アサガオのサービス残業

10月のアサガオ

 もう10月も下旬だというのに、うちのアサガオはまだ花を咲かせている。残業だ。
 ちょうど1ヶ月前、9月下旬に水をやったっきり、まったく世話をしていなかった。給料ももらえずに残業しているのだから、サービス残業だ。当局から指導が入らないか不安である。

続きを読む

元喜神: 天スタ押熊店跡地

 当方は、一度気に入ると、そればかりに執着する傾向にある。
 山瀬まみの大ファンを20年以上続けていることは有名だし、月に2回以上は大阪まで車を飛ばしてマジックスパイスなにわ店に通っている。東海林さだおのエッセイが気に入ったとなれば読みまくるし、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」が面白いとなれば全話のあらすじを書き起こした

 そんな性向の僕は、天理スタミナラーメン押熊店にハマっていた。少なくとも週に1回、多いときには3日連続で通ったこともある。天スタを食べるときには、頻繁に twitter へ写真を投稿するなどしていた。

 あまりに天スタばかり食べているので、twitter で僕の行動を知った人達からは
「そんなにラーメンばかり食べていて、体を壊さないか心配だ」
と言われたりした。
 僕は気ままな一人暮らしをエンジョイしているが、たまには人に心配されたいな、なんて思うこともある。ラーメンばかり食べていることを、社交辞令かもしれないが、女の子たちに心配されるとちょっと嬉しかった。だから、ある意味、意地になって天スタに通っていたフシもある。
 ただし、重要なことは、数あるラーメン屋の中で、他でもない天スタを選んでいたという事実だ。

続きを読む

『 リスクに背を向ける日本人』山岸&ブリントン

 本書は、山岸俊男(北海道大学文学研究科教授)とメアリー・C・ブリントン(ハーバード大学社会学部教授)の共著だが、スタイルは対談形式。
 約30年前、山岸がワシントン大学に留学したときにふたりは出会い、それから親しく付き合っているという(p.18)。対談でも、お互いの立場がよくわかっているせいか、スムーズに話が進行していく。

 そういう意味では、ディベートのように対立する意見がぶつかり合うと言ったものではない。だから、弁証法的に新たな提案が導きだされるといった類の展開ではないし、ふたりの意見を読者が咀嚼して自分なりの結論を発見するといった締めくくりでもない。
 両者ともに同じワシントン大学の社会学部で学んだ仲であり、学術的な背景も大きく共有していると思われる。だから、特に意見の対立もなく、スルスルと話が流れていく。誤解を恐れずに言えば、予定調和的な内容だと言えなくもない。

 しかし、それはまさしく著者らの目指した方向性だと思われる。世に問いたいメッセージを明確にし、読者に議論の出発点を提示するという観点から見れば、ひじょうに分かりやすい。今後の日本社会のあるべき姿、および人々が考えるべきことについて、うまくまとめられている。
 対談は2日間に渡って行われたという(p.12)。おそらく、話はずいぶんと右往左往し、発散したのではないかと想像される。それを、一筋のテーマに沿って再構成し、確固としたメッセージを発信できたことに、この本の成功はあると思う。

続きを読む

さだまさし東大寺コンサート(光明皇后1250年遠忌奉納)

芝生席用ゴザ 本日、さだまさしのコンサートに行ってきた。会場は、奈良市東大寺。日本一大きな仏像のある東大寺であり、まさしくその大仏殿の特設ステージでのコンサート。

 さだまさしは終始興奮していた様子。なんでも、ちょうど30年前に同じ大仏殿のステージでコンサートをしたとのこと。その時(1980年)は、200年に一度の大仏殿修復作業の落成記念の奉納コンサートだったそうだ。
 そして今年は、光明皇后没後1250年にあたる年だそうだ。光明皇后というのは、聖武天皇の妃だそうだ。聖武天皇というのは、まさしく奈良の盧舎那仏(大仏)の建立をした人。また、夫である聖武天皇の没後、遺品を東大寺に寄進したそうだ。東大寺は聖武天皇の遺品を整理するために、かの正倉院を作ったとのこと。まさしく、奈良の伝統の礎を作った人々だ。
 その縁に、さだまさしはとても興奮していた。

続きを読む

18日甲子園観戦者募集(阪神-巨人)

