「源氏物語」に思う。思わざるを得ない。

先日、本屋の店頭で気を失い、瀬戸内寂聴の「現代語訳 源氏物語(一)」を購入したところで気がついた。
しかも、単行本版。家に帰ってきて amazon で調べたら、半値で文庫版が出ていることを知って、再び気が遠くなった。
気を取り直して、2巻以降は文庫版を買うことにした。

そんなわけで、「源氏物語」なのである。
当方にとっての源氏物語といえば、高校の時の国語の教科書に「桐壺」の冒頭部分が掲載されており、そこを授業で勉強したのがほとんどである。

追加知識としては、
「光源氏はロリコンで、かわいい幼女を引き取って育て、年頃になったら美味しくいただいちゃう。そのくせ、ほかの女性にもモテまくりで、あっちこっちでヤリまくり。」
といった、どう考えても青少年の健全な育成には好ましくない表現がふんだんに使用されているわけだが、物語の本質を突いていないような、突いているようなものである。

こんな自分の知識が、果たして正しいのか否か、きちんと見定める必要がある。
そんなわけで、源氏物語を読み始めたわけである。

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『プチ修行』 小栗左多里

これまで世の中をナメきって生きてきたり、今日現在世の中をナメきって生きていたり、今後も世の中をナメきって生きていきそうな当方ですが。

「そんなに世の中をナメきっていていいのか?」
と、ちょっぴり自己嫌悪に陥った感がある。

そんなわけで、自分を見つめなおし、修養を積むために「三日坊主」よろしく、2泊3日くらいのスケジュールで禅宗の寺に入門して、根性を叩き直してもらおうかと本気で思ってみた。

ちょっと調べて、京都府亀岡市に宝泉寺禅センターという施設があることを知った。
うちからだと小一時間程度の場所だし、3泊4日で10,000円という額も入門にはもってこいな感じ。
かなり本気で禅修業に行こうかと思い始めている、僕がいる。

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TOYOTA Vitz の CM で後藤久美子とリラックマが競演

本日公開された某サービス(アクセスが集中してどうしようもなくなっているから、「なるべく宣伝しないでくれ」という強気な依頼を受けている。ヒント:IT media)で遊びながらテレビを見ていたら、夢の競演にちょっとビックリしたような、ずっこけたような。

TOYOTA の Vitz の CM で後藤久美子とリラックマが競演していました。
TOYOTAのCM情報のサイトが一応公式。

リラックマの中身は、当然ジャン・アレジだと思っていいですよね?

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エヴァンゲリオンで4コマ漫画をつくれ

2007年9月1日より公開される、映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』をひそかに楽しみにしている当方がいます。

公開まで3日と迫った今日、いろいろとwebで情報収集をしていた。
したっけ、MTVエヴァンゲリオン プロモートサイトを見つけた。

その中に、エヴァンゲリオンで4コマ漫画をつくれというページがあった。
エヴァンゲリオンのキャプチャ画像を4つ選び、キャプションをつければ、ブログパーツが簡単に作れる。

よって、作った。

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車を走らせた、なぜなら「殯の森」を見たから。

現代社会では、何をするにも正当な理由が求められるようだ。
なんとも生きにくい。

なんとなく手持ち無沙汰で夜の住宅地を散歩したくなっても、「こう暑くちゃ、なかなか寝付けないから、夜風に当たろうと思って。」などと自己弁護しないと、善良な市民にお巡りさんを呼ばれてしまったり。
映画『細雪』で古手川祐子(若い頃)の入浴シーンを下衆な動機で見たいだけなのに、「いや、谷崎の名作がどのように映像化されているかこの目で確かめたい。」と芸術愛好家を気取った台詞を吐いてみたり。
ただなんとなくムラムラしても、「君の事を愛してるんだ、誰よりも。」なーんて、それらしいことを言わないとエッチできなかったり。

そういう、日常の些事ならまだいいが、場合によっては
「自分の生きている意味はなんだろう?」
なんて、別に考えないでもいいようなことまで真剣に思い悩んでしまって、鬱々させられてしまったり。

あるむおそらく、うちの飼い猫のあるにゃんに生きている意味が特にないのと同じように、現代人の一人一人が生きている明確な意味なんて、きっとないだろうに。
何をそんなに思い悩むのか。

さて、我が家にはクーラーがない。
ゆえに、今日のような天気のいい夏の日は、とても暑い。
ガソリンが高騰していようが、二酸化炭素を排出してさらなる地球温暖化へ貢献しようが、我が愛機のシャア専用CYPHAを駆って、車内エアコンをバリバリに効かせて涼むのが気持ちいい。

単に自宅の駐車場に車を停めたまま、エンジンを動かしてクーラーで涼んでも、当方の目的は完璧に果たせるわけだが。
しかし、現代社会では、そのような一見正当な理由の無い行動を許してくれるような懐の深さは無いようである。

そこで、車を運転して、どっかに行くことにした。
どうせ行くなら、ちょっとでも涼を求めるべく、山を登ってみることにした。
木々のうっそうと生える山道なら、直射日光を避けることもできて、多少は涼しいはずだ。

しかし、やはりそれでは、ドライブに出かける理由になりにくいようである。
そこで、僕は誰に対してでもなく、言い訳をした。

「河瀨直美監督の『殯の森』を見たんだ。茶畑の風景がきれいだった。同じ風景を見に行きたくなったんだ。」

それが、今日の自分の行動の正当化だ。

奈良市田原町の茶畑

映画のロケ地そのものを見つけることはできなかったが、確かに奈良市田原町のあたりにたくさんの茶畑があった。
日は照っていたが、標高が高いおかげで風は涼しかった。

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『鴨川ホルモー』を半分くらい読んだ

『鹿男あをによし』がたいそう面白かったので、万城目学の処女作『鴨川ホルモー』を読み始めている。

既に読んだ人への報告としては、現在、立命館大学での「衣笠ホルモー」が終了したあたり。
高村が”大切なものを失ったけれど、大丈夫”になったあたり。
ていうか、The Beatles の名作 “Abbey Road” をモチーフ(横断歩道を横切る、例のアレ)とした本書の表紙に、なぜか丁髷の男が描かれていて、なんのこっちゃと思っていたのだが、その疑問が氷解したあたり。

つーか、あの”鼻”持ちならない芦屋に彼女がいることがわかり、しかも、よりによって・・・、と俄然盛り上がってきたところで、小休止して現在に至る。

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木公の誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて勉強しました

タイトルの元ネタは、Woody Allen の映画ですね。
僕は見たことありませんが。

見たことがある人は、映画の感想と、僕も知りたがっているけどにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えてください。

できれば、色白ぽっちゃり系のベビーフェイスの若い女性のインストラクターから、実技を伴った講義を受けることを希望します。

そんなわけで、以下同様に、下衆な話が延々と続くので、そのテの話に嫌悪感を抱く恐れのある方は、今夜のところはこのへんで、おやすみなさい。

続きをみるときは部屋を薄暗くして他人を近づけすぎないようにしてみてくださいね。

もしくは、

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『鹿男あをによし』の舞台を巡る

先日、万城目学の『鹿男あをによし』を読んだせいで、にわかに奈良ブームが巻き起こった当方。

いや、普段の生活圏がまさに奈良なのだが、非常に生活臭くて、”観光” 目的で見て歩くことはほとんどない。
そこで、『鹿男あをによし』を手がかりに、そこに書かれている場所を何箇所か巡ってみた。

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