HDDレコーダーの修理で死ぬかと思った

自宅HDDレコーダー(東芝 RD-XD71)のDVDドライブが壊れた。
このレコーダーの中には、山瀬まみ徹子の部屋に出演した時の放送や、当方の大好きな朝ドラ『カーネーション』のラスト2週など、貴重な映像が保管されている。

『カーネーション』などは全話DVDに焼いて永久保存にする予定だったのだが、ちょうど3月下旬にDVDドライブが壊れてしまった。それ以来、HDDの中から移すことができない。本体が壊れてしまったら、『カーネーション』も山瀬まみも失われてしまう。

修理に出すことも考えたのだが、10月から始まった『純と愛』のまとめ記事を書くためにHDDのレコーダーは手放せない。毎朝まとめ記事を書くのに、録画映像を見返したりするからだ。

仕方ないので、ネットオークションで同型機を落札した。商品代金と送料、手数料などを合わせると5000円くらいの出費だ。
先日電器店に偵察に行ったら、ブルーレイ搭載のレコーダーでも最安のものなら2万円くらいで買えるようだ。7年くらい前のモデルの修理に、最安ブルーレイレコーダーの4分の1もの金額がかかるのは悔しいが、俺にとって山瀬まみはプライスレスだ。あのかわいい山瀬まみをDVDに保存できるなら、5000円など安いものだ。

本日、オークションで落札した同型レコーダーが到着したので、早速換装することにした。

やっとります。入れ替えております。


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NHK『純と愛』第3回

オバQ的なものといえば、『のび太の人類補完計画』第8話のラストにクソ笑った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』の第3回めの放送を見ましたよ。

* * *

第1週「まほうのくに」

純(夏菜)はビジネスホテルのベッドで目を覚ました。オオサキプラザホテルの採用面接で失敗したことにショックを受け、リクルートスーツのまま倒れるように眠りこけていた。
採用ならば今日までに電話がかかってくることになっている。しかし、一向に電話は鳴らず、望みが薄いことに落ち込んでいる。
客室の窓を開けると、大阪城の淀んだ堀が目の前に見えた。宮古島の青い海を思い出し、ホームシックにかかるのだった。

携帯電話が鳴った。
喜び勇んで出てみたが、それは実家の母(森下愛子)からだった。面接の首尾を聞かれ、純は強がりを言い、成功したと答えた。しかし、失敗したことはすぐに母に見抜かれた。電話口で父(武田鉄矢)は宮古島に帰ってきても一切面倒は見ないと喚いている。純も、絶対に父の世話になどならないと喧嘩腰で答えるのだった。

他にすることもない純は、有り金を全てつぎ込んでオオサキプラザホテルに宿泊してみることにした。就職活動の記念という意味合いもあったが、失礼な面接官に対する八つ当たりの意味の方が強かった。
ドアボーイの接客態度や客室設備、サービスの終了時刻、ホテル内の案内掲示など、少しの間に多くのアラが見つかった。純の理想とするホテルとは程遠く、いらだちはますます高まった。

そうやってホテルの中をうろついていると、客室フロアで怪しい男(風間俊介)に出くわした。昨日、純につきまとった不気味な男である。
男は、このホテルに滞在していれば純に再会できると思い、そうしていたという。恐ろしくなった純は一目散に逃げ出すが、男は執拗に追いかけてきた。

やっとのことで男をまいた純。ほっと一息つくと、階段を登るのに難儀している老婆(川本美由紀)に気がついた。声をかけてみると、結婚式場に行きたいのだが迷ってしまったのだという。純は足の悪いという彼女を背中に負い、式場まで親切に案内してやった。

やっとのことで結婚式場に到着すると、どこからともなく例の怪しい男が表れた。
男は乱暴に老婆の腕を掴むと、財布を返せと凄むのだった。
その老婆はスリ師だったのだ。正体がばれるや否や、信じられないスピードで走って逃げた。リュックに財布のないことを確認した純は、慌てて追いかけたが中々追いつかない。しまいには、純は登り階段で躓いて転げ落ちてしまった。
逃げきれると安心した老スリ師は、そこで純の財布の中身を確認した。金のほとんど入っていないことを知ると、バカにしたように財布を投げて返し、そのまま姿をくらました。

純は腹立たしさと悔しさと悲しさでいっぱいだった。
内定通知はまだ来ない。せっかく親切にしたのに騙されて財布をスられた。挙句に、転んで足を捻挫した。

例の怪しい男が、捻挫の手当をしてくれた。意気消沈し、足まで挫いてしまったので彼から逃げることもできず、されるがままにしていた。
ふと、この怪しい男に、優しかった亡き祖父(平良進)の姿が重なった。どうしてそう思ったのか、純にもわからなかった。

