だった。
その時点で出直してもよかったんだけれど、棚を見回していると、日産エルグランドのCM曲が頭で流れ出した。
ウソのようで、本当の話である。

♪ドヮーン ドヮーン
♪ぱわゎぁぁあ~
♪デューン デューン
♪ぷわゎぁぁあ~
ゴォォルドぉ フィンガぁ~
♪とぅるるるるぅ
ヒーザァ マン! ザ マン ウィザァ マイダス タッツ!

が印象的なあのCMソングである。

常日頃「温故知新」を座右の銘にしている当方は、この曲が「007 ゴールドフィンガー」の主題歌であることをきちんと知っていた。
とはいえ、その映画自体は見たことがなかったので借りることにしたのである。

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『オリヲン座からの招待状』は原作で十分だと思った。

映画『オリヲン座からの招待状』を先日見た。
映画を見る数日前には、浅田次郎の原作(『鉄道員』に収録)を読んでいた。

当然、映画と原作を比較してみてしまうわけで。

僕は、原作を読めば十分だと思う。
映画だと1,800円ほど払って2時間も拘束されるわけだが、原作は文庫で500円だし30分もあればサラリと読める。
コストパフォーマンスで比較すれば、明らかに原作だ。

ただし、コストパフォーマンス以外に映画版と原作で大きく異なる部分がある。

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Tokyo Dance Trooper: スターウォーズの例の白いやつが渋谷でダンス

渋谷でストーム・トルーパーがダンス!ダンス!ダンス!

笑えるけど、かっこいい。

ご本人さんのサイト(dannychoo.com)に撮影風景とかも出てる。

この人、当blog では2回目の紹介だ。
前は、Wilの発売会場に現れたときに紹介させていただいた(この記事で文章のみ)。

COWBOY BEBOP DVD-BOX 2008年2月発売

アニメ「Cowboy Bebop」のDVD-Box が2008年2月22日に発売されるとのこと。
現在、予約受付中。

3年ほど前に別パッケージが発売されており、また、今後数年の間に HD-DVD もしくは Blu-Ray Disc に主流メディアが移行していくだろうと目されているタイミングで発売されることに、非難の声が上がっているようですが。
僕は全てを通しで見たことはないので、悪いタイミングだろうがなんだろうが、実はかなり欲しい。
でも、お小遣いの関係で、現在熟考中だけど。

「エヴァンゲリオンのDVD-Boxが欲しい」とつぶやいたら、ごく親しい知人に「本当に必要かどうか、よーく考えたほうがいいんじゃない?」となんとなく釘を刺されて、現在まで購入せずにじっと指をくわえている当方がいるわけで。
う~む。

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