Michael Jackson’s THIS IS IT の初回上映を見た

Dance! Dance! Dance!

スクリーンの中の Michael は全く衰えていなかった。
リハーサル映像ですら、超一流のエンターティメント・ショーだった。
幻となったロンドン公演が実現していたら、きっと大騒ぎだったことだろう。

これ以上の言葉は基本的にない。

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マイケルも寝てはならぬ

死亡する2日前に行われた、マイケル・ジャクソンのリハーサル映像がある(2009年)。
しばらく目立った活動もしていなかったので、もうエンターティナーとしては終了してるんだろうなと思っていたのだが、なかなかの良さそうな感じではないか。
今さらながら、彼の死をとても悔やみ始めた僕がいる。

ところで、その映像の中の振り付けにデジャブ感があった。

Michael Jackson Rehearsal: They Don't Care About Us

ここでリハーサルされているのは “They Don’t Care About Us” という曲(アルバム「ヒストリー」に収録; “History” と “His Story” の掛詞らしいよ)で、プロモーションビデオが作成されたことはないし、少なくとも僕はコンサートで演奏されている姿も見たことがない。
だから、初見のはずなのだが。

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1人でスリラー(アカペラ64パート)

この人、天才。

かなり上手に再現されてる。
5分過ぎのナレーションも、本物とほぼ同様のデキ。
ラストは、ちゃんとドアが閉まるよ!

服が1種類じゃないところを見ても、何日もかけて撮影したんだなぁってことが分かって、頭が下がる。

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Thriller dancers: 地下鉄や中華街でいきなり踊る

公衆の面前で、いきなりスリラー。
ダンス終了後、いきなり素に戻るのが笑える。
ていうか、こいつら、なかなか上手い。

Thriller dance on the tube – Michael Jackson thriller

Thriller dance in Chinatown – Michael jackson thriller

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Thriller スリラー25周年

マイケル・ジャクソンの超ヒット・アルバム『スリラー』が発売25周年を迎えるそうで。
2月20日には、特別アルバムが発売されるそうです。
オリジナルの9曲に加え、未発表曲8曲が収録されているそうです。
また、DVDも付属していて、往年のプロモーション・ビデオが見れるとのこと。

「スリラー」のプロモーションビデオに関しては、昔VHSでもってた。撮影風景のドキュメントとセットになったやつ。今回のDVDにそれがそっくり含まれているのか、ショート・フィルム部分だけなのか気になるが、今のところ不明。
ショート・フィルムといっても、歌と踊りだけ(ゾンビと踊る例のところ)なのか、全ストーリー(女の子とデートしてたり、狼男に変身したりするところ)が入っているかでも随分と変わってくる。
VHSの設備がなくなってしまったし、DVDにドキュメントまで全部含まれているなら、買いだなぁ。

マイケル・ジャクソン スペシャル・サイト

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“She’s out of my Life” by Michael Jackson

10年一昔と言うけれど。

今朝方、嫌な夢を見て目が覚めた。
10年くらい前に付き合っていた女の子が登場人物で、彼女とは最終的にとてもヒドイ別れ方をしちゃって、それからマトモに会ってもいない。
夢の中の僕らは、なんだかとても仲良しで、幸せの絶頂のようにニコニコして、ジョークを言い合って、いちゃいちゃしてた。

いちゃいちゃしながら「何かがおかしい」と頭の中で疑問符が浮かび、それを合図に夢から覚めた。

目覚めてから半日以上、頭の中で Michael Jackson の “She’s out of my life” が永久リピートしちゃったりして。

So I’ve learned that love’s not possession
And I’ve learned that love won’t wait
Now I’ve learned that love needs expression
But I learned too late
(全歌詞はこちら)

切ねぇ。
けっこう落ち込んじゃったりしてみたり。

ところで、この曲 “She’s out of my life” (邦題:「あの娘が消えた」)は、マイケル・ジャクソンの中期の人気曲の1つに位置づけられると思う。
バカ売れした「スリラー」や「バッド」よりも前の曲だから、聞き覚えのある人は少ないかもしれないけれど。
恋人との別れを「ナイフに切られたような痛み」と喩え、感極まって半べそかきながらレコーディングしている(マジ)ことで有名。
コンサートでは、この曲の途中で女性客を1人だけステージに上げて、その人に向かって歌うことでも有名。

1987年の日本公演:

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マイケル警察沙汰 -なんのコントですか?

