漫画版 「ひとりずもう」上 / さくらももこ

2006年から週刊スピリッツで隔週連載されている、さくらももこの「ひとりずもう」の上巻が出た、買った、読んだ。

当blogの過去記事を紐解くと昨年の3月ころに週刊誌の方で読み始めたものが、やっと単行本になったところである。

内容は、さくらももこの自伝的エッセイ漫画であり、この上巻では中学生で第二次性徴に一喜一憂するところから始まり、高校生で初恋をしたり、漠然と漫画家になりたいと思い始めるあたりまでが描かれている。
絵柄は「ちびまる子ちゃん」とほぼ同じで、おじいちゃん、おばあちゃんが出てこないことを除けば登場人物もほぼ同じ。
短大生になってちょっと大人びたおねぇちゃんも見れるし、たまちゃんはアノ顔と雰囲気のまま高校生にまでなっている。

ていうか、ベビーフェイス丸顔女の子がストライクゾーンの当方にとっては、主人公のももこが可愛らしくて十分堪能できちゃうわけだけど。

あと、中高生のころ「デラべっぴん」とかよりも、「セブンティーン」とか「PeeWee」とかを読んでいた当方なので、思春期のまる子の気持ちがわかったような、わからないような、そんな漫画だったなり。

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トニーたけざきのガンダム漫画 II

ふらっと本屋に入ったら、安彦良和(ガンダムのキャラデザインをした人。最近は「ガンダム the Origin」という漫画も描いてる)のパロディ漫画の鬼才、トニーたけざきのガンダム漫画が発売になっていることを知った。

本棚を見て回ったのだが、見つけるのに苦労した。
2巻の表紙は水色で、他の本とは一線を画した色見なので目立ちそうなものなのだが、意外に埋没する色のようで、目視しにくい。
1巻のまっピンクな表紙は、はっきりと自己主張しているのに、2巻の水色はとても奥ゆかしい感じです。

で、なんで1巻がピンクで、2巻が水色なのかとツラツラと考えた。
1巻の表紙はシャアなので、赤なのだろう (シャアといえば赤なわけだが、シャアザクとか見ると、ピンクっぽい赤なので、それにあわせたのだろう)。

で、2巻はアムロが表紙なので、水色なんでしょうな。
アムロといえば、”連邦の白い悪魔”であるところのガンダムに搭乗していたり、白いノーマルスーツを着用していたりするので、白がイメージカラーっぽく思っちゃうわけだが。

しかし、それはあまりに短絡的であろう。
アムロといえば、青なのだ。
何で青かってーと、ガンダムのオープニングでは本編とは異なり、青いノーマルスーツを着ているのだ。
連邦軍の制服だって青だし、私服はジージャンだからインディゴブルーだし、そういうことなのだろう。

さてさて、中身のほうですが、当方はちょっと期待はずれ。
どうも、作者のトニーたけざきはプラモデル作りにハマっているらしく、半分以上がガンプラのジオラマを撮影し、セリフを付けて漫画にしている。

いや、確かにプラモデルとかフィギュアの造作は素晴らしく、見ごたえがあるのだが、
「おいおい、プラモ作るのに一生懸命で、それだけで満足しちゃって、話の作りこみが足りねーんじゃねーの?」
と突っ込みを入れたくなってしまうような出来。

どの話も、ストーリーに何のひねりもなく、ものすごく力技感がぬぐえない。
1巻はクスリと笑わされる、マニア心をくすぐるネタがいっぱいだったのに、2巻はパワーダウンだと思うなぁ。

1日遅れの自分へのお誕生日プレゼント via Amazon.co.jp

本当は昨日到着の予定だったのだが、帰宅が遅くて受け取れなかった宅配荷物を本日受領。
ていうか、山城町の配送センターまでわざわざとりに行ってきた。
#途中、開放倉庫三国志大戦2のカードを大人買いしそうになって思いとどまったことは秘密だ。

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鴨志田穣の2冊: 「日本はじっこ自滅旅」「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」

自分でもまったく行動が短絡的だとは思うのだが、鴨志田穣氏の訃報を知り、即座に彼の著書を買ってみた。
Amazon で2冊注文してゲット。
ちょっと名古屋まで行く用事があったので、両方携えて電車の中で読んでたら、ものすごくちょうどよく読了。
どれくらいちょうどよいかというと、帰りのバスで、当方の降りるバス停の1つ前で読み終わるくらいのちょうどよさ。