純は、彼がスリを見抜いた理由を尋ねてみた。
男は困ったような表情をし、言いにくそうにしていた。純が待っていると、彼はポツリポツリと話し始めた。

彼には人の本性が見えるのだという。見ただけで、その人が隠している裏の顔までが見えるのだという。
先の老スリ師は、純に背負われた途端、目が釣り上がり、下品な顔で舌なめずりしたのだという。それでスリ師の本性を見抜いたのだという。さらに、彼女が若い頃にひどい目に遭ってきたという過去までわかってしまったという。

純には、彼の言っていることがにわかには信じがたかった。

もっと詳しく話を聞こうとした矢先、オオサキプラザホテルの人事部から電話がかかってきた。純の採用が決まった。

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NHK『純と愛』第2回

昨日のまとめ記事で「宝塚のオバQ」と言った際、頭に浮かんでいたのは『機動戦士のんちゃん』(YouTubeで見る)に出てくるQちゃんのことであって、藤子不二雄のオリジナルではなかったことに思い至った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』の第2回めの放送を見ましたよ。

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第1週「まほうのくに」

純(夏菜)は大阪のオオサキプラザホテルの前にいた。これまでの就職活動はことごとく失敗し、もうこのホテル以外に望みはなかった。今日の最終面接にかける気合は十分であった。

面接会場であるオオサキプラザホテルに入ろうとした時、人ごみの中をよそ見しながら歩いてくる男(風間俊介)とぶつかり、純は転んでしまった。
男は純の顔をじっと見た。勝気な純は睨み返してたしなめるが、男は目をそらそうとはしなかった。
「初めてだったから、つい・・・」
などと不可解なことを言うばかりであった。
やっと男は去って行ったが、少し離れた所に立ち止まり、再び純のことを凝視した。薄気味悪くなった純は足早に離れてホテルへ向かった。

最終面接は、志望者5人の集団面接だった。面接官はホテルの重役らしい5人であった。
それまで順調に面接は進んでいたが、純の前の志望者(黒木華)が話している時に、いきなり面接官・米田(矢島健一)の携帯電話がけたたましく鳴った。さらに別の面接官・露木(や乃えいじ)が遠慮のない大きなくしゃみをした。そのせいで彼女は動揺してしまい、言いたいことがほとんど言えずに終わってしまった。純は彼女のことを少々気の毒に思ったが、この場では情けをかけるわけにはいかなかった。

続いて、純の番である。
志望動機を聞かれるや否や、単刀直入に
「社長になりたいから」
と高らかに言い放った。その一言に場が凍りついた。

しかし、そんな純に興味を持った者が一人だけいた。
その男(舘ひろし)は面接官の後ろに控えて座っていた。彼は社長になってどうするつもりかと尋ねた。
純の答えは「魔法の国」を作りたいというものだった。宿泊客が笑顔になって帰るホテルを作りたいというのだ。そのための秘訣は、経営者の愛が溢れていることであり、自分がそうしたいというのだ。

純は自分の祖父(平良進)が作ったホテルのことを話した。元々は自動車整備工場を経営していたのだが、祖母が不治の病にかかった時にホテルを作った。それまでは仕事が忙しくてろくに旅行に連れ出すこともできなかった反省から、そこにいるだけで世界中を旅している気分になれるようなホテルを作りたかったのだという。
そこには、祖父の祖母に対する愛が溢れていたのだという。それが純の理想なのだ。

その時、再び米田の携帯電話が鳴った。遠慮することなくメールを読んではニヤニヤしている。露木も二度目の大くしゃみをした。まったく悪びれるところがなかった。
純は腸が煮えくり返った。しかし、他に就職できるあてがないので我慢しようとした。

しかし、できなかった。
携帯電話やくしゃみのことを純は激しい口調で避難した。そのせいでペースを乱された別の志望者のことを弁護した。司会役の面接官・中津(志賀廣太郎)にやんわりとたしなめられるが、純の勢いは止まらなかった。
中津が「時間がないので穏便に」と言ったその一言でますます激昂した。

志望者側は、この短い時間に自分の一生をかけている。その瞬間を良い物にしたいと願っている。それを台無しにしたのは、面接官側であると食ってかかった。
そもそも、ホテルの理念は短い滞在期間で客を満足させるというものだ。相手との短い時間の交流を大事にしないことは、ホテルで働く者として失格である。重役がこのような体たらくでは、このホテルは遅かれ早かれ潰れてしまう。
そう啖呵を切った。

