アニメ『勇者ライディーン』の主人公・ひびき洸の父の名が「ひびき一郎」であることを知った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第18回目の放送を見ましたよ。
9月14日、北三陸秋祭りが開催された。同時に行われたミス北鉄コンテストでは、ユイ(橋本愛)があっけなく初代グランプリに選出された。
その様子を見ていた春子(小泉今日子)は、アキ(能年玲奈)を奮起させようとした。ユイのようにアキも頑張れと言うのだった。せっかく海女になるため東京を捨てて来たのに、潜れないままでは意味が無い。夏(宮本信子)と早く和解しろと助言した。春子と夏がそうだったように、ギクシャクした関係は時間が経てば経つほど修復が難しいというのだ。
もちろん、アキの心境も変化していた。ユイは同い年で大の親友ではあるが、自分とは持っているものがまるっきり違うと思った。しかし、アキにはそれが少しも厭味ではなかった。地元のアイドルになった輝かしいユイを見て、まるで自分の事のように嬉しかった。その様子を見て、アキは勇気がもらえた。
袖ヶ浜の海女漁は9月いっぱいで終了である。祭りが終わるとシーズンも終盤である。水温はぐっと探すし、観光客もほとんど来なくなる。そのせいで海女たちはふさぎ込み、弱音ばかり吐くようになってしまう。
仕事を終えた海女たちが漁協に戻ってくると、絣半纏を身につけたアキが待ち構えていた。もう一度海女をやらせて欲しいと夏に懇願した。しかし、夏は頑なに拒んだ。アキは海がどんなに危険な場所かわかっておらず、油断しているから潜らせる訳にはいかないというのだ。そして、アキのことは一人の海女である前に、自分の大事な孫だから死なせるわけにはいかないと言うのだった。
そのやり取りを聞いていたかつ枝(木野花)が口を挟んだ。かつ枝は、夏が自分に気を使っているのではないかと思ったのだ。というのも、かつ枝は海難事故で息子・克也(小林優斗)を16年前に亡くしていたのだ。地引き網漁師だった克也は、シケや嵐でも気にせず海に行くような男だった。そんな彼がなんでもないような日に海で死んだ。よその子が海に落としたビーチサンダルを拾うために海に入って命を落としたのだ。それでもかつ枝は、自分に遠慮はして欲しくないと言うのだ。
夏はアキを叱った。ウニ1個はたったの500円だ。アキはその500円のために溺れて、あやうく命を落とすところだった。海が簡単に人の命を奪うことを分かっていない。それに加えて、生き残された人々のつらい思いを理解していないと指摘した。
夏はアキにあらためて条件を課した。先輩の命令を聞くこと、絶対に入江の外に出ないこと、そして、今シーズンの終わりまでに1個でもウニを獲ること。それができれば海女として認めるというのだ。こうして、アキの復帰が認められた。本人だけでなく、海女たちも盛り上がった。シーズン終盤の暗い雰囲気が払拭された。
その頃、北三陸市観光協会にカメラ小僧のヒビキ一郎(村杉蝉之介)が怒鳴りこんできた。ホームページに掲載されているユイの写真が魅力的ではないとクレームを付けた。一郎が撮影した写真に差し替えろと要求した。埒が明かないと思った一郎は、菅原(吹越満)とヒロシ(小池徹平)を押しのけて、勝手に事務所のパソコンを操作してホームページを作り替えてしまった。
後日、一郎の掲載したビデオクリップを見た男たちが大勢列車に乗ってやって来た。
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