日刊スポーツの報じるところでは、マイケル・ジャクソンがアラブ首長国連邦ドバイにあるショッピングセンターの女性用トイレで化粧直しをしていたところ、一般の女性客と遭遇し大騒ぎになったらしい。

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The Ultimate Collection / Michael Jackson

Basara.jpg某知人のねーさん(←mixiユーザー限定となっております)が奈良のバサラ祭りに参加するとのことなので,見学に行ってみたり.

いや,昔からこの手のやつ大好きよ.
札幌のYOSAKOIソーラン祭りも好きでよく見に行ったし.

ていうか,この手の「集団ダンス物」に対する嗜好が始まったのは,中学生の時にさかのぼるんだけれど.

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NUMBER ONES (Michael Jackson)

Number Ones恥ずかしながら告白すると,今から15年以上前,当時中学生だった僕にとって Michael Jackson は神様も同然だった.
ただし,僕は歌や踊りができるわけではなかったので,彼のようなエンターテイナーになりたくてあこがれていたわけではない.
(もちろん,ムーンウォークの練習をしたし,スリラーのゾンビダンスやBadの”股間ダンス”の振り付けをマネしらりはした)

それよりは,彼の思想とかライフスタイルにすごくあこがれていた.

確かに,当時すでに Michael Jackson はゴシップの宝庫だったし,「なんでそんな奴にあこがれるねん?」とおっしゃる方もいるだろう.
しかし,当時は,今ほど「変態よばわり」や「犯罪者同然」といった扱いではなかった.
もうちょっとマイルドに”一流のスターって,ちょっと人とは変わってるのね”くらいのニュアンスで,「家に遊園地がある」だの「整形しすぎ」から始まり,「シンコーミュージックと the Beatles の楽曲の版権を競り合った.マイケルは『相手がいくらの価格をつけようとも,僕はその価格に3%(?うろ覚え)上乗せする』と宣言して買い取った」とか「老化防止のため,特性の酸素カプセルの中で睡眠をとる」,「自宅にはエリザベス・テイラーを祭る神殿がある」などなど,一般庶民からしたら嫉みのマトではあるが,社会から追放すべき人物という扱いではなかった.

また,当時は,ゴシップと同じだけ,いい話も伝わってきた.黒人ブルーカラーの出身の彼が,20代で億万長者になったというアメリカン・ドリームはなかなかマネのできることではない.慈善団体に対する寄付なども積極的に行う一方,We are the worldでも中心的な役割を果たしていた.アルバムBadデンジャラスには,人種差別や世界平和を訴えた曲も収録されている(e.g. Man in the mirror, Black or white).
そんなわけで,ちょっと浮世離れしてるんだけど,影響力のある立場から聖人君主的言動をしている姿に非常にあこがれたわけです.

・・・あれから15年,世紀の King of POP はセールスが伸び悩み(インヴィンシブルが売れなかったのを,レコード会社の社長が「人種差別主義者で,黒人の自分のプロモーションにカネを出さないからだ」なんて言っていた.言っちゃ悪いが,プロモーションのせいではなくて,あのアルバムはそもそも精彩を欠いてるよ),偽装結婚疑惑,幼児虐待疑惑(ベランダから自分の子供を吊り下げて危険な目に合わせたり,少年への性的虐待裁判とか)などの,”洒落じゃすまない”ゴシップにまみれている.