面接は終わった。もうオオサキプラザホテルへの就職は叶いそうにない。

広場で落ち込んでいると、面接前にぶつかった男がまだそこにいた。そして、じっと純のことを見つめている。気味悪く思った純は慌てて立ち去るが、男はずっと追いかけてきた。慣れないヒールで転んだ拍子に男に追いつかれてしまった。

男は、純の顔をまじまじと見つめ、
「どうしてももう一度確かめたくて。でも、それがなんなのか、説明してもわかってもらえないと思う。」
などと、意味不明なことを言うばかりであった。

純の怒りは頂点に達した。
失礼な面接官に対する怒り、面接で自重することのできなかった自分自身への怒り。そこへ、この不気味な男への怒りが加わった。
今にも暴れだしそうだと言って、男に警告した。しかし、彼はなかなか立ち去ろうとしない。

焦れた純は自ら立ち去った。
純の背中に対して、男は
「あなたはそのままでいてください。ずっと、そのままでいてください。お願いします」
などと、ますます意味不明なことを言うのであった。

純は混乱した。

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NHK『純と愛』第1回

彼女に恨みは全くないのだけれど「げっそり痩せたオバケのQ太郎が宝塚歌劇の男役として登場したような感じだ」などといきなりdisってしまう当方が、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1週「まほうのくに」

那覇に住む大学3年生の狩野純(夏菜)は、久しぶりに実家のある宮古島(Google mapsで場所を確認)に帰ってきた。
就職活動シーズンが始まる前に、純は自分の進路についてある決意をしていた。彼女は、自分の実家のホテルを継ごうと思っているのだ。

実家のホテル・サザンアイランドは、母方の祖父・真栄田弘治(平良進)が開いたホテルだ。10年前、大阪で仕事を失った父・善行(武田鉄矢)は逃げるように宮古島にやって来て、母・晴海(森下愛子)の実家に一家で世話になることになったのだ。
当時幼かった純(安養寺可蓮)は、初めてホテルを見た時のことをよく覚えている。まるで「魔法の国」だと思ったのだ。一歩建物に入ると、全てのものが輝いて見えた。どんなにふさぎ込んでやって来た宿泊客であっても、祖父のもてなしを受け、帰る頃には満面の笑みになっていた。それがまるで魔法のようで、純は大いなる憧れを抱いていたのだ。
ロビーの中央には昔ながらのジュークボックスがあり、それがひときわ光り輝いていた。

しかし、祖父が亡くなった後、父が跡を継ぐやホテルはすっかり様変わりしてしまった。
建物の中は薄暗く、辛気臭い。宿泊客はどこか憮然とした表情で帰って行く。それを送り出す父もまったくやる気がない。
その現状を知っている純であったが、目のあたりにすると、ますますやり切れない思いになった。憧れの「魔法の国」はもう存在していなかった。ジュークボックスはもう壊れて動かない。

純は祖父の言葉を思い出していた。
「人の運命なんて最初から決まっていない。人生の一つ一つの選択が運命になる。」
その言葉を胸に秘め、純は父に直談判するのだった。

純はホテルを継ぎたいと申し出た。「ホテル・サザンアイランド再生計画」という手書きのノートを携え、自分なりの経営方針を披露した。しかし、父・善行はノートを数ページめくっただけで、それを放り投げてしまった。
そもそも純と折り合いの悪い善行は、ホテルの経営がうまくいかないのは自分のせいではないと責任転嫁した。地元の連中が観光客へのもてなし方やインフラの整備を進めないのが原因であって、自分はそのわりを食っているだけだと言い訳した。今のやり方を変えるつもりは全くない様子だった。その上、ホテルは長男の正(速水もこみち)に継がせるつもりであり、純がその下で指示に従うなら雇ってやってもいいと居丈高に言った。

父と純のやり取りを、他の家族は聞こえないふりをするばかりだった。跡取りとして指名された兄・正は、積極的な意思は見せなかったが、他にすることもないので受け入れるという風だった。大学を2浪中の弟・剛(渡部秀)は自分の飯を食うのに熱心で、やり取りを全く聞いていなかった。
母は心配して成り行きを見守っていたが、表立って純を援助する立場にはなかった。

ついに純は喧嘩腰になった。
祖父の遺したホテルがダメになるのを見ていられない、やる気のない善行が全てをダメにしているのだとはっきりと言ってしまった。
その言葉に善行は激昂した。二度と家の敷居を跨ぐなと言い捨て、純を追い出してしまった。
失望した純は父に見切りをつけた。
「うちよりデカいホテルの社長になってやる」
と啖呵を切り、家を出ていった。

