『その日のまえに』を見た: 永作博美・主演(ナンチャンも)

今日は、某女の子と京都・東山で吹奏楽演奏会デート(デート?デートなのか!?)だった。

そんな日の朝、ブラブラとwebニュースを見ていて、当方の好物である永作博美が主演している映画『その日のまえに』が昨日から公開されていることを知った。上映館がとても少なく、当方が気軽に行ける範囲ではMOVIX京都でのみ上映されていることが分かった。MOVIX京都がどこにあるのかと地図を見てみたら、三条新京極らしい。
そして、その場所は、今日の演奏会デート(デート?デートなのか!?)会場から徒歩圏内であることが分かった。

演奏会が終わったのが17時くらいで、映画の上映が18:20から。
なにも無ければ、「じゃあ、オサレなバーにでも行って、一杯やりますか」となりそうなところだが、当方の心の中では某女の子と永作博美が天秤にかけられた。その結果、星占いではてんびん座である永作博美(10月14日生)に大きく傾いてしまった。
そんなわけで、「今日は楽しかったよ。じゃっ!」と一言告げて、『その日のまえに』をいそいそと一人で見に行った当方である。

150人くらい入りそうなスクリーンだったけれど、10人程度の観客しか入っていなかった。男女アベックが3組くらいいて、やっぱり恋人同士とか夫婦とかで見る映画なんだろうなぁと思いつつ、一人で座席に着く。こんなにガラガラなのに、空席を1個空けた隣に、若いカップルがいてちょっと悲しくなる孤独な当方。
映画の中で、ちょっと泣いてしまってハナをズルズルした当方。隣のカップルに「うわっ。隣のおっさん、一人で泣いてやがる。キモッ!」とか思われてそうで、悔しい。
悔しいが、当方の大好物である永作博美が、余命いくばくもないと医者に宣言されつつも家族の前では気丈に振舞う姿を見ていると、どうしても涙腺が決壊してしまうのだ。
#以下、映画のネタバレをたぶんに含みますよ。
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映画『P.S. アイラブユー』を見た

当方も人の子なので、秋になると、とかく人恋しくなったり、ロマンチックになってしまったりする。
そんな矢先『P.S. アイラブユー』という、胸キュンな恋愛映画が大ヒット中だと知ったので、見に行ってきた。

アホな子が、アホはアホなりに一生懸命生きてるストーリーってのは、見ていて愉快だし、心が温かくなるし、ちょっぴりホロリとくる。そんな、良い映画だったと思う。

あるところに、たいへん仲睦まじい夫婦がいた。30歳前後のふたりは、少々の口論はあるけれど、夜眠りに着くころには元通りの仲になってしまう。
そんな幸せの絶頂に、夫が病気で亡くなってしまう。妻はショックのあまり、塞ぎ込んで家の中に閉じこもってしまう。ところがある日、生前の夫の声が吹き込まれたテープが送り届けられ、彼女に何通かの手紙が届くことが予告される。
手紙の指示に従って行動するうちに、妻は夫の死を乗り越え、人生の再出発を遂げる。

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連ドラ「だんだん」 第30回 (11/1)

昨日の忠と嘉子の回想シーンについては、あまりに陳腐なストーリー設定にあきれ返ってしまい、吉田栄作が15歳、鈴木砂羽が17歳を演じるという捨て鉢な演技にも興味を失っていました。しかし、鈴木砂羽がブログで自分ツッコミをしているのを見て、つい目頭が熱くなり、「ハロウィン・ショーーーーーーック!!!!!」と雄叫びをあげた当方が、「だんだん」の30回目の放送を見ましたよ。

めぐみ(三倉茉奈)はスカウトマン・石橋(山口翔悟)に誘われて、二人で都をどりの見物に出かける。仲睦まじい二人の姿を舞台の上から見つけたのぞみ(三倉佳奈)は心が乱れる。さらにのぞみは、舞妓仲間の中から大抜擢されて大舞台で舞う、ライバル・涼乃(木村文乃)の姿を袖から悔しげに見つめる。舞台を終えたのぞみは、石橋を捕まえ「石橋はめぐみに惚れているのではないか。自分たちは歌手になるつもりなどないから付きまとっても無駄である」と、複雑な心境を秘めつつ、強がりを言ってしまう。

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連ドラ「だんだん」 第29回 (10/31)

嘉子と忠の結婚の経緯がどうなっていたのか、ものすごく期待していた当方が、「だんだん」の29回目の放送を見ましたよ。

めぐみ(三倉茉奈)と一緒に住み始めることで、のぞみ(三倉佳奈)に微妙な変化が現われはじめる。特に、音楽スカウトマン石橋(山口翔悟)の「めぐみは自由に生きているのに、のぞみは祇園に縛られたままだ」という言葉に大きく心が揺れる。

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連ドラ「だんだん」 第28回 (10/30)

初めてこのドラマのタイトルを知ったとき、まっ先にアニメ「美味しんぼ」の主題歌(注)を思いつき、自分はやっぱり昭和末期アイドルが好きなんだなぁと認識を新たにした当方が、「だんだん」の28回目の放送を見ましたよ。
注: 中村由真「Dang Dang 気になる!」

