“Gaming the Vote” (Poundstone, 2008) がすごいらしい

僕の大好きな奥村晴彦さんの blog で “Gaming the Vote: Why Elections Aren’t Fair (and What We Can Do About It)” という洋書が紹介されていた。

Gaming the Vote: Why Elections Aren’t Fair (and What We Can Do About It) | Okumura’s Blog

Arrowの定理を覆すというrange votingについての本である。Arrowの定理についても平易に解説している。

アロウの定理はね・・・、アロウの定理はなんとなくはわかるんだけれど、ちゃんと理解している自信はない。この本では平易に解説されているそうなので、勉強してみようかなぁ・・・と思ったり。
しかも、アロウの定理を覆すらしいよ。気になりますねぇ。

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あんどーなつ

2008年7月7日(月) 20時より、TBS系列で貫地谷しほり主演のドラマ『あんどーなつ』が放映開始される。

貫地谷しほりといえば、ご存知『ちりとてちん』(NHK; Vap)の主演で、僕のハートをがっちりキャッチ。
しかし、深夜ドラマ『キミ犯人じゃないよね?』(テレビ朝日)は1回見ただけで、つまらなくて断念。

そんな貫地谷しほり主演のドラマがまた始まるとのことで、ソワソワと楽しみにしている僕がいる。
今回の『あんどーなつ』の主人公、安藤奈津は福井出身(ん?ちりとて・・・)。
日本の伝統を伝える和菓子職人の弟子となり修行を開始する(ん?ちりとて・・・)。
新たな生活を始める浅草で下町の人情に触れ(ん?ちりとて・・・)、彼女は大きく成長していく(ん?ちりとて・・・)。

う~む。おもっくそ、どっかのドラマ(ちりとて・・・)と符丁するドラマだなぁ。
ちょっと不安になる。もう『ちりとてちん』はDVDボックスも全て買っちゃったし、二番煎じだったら見る価値ないなぁ。

しかし、月曜の20時といえば、かの『水戸黄門』枠ではないか。
TBSとしても、年配ファンをつなぎとめておくために、ハンパな番組は持ってくることはないだろう。
和の風味の人情話っつーのは、もろ水戸黄門路線だし、TBSならソツなくまとめてくれるかもしれないという期待もある。

ウダウダ考えても仕方ないので、とりあえず原作を買って予習してみることにした。
結論から言うと、これの話、良いわ。ボロボロ泣きながら読んだ。

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『機動戦士ガンダム The Origin 17: ララァ編・前』 安彦良和

安彦良和のコミック版ガンダム “The Origin” の17巻を買ってきた。
安彦良和といえば、初代ガンダムのキャラクター・デザインをした人だから、安心して見ていられる絵柄。このシリーズは、アニメ版のストーリーに忠実(アニメと同じ構図がたくさんある)でありながら、ファンをうならせる新解釈やサイド・ストーリーがあって見所満載。

17巻は、ホワイトベースがジャブローを発進して宇宙に上がったところから。シャアのザンジバルとドレンのキャメル艦隊の挟み撃ちにあうところ。つまりは、映画三作目「めぐりあい宇宙」と同じところからスタート。
途中、ザンジバルとの交戦(ビグロやザクレロの登場、ホワイトベースとザンジバルのすれ違い砲撃)はばっさりカットされているけれど。
そして本巻は、サイド6を出発してコンスコン艦隊を撃破するとこで終わり。
#あのデブで有名なベルガミノと、その浮きドックが出てこないのもちと残念。

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『なめこインサマー』吉田戦車

吉田戦車がいろんな所に書いたイラスト付きエッセイをまとめたもの。
多くが1990年代初期に書かれたものだ。

1993年に『月刊アスキーコミック』に連載されていたらしい、「ニューボンボン」というタイトルの連載エッセイとかが収録されている。

よく考えれば今から15年前の話だ。今の高校生たちはまだ物心の付いていない時分だ。
ていうか、僕ですら記憶があいまいになりつつある時代のことだ。
吉田戦車が熱中しているゲームが「真・女神転生」だの「ウィザードリィV」だのと書かれている。そして、「ファイナルファンタジーV」がもうすぐ出るとか言われてる。僕にはもう、FFV がどんなストーリーだったのか、果たして自分でプレイしたのかどうかすら記憶に自信ががなくなってくる。
その他、サッカー日本代表の北澤を空港のトイレで見たとか、皇太子がもうすぐ結婚するとか、今となってはかなり懐かしい話のオンパレード。

しかし、意外とビックリなことも。

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『ボートの三人男』 / ジェローム・K・ジェローム

1889年に書かれたイギリスのユーモア小説『ボートの三人男』を読んだ。
タイトルにあるとおり、3人の男がボートに乗って数日かけてテムズ川を遡上していく。
なお、副題に「犬は勘定に入れません」とついており、3人の男のほかに犬のモンモランシーがいることも申し添えておく。