 2010年10月18日(火) 18:00 試合開始のクライマックスシリーズ阪神vs巨人戦を観戦に行く人を大募集中。
 1人もしくは2人。

 平日だし、あと3日しかないし、調整が難しいとは思いますが、ご希望の方はご連絡ください(メールがありがたいですが、他の方法でもいいです)。

続きを読む

NY生活(11): モテる男の鉄則その2

モテる男の鉄則その2本日の入浴剤はこれ。

「モテる男の入浴剤: 香水系マリンの香り」

★モテる男の鉄則その2
触りたくなるモイスト肌に

しっとり保湿!3つの成分配合
・ローヤルゼリー
・コラーゲン
・ヒアルロン酸

 もう半年前の話だから、読者も何のこっちゃわからんようになっていると思うので説明する。
 今年4月、当方の誕生日にりんちゃんのお母さんから入浴剤をいただいた。それから都合10回のNY(入浴剤)生活として、使用するたびにそれらの入浴剤を紹介してきた。

 今年の夏は本当に暑かった。暑かったので風呂には一切入らなかった。
 そして秋になった。まだ気温は高い日々が続いているのだが、「そろそろ風呂解禁かな?」という気分になりはじめた。

 そんなわけで、「よし、風呂を沸かそう」と決意し準備を始めたところ、4月にもらった入浴剤がひとつだけ残っていることに気づいた次第。5月19日の第10回NY生活以来、5ヶ月ぶりのNYなり。

 頂いた入浴剤は今日で全て使い切りました。どうもありがとうございました。

NHK『てっぱん』 第2週「18歳の決断」

 前回のまとめ記事で「『てっぱん』の日々まとめは今日で終了」と宣言したことのミソは「週刊にしてみてはどうだろうか」という意味だったとネタばらしする当方が、NHK連続テレビ小説『てっぱん』の第2週放送を見ましたよ。

* * *

第2週「18歳の決断」

【7】
 大阪の初音(富司純子)にトランペットを押し付け、あかり(瀧本美織)は尾道に帰ってきた。ところが、初音に尾道の家族を大事にしろと言われたことが心に引っかかっていた。

 翌朝、なんと兄の鉄平(森田直幸)が初音のところからトランペットを取り戻してきていた。彼はあかりの後を追って大阪に行っていたのだ。あかりが楽しそうにトランペットを吹いていたという話を大阪で聞き、トランペットはあかりが持っているべきだと判断したのだ。

 うろたえるあかりであった。そして彼女は、音楽で生きていくことは諦め、高校卒業後は尾道に残って就職すると言い出した。

【8】
 家族はそれぞれに悩んでいた。それを取り繕い、以前と同じように明るく振舞った。しかし、どこかちぐはぐな雰囲気が漂っている。

 ある日、あかりと真知子は一緒に買物に出かけた。真知子は唐突に旧フェリー乗り場に向かった。18年前、真知子が千春(木南晴夏)と初めて出会った場所だという。千春は妊娠6ヶ月の体で、トランペットケースを抱えてベンチにうずくまっていた。

【9】
 当時、真知子は千春を家に連れて帰った。腹ペコだと言う千春にお好み焼きを振舞った。その食べっぷりに、真知子はいっぺんで千春のことを好きになったという。
 産みの母親の話を唐突に聞かされ、あかりは頭に来た。真知子を残して、一人で家に帰って行った。初音と出会ってから、人生の歯車が狂ったと苛立たしく思うのだった。
 ところが、夕食の準備をする頃には、あかりはすっかり平常心に戻っていた。すぐに怒るところは父親似、楽観的なところは母親似だなどと明るく話し始めるのだった。

 あかりは本格的に就職活動を始めた。何社も面接を受けたが、なかなか尾道での採用には繋がらなかった。本人も周囲も焦り始めてしまった。1ヶ月以上、面接を受けては不採用の連続だった。

 いよいよ、あかりの高校生活最後の演奏会の日になった。
 真知子はあかりの髪を結ってやった。今日くらいは就職活動のことを忘れて、楽しく演奏してくるようにと言って送り出した。

 ところが、あかりは演奏会場へは向かわなかった。
 演奏会と同じ日程で採用面接が行われることになっていたのだ。あかりは誰にも相談せずに、採用面接へ行ってしまった。

【10】
 錠と真知子はあかりの最後の演奏会を見に来た。しかし、あかりの姿が見えないことに驚き、落胆してしまう。

 あかりが帰宅した。あかりも家族も、互いに腫れ物に触れるかのような態度をとっていた。
 その中で唯一、真知子だけは激しい態度であかりに向き合った。大阪に行ってから様子がおかしいと指摘し、初音に変なことを言われたのではないかと問いただした。
 あかりは、みんなの前でこそ強がって否定した。しかし、ひとりになると全て初音のせいだと、彼女を恨むのだった。

 翌朝。真知子の姿が消えた。
 真知子は誰にも告げずに、一人で初音を訪ねた。

【11】
 真知子は、初音があかりに何かおかしなことを言ったのではないかと問い詰めた。しかし、初音は心当たりがないと答える。その代わり、自分の行動がきっかけで、あかりが出生の秘密を知ってしまったことを謝罪し、深く頭を下げた。

