007 ゴールドフィンガー

映画「007 ゴールドフィンガー」(主演: ショーン・コネリー、1964年作品)を見た。

本当は「ロシアより愛をこめて」を見たかったんだけれど、近所のレンタル屋で数ある007シリーズの中で「ロシア~」だけ貸し出し中だった。
その時点で出直してもよかったんだけれど、棚を見回していると、日産エルグランドのCM曲が頭で流れ出した。
ウソのようで、本当の話である。

♪ドヮーン ドヮーン
♪ぱわゎぁぁあ~
♪デューン デューン
♪ぷわゎぁぁあ~
ゴォォルドぉ フィンガぁ~
♪とぅるるるるぅ
ヒーザァ マン! ザ マン ウィザァ マイダス タッツ!

が印象的なあのCMソングである。

常日頃「温故知新」を座右の銘にしている当方は、この曲が「007 ゴールドフィンガー」の主題歌であることをきちんと知っていた。
とはいえ、その映画自体は見たことがなかったので借りることにしたのである。

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オムロン文化フォーラム: 瀬戸内寂聴 2008年1月27日@京都

NHK京都文化センターオムロンが共催で、「オムロン文化フォーラム」という講演会を毎月行っているらしい。
例えば、10月はキダ・タロー(作曲家)、11月23日には田崎真也(ソムリエ)とか。

2008年1月27日(日)には、作家瀬戸内寂聴の講演会が京都の立命館大学で開催されるとのこと。

瀬戸内寂聴といえば、源氏物語の現代語訳で近年は有名だし、興味がわくところである。
さらに瀬戸内寂聴といえば、出家して尼僧として生きていることも有名だし、かなり興味がわくところである。
そして瀬戸内寂聴といえば、かなり刺激的な人生を生きてきたようだし、ものすごく下衆な興味がわくところである。

どんな人生かっつーことを、wikipedia の瀬戸内寂聴のページから抜き出してみよう。

・・・夫の教え子と恋に落ち、夫と長女を残し家を出る。正式に離婚をしたのち、東京へ行き本格的に小説家を目指すようになった。長女とは後年和解する。
三谷晴美のペンネームで少女小説や童話を書いていたが、1956年、処女作『女子大生・曲愛玲』で新潮同人雑誌賞を受賞しデビュー。しかし、その受賞第1作『花芯』で、ポルノ小説であるとの批判にさらされ、「子宮作家」とまで呼ばれるようになる。

現在の柔和な表情からは想像し難いほど、ファンキーな経歴の持ち主でいらっしゃる。

今回の講演会のタイトルは「わたしの源氏物語」となっているので、そういうファンキーな話がテーマではないだろうが、とにかく瀬戸内寂聴には興味津々の当方である。
できたら行ってみたいと思っている。

ちなみに、現在のところ web でこの講演会に関する情報はみつからない。
そこで、僕が拾ってきたチラシの内容を以下に転載。

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緑のgoo

緑のgooの検索ボックスを当blogにも貼り付けた。

検索サイト収入は、基本的に、検索結果と一緒に表示される広告収入による。
緑のgooは、そこから得た広告収入の15%を環境保護団体に寄付するそうです。
趣旨に賛同できる方は、右に緑の検索ボックスなどをご利用いただければ。

目安としては、緑のgooが100回利用されるたびに、15円の寄付金となるそうです。
現在どの程度の寄付金が溜まっているかは、検索ボックスに表示されている本数でわかるようになっており、1本あたり15円とのこと。
この記事を書いている時点で、15,200本ほどなのでざっと 228,000円の金額となっているはず。

gooの検索エンジンの中身は google と同じもの(google にお金払って使ってるらしいよ)なので、検索結果に関しては google とほぼ同じ。
日本語にチューニングされてるっぽいあたりとか使い勝手に好き嫌いが出るかもしれないし、「結局、広告収入の 85% はNTTに入るんでしょ?」とか、「具体的にいつ寄付金が支払われるの?」とか文句や不信感の出るところかもしれませんが、そこはぐっと我慢して気の向いたときに1回でも2回でも使ってみていただければ。
#当blog経由で何本分の木が増えたかも表示されるし。

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ゆかりの日: ユカリちゃんやらユカちゃんやら

ゆかりにはゆかりの深い当方である。

一条ゆかりの「有閑倶楽部」は全巻読破した (なお、現在放映中のドラマは見ていない)。
鈴虫寺の記事のマクラに出てくる同級生の女の子の名前は、こっそり白状するとゆかりちゃんである。
愛知県に出かけたときは、できる限り海老煎餅の「ゆかり」を買うことにしている。

いかに当方がゆかりにゆかりがあるか分かってきたことと思う。
しかし、さらにゆかりとのゆかりは続く。

当方の「ご飯の3大お供」といえば、納豆、永谷園のお茶漬け、そして「ゆかり」である。
ゆかりとは、広島の三島食品が発売している赤しそを粉末状にしたふりかけである。
ゆかりがあれば、とりあえず丼飯2杯はいけるところである。

話は今日の昼、社食でのできごとに移る。
そこには、おにぎり2個が100円で売られていた。
ただし、海苔が巻いてあるものと、のりたまのようなふりかけのかけられたものとのセットであった。

以前、この食堂でゆかりちゃんのかけられたおにぎりがあったことを僕は知っている。
そこで、食堂のおばさんに、ゆかりちゃんにぎりはないかと尋ねてみた。
すると、おばちゃんは親切にも
ゆかりちゃんのおにぎり、すぐ作りますよ。2個ともゆかりちゃんでいいですか?
と言ってくれた。
もちろん、ダブルゆかりちゃんで、即刻オーダー。

