少なくとも年賀状のやり取りくらいはする仲である山岸俊男さんの新著が出たらしい。
副題まで入れた書名は、『日本の「安心」はなぜ消えたのか: 社会心理学から見た現代日本の問題点』となっている。
10年以上前、某大学院入試の想定設問が「10年後の社会心理学はどうなっていると思うか述べよ」ではないかという予測が立てられ、それに対する模範解答が「No Future」なのではないかと揶揄半分・本気半分で言われていたり、いなかったりするわけだが。
10年経ってもちゃんと「社会心理学」という言葉なり、学問分野なり、本なりがきちんと残っていて、ほっとするやら、しないやら。
#なお「No Future」と言ったのが誰であるか、今でも鮮明に覚えている。
さて、同書はなにやら2/26に出たばっかりらしい。
こんな本が出たことを、本人はおろか、周りの人が誰も教えてくれなかったことをちょっと恨みつつ、みんなの記憶から消えてしまっているらしい自分のことを情けなく思いつつ、でももしかしたら発送に手間取っているだけで、数日したら著者進呈が来るかもしれないと密かな希望を抱きつつ、それすらも失念されているんだったら「関係者の誰か、それとなく耳に入れておいてくれよ」とかそっとつぶやきつつ、まぁ、ウダウダ言っても仕方ないから amazon で注文してしまった。