11月21日放送のフジテレビ『知りたがり!』で山瀬まみが紹介していたカキのオイル漬けの作成に挑戦する所存。
以下、テレビで見たレシピを記憶した当方が、キッチンに立って調理した模様をお送りする。
詳しいレシピはESSE 2012年 12月・1月合併号
に掲載されているそうなので、そちらをご参照いただきたい。
11月21日放送のフジテレビ『知りたがり!』で山瀬まみが紹介していたカキのオイル漬けの作成に挑戦する所存。
以下、テレビで見たレシピを記憶した当方が、キッチンに立って調理した模様をお送りする。
詳しいレシピはESSE 2012年 12月・1月合併号
に掲載されているそうなので、そちらをご参照いただきたい。
本日発売の『新春すてきな奥さん2012年版』の表紙が山瀬まみだと知って、「とてもめでたいことだ」と独りごちている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第44回目の放送を見ましたよ。
幼なじみの平吉(久野雅弘)の務める喫茶店に呼び出された糸子(尾野真千子)。大好きな善哉を機嫌よく食べながら、神戸のおじ(田中隆三)と川本(駿河太郎)が一緒にいる理由を尋ねた。
紡績会社の社長であるおじは、市場調査として小売店の視察に出向くことがある。偶然、ロイヤル紳士服店を訪問し、そこで川本に出会ったのだという。話をしているうちに昔雇っていた腕の良い洋裁職人の話になり、それが糸子のことであったという。その話の延長で、ふたり揃って糸子に会いに来たのだという。
自分をロイヤルに引き戻しに来たと勘違いした糸子は、きっぱりと断ろうとした。
話があらぬ方向に動き出したのを察した川本は、訪問の本当の理由を話しだそうとした。しかしその瞬間、おじが何やらコソコソと耳打ちして、川本を押し留めた。
結局、肝心な所は分からずじまいだったが、糸子はあまり気にしないことにした。
糸子が自宅の店で仕事をしていると、勘助(尾上寛之)と平吉がニヤニヤしながらやって来て、糸子が結婚するのだとはやし立てた。冷静に否定する糸子であったが、喫茶店に務める平吉は水面下の動きを全て把握していた。
平吉によれば、1週間ほど前に神戸のおじと善作(小林薫)が喫茶店で密会していたという。おじが川本のことを口頭で紹介し、好青年で家柄に問題もないと説明した。糸子のこともよく理解している男だという。そして、3人兄弟の長男にもかかわらず、小原家の婿養子になっても良いと言っていると強調した。
糸子の婿取りに、これ以上良い話はなかった。善作もいっぺんに糸子の結婚に乗り気になったのだという。
その話を聞いて、糸子は一気に腹を立てた。自分の知らないところで勝手に縁談が進められているのが気に入らなかったし、そもそも自分は結婚するつもりなど毛頭なかったからだ。強く否定したが、勘助の仕業により、糸子の結婚の噂は町中に広まってしまった。
糸子は腹立ちまぎれに、その日の夕食は自棄食いしようとした。しかし、祖母(正司照枝)から、おかわりするご飯はこれ以上ないと言われてしまった。糸子の商売がうまく行ってないので家計を切り詰めているのだという。
糸子は結婚話のことは一時忘れ、顧客獲得に専念することとした。
けれども、商売に好転に兆しは見えなかった。知り合いの店に置かせてもらったチラシもあまり減っている様子は見えない。当然、店を訪ねてくる者もほとんどいない。
糸子は、店構えにも問題があると考えた。看板こそ洋裁店のものを掲げているが、店の作りは呉服店そのままである。洋裁店らしさや華やかさが少しもなく、とても野暮ったく見えた。そこで、自らのこぎりを持ちだして、店を改造し始めた。簡易ショーウィンドウを作り、そこにマネキンを置いた。
もちろん、そうしたからといって、劇的な変化があったわけではなかった。