川登りに関する小説なので、どんなに壮大なアドベンチャーがあるのだろうかと、みなさんは思うだろう。
しかし、ひとつも血沸き肉踊るようなシーンはひとつもない。

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自分の喫煙権を売った男

『ヤバい経済学』の共著者のダブナーが紹介していたのだが、自分がタバコを吸う権利をオークションで売った男がいるらしい。

ニュージーランドに住む James Hurman は、妻の妊娠を期にタバコをやめようと決意した。しかし、今までいろんな方法を試してうまくいかず、最後の手段に出たようだ。
彼は「自分がタバコを1本吸う度に、1000ニュージーランド・ドル(日本円だと8万円強)を支払う」と約束した契約書をネット・オークションで売り出したそうだ。
なお、オークションの収益はニュージーランドがん協会に寄付すると約束している。

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『ニシノユキヒコの恋と冒険』川上弘美

タイトルが示すとおり、ニシノヒキヒコという男性の一生をとりあげ、彼にはどんな女性遍歴があり、彼の生い立ちのトラウマが何かということが語られる小説。
ただし、10の小編に分かれていて、それぞれ狂言回しが異なっている。各物語には、ニシノ氏と付き合った別々の女性が登場し、彼女らの視点からニシノ氏がどんな人物であったかが語られるというスタイルになっている。

このニシノユキヒコという人物、僕には結局つかみ所がなくて、なんだかよくわからない男だった。
しかし、「つかみ所がない」というのは多分間違った印象ではなくて、彼と交際のあった女性たちにとってもニシノ氏はとてもつかみ所のない男であったようだ。
けれども、そのつかみ所のなさが、女の子のハートをがっちりと掴んで離さないみたいだけれど。さらに、彼女らの独白によれば、ニシノ氏はハンサムで優しい紳士で、仕事もできるエリートっぽい落ち着いた男性らしい。これだけでずいぶんと女心をくすぐるんだろうけれど、女性の懐に入る甘え上手な上に、セックスも上手いらしいよ。その反面、どこか幸薄そうな影をたたえていて、そのミステリアスさが一層女の子を虜にするらしい。
もう非の打ち所がないですな。僕もあやかりたいくらいだ。

しかし、その完璧さが、女性にとってはちょっと重荷に思えてしまうことがあるらしい。
そんなわけで、ニシノ氏はいつも女性から一方的に捨てられるという悲しい目にあう。
#実際には、そのタネを自分でまいている(浮気性)ということも、コミカルに書かれてるけど。

ここまでニシノ氏をちょっと美化して書いたけれど、見る人が見れば、”だめんず” 何だと思う。
あんな男が世の中にいて、女性を独占していたら悔しいから、僕もニシノ氏をとりあえず「プレイボーイのダメ男」となじっておくことにする。

ただ、こんなことを書いてしまっては、女性の皆さんから抗議の声が上がるかもしれないけれど、女の子だってダメ男に惹かれてしまう気持ちってどこかにあるよね。
ちょっとキケンな臭いのする男に惹かれる気持ち。

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『古道具 中野商店』川上弘美

当blogでもずいぶんとたくさん読書感想文を書き散らしてきたけれど、川上弘美の『センセイの鞄』は印象に残っている小説のひとつであるし、その感想文を書いたときのこともよく覚えているし、実はその時の記事にまつわる後日談も僕にとっては忘れがたいものなのである。

そんなわけで、川上弘美は当方が無条件に追いかける作家の一人である。
無条件に追いかけているだけあって、たまにハズレもある。
『パレード』とか。大好きな『センセイの鞄』のプチ続編という位置づけなのだが、そのシマリのなさに僕はちょっとガッカリした。
むしろ、最近は、「もう川上弘美と決別しようかなぁ」とか思っていた次第。

そんな中、試金石として『古道具 中野商店』を読んでみた。
これを読んで、つまらなかったら、もう川上弘美を買うのはやめよう、と。

結論を言えば、『古道具 中野商店』は面白かった。かなり僕好みのお話だった。
これからも川上弘美を追いかけようと思う。
#実際、今日は本屋で『ニシノユキヒコの恋と冒険』を買ってきた。

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『進化と人間行動』を借りた

以前に当blogのコメント欄で、まさか、未読?」とバカにされてしまった『進化と人間行動』を職場の同僚に貸してもらった。

進化と人間行動

そこまで疑り深い人はいないと思うけれど、「前に恥をかいたもんだから、借りたフリをしているだけで、実は入手していない」と思われる可能性もあるから、ちゃんと今日の日付とサインもつけた。
#紙片は、一部で有名なあのメモパッド。

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『おたんこナース』を読む。鼻水をたらしながら。

大型連休も今日で終わり。
ブルーだねぇ。

何がブルーかって、ここ数日風邪をひいている。
4-5日前に喉がイガラっぽくなってきて、「こりゃ、やばいな。連休中に治さなきゃ」とは思っていたのだけれど、普段からの不摂生かつ不規則かつ自堕落な生活のせいで、風邪は悪化の一途。
今日は、ついに朝からエンドレスの鼻水とくしゃみ。

風邪をひいたときはマジスパと相場を決めている当方なので、今日はキツいのを一発いくつもりで “虚空” を食べる。
“虚空” というのは、一番辛いヤツ。いつもは、それよりも1段下の “天空” を食べてるわけだが。

でも、鼻が詰まってるせいか、あんまり味がわからない。あんまり辛い気もしない。鼻水はズルズルと出て、喉も渇いたけれど、汗はあんまり出ない感じ。
体調がおかしいのですな。

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