 真知子はその日があかりの18回目の誕生日だと伝えた。それはすなわち、千春が母親になった日でもある。真知子は小さなケーキを2つ差し出した。

 その時、真知子の所在を探しているあかりから電話がかかってきた。真知子に頼まれ、彼女は来ていないと答えた。
 そして、電話を切る間際に、尾道に残って両親に恩返ししろと言った。

 それを聞いていた真知子は反発を覚えた。自分は親として当然のようにあかりを育てた。恩返しを強制するのは筋違いである、と。そう言い残して真知子は尾道に帰った。

 初音は2つのショートケーキを仏前と自分とで分けて食べた。

 夜。真知子は大きなケーキを用意して、あかりの誕生日を祝った。

 どうして尾道での就職にこだわるのかと聞かれたあかりは、自分には引け目があるのだと正直に打ち明けた。自分はよその親から生まれた子供であり、尾道や村上家とは明確な絆がない。自分がこの家の娘であるという証とするため、尾道に残りたいのだという。

 それを聞いていた真知子は、恩返しのつもりか。自分は見返りが欲しくて育てたわけではないと怒りを顕にした。「恩返し」というキーワードは、あかりと初音しか知らないはずだった。あかりには真知子が大阪に行っていたのだとわかった。

 あかりは、どうして自分を育てる気になったのか聞いてみた。
 真知子が答えた。錠が初めて赤ん坊のあかりを抱いたとき、とても優しい顔で「かわいいのぉ」と言った。自分の子供として育てるのには、その一言で十分であったと答えた。

 あかりは突然、大阪で就職することを決めた。尾道ではさっぱり仕事が見つからないが、大阪ならばいくらでも就職口があるからだ。
 そして、それよりも大きな理由があった。初音に自分は尾道でした生きていけないと言われたのが悔しかった。大阪に乗り込んで見返してやろうと決意した。

【12】
 大阪での就職が決まり、あかりは無事に高校を卒業した。

 明日はいよいよあかりの出発の日だというのに、父は素っ気無い態度である。翌日は進水式に参列することになっており、あかりの見送りに行くことができないと言う。尾道で過ごす最後の夜も、進水式の準備のために家に帰ってこれないという。

 次兄・鉄平は高校卒業後も仕事が決まっていなかった。この日、父に頭を下げて弟子入りすることになった。長男・欽也(遠藤要)は信用金庫に勤め、融資担当として進水式に出席することになっている。ふたりの兄たちも進水式の手伝いに行ったまま帰ってこなかった。
 あかりは、真知子とふたりっきりでお好み焼きを食べて最後の夜を過ごした。

 出発の日、真知子から真新しい携帯電話を手渡された。父からの贈り物だという。以前に携帯電話をねだった時、就職するまで必要ないと断ったことを錠は覚えていたのだ。そして、その約束を果たしたのだ。あかりが大阪で就職することには猛反対で、見送りにも来なかったが、ちゃんと門出を祝福しようという気持ちは持っていたのだ。

 真知子と鉄平に見送られて渡船に乗り込んだ時、新しい携帯電話が鳴り出した。出てみると、父の声が聞こえた。彼は自分の娘の旅立ちを祝福するスピーチをしていた。

 推進式で、錠はスピーチを頼まれた。不慣れな錠は舞い上がってしまい、自分の子供達の話を始めてしまった。ふたりの息子について話した後、あかりに言及した。呆れ始める列席者であったが、欽也は自分の携帯電話からあかりに電話をかけ、錠のスピーチを中継した。

 前後の分からなくなった錠は、あかりのために「瀬戸の花嫁」を歌い出した。その歌声を聞きながら、あかりは大阪へと旅立っていった。

* * *

続きを読む

本日の『てっぱん』(7) 萌ポイント

 まとめ記事の連載をやめることにした当方が、NHK連続テレビ小説『てっぱん』の第7回めの放送を見ましたよ。

* * *

 朝。洗顔を終えたばかりのあかり(瀧本美織)は首にタオルを巻き、Tシャツに膝丈ジャージというラフな格好。大阪から買ってきた冷凍たこ焼きを電子レンジで温めている。
 電子レンジのブザーが鳴り、調理が終わったことを知らせた。

 その時のあかりのセリフに萌えた。

「あ、たこ焼きできた!食べよ♪ 食べよぅ♪」

* * *

続きを読む

映画『大奥』(男女逆転)を見た

♪バババーン バンバンバン バーーン

 ちゃーららーん ちゃらーららーん ちゃらららららーん
 ちゃーららーん たらーららーん たーららららららーん
 ちゃーらー ちゃちゃちゃちゃーらー ちゃらーちゃらららー
 ちゃーらー ちゃちゃちゃちゃーらー たーらーたらーららー

続きを読む