そんな時、吉田屋に出入りしている駒子(宮嶋麻衣)が奈津(栗山千明)を連れてやって来た。奈津は糸子の店をバカにした眼差しで見回すと、洋服を注文しに来たわけではない、呉服屋のままで野暮ったいなどとズケズケと物を言った。そして、奈津もやはり糸子の噂を聞いていた。結婚式を挙げるなら自分の店で行なえと一方的に言いつけると、さっさと帰ってしまった。
一人になると糸子は物思いにふけった。
最近は、珍しい2人組の取り合わせが多い。神戸のおじと善作、神戸のおじと川本、奈津と駒子。人というものは、案外知らない所で繋がっているものだとしみじみ思うのだった。
その頃、犬猿の仲だったはずの祖父(宝田明)と善作が車に同乗し、にこやかにどこかへ向かっていた。
お母さんという人たちは、どうして誰彼かまわずたくさん食べさせようとするのか。
僕がこれまでの生涯で「この人と結婚したい」と思った女性は4人いる。どれも成就しなかったから、アラフォーになった現在も独身なわけだが。
上手くいった試しがないとはいえ、必ずしも一人相撲ばかりだったわけではない。それなりに相手のご両親に会ったり、お家で食事をご馳走になったりといった経験がないわけではない。
2番目に結婚したいと思った女性の家に招待されたときは、すき焼きをご馳走になった。すき焼きといえば関西風(割り下を使わずに最初に肉を焼く)、関東風(割り下で野菜や肉を最初から煮込む)といった違いがあることも有名だが、その家でご馳走になったすき焼きに僕はちょっと驚いた。ていうか、すき焼き自体は通常の関東風だったわけだが。
なんと、その家のすき焼きの食卓では味噌汁も出された。鍋物と一緒に味噌汁をいただくという習慣があるとは、それまで想像すらしたことがなかったので、僕はたいそう面食らった。しかし、初めて招待していただいたお宅で、出された食事に怪訝な表情を浮かべるのも良くないだろうと思い、ごく自然な表情をつくろってその味噌汁を頂いた。
味噌汁の具は様々なキノコのごった煮状態だった。あまりの具だくさんキノコに、「もうこれだけですき焼きいらないんじゃね?」というほどのボリュームだった。すき焼きを存分に味わおうと思い、キノコの味噌汁を真っ先にやっつけた。その様子を見たお母さんは僕がよっぽどキノコの味噌汁を気にいったと思ったのか、すぐに味噌汁のおかわりをついでくれた。
お母さんという人は、とにかくいっぱい食べさせようとする人だ。
3番目に結婚したいと思った女性のお母さんは、仕事をしていてそれなりに忙しい人だった。仕事が終わって疲れて帰ってきたのに、僕のためにごはんを作ってくれた。手間を省いて、手早く簡素な料理だったけれど、十分美味しかった。香ばしく焼かれた塩鮭が美味しかった。それだけでご飯がずいずい進んだ。
さらに嬉しかったのは、有名メーカーかねふくの明太子を大量に出してくれたことだ。それまで明太子をあまり食べたことのなかった僕だったのだけれど、その明太子がとても美味しくて遠慮無くバクバク食べた。ますますご飯が進んだ。どんどん食えといって、ご飯を何度もおかわりさせてくれたし、惜しむことなく明太子をバンバン食べさせてくれた。腹がはち切れんばかりに飯を食った。
お母さんという人は、まさしくいっぱい食べさせようとする人だ。
4番目に結婚したいと思った女性のお母さんとは、一度お会いして会釈をしたことがある。それだけだ。特に記することはない。生きていれば、まあそういうこともある。
ただ、その4番目に結婚したいと思った女性から話を聞いた限り、彼女のお母さんもやっぱりいっぱい食べさせようとする人だったらしい。
以上、僕が結婚したいと思った4人の女性のうち、3人のお母さんのエピソードを紹介した。
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1986年公開の映画『天空の城ラピュタ』が名作の誉れ高いことは知っていた。けれども、僕はこれまでラピュタのことが好きではなかった。