そして,15年前,彼のような聖人になりたいと思っていた中学生も,今や「どうやったら,自分がラクになれるか」ばっかりを考えて,ほかの人にはぜんぜん気の回らない,いやーな大人になってしまった.

いったい,どこで歯車が狂ったんでしょうねぇ.

などという,感傷的な気分にしてくれたのが,本日発売になった Michael Jackson のショート・フィルム集NUMBER ONES です.
1980 年から2003年まで,Michael のプロモーション・ビデオを年代順に収録したDVDです.
昔,VHSでほとんどのものは集めたのですが,それらが実家にあってすぐに見れないことや,DVDできれいな映像で見たかったことや,最新のものは持っていなかったなどの理由により,購入を決め,今日という日を楽しみに待っていました.
#本当は,年末くらいに出る予定だったのですが,発売延期になったってのあるし.

ところがどっこい,このDVD,できが悪い.
できが良かったら,もっと明るい気分にもなったんだろうけど,あまりにひどくて落胆してしまいました(そして,そのネガティブな印象が,冒頭のような暗い話につながってしまいました).

不満だった点を列挙すると,

  1. 全てのPVが収録されているわけではない
  2. ドラマ部分がカットされているものがある
  3. 映像や音声がきれいにされているわけではない

です.

1. に関して.
このDVDには15曲が収録されています.技術的なことは良くわかりませんが,収録時間は91分,音声はリニアPCMです.映画なんかだと収録時間が約2時間で音声も5.1ch+吹き替え程度が入っているので,DVDの記憶容量にはまだ余裕があるのではないかと.あえて収録曲を減らしたとしか思えない.
しかも,バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンが出てくる(無理やりダンスをやらされて辟易している姿が見れる) JAM や,エディー・マーフィーがエジプトの王様役で出てくる Remember the time あたりはビデオのできも良いのに,なんではずされてるのか理解に苦しむ.そうそう,ナオミ・キャンベルと共演している In the closet も,曲自体は地味で一般受けしないのかもしれないけど,とても映像がきれいで,二人のダンスが艶かしくていいんだけど,これもはずれてる.
価格を3倍にして2枚組でもいいから,全曲を収録するくらいの気概を見せてほしかったな.

2. に関して.
実は Michael は,プロモーションビデオを単なるプロモーションの道具としてだけではなく,ストーリーのある1本の「映画」としたいと考えている.たとえば,スリラーはきちんとホラー映画仕立てになっている(B級だけど;-p)し,Black or White もコメディ仕立てのお話がついている.その他,多くの作品にストーリーがついている.
しかし今回,多くの曲のストーリーがカットされている.カットされている曲は “BAD”, “The way you make me feel”, “Smooth Criminal”.特にひどいのが,Smooth Criminal(ちなみに,オリジナルは50分近いもので,日本では「ムーンウォーカー」という劇場公開映画の後半部分).ストーリーカットうんぬん以前の問題で,映像そのものがすっかり差し替えられている.曲にあわせて 映画のダイジェストが流れるだけ.Smooth Criminal では,禁酒法時代の闇酒場(?)を舞台に,Michael があちこちを駆け回りながらダンスするのが見所なのですが,それがさっぱり見られない.なめとんのか?

3. に関して.
デジタルリマスター(って言うんですか?昔の映像をきれいするやつ)でもして発売してくれるのかと思ったら,ぜんぜん.
昔からのファンにとってはVHSで見てもさほど変わらない(テープが劣化していなければ).

いやーがっかり.

最後に,なんとか良い点を考えてみよう.

  • VHSがそろそろメタメタになってきた人は,押さえておきましょう
  • 今まであまり出回ってなかった Don’t stp ‘til you get enough や Rock with you を収録
  • 借金と裁判で大変だと伝えられている Michael Jackson の助けになるかも
  • 10年くらいたったときに,タモリ倶楽部チックに「恥ずかしいDVDポーカー」なるゲームをするとき,限定版のジャケット違い4種類のフォーカードを出せば勝てる

たいしたものが思いつきませんでした.