満面の笑みで、ゆかりちゃんにぎりを食す。
ゆかりのおにぎり

ちなみに、すでに僕はゆかりちゃんのことを呼び捨てにできない体になっている。
とはいえ、もともとは食堂のおばちゃんが「ゆかりちゃん」とちゃん付けで呼んでいたのにショックを受けたのがきっかけだけど。

なんかね、ゆかりちゃんって呼ぶと、可愛い女の子にいたずらしているような、インモラルな興奮が得られるのさ。
僕だけかもしれんけど。

なお、しそのふりかけがなぜ「ゆかり」と呼ばれているかには深い理由がある。
あのふりかけは紫色だが、実は紫のことを「ゆかり」と呼ぶのだそうだ。
三島食品のゆかりちゃんのコーナー

古今和歌集の中に、
紫のひともとゆゑに むさし野の 草はみながらあはれとぞみる  (読み人知らず)
とあります。これは「むらさき草がひともと(1本)咲いている、という”縁=ゆかり”だけで、武蔵野の草花が皆いとおしく、身近に感じてしまう」という意味になるそうです。この「縁」あるもの、「ゆかり」あるもの=むらさき草で、ゆかり(縁)の色は紫色を言うようになりました。

と説明されている。

目をつぶれば、肩口で髪を切りそろえ、紫色の和服を着たゆかりちゃんという奥ゆかしい女の子が、じっと花を見つめながら自分との逢瀬を懐かしんでいるんじゃないかという妄想も沸いてくる。
僕だけだと思うけど。

ところで、「ゆかり」と「ゆか」は似ている。
ゆかにもゆかりの深い当方である。

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ニュース畑

goo ニュース畑というサービスが始まった。
投稿された記事やコメントを編集スタッフが事前にチェックすることで、健全な情報交換コミュニティの形成を目指したサイトである。

たとえば、エイチ ティー ティー ピー コロン スラッシュ スラッシュ スラッシュ ドット ドット ジェー ピー スラッシュこと http://slashdot.jp/では随分古くから編集者による記事の採録プロセスが導入されており、正直あまり目新しさは感じなかった。
たしかに、スラドは内容が IT 系に大きく傾いているので一般向けではないので、goo は一般向けを目指そうとしているのかもしれない。

また、スラドはスレッド元となるニュース記事には編集者の手が入るが、その後のコメントは誰でも自由に投稿できるシステムである。
それに対して、ニュース畑はコメントにも編集者の手が入るので、違うといえば違う。
しかし、スラドはモデレーション・システムを導入し、一般参加者がお互いに監視して不適切なコメントを”表示されにくくする”機能を実現している。
僕が見るところ、このモデレーション・システムはシンプルにして人的コストも少なく、それでいて強力だ。

ニュース畑が何を目指したいのか、ますますわからない。

それともう1つ気になった点があったので、
「ニュース畑の編集スタッフは平穏なサイトを生み出し、面白いサイトを阻害するのではないか」
というタイトルをつけて、ニュース畑自身に記事を投稿してみた(20:30ころ)。

この内容、採用されるかどうか、ちょっぴり楽しみなり。

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『芸能グルメストーカー』泉昌之

先日、有名蕎麦屋である赤坂・砂場において、『誰も寝てはならぬ』の表紙や小泉今日子のエッセイに掲載されている写真の再現写真を撮影してきたわけだが。

当方にとってウレシハズカシなことであるが、会社で隣の席のあんちゃんがそれを見てバカウケしてくれて。
しまいには「もっと写真を撮るべきだ」という話になり、『誰も寝てはならぬ 4』の表紙を再現してはどうかという話になった。
2人必要なシーンなので、隣の席のあんちゃんも一緒に行ってくれるそうだし。

誰も寝てはならぬ 4 (4) (モーニングワイドコミックス)

で、この場所はどこか?ということになった。
結論から言えば、「誰寝」の4巻の表紙カバーに「牛に引かれて善光寺まいり」と書いてあったわけだが。
しかし、会社には本が置いてなかったので、昼休みを全て費やしてぐぐりまくった。

そして見つけたのが、このるるぶのページ
「誰寝」の表紙にそっくりだ。
そうか、善光寺か。
年に1度くらいしか行われていないようだが、来年はいざ長野・善光寺である。

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「柳の木」萩尾望都 (『山へ行く』収録作品)

先日、何気なくテレビをつけていたら、NHKのマンガノゲンバという番組にあたった。

ちょうど、萩尾望都の新刊「山へ行く」が紹介されており、そこに収録されている「柳の木」という実験的作品が全ページ紹介されていた。
川原に生えた柳の木とそこにたたずむ女性を静止画で切り取り、見開き2ページに4コマで配置しただけの作品。
ほとんどのコマが同じ構図なので、はじめはなんのこっちゃと、ぼんやりテレビの画面を眺めていた。

萩尾望都 「柳の木」のコマ割
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『オリヲン座からの招待状』は原作で十分だと思った。

映画『オリヲン座からの招待状』を先日見た。
映画を見る数日前には、浅田次郎の原作(『鉄道員』に収録)を読んでいた。

当然、映画と原作を比較してみてしまうわけで。

僕は、原作を読めば十分だと思う。
映画だと1,800円ほど払って2時間も拘束されるわけだが、原作は文庫で500円だし30分もあればサラリと読める。
コストパフォーマンスで比較すれば、明らかに原作だ。

ただし、コストパフォーマンス以外に映画版と原作で大きく異なる部分がある。

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