「だんだん」第148回 (3/26)

ソフトランディングできるかどうか、それが気になって、ラスト直前になって俄然目が離せなくなってきた当方が、『だんだん』の148回目の放送を見ましたよ。

寝たきりで治療を拒否する畑田(桂米朝)は若い頃牧場で牛を育てていた。めぐみ(三倉茉奈)と石橋(山口翔悟)は、彼を牧場へ連れ出した。車椅子でしか移動できなかった畑田だが、めぐみと石橋の手を借りて牧草の上を歩くことができた。
祇園では、のぞみ(三倉佳奈)のアイディアである、女性客向けに低価格で舞を見学させるという企画がヒットしていた。その頃、過去に金目的で芸妓・花鶴(京野ことみ)に近づいた西沢(白川明彦)が現われる。心を入れ替えて仕事を立ち上げ、借りていた金を清算しに来たのだ。

節分、のぞみは松江の人々を置屋・花むらに招待した。その場で、サプライズとして石橋とめぐみの花嫁姿(白いドレス)が披露された。結婚式を挙げていなかったふたりのために、手作りの結婚式をのぞみが企画したのだ。

続きを読む

「だんだん」第147回 (3/25)

ワンセグ放送で「だんだん」の147回目の放送を見ましたよ。

島根の離島では、治療を拒む畑田(桂米朝)の扱いに関して、石橋(山口翔悟)は悩みつつも患者本位の医療とは何かを悟る。
祇園では、過去に真喜子(石田ひかり)との結婚が破談になったIT企業の若手社長・澤田(平岳大)が久しぶりにやって来て、彼女と近況報告を行う。

続きを読む

「だんだん」第146回 (3/24)

松江で出会った女子大生に
「君たちは、本当に “だんだん” なんて言葉を使うのかい?」
と聞いたところ、
私は別の地方出身なので使いません。
と、つれないお返事をもらってしまった当方が、「だんだん」の146回目の放送を見ましたよ。

知夫里島の診療所で働くめぐみ(三倉茉奈)は、自身の病気の治療に非協力的な畑田(桂米朝)に接し、看護と介護のどちらを優先すべきか悩み始める。
祇園で女将に専念するのぞみ(三倉佳奈)は、舞妓の花知(久保田晃代)の扱いに苦労する。彼女は周囲から実力を認められた舞妓であるのだが、本人には一人前の舞妓としての自覚が足りないからだ。

続きを読む

宍道湖のシジミ漁師と袖師地蔵

NHK連続テレビ小説『だんだん』において、ヒロインめぐみ(三倉茉奈)の出身地は島根県松江市であり、父(吉田栄作)は宍道湖のシジミ漁師だという設定だ。ドラマを見ていると、漁船に乗った吉田栄作が先端に大きなカゴの付いた棒(じょれん)を操って湖底のシジミをさらうシーンがよく出てきた。

そのシジミ漁師のリアル・バージョンを宍道湖で見ることができた。
時刻は午前10:30頃。ドラマの通り、じょれんを湖に差し入れて、一生懸命引き上げていた。
岸に近いところで漁を行っていて、動きをよく観察することができた。しかし、どれくらい採れているのかは見えなかった。
なお、「じょれん」という道具については、たとえばよしっくす の貝取りじょれんを参照のこと。

宍道湖のシジミ漁師
続きを読む

「だんだん」第145回 (3/23)

ショートカットのマナカナのだんだんポスター天気が悪いせいもあって風景明媚なスポットは一つも見れず、町中に張られているマナカナのポスター(しかも、珍しいのがいっぱいある。ショートカットのマナカナとか)ばかり見て歩いている当方が、松江のホテルで「だんだん」の145回目の放送を見ましたよ。

めぐみ(三倉茉奈)は石橋(山口翔悟)に誘われ、彼の故郷である知夫里島を訪ねた。そこで石橋はめぐみにプロポーズし、めぐみは承諾する。それから3年(2011年11月)、2人は同島の医療に貢献し、地域社会にもスムーズに溶け込んでいる。
一方、同じく結婚から3年を経た京都ののぞみ(三倉佳奈)と康太(久保山知洋)であったが、どことなく関係がギクシャクしている。松江出身の舞妓・花知(久保田晃代)の躾に関して、康太の松江言葉が悪影響を与えているのではないかというのだ。
松江では、めぐみの弟・健太郎(木咲直人)と元舞妓の美香(伊藤麻衣)が夫婦となり、バカップル振りを遺憾なく発揮していた。

続きを読む

松江が舞台

松江駅構内に、NHK連続テレビ小説『だんだん』の幟や写真パネルがありました。

松江が舞台 だんだん

写真パネル

10月に始まったこのドラマも、いよいよ今週で終わり。
最終週を地元・松江で見れることを喜ぶべきなのか、どうなのか。
悪い意味でしか、結末が気にならないし。
#もう、歌も双子もどーでもいい展開になってるし。

続きを読む

神童寺: 天弓愛染明王に会いに行く

神童寺の天弓愛染明王(木津川市のサイトより)当方宅から車で約20分、木津川市山城町にある神童寺に当方の大好きな仏像である愛染明王が収蔵されているという情報をGETしたので、早速面会に行ってきた(右写真; 木津川市のサイトより)。
当blogでは頻繁に愛染明王が登場しているのでメジャーな仏像かと錯覚してしまう読者もいるかもしれないのだが、それは当方が愛染明王を狙って見仏しているからであって、普通はそんなにお目にかかれるわけではない(きっと)。
しかも、神童寺にあるものは、天に向かって弓矢を引いている「天弓愛染明王」と呼ばれるタイプだ。今まで当方が見てきた(といっても2回だが)愛染明王は、いずれも弓と矢を持っているのだが(これは愛染明王の定番グッズ)矢をつがえているものは見たことがなかった。
天に矢を向けることの意味は知らない当方だが、愛染明王に恋している身の当方としては、キューピッドの愛の矢よろしく、その矢で射抜かれてみたいものである。

続きを読む

泉橋寺: 応仁の乱で焼け出された巨大地蔵

近畿地方を横断する木津川という川がある。この川は三重県伊賀市に発し、最終的には淀川に繋がって大阪湾に流れるわりと大きな川である。
途中、当方の住処の近所である京都府木津川市を経由する。国道24号線が木津川と交差する位置にかかっているのが泉大橋である。長さ400m弱で片道一車線だが、鉄骨で組まれたなかなか立派な橋だ(参考記事)。
この橋の前身は、西暦700年頃に行基によって造られたそうだ(wikipedia で行基を調べる; 近鉄奈良駅前の行基像は奈良の待ち合わせポイントの一つだね)。

その当時、泉大橋を管理・守護するために建立されたのが、泉橋寺(せんきょうじ)だ。

泉橋寺の門

木津川の土手から少し下がったところにあり、境内はとても小ぢんまりとしている。およそ30m四方の広さしかなく、建物も小さなお堂が二つ三つあるだけで、あとは墓石が30基ほど並んでいるだけだった。しかし、庭の植物はきれいに手入れがしてあり、眺めていると落ち着く。
寺の周囲も民家が多く、僕以外の人影もないし、とても静かな環境だった。
周りには製茶所がいくつかあり(サントリーのお茶・伊右衛門に記されている福寿園という茶メーカーの本社は、実はここのすぐそばにある)、お茶のいい香りが漂ってくる。心も穏やかになってくる。
そんなわけで、隠れたリラクゼーション・ロケーションだと認定。ナチュラル・トリップできそうだ。

しかし、泉橋寺のポイントはそれだけではない。

続きを読む