その理由は、ハイダーの「バランス理論」を援用して説明できる。
バランス理論の簡単な説明は次のとおりである。
僕たちは、いろいろな理由によって他人や物事を好きになったり嫌いになったりする。そのときのプロセスの法則の一つだと言われている。
この理論では、物事の好き嫌いに関して3者関係を想定する。「自分」、「相手」、「何か」である。その3つの間の関係をプラスとマイナスで表すものとする。好意を抱いている関係をプラス、嫌いな物をマイナスとする。たとえば、僕は山瀬まみが好きなので「自分-相手(山瀬まみ)」の関係をプラスとする。僕は黒ビールが嫌い(その理由は割愛する)なので「自分-何か(黒ビール)」の関係をマイナスとするわけである。
3者関係のそれぞれにプラスとマイナスの記号を付ける。ここで中学校で習う「マイナスの掛け算」の知識を動員する。つまり、プラスとプラス、および、マイナスとマイナスの積はプラスになる。一方、プラスとマイナスを掛け合わせた積はマイナスになる。この定義に従い、3つの関係のプラスとマイナスの記号を掛け算する。3者関係の掛け算の積がプラスの時には安定し、マイナスの時には不安定となると考えられる。上の図の左側を見ると、プラス×プラス×マイナス で積がマイナスとなる。この状態は不安定である。
不安定な時、人は積がプラスとなるよう態度を変えると考えられている。図の右側のように、それまで嫌いだった何かを好きになる(右上)か、それまで好きだった相手を嫌いになる(右下)だろうと考えるのだ。
この理論を当てはめれば、僕のラピュタ嫌いが説明できる。
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当方の生き別れの飼い猫・あるにゃんが、FELISSIMOの日めくりカレンダー「まいにちにゃんこ2012」に採用されたことは以前にお伝えした通り。
あるにゃん写真の掲載日は縁起の良いことに、山瀬まみ誕生日イヴ(10月1日)に決まった。
写真を応募してくれたのはあるにゃんの里親さんだ。ひじょうにありがたい。
さらにありがたいことに、里親さんがカレンダーの現物をいくつか提供してくれた。
そんなわけで、当ブログの読者2名様にプレゼントしようと思います。
以下の応募要項にしたがって、どしどしとご応募ください。
締め切り: 2011年11月30日 23:59:59
【応募の決まり】
1. フォト575 を考え、それを添えて応募しなればなりません。
フォト575 とは、1枚の写真に川柳や俳句(五七五)を付けるものです。元ネタはNHKの番組『カシャッと一句!フォト575』です。同番組のウェブサイトにサンプルがあります。
2. 句を付ける写真は2つの部門があります。いずれかを選んでください。
A. 「あるにゃん部門」
ブログ『あるむのママになった私の独り言』に掲載された写真の中から、どれか1枚を選び、その写真に句を付ける部門です。
このブログは、今年の春以降、あるにゃんの写真が毎日1枚ずつ掲載されています。当方と生き別れになったあるにゃんの毎日の様子がわかるようになっています。
そんなあるにゃんの写真に、グッとくる句を付けてください。
B. 「自由写真部門」
応募者が自由に撮影した写真に句を付けて応募する部門です。
日々の生活の中であなたがグッと来た風景や事物に、グッと来る句を付けて応募してください。
なお、原則としてご自身で撮影した写真に限ります。
3. 応募はメール、twitter、facebook、自分のblog等々、なんでもOK。
僕が応募作品を確認できるならば、どんな手段でもいいです。
なお、メールに写真を添付して応募してくださるのがありがたいと言えばありがたいです。僕の方で整理しやすいですし、応募者もライバルに手の内が知られずに済むというメリットがあります。
#メール以外で応募したからといって、審査で不利になることはありません。