外まで追いかけてきた母・晴海(森下愛子)であったが、純を引き止めることはしなかった。そのかわり、自分の気持ちを代弁してくれたと感謝した。晴海も祖父の作り上げた「魔法の国」が消滅したことを苦々しく思っていたのだ。
母が同じ気持ちでいることがわかって安心したものの、純は悔しくてならなかった。半べそをかきながら、一度も振り返ることなく家を去った。そして、二度と宮古島には帰ってこないことを決意した。

そして半年が経った。
本格的に就職活動が始まり、純は大阪にいた。オオサキプラザホテルという大阪でも一二を争う大きなホテルの就職面接を受けに来たのだ。

会場に入ろうとした時、人ごみの中でよそ見をしながら歩いている男(風間俊介)とぶつかって、純は転んでしまった。

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あるにゃんカレンダー

フェリシモ猫部 http://www.felissimo.info/neko/index.htmlのトップページにあるにゃん登場。
FELISSIMOから発売されている猫写真の日めくり「まいにちにゃんこ」の10月1日にあるにゃんの写真が採用されており、それがそのまま掲載されています。

10月1日はあるむの日

なお、「まいにちにゃんこ2013」にもあるにゃんの採用が決まったようです。めでたい。

こちらも一緒に。
あるむの日(あるむのママになった私の独り言)

義経と弁慶(交通科学博物館と鉄道博物館の蒸気機関車)

昨日、さいたま市の鉄道博物館へ行ってきた。

車両展示場の中に「辨慶」という蒸気機関車が展示されていた。


これを見た瞬間にピンときた。相棒の「義経」は大阪市の交通科学博物館に展示されている。


そんなわけで、判官びいきが高じて義経&弁慶が好きになりすぎた人や、北海道の開拓時代に活躍した蒸気機関車をリスペクトしたい人は大阪と埼玉の両博物館をハシゴすべきです。
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立ってるワニ

当方の大好きな漫画、サライネス『誰も寝てはならぬ』の3巻(2005)p.61に以下のような記述がある。

立っている偽物のワニ(『誰も寝てはならぬ』3巻)

ハルキという登場人物が、ワニのマークで有名な LACOSTE の偽物の服を持っていたという話である。
なお、右のコマは「交尾しているワニ」というネタである。

本当にそんなもんあるのかよ?と思っていたのだが、本当にあった。
しかも、別の漫画に。

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NHK朝ドラ関連ネタ3つ

【『おひさま』10月より再放送開始】
2012年10月のBSプレミアム番組表(PDF)を見たところ、『おひさま』の再放送が始まるようです。
現在(2012年4月-9月)は『ゲゲゲの女房』が再放送されている7:15-7:30の枠です。

しかも驚くべきことに、『おひさま』は7:15に加えて、19:00からも放送されるという。なんと1日2回。
名作と呼ばれる『ゲゲゲの女房』ですら1日1回だけだったのに、2回もやるとは。

2012年10月BSプレミアム番組表の一部

ていうか、『おひさま』は(以下自粛)。

なお、昨日、『おひさま』の舞台である長野県安曇野市までドライブしてきた当方ですが、その時は再放送のことを知りませんでした。


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俺の体調不良7日間戦争は、まあまあかわいい看護婦さんの生太ももを戦利品として終結の兆しを見せはじめていると信じたい

【1日目】
先週火曜日夜、38.2度の熱が出た。
数日前から肩と腰が凝っているなぁとは思っていた。軽い風邪かもしれないとは思ったのだが、鼻水もくしゃみも咳も出ないし、喉は痛くないし、寒気もしないので、風邪ってほどでもないかもしれないな、と思っていた。

しかし、この熱だ。念のため風邪に効くという漢方薬を飲んで寝た。
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FMぐんまラジオ特別授業2012 Vol.1 みうらじゅん

2012年9月9日(日)14:00-16:00に群馬県前橋市群馬会館で行われた、『FMぐんまラジオ特別授業2012 Vol.1 みうらじゅん特別授業』の公開録音に参加してきた。
収録の模様は、9月16日(前編)、23日(後編)の13:00-13:55にFMぐんまで放送されるという。群馬県にお住まいの方は要チェック!

入り口の案内。入場は無料抽選の当選者のみ。僕は、当選した群馬在住の知人に連れて行ってもらった。

トークは、司会の川上直子のもと、みうらじゅんが受け答えをするという形式で進行。しかし、みうらじゅんがマイペースで話すものだから予定通りに進まず、司会が終始焦るという展開だった。
そのため、みうらじゅんの軽妙なトークと司会の慌てぶりを眺めるという趣向のトークショーとなった。
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