高倉健主演、「鉄道員(ぽっぽや)」を見た。
お涙頂戴物語であることはわかっていながら、やはり泣かされてしまう、俺。
すきま風の吹き込む古い駅舎で、残り物を使った鍋をつつくシーン。
わびしい佇まいの中のぽっと暖かい団欒。
そういう「狙い通り」のところで、ポロポロと泣いている、俺。
なんだろう、この涙腺のゆるさは。
高倉健主演、「鉄道員(ぽっぽや)」を見た。
お涙頂戴物語であることはわかっていながら、やはり泣かされてしまう、俺。
すきま風の吹き込む古い駅舎で、残り物を使った鍋をつつくシーン。
わびしい佇まいの中のぽっと暖かい団欒。
そういう「狙い通り」のところで、ポロポロと泣いている、俺。
なんだろう、この涙腺のゆるさは。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや室生犀星「小景異情」
冒頭のフレーズが超有名なこの詩。
新・坊主日記のところに全文(なのかな?)掲載されているのを発見して、初めて全部読んだ。
郷愁を詠った詩だとばっかり思っていたのだけれど、よく読んだら
「故郷に帰ってはきたけど、なんかしっくりこねぇなぁ。早く都会に帰ろう」
ってな内容じゃん。
いや、「都会にいるときにこそ、郷愁は高まるものだ」と詠った点が、まさしく人々の心を打つんだろうけれど。
さて、今日、会社でちょっと調べ物で web の海を泳いでいたら、北海道雑学百科- ぷっちがいどなるサイトを発見した。
生活/文化のコーナーを眺めつつ、懐かしくなるやら、爆笑するやら。
やれ、「赤飯には甘納豆が入っている」だの、「絆創膏を”サビオ”と呼ぶ」だの、「北海道限定で”キリンメッツ・ガラナ”や”カツゲン”なる飲料がある」とか。
なお、大学生の頃、隣の講座の女の子(かわいい)がカツゲンについて
「甘くて、白くて、クリーミィ」
と評しているのを盗み聞きして、ちょっとエロい妄想をしたことも遠い思い出。
#あっちのほうは、苦くて、白くて、ドロドロなんだろうけどね。
そんなわけで、北海道雑学百科- ぷっちがいどを読んで故郷を思い出した当方でした。
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いやぁ、SUNTORY OLDの田中裕子の古いCMが大好きで、血眼になってYouTubeで探してしまいましたよ。
長塚京三とセットだけど。
ウェイトレスのおねーさんに向かって
「・・・夕飯だけじゃないから。」
と心の中でつぶやいていた Cafe Junk は閉店しちゃったしなぁ。
閉店前に、声に出してつぶやいておけばよかったと、後悔しているとか、いないとか。
今日は、「北の国から ’95 -秘密-」を見ました。
ヒロイン役の宮沢りえがとてもきれいでした。
純の恋人という役柄で、いつも明るく朗らかで、純の父・五郎ともとても親しく付き合います。
グチグチした登場人物の多いこのドラマの中で、キラリと輝いちゃってます。
#でも、この後の作品で、純とわかれちゃうんだよね。純、見る目ねぇ。
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2007年9月1日より公開される、映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』をひそかに楽しみにしている当方がいます。
公開まで3日と迫った今日、いろいろとwebで情報収集をしていた。
したっけ、MTVのエヴァンゲリオン プロモートサイトを見つけた。
その中に、エヴァンゲリオンで4コマ漫画をつくれというページがあった。
エヴァンゲリオンのキャプチャ画像を4つ選び、キャプションをつければ、ブログパーツが簡単に作れる。
よって、作った。
現代社会では、何をするにも正当な理由が求められるようだ。
なんとも生きにくい。
なんとなく手持ち無沙汰で夜の住宅地を散歩したくなっても、「こう暑くちゃ、なかなか寝付けないから、夜風に当たろうと思って。」などと自己弁護しないと、善良な市民にお巡りさんを呼ばれてしまったり。
映画『細雪』で古手川祐子(若い頃)の入浴シーンを下衆な動機で見たいだけなのに、「いや、谷崎の名作がどのように映像化されているかこの目で確かめたい。」と芸術愛好家を気取った台詞を吐いてみたり。
ただなんとなくムラムラしても、「君の事を愛してるんだ、誰よりも。」なーんて、それらしいことを言わないとエッチできなかったり。
そういう、日常の些事ならまだいいが、場合によっては
「自分の生きている意味はなんだろう?」
なんて、別に考えないでもいいようなことまで真剣に思い悩んでしまって、鬱々させられてしまったり。
おそらく、うちの飼い猫のあるにゃんに生きている意味が特にないのと同じように、現代人の一人一人が生きている明確な意味なんて、きっとないだろうに。
何をそんなに思い悩むのか。
さて、我が家にはクーラーがない。
ゆえに、今日のような天気のいい夏の日は、とても暑い。
ガソリンが高騰していようが、二酸化炭素を排出してさらなる地球温暖化へ貢献しようが、我が愛機のシャア専用CYPHAを駆って、車内エアコンをバリバリに効かせて涼むのが気持ちいい。
単に自宅の駐車場に車を停めたまま、エンジンを動かしてクーラーで涼んでも、当方の目的は完璧に果たせるわけだが。
しかし、現代社会では、そのような一見正当な理由の無い行動を許してくれるような懐の深さは無いようである。
そこで、車を運転して、どっかに行くことにした。
どうせ行くなら、ちょっとでも涼を求めるべく、山を登ってみることにした。
木々のうっそうと生える山道なら、直射日光を避けることもできて、多少は涼しいはずだ。
しかし、やはりそれでは、ドライブに出かける理由になりにくいようである。
そこで、僕は誰に対してでもなく、言い訳をした。
「河瀨直美監督の『殯の森』を見たんだ。茶畑の風景がきれいだった。同じ風景を見に行きたくなったんだ。」
それが、今日の自分の行動の正当化だ。
映画のロケ地そのものを見つけることはできなかったが、確かに奈良市田原町のあたりにたくさんの茶畑があった。
日は照っていたが、標高が高いおかげで風は涼しかった。
“second life” とタイトルの付けられたこのおちゃらけビデオ。
未だに10年前のオンライン・ゲーム Ultima Onlien のエミュレータで遊んでおり、Second Life未経験の当方にはよく意味がわかりませんでした。
解説できる方、よろしくお願いします。
最後のシーンが「空を飛ぶ」であることだけは、なんとなくわかりました。
ダメだ、こりゃ
90年代週刊少年ジャンプの悪い所を煮詰めてダイジェストにしたようなグダグタなストーリー。
メディアに踊らされた自分を責めることしきり。
MJのアバズレぶりは健在。
当方の〆の言葉
「おい執事、今さらそれをいうな。」