お一人様何回でも応募できます。同じ写真に別の句を付けても良いです。けれども、同じ句を別の写真に付けるのは禁止します。
4. 当選者の決定と賞品の発送
締め切り(2011年11月30日 23:59:59)後、速やかに当方が審査します。「あるにゃん部門」と「自由写真部門」のそれぞれについて優勝者1名ずつを決定します。
審査の基準は、当方がグッと来るかどうかです。「グッと来る」というのがどういう状態かは自分でもよくわかりませんが、笑えるとか感動するとか感心するとか、まぁそういった類のことです。
さらに、応募者全員(複数応募の人はそれだけチャンスが増える)の中から抽選で1名に「残念賞」として、サントリー ザ・プレミアム・モルツのオマケでついてきた竹内結子の卓上カレンダーを差し上げます。上の写真に一緒に写っているカレンダーです。「残念賞いらない」と言ってもダメです。僕もこのカレンダーいらない。
当選者が決まったら、あらためてその人に賞品の送付先住所をお聞きします。送料は当方で負担します。
以上。
本ドラマのまとめシリーズが終わったら、次は『新婚さんいらっしゃい!』について「桂三枝が椅子から転げ落ちた一問一答」を毎週まとめる(付録として、山瀬まみが三枝師匠に「ちょっとぉ!」と突っ込んだ回数もカウントする)のもアリだなと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第25回目の放送を見ましたよ。
東京の百貨店の火災が発生し、和服の女性従業員が死傷した。それを契機に洋服の制服を求める声が一部からあがった。それを知った糸子(尾野真千子)は、自分の作った洋服を持って心斎橋百貨店へ向かった。
まずは女性従業員の制服を観察し、全員が和服に前掛けという姿であることを確認した。続いて、そういった女性のうちの一人(辻本瑞貴)に声をかけ、店の支配人の所へ案内してもらった。
支配人の花村(國村隼)に会うことに成功した糸子であったが、ほとんど相手にしてもらえなかった。
花村も洋装の制服が、動きやすく衛生的、かつ先進的であることを認めている。しかし、どこの馬の骨とも知れないような、ましてや、まだ年端も行かない少女である糸子に制服を任せるわけにはいかないとはっきり断るのだった。制服は店の顔であり、もっと実績と信用のある相手に依頼すると言って糸子を追い返した。
去り際、糸子はせめて1つだけ質問に答えてくれるよう頼んだ。新しい制服に大事なことは何かと尋ねたところ、花村は「デザイン」だと教えてくれた。それを聞いた糸子は素直に帰っていった。
しかし、その答えを聞いた糸子は俄然やる気になっていた。
ファッションに詳しい八重子(田丸麻紀)の雑誌や切り抜きを研究し、勘助(尾上寛之)の助けも借りて、制服に良さそうな衣装の例を見つけた。その写真に写っていた洋服は、品が良くて誰にでも似合いそうに思えた。
その写真を手本に、夜遅くまでかかって10枚のデザイン画を描き上げた。翌朝一番で再び心斎橋百貨店に向かった。
しかし、店では糸子を支配人の所に取り次いではくれなかった。昨日の顛末で案内役の従業員が叱られてしまったのだ。しかし、そんな事で引き下がる糸子ではなかった。自分が行くことのできないのならばと、花村がやって来るのを店内でじっと待った。ずいぶん待った後、花村が店内の巡視にやってきた。それをすぐに捕まえた。
花村は追い返そうとするが、糸子の剣幕におされて、適当に1-2枚のデザイン画を見たら、それ以上相手にしなかった。あまりに平凡で見るべき所がないというのだ。10人中9人までが考えそうなデザインだ、そんなものを店の顔にはできないと言って立ち去って。
料理やインテリアなど家庭的ご婦人キャラで売っている山瀬まみであり、衣料品コラボもしているけれど、彼女が裁縫DIYネタをあまりしないのはどういうわけだろうかと考え始めた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第23回目の放送を見ましたよ。