読んだのは「日本はじっこ自滅旅」と「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の2冊。

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「背信の科学者たち」と引き換えに (今夜の俺への命令)

会社の人から「背信の科学者たち: 論文捏造、データ改ざんははぜ繰り返されるのか」を借りた。
原著は80年代初頭に出版され、80年代後半に日本語訳が出、昨今の科学論文の捏造などの話題に乗って昨年再版された模様。

まだ手はつけていないので想像だが、捏造問題は科学の歴史上永遠について回る問題であり、おそらく抜本的な解決策もない問題だろうから、20年前も現在も基本的にはなんら変わっていないのだろう。
そんなわけで、原著がいくら古くても、十分に読む価値はあるだろうと想像している。

そんでもって、この本を借りるかわりに「ヤバイ経済学」と「世界でもっとも美しい10の科学実験」をリクエストされたので、今夜カバンに詰めて、明日会社に持っていかなくてはならない。
忘れるな、俺。

世界でもっとも美しい10の科学実験 / Robert P. Crease; 青木薫

紀元前3世紀のエラトステネスによる地球の外周測定に始まり、現代の量子物理学に至るまでの2,300年もの時の流れの中から、10編の科学実験を取り上げて紹介している本。
原著者の Robert CreasePhysics World 誌上で読者に推薦を募り、300件もの実験の中から選び出して報告している(元記事はこちら)。

それを書籍としてまとめたのが、本書である。

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英訳付き折り紙帖

本日、僕らの愛すべき女王様 wako さんの送別ランチ会が、ビストロ・ヨシムラ(当blogでの参考記事)で行われました。
どこか憎めない女王様 wako さんは、春からイギリスに行ってしまいます。

なんで、彼女おらんの?
だの
髪の毛なくなる前に結婚しやんと
だの
うちの猫の方がかわいい
だの、いろいろ尊いお言葉をいただきましたが、彼女はきっとツンデレなのだと思われ。
(Wikipedia で「ツンデレ」を調べる)

そんな中、同席したひろりさんが、「英訳付き折り紙帖」という本を餞別としてプレゼントしてた。

横から覗かせてもらったんだけれど、この本、面白すぎ。
タイトルにあるとおり、いろんな折り紙の作り方が、日本語と英語で紹介されてます。
鶴とかの和の定番物を始め、ネクタイとかクリスマスツリーとかの洋物も抑えられており、きっとガイジンさんにバカウケだと思われ。

しかも、最高にイカしてる点は、折り紙のサンプルと同じ綺麗な柄の千代紙が付属しているので、これ1冊さえあれば、すぐに綺麗なものが作れちゃう。
ただし、本から切り取らなくちゃならないことと、和紙じゃない点は仕方ないけれど。

海外に渡航するときには、ぜひ携えておきたい1冊ナリ。

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今日のセキュリティ (Windows Defender と 気まぐれコンセプト)

Microsoft から、Windows 用のスパイウェア発見ツール “Windows Defender” が無料で配布されていたのですね。
知らなかったので、早速入れてみた。

Windows Defender は、スパイウェアなどの迷惑ソフトウェアが原因で発生するポップアップ表示、パフォーマンス低下、セキュリティ上の脅威からコンピュータを保護することで生産性の低下を防止する無償プログラムです。

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手塚治虫アンソロジー 猫傑作選

手塚治虫の数多の作品の中から、猫が登場する話を集めた企画本。
「ブラックジャック」とか「ユニコ」とか「鉄腕アトム」とか、「ミッドナイト」(これ、知らなかった)などの他、読みきり作品なんかも多数収録されている。

まだ1巻しか読んでいないけれど、そこに表れている手塚治虫の”猫観”は、”人知を超えた能力を有し、身勝手で、自分たちが万物の長だと思って生きている。しかし、人への愛も兼ね備えている」という、まぁありがちな猫観。
しかし、いずれの話も、最後にちらっとホロリとさせてくれるので、夢中で読めました。

1巻の2作目「おけさのひょう六」というお話が好き。
踊りを生きがいにしていた小作人が、大名を揶揄した踊りをしたせいで目を潰されてしまい踊ることができなくなる。
それを不憫に思った飼い猫が、代わりに踊るという話。
・・・なんつーか、これやって書いてしまうとすんげぇ陳腐な話なわけだが、笠をかぶってにゃこにゃこ踊る白いネコちゃんの描写がかわいくて萌えたのだ。

alm-ore 読者の全員にオススメするわけではないけれど、alm-ore 読者には猫好きが多いので、その人たちとはこの作品集を共有したいと思った。

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