「過半数弱」という数量は、論理的にあり得るんだろうか。
半数(ちょうど50%の点)よりも大きくて、過半数(50%を超える範囲)よりも小さい値であるはずなのだが、そんな場所は存在し得ないと思うのですが。
「過半数弱」って冗談だと思ってよい?
山芋鍋
奈良TVの気ままに駅サイトを見ていたら、「山芋鍋」というのが紹介されていた。
奈良県御所市にある葛城高原ロッジで、11月から5月までの限定メニューとして提供されているそうだ (3,675円)。
テレビで見ていた限り、シイタケやマツタケといったきのこ類と野菜がたっぷり入った素朴な鍋だった。出汁も、何の変哲もない塩味のようだった。
しかし、鍋の横には大量のとろろ(山芋をすりつぶしたヤツ)が置かれていた。小鉢にとった出汁の中に、たっぷりと とろろ を混ぜ込み、それに具をからめて食べていた。
すげぇ美味そうだ。
(写真は、葛城高原ロッジより)
これは、家でも簡単にできそう。この冬試してみよう。
なお、ロッジのご主人が言うには、最初は鍋の中にとろろを投入していたそうだ。しかし、とろろは取り分けた小鉢の中に入れたほうが、より一層おいしくなったそうだ。
連ドラ「だんだん」 第20回 (10/21)
昨日の記事のために
「自他共に認めるほど『継続は力なり』というフレーズが大嫌いなのに、いまや『継続は力なり』と自分に言い聞かせるしかできない当方が、『だんだん』の19回目の放送を見ましたよ。」
というマクラを用意したのだけれど、さすがに言い過ぎかもしれないと思って取り下げたのだが、一晩たって、取り下げなければよかったと思い直した当方が、「だんだん」の20回目の放送を見ましたよ。
18年ぶりに、離れ離れになった家族が一同に会する。忠(吉田栄作)の新旧妻が対面したり、めぐみ(三倉茉奈)と義母(鈴木砂羽)が絆を確かめ合ったり、のぞみ(三倉佳奈)が舞妓になったのは自分の背中を見て育ったからであると真喜子(石田ひかり)が弁護したり、再度の別れの前にめぐみとのぞみが二人っきりで散歩に出かけて「赤いスイートピー」を合唱したり。
離散した家族の「感激の再会」という盛り上げもなければ、新旧家族の「火花を散らした対決」といった葛藤もなければ、周囲の家族がおせっかいを焼いて「話をややこしくする」というストーリーの奥行きもなく、何をどう見て面白がってあげればよいものか。
連ドラ「だんだん」 第19回 (10/20)
登場人物たちのテンションが上がっていくのとは反比例する自分のテンションに気づいた当方が、「だんだん」の19回目の放送を見ましたよ。
生き別れの親子の対面を果たし、事情説明と謝罪を受けた双子の姉妹。今度は、相手方の家族らとの対面が待っていた。松江では、のぞみ(三倉佳奈)の登場に動揺を抑えきれない異母弟(木咲直人)と、義母の父(石倉三郎)。忠(吉田栄作)やのぞみの誠意を尽くした謝罪を受け入れ、義母方の父は態度を軟化させる。一方、京都の真喜子(石田ひかり)から松江に連絡があり、彼女がめぐみ(三倉茉奈)を松江まで送り届けることを約束する。出発の直前、置屋の女将(藤村志保)や初対面の祖父(夏八木勲)は、家族分裂の決定を下したのは自分たちであると、めぐみに頭を下げる。松江に到着しためぐみと真喜子は、車窓から宍道湖を眺め、再会への期待と不安を抱きながら忠のもとへと向かうのであった。
俺と「ぼっこ」
本日、公衆の面前で当方が「ぼっこ」と発言したとの指摘を受けました。
非・北海道文化圏で不用意な発言をしてしまったと、深く反省しております。
「某氏のmixi日記を読みすぎたせいだ!」などと責任転嫁することなく、今後は自らの発言に注意し、大泉洋の尽力でここ数年はなんとなく全国的な市民権を獲得しつつある「なまら」などといった、わかりやすい北海道弁の使用に全力を尽くしていく所存であります。
白井総合病院の女性看護師(タッチ)
白井総合病院と白井病院(「タッチ」)
『タッチ』7巻の話。
南をバイクで送った後に転倒して怪我をした新田。彼が入院した病院の名前は「白井総合病院」 (p.100, p.124)。
柏葉監督代行に代理を任せた西尾監督が入院した病院の名前は「白井病院」 (p.181)。
この街には、どんだけ白井という医師がいるのか。
『良い経済学 悪い経済学』(ポール・クルーグマン / 山岡洋一 訳)
ポール・クルーグマンが今年のノーベル経済学賞を受賞したということで、数年前に買ったきり読まずに放置されていた『良い経済学 悪い経済学』を読んだ。
本書を貫くメッセージはとてもわかりやすい。当方の言葉でまとめるなら
「”経済のグローバル化によって、激しい競争に巻き込まれ、多くの人が疲弊する” と世の人々は思い込んでいるけれど、それは誤り。」
ということ。
自由貿易を進めることで多くの人の暮らし向きは良くなるし(リカードの「比較優位理論」に基づく当たり前の結論)、発展途上国の安い労働力に職を奪われるという懸念も杞憂であり無視しうるほど小さい影響しかない(対GNP比で見れば、発展途上国からの輸入分は微々たるもの)というのが、クルーグマンの見解。
テレビ小説「だんだん」 第18回
あらすじを知るだけならテレビガイドやwebサイト読めばよいのであって、わざわざ放送を見る理由は細かい演出やシーン展開、役者の演技の妙を見るためにあるのだと思っている当方が、「だんだん」の18回目の放送を見ましたよ。
呉服屋で修行を始める忠(吉田栄作)と真喜子(石田ひかり)。しかし、ほどなく大阪へ逃げ出してボクシング生活を再開する二人。無事に双子が生まれるが、収入が少ないことや2人の赤ん坊に手を焼くことで、諍いが絶えなくなる。そんな頃、チンピラから真喜子を救うために忠は暴力事件を起こしてしまう。この事件でプロボクサーの道は絶たれ、生活の目処が立たなくなる。両家の親族らが集まり、二人を離婚させ、子供を一人ずつ引き取ることを決定。急に泣き出したのぞみを真喜子があやしたことが決め手となり、のぞみ(三倉茉奈; 子役名不明)は真喜子と共に京都で、めぐみ(三倉佳奈; 子役名不明)は忠と松江で育てられることとなった。
以上の昔話を聞き、のぞみは忠が松江で再婚したことをなじる。めぐみは、改めて自分の母は松江の嘉子(鈴木砂羽)のみであるのだと、自分に言い聞かせるように宣言する。
テレビ小説「だんだん」 第17回
「やっぱ、『ちりとてちん』は最高に面白かったよなぁ」と思っている当方が、「だんだん」の17回目の放送を見ましたよ。
中学を卒業した忠(吉田栄作)はプロボクサーになるため、家出同然で大阪に住み始める。苦労の下積みの末、西日本新人王を獲得にまで上り詰めた。ある日、仲間と息抜きに出かけた祇園で、舞妓の真喜子(石田ひかり)と出会う。舞妓に恋愛はご法度と知りながらも、二人は恋に落ちてしまった。真喜子の父(夏八木勲)は激怒するが、真喜子が子を身篭ったことで結婚を認める。ただし、真喜子が祇園を去ることと、忠もボクサーを辞め、婿養子として呉服屋を継ぐという条件が突きつけられた。忠は実家の松江に報告に行くが、父(岸部一徳)に勘当されてしまう。