根岸(財前直見)による個人レッスンがいよいよ始まった。
糸子(尾野真千子)に最初に与えられた課題は、自分で洋服を着てみる事だった。糸子は、洋服に一度も袖を通したことがないと言って嫌がるが、根岸はそれだからこそ着てみなくてはならないとピシャリと言った。
糸子は見よう見まねでワンピースを来た。そのワンピースは、根岸が着ているものと色が違うだけで、全く同じデザインだった。それにもかかわらず、糸子が着ると野暮ったく、全く似合っていなかった。糸子は落ち込み始めた。
次に根岸が与えた課題は、どうして似合わないのか自分で原因を見つけるというものだった。糸子は、自分が生まれつき足の短いせいだと思った。それに対して、根岸はもう一度ふたりを見比べるよう指示した。すると、ウェストの位置が違うことに気付いた。ベルトを高い位置で締め直すと見違えるように足が長くなった。さらに、ヒールの高い靴を履かせてもらったら、もっと足が長くなった。
糸子は少し嬉しくなってきた。
次のレッスンは、洋服で街を歩くことだった。糸子はとても恥ずかしく、背中を丸め、根岸の後ろにトボトボと付いていくのがやっとだった。
その時、根岸が少し話題を変えて、糸子に好きな花を尋ねた。糸子はカーネーションが好きだという。カーネーションはカビが生えるまで堂々と咲き、簡単にはしおれない。根性がある花だから一番好きなのだと答えた。
すると根岸は、自分がカーネーションになったつもりで歩け、自分に花を咲かせて歩けと命じた。洋服を着て、胸を張って歩くことが一番大切なことであり、それこそ自分の使命だと肝に銘じるよう指示した。
ふたりは、心斎橋まで足を伸ばした。そこで、糸子は発見があった。これまでとは違う種類の人々と目が合うこと、頻繁に人に声をかけられること、自分が鏡ばかり気にすること。
けれども、やはり洋服で出歩くことは、とてもくたびれた。カフェで休憩することになった途端、姿勢を崩して座り込んだ。しかし、そういう態度を根岸は許してくれなかった。常に立ち居振る舞いを美しくするよう注意した。
カフェでは、洋服を着る側ではなく、作る側の心構えを教えてもらった。
洋服を着て歩くことは、誰しも(根岸でさえ)疲れて緊張するものである。そういった感情を取り除き、着る人が自信を持つことのできる洋服を作ることが肝心なのだと教授した。洋服は人々に品格と誇りを与えてくれる。そして、品格と誇りを得て初めて、人は夢や希望を持てるようになる。それを手助けするのが作り手の役目だと説いた。
岸和田に戻ってくると、道の向こうから泰蔵(須賀貴匡)がやってくるのを見つけた。知り合いに見られるのが恥ずかしい糸子は、思わず根岸の後ろに隠れてしまった。その様子に気付いた根岸は、糸子の背中を押して泰蔵に引き会わせるようにした。
意を決した糸子は、ピンと背筋を伸ばし、颯爽と歩き始めた。泰蔵に対して優雅に会釈だけすると、軽快に歩き去った。泰蔵は言葉も発せず見とれた。その一瞬で、糸子は洋服の振る舞いを会得したようだった。
ただし、糸子がその日学んだ最大のことは、やはり和服が一番楽だということだった。
そして、根岸と一緒に小原家の夕食が始まった。
母・千代(麻生祐未)は、根岸をもてなすためにカツレツを作ってみたが、加減がわからずにひどく焦がしてしまった。根岸は表情を変えずにそれを口にしたが、すぐにむせてしまった。。
見兼ねた祖母・ハル(正司照枝)は、自分が作ったイワシの煮付けを差し出した。善作以外は誰も食べようとしない田舎料理であったが、半分根岸を試すつもりでもあったのだ。根岸は、そのイワシを心の底から美味しそうに食べた。おかげで、それまで根岸のことを毛嫌いしていた祖母も機嫌が直り、彼女のことを見なおした。
