一生の思い出にはならない誕生日

 本日は、当方の誕生日。しかも年男。

 何か劇的なことでも起こるかと思っていたけれど、これといった大事件もなく、ごく普通の週末のように淡々と進行し、つつがなく1日を終えようとしている。来年の今日どころか、来週の土曜日あたりで、すでに「そういえば、あの日俺は何してたっけ?」と思い出すのも難しくなるだろうと思える、ごくごく普通の1日であった。

 お誕生日の贈り物を頂いたり、お祝いのメッセージを頂いたり、阪大に出かけたり、奈良では平城遷都1300年祭がスタートしたりと、ちょっと毛色の変わったこともあったが、胸が張り裂けるほどの悲しいこともなかったし、顎が外れるほどの嬉しいこともなかったという意味で、ごくごくごく普通の1日であった。

 将来、何かにつけて思い出すような、劇的な誕生日にならなかったことを嘆いているのではない。むしろ、こういう風に何の変哲もなく時間が流れていくことが、平和で喜ぶべき人生なのではないかと、なんとなく悟ったような、もしくは呆けているよう、そんな日なのであった。

アサガオの芽が出た

 4月11日に蒔いたアサガオの種であったが、先ほど確認したら芽が出ていた。およそ2週間弱だ。
 ていうか、アサガオの若葉がどんなものか憶えていないのだが(小学1年生の時に理科実験で育てたのが最後)、これで間違いないんだよね?

アサガオの若葉

 種まき後、雨が多く気温も低い日が続いたので少々心配していたのだが、発芽してくれたので嬉しい。楽しい。
 全部で何粒植えたか忘れちゃったのだけれど、確か10-15粒くらいだったと思う。そのうち、本日発芽が確認できたのは5本。この後も続々と生えてくると期待している。

 ただし、気候が良くなかったのが、ちょっと元気が無さそうなのが気になるといえば気になる。とても葉の色が薄い気がするのだが、こんなものだろうか(上の写真とは別の個体です)?ほとんどがこれくらいの薄い色をしている。
 隣に生えている雑草(左下)はまぶしいくらいに青々としているのに。今日は晴れらしいので、日光をたくさん浴びて葉緑素もたくさんできていくのかな。

雑草は青いが、アサガオは色が薄い

 アサガオは小学1年生でも簡単に栽培できるほど生命力の強い植物らしいので、あまり心配はしていないけど。

※雑草は、このあとスタッフがおいしく抜きました。

NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第24回

 自分の誕生日の朝だからといって特別に何かが変わるわけでもなく、昨日までと全く同じように連ドラで1日の始まる当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第24回めの放送を見ましたよ。

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 家に着いた布美枝(松下奈緒)は、茂(向井理)から家の中を案内される。事前に思っていた様子とあまりに違うボロ屋で、布美枝は言葉を失う。さらに、家の裏には寺があるといい、居間の窓を開けると目の前は墓場であった。

 住処の説明を終えると、茂はすぐに仕事部屋に篭ってしまった。布美枝が部屋の外から声をかけても、なかなか返事をしてくれない。頼ることを諦めた布美枝は、自分自身で新しい生活を組み立てて行くのだと、前向きに片付けを始める。

 誰かが激しく玄関を叩く音がした。慣れない布美枝は不安になって茂の助けを求める。茂は借金取りかもしれないと警戒し、居留守を使うよう指示する。しかしそれは、茂の兄(大倉孝二)であった。布美枝は、兄に背広を返すのを見て、茂が見合いの時に来ていた衣装も借り物であったことに初めて気づく。茶を出そうにも茶葉がなく、白湯で兄をもてなした。兄は結婚祝いだと言って茶封筒を置いて帰ったが、中はプロ野球の観戦チケットだった。兄も失業中で、生活の余裕が無いのだ。

 再び玄関が鳴るので、兄が戻ってきたのかとうっかり扉を開けると、借金取り達が大挙してやってきたのだった。無い袖は振れない茂であったが、布美枝が実家から持たされた金で急場を凌ぐことができた。

 茂の仕事部屋を覗いた布美枝は、彼の描く漫画原稿を目に留めた。そこには、かつて見たことの無いような気味の悪い絵が描かれており、ひどく狼狽するのであった。

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