めぐみ(三倉茉奈)の入学式の朝、松江から義母・嘉子(鈴木砂羽)がやってくる。祇園側で用意した晴れ着と、松江から持ち込まれたスーツのどちらを着ていくか、選択を迫られ迷うめぐみ。真喜子(石田ひかり)は、めぐみの結い髪をとっさにほぐし、晴れ着を着れないようにしてしまう。スーツで参列した入学式が終わり、嘉子は子離れを惜しみ始める。
その頃、松江の実家では、忠(吉田栄作)が息子・健太郎(木咲直人)と対峙していた。自分が青春時代にボクシングに打ち込んだことを引き合いに、息子も自分を見失うことのないよう言葉をかけるが、ますます反発を強める結果となった。
祇園の都をどりは無事開催されるが、のぞみ(三倉佳奈)はライバルの活躍を目の当たりにし、少々元気をなくす。

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連ドラ「だんだん」 第27回 (10/29)

ストーリーのボリュームに対して、登場人物が多すぎる(特に、松江側)ように感じ、あらすじを書くときにストーリーの軸を探したり、枝葉をカットするのに苦労し始めている当方が、「だんだん」の27回目の放送を見ましたよ。

めぐみ(三倉茉奈)の入学式には、継母・嘉子(鈴木砂羽)だけが出席することになり、めぐみのために密かにスーツを揃えてやることにした。しかし、めぐみが旅立った後の松江では、人々は意気消沈してしまい、どこか歯車が狂いつつある。
めぐみはスカウトマンの石橋(山口翔悟)と京都の神社を歩く。その姿を舞妓の涼乃(木村文乃)に目撃され、涼乃はのぞみが男とデートをしていたという噂を流す。置屋の女将(藤村志保)は、自分の行動によってのぞみに悪い噂が立つことがあるのだと、めぐみを叱責する。
祇園の人々の間にも小さな変化が起きていた。今まで家事を行っていなかった母・真喜子(石田ひかり)は、急に食事の支度を手伝うようになる。祖父(夏八木勲)は、めぐみの入学式用に立派な着物をあつらえてやる。のぞみ(三倉佳奈)は、自分が蚊帳の外に置かれているような気分になり面白くない。

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「七夜待(ななよまち)」河瀬直美・監督、長谷川京子・主演

去年のカンヌ映画祭で賞をとった『殯の森』(俺は嫌いじゃなかった)で一瞬話題になったが、それから1年以上たって、地元・奈良でも微妙に「ああ~、そんな人もいたねぇ」的な扱いになりかけているような、いないような、よーわかりませんが、河瀬直美監督(注)の新作『七夜待(ななよまち)』が11月1日あたりから、全国で公開されるそうだ。
:河瀬直美サイトの作品一覧で、「垂乳女」をクリックする場合は一呼吸置いたほうがいいぞ。ちょっとエロいサムネイルにひかれて、予告編を見ると落差にヤラれるぞ。テーマは深いんだろうなぁとは思うが、淡い下心が裏目に出ることだけは警告しておく。

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連ドラ「だんだん」 第26回 (10/28)

モズという鳥は漢字で「百舌」と書くそうだ。モズのさえずりはとても複雑であり、他の鳥や動物の鳴きまねが得意なところから、まるで舌が百枚あるように思えることに拠るらしい。二枚舌と言えば悪口だが、「君は百舌のようだね」という表現は褒め言葉になるんだろうかと考えてしまった当方が、「だんだん」の26回目の放送を見ましたよ。

めぐみ(三倉茉奈)は、新しい生活の初日を迎える。女将(藤村志保)は、祇園の作法を事細かに厳しくめぐみに躾ける。家族の再会をゆっくりと喜ぶ間もなく、置屋は「都をどり」の準備で忙しい。めぐみとのぞみ(三倉佳奈)は、夜中に時間を見つけ、二人でベランダから夜空を見上げる。その時、めぐみのケータイにスカウトマンの石橋(山口翔悟)から、デートに誘い出すメールが届く。本気で取り合わないめぐみと、一瞬表情を硬くするのぞみであった。

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連ドラ「だんだん」 第25回 (10/27)

モズ(百舌)という鳥は、獲物を木の枝先に刺す習性があるそうだ。刺したまま放置してしまい、食べ忘れることが多いと聞く。モズの生態にそれほど詳しいわけではないので、食べ忘れるというのが本当かどうか知らない当方が、「だんだん」の25回目の放送を見ましたよ。

めぐみ(三倉茉奈)は無事に京都の大学に合格した。祇園の置屋・花むらでは、真喜子(石田ひかり)が周囲を説得し、めぐみの下宿先として迎え入れる準備を万端整えた。めぐみは花むらの前で、ついに新しい生活のスタートラインに立った。

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三倉茉奈の「守ってあげたい」: NHK「だんだん」より

10月25日の「だんだん」の放送では、自分の進路希望を説得するために、主人公・めぐみが家族の前で松任谷由実の「守ってあげたい」を歌うシーンがあった。
すでに、YouTube にそのシーンが上がってた。

うむ。歌だけ聴くと、よいねぇ。
#ドラマのストーリーの中にはめると、シラケることは昨日書いた