根岸に追いつくため、なんでも彼女の真似をしようと思う糸子はカツレツを食べた。しかし、とても不味かった。今まで食わず嫌いだったイワシの煮付けも、今度から食べてみようと思うのだった。
カメラを二度睨むところが俺のツボ。パンツ自体にはあんまり興味がない。
昨日はいつもより1時間早く家を出たら、ちょうど高校生の登校時間で、ミニスカ自転車の女子高生の白くて健康的な太ももが眩しいなぁとニヤニヤしていたら、スカートがめくれて白地に水玉模様のパンツが見えるという行幸に巡りあい、これから毎日この時間に出勤しようと思った矢先、立て続けに3人のパンチラを目撃し、その途端、なんかもういいわ・・・という気になって萎えてしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第14回目の放送を見ましたよ。
パッチ店での1日目、糸子(尾野真千子)は夕食に遅れて帰ってきた。仕事のことを聞かれて、糸子はとても楽しかったと明るく話した。しかし、それは家族を心配させないための嘘だった。部屋で一人になると落ち込んだ。雑用ばかりで、ミシンを使わせてもらえるまで10年もかかると言われ、その先の長さに挫けてしまいそうだった。
家族の方も、糸子の嘘にうすうす気付いていた。家族に勘づかれたことを、糸子自身も気付いていた。母(麻生祐未)や祖母(正司照枝)が何かと気を使ってくれた。彼女らの優しさをありがたく思いつつも、本当のことは言い出せないままだった。
パッチ店では失敗続きで、先輩職人に一日中怒られてばかりだった。もちろん裁縫をさせてもらえるはずもなかった。ミシンに触れるために女学校を辞めたはずなのに、かえってミシンが遠ざかっていくように感じた。
できることなら女学校の友だちに会いたい。そう思った瞬間、奈津(栗山千明)パッチ店を覗きに来た。
若くて美人の奈津は、職人たちにちやほやされた。職人たちは奈津にミシンを体験させ、しきりに上手だと褒めたたえた。それは、糸子が初めて店に来た時におだてられたのと全く同じ光景だった。糸子は、店の者たちの常套手段を面白くなく眺めていた。
日も暮れて、糸子が帰ろうとすると、店の前で奈津が待っていた。奈津は、大工の泰蔵(須賀貴匡)が結婚するという噂をもたらした。泰蔵の家とは親しく付き合っている糸子であったが、それは初耳だった。
すると、奈津は突然感情を爆発させ、泰蔵に結婚して欲しくないと言い出すのだった。聞けば、奈津は泰蔵のことをずっと好きだったのだという。しかし、糸子の見立てでは、泰蔵は奈津の存在すら知らない、奈津がどんなに頑張っても泰蔵が振り向いてくれることはないというものだった。
それでも奈津は引き下がらず、自分が大きくなって、もっと綺麗になったら泰蔵は必ず振り向くはずだから、それまで結婚しないよう言って欲しいと頼んできた。そのあまりにバカバカしい言い草に、糸子はおかしくなって笑いとばした。奈津は気分を害してさっさと帰ってしまったが、糸子は久しぶりに女学生に戻った気がして、仕事の辛さを少しだけ忘れることができた。
ある朝、糸子は風邪をひいてしまった。家族には仕事を休むように言われたが、糸子は無理をして出勤した。いつも通りに誰よりも早く店に出て、掃除などの準備をしていた。やってきた先輩職人の岡村(河野智宏)は糸子の体調が悪そうなのに気づくと、家に帰れと言った。糸子はいてもいなくても同じどころか、いない方が仕事も捗る、下手に風邪でも移されたら迷惑だと言って追い返すのだった。
反論できない糸子は、そのまま帰った。しかし、途中の道で悔しくなって泣き崩れた。店を辞めると言って、一人で泣き続けた。
この番組は知らなかったし、当然この時の山瀬まみも初めて見る。
現在の「そつなく優等生的なアシスタント」的山瀬まみじゃなくて、軽い毒舌で正直に喋ってた時代の山瀬まみ。こういうズバズバ喋ってる頃の山瀬まみが特に好きな当方。メイクや衣装も、現在の山瀬まみよりもアダルトな感じで良いですな。