本作は映画化企画も同時期に動いている(制作blog「スローラーナー」)とにわかに知って驚いている当方が、『ゲゲゲの女房』の3回目の放送を見ましたよ。
昭和17年。前年から始まった太平洋戦争で、国内の生活も厳しくなり始めていた。家業の呉服屋も物資統制で思うようにいかない。
布美枝(佐藤未来)は10歳になった。
他の子供よりもずいぶん背が高いことを悩んでおり、周りからも「電信柱」と呼ばれて馬鹿にされている。
もうすぐ開催される子供盆踊り大会へ向けて練習に余念が無い。一等賞にはラムネがもらえるからである。しかし、ガキ大将に練習場所を横取りされたり、出場すると背のことでまた笑われるのではないかと心配したりで、出場する気をなくしてしまう。
一方、家族に対しては、美人で評判の姉・ユキエ(足立梨花)に対して憧れを持ち、自分も彼女のようになりたいと考えている。
そんな時、ユキエが父親(大杉漣)にウソをついて男子生徒と映画を見に行くところを目撃する。すぐにウソはバレてしまうが、布美枝はユキエに頼まれた通り黙っていた。布美枝の協力に感謝したユキエは、お土産のリボンをくれたり、素敵な外国映画の話を聞かせてくれたりした。内気な自分とは正反対であるユキエの自由奔放さに、布美枝はますます憧